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映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』の概要:脚本家のクリフとその妻シドニーはハネムーンに心を躍らせハワイに向かう。しかし、そこで新婚が殺されるという残忍な事件が起きる。犯人は若い男女。裏の顔を持つ者は誰なのか?衝撃のラストに目が離せない作品。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』の作品情報

パーフェクト・ゲッタウェイ

製作年:2009年
上映時間:97分
ジャンル:サスペンス
監督:デヴィッド・トゥーヒー
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ティモシー・オリファント、キーリー・サンチェズ、スティーヴ・ザーン etc

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』の登場人物(キャスト)

クリフ(スティーブ・ザーン)
プロの脚本家。真面目で危ないことはしたくない用心深い性格。ニックとはあまりウマが合わない。
シドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
クリフの新妻。一見幸せそうだが、暗い過去も持ち合わせる。
ニック(ティモシー・オリファント)
自らをハワイのジェダイと名乗る。ジーナと恋人関係であり、職業は不明。野蛮な性格でクリフを見下した態度を取ることも。
ジーナ(キエレ・サンチェス)
ニックの彼女。ニックと同じく根性があり野性的な一面がある。ニックからのプロポーズを待っている。
ケイル(クリス・ヘムズワーズ)
胸元に刺繍を入れた怪しい雰囲気を持つ男。クリフ達の車をヒッチハイクするが、態度が気に食わず自ら乗車を拒否する。保護観察中の前科持ち。
クレオ(マーリー・シェルトン)
ケイルの恋人。新婚旅行にはしゃぐが実際は常にケイルに従っている。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のあらすじ【起】

幸せな結婚式を写すホームビデオから、友人達のお祝いの言葉が流れているところから話が始まる。

プロの脚本家であるクリフは新妻のシドニーと共にハワイへ新婚旅行に向かう。夢のハネムーンで幸せ絶頂だった2人のもとへ、カップルのヒッチハイカーが現れる。ケイルとクレオと名乗る新婚の2人は、先のビーチまで乗せて欲しいと言う。その怪しい風貌からクリフは嫌々承諾するも、ケイルが機嫌を害しクレオを降車させ、2人は結局乗車せずにクリフとシドニーを見送った。

一方、クリフとシドニーは旅の目的であるトレッキングを楽しんでいた。途中で出会ったニックという気の良い男と共にキャンプ場へ向かっていた。その途中、ホノルルで新婚夫婦が殺される事件があり、犯人は若い男女だと言う話を耳にする。その直後、海辺に先程のケイルとクレオを見かけ不審に感じるクリフ。

進んだ先の湖にてニックの彼女ジーナと落ち合うが、クリフは殺人事件のことが気がかりで1人その場を抜け出した。

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映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のあらすじ【承】

森の中で殺人事件について調べていたクリフは、目の前にケイルとクレオを発見し驚く。二人の乗車を嫌がったことに対し詰め寄られたクリフは、たまたま現れたニックに助けられる。

その後、キャンプ場の許可証がないことに気づくクリフ。川辺で見かけたケイルの鞄を思い出し、盗まれたと思ったクリフは隠れてその中身を探す。しかしクリフが見つけたのは許可証ではなく、保護観察中の証だった。

ニック、クリフ2組のカップルは共にキャンプ場を目指し楽しく過ごしていたが、途中休息をとるため立ち止まったクリフとシドニーは、ニックの身に起きた信じがたい武勇伝を聞かされることとなる。

次第にニックとジーナに不信感を抱き始めたクリフとシドニーは、二人から見えないところで殺人事件の監視カメラ映像を確認する。人物が特定できないと主張するシドニー、そしてニックとジーナは危険だと言うクリフをよそに、一行は目的地へ到着する。

男性陣が狩りに出た後、シドニーはジーナに自分が昔出会ったロッキーという残虐な男の話をしていた。そこにクリフ、そして時を違えて鹿を狩ったニックが戻り、その野蛮な行動にクリフとシドニーは更に不安を覚え、早く離れようと決意するのであった。

ところが翌朝、ヘリの音で目覚めた一行はケイルとクレオが警察に連行されるのを目撃する。お互い疑っていたと打ち明けたシドニーとジーナ、両カップルは安堵して楽しく旅を続けていた。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』のあらすじ【転】

翌日、クリフは予定があるというニックを誘い、カヤックで洞窟を目指そうと提案する。ニックはクリフの脚本の話に乗せられ、ジーナへ夕暮れには戻ると伝言を残してクリフについて行く。

伝言を聞いたジーナは、砂浜にクリフ達のカメラを発見する。幸せそうな写真に微笑むジーナだったが、その中に殺された新婚夫婦の写真を発見してしまう。そこでクリフとシドニーが殺人事件の犯人であり、殺した夫婦になり済ましていると気付いてしまうのだった。

必死にニックを呼び止めるジーナだが、声は届かずニックとクリフは洞窟に到着してしまう。洞窟へ走るジーナの後ろから、正体がばれたことを悟ったシドニーが追いかけていく。

一方洞窟では、ニックがクリフに銃で撃たれ、海の中へ沈んでいく。撃たれたニックを目撃して泣き叫ぶジーナのもとへシドニーが追いつく。殴り合いの末、ナイフで足を刺されながらも、ジーナはシドニーを海の中へと投げ込んだ。

その直後、圏外のはずだがジーナへ電話がかかってくる。それは携帯のカスタマーサービスの電話だったのだ。警察に助けを呼ぶよう懇願するジーナだが、クリフに見つかってしまい必死で崖の下へと逃げていく。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』の結末・ラスト(ネタバレ)

かろうじて生きていたニックは、ジーナを助けるためにクリフの後を追いかけて行く。一方で、逃げる途中4人の救命士に出会ったジーナは必死でクリフのことを訴える。追いついたクリフがジーナは薬中だと説明するが、異変に気付いてしまった救命士達をクリフは銃殺し、ジーナにも銃を向ける。

再び逃げようとするジーナだったが、そこへニックが現れクリフを追い込み銃を突きつける。しかしその上空には、保護されたシドニーと共にジーナが呼んだ警察がヘリで到着しており、銃を持つニックが犯人だと判断してしまう。

シドニーに犯人がニックで間違いないか警察が問うが、反応出来ずに無言になるシドニー。ニックが射殺される瞬間に、シドニーはその口を開き、“殺人犯は…私の人生を狂わした男はあいつです”とクリフを指すのだった。シドニーがジーナに話した「ロッキー」とはクリフのことだったのだ。そして、クリフは警察によって射殺される。

無事保護されたニックとジーナ。ヘリの中でニックはジーナへ指輪を見せプロポーズする。ニックは1年半も前に購入し結婚を決めていたのだ。二人は愛を確かめ合い、ハネムーンはなしでと約束するのであった。

映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』の感想・評価・レビュー

ハワイで居合わせた6人の夫婦とカップルだったが、若い夫婦が殺害されたというニュースを皮切りに、事件に巻き込まれていくという展開。殺人犯は、実は6人の中に存在しており、最終的にクリフという一見大人しい人物が全ての元凶だったというオチである。シドニーが話した過去も、クリフのそのものの話であったり、冒頭で殺人事件を気にして抜け出すクリフも、全て見終わった後に考えると、意味合いがまったく変わってくるという、2度楽しめる映画となっている。俳優陣も豪華となので、サスペンス好きな方には、ぜひ見て頂きたい作品である。(男性 30代)


見るからに平凡なB級作品でストーリーもその金型で作った同類。しかしながら面白い。脚本も演出も非常にさえており大量生産されるネタにはそれだけのポテンシャルがあることを感じさせる。なにより、クリス・ヘムズワースが素晴らしい。ちょうどこのころから注目されだした俳優で、私が彼を認識したうえで観るのはこの映画で2回目だったがすでに映画を支配していた。もう少し知られてもいい作品だろう。(男性 30代)


新婚旅行にやってきた夫婦が、そこで2組の男女に出会う。近くで起きた殺人事件の犯人が紛れているかもしれない、そんな緊張感の中物語は進んでいく。
見事に全員怪しく、観ていて真相が全く見えてこない。誰が犯人なのか、つい見入ってしまう程よく出来ている。よくあるB級映画かと思いきや、あらすじ、迫力共に非常に見応えのある映画であった。犯人が判明してからの展開も、夫婦が無事助かることが出来るのか、どうなってしまうのか最後まで分からず、ラストのラストまで楽しめる映画であった。(女性 20代)


広大で美しい風景を舞台に、恐ろしい殺人事件が描かれている。登場するカップルが全て怪しくて、誰が犯人でもおかしくないなと思いながら見ていた。その中でも、シドニーとクリフが犯人というのは、一番予想外で驚いた。
シドニーはクリフからずっと逃げたいと思っていたのかもしれない。個人的には、二人の過去をもっと詳しく知りたいなと思った。物語のラストまで緊迫感がきちんとあって、サスペンス映画が好きな人も満足のできる作品だと思う。(女性 30代)

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