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映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』あらすじ&ネタバレ感想

「プラネット・テラー in グラインドハウス」(Planet Terror)は、ロバート・ロドリゲス監督による2007年アメリカ公開のアクション・ホラー映画。制作にはエリザベス・アヴェラン、クエンティン・タランティーノも参加しており、独特な画面の世界観が展開されている。主演は「ブラック・ダリア」に出演したローズ・マッゴーワン。映画初主演となった男優のフレディ・ロドリゲス。脇役でブルース・ウィリス、マイケル・ビーン、クエンティン・タランティーノも出演している。何故か、本編の冒頭に映画「マチエーテ」の予告編が挿入されている。

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』 作品情報

プラネット・テラー in グラインドハウス

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ロバート・ロドリゲス
  • キャスト:ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、マイケル・ビーン、ジェフ・フェイヒー、ジョシュ・ブローリン etc…

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』のあらすじを紹介します。

テキサスのバーベキューレストランにやって来たゴーゴーダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、元恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)と再会した。一方、近隣にある軍の施設では、部隊長マルドゥーン(ブルース・ウィリス)と科学者アビー(ナヴィーン・アンドリュース)が、生物化学兵器の取り引きをする最中のトラブルが原因で、生物兵器DC2(コードネーム「プロジェクト・テラー」)のガスが噴き出してしまう。そして町中に拡散したDC2に感染した住民がゾンビと化して人々を襲い始めるのだった。そんな出来事が起こった裏でチェリーとレイは深夜にトラックでドライブする途中、ゾンビに襲われ片脚を失ってしまう。病院に担ぎ込まれたチェリーは木製テーブルの脚を義足代わりにして逃げ延びるが、やがて失われた片脚にマシンガンを装着、次々と襲いかかるゾンビや兵士に向けて怒りの銃弾を降り注いでゆく。

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映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

必然性や科学的根拠と殆ど無関係のB級ホラー

監督がやりたい放題を謳歌しているオタク映画。細菌兵器を開発した科学者のアビーはどう見たってチンピラ風情であるし、さらに人間の睾丸収集家という変な嗜好を持っている。そして片脚マシンガンという驚きのチェリーはかっこいいのだが、脚を無くし木製の義足を付けているジョイント部分が金属で、そこにマシンガンがセットできるような都合の良さにも笑える。どうやって銃を発射しているのかは不明だが、多分、気合いで発射しているものと思われる。とにかくバレリーナの様に舞い踊りながら片方の脚からマシンガンを乱射するシーンは、凄く面白いアイデアだと感心してしまう。ラストシーンではヘリで脱出したオアシスみたいな土地でゾンビに襲われるのだが、そこではマシンガンから回転式のガトリング砲に変わりゾンビの頭を吹っ飛ばすのだ。

普通の脳ミソでは作れない映画

オカルトやホラーという映画を作る背景にあまり深い要素は必要ないのだろうが、細菌兵器の開発なんかするとこんな事件が起こってしまうから気をつけろというメッセージ性すら見あたらない。エログロバイオレンスをいかにして楽しく見せるかというテーマはあるように感じるのだが、それでも普通の脳ミソでは考えられない発想が山盛りである。ロドリゲス監督とタランティーノ監督は共に映画オタクとして有名ではあるが、どこかの国の文化を映画の中に反映しても、その国を尊敬しているのかバカにしているのか解らないところがあり、それが”ひねっている”のだとしたら相当なしたたかさだろう。いずれにしても両者は現代映画界の中で希有な存在なので、このままクレイジーな作品を提供し続けてくれることを期待する。

映画『プラネット・テラー in グラインドハウス』 まとめ

ロバート・ロドリゲスの映画が病みつきになる理由は、その南米テイストではないかと思ってしまう。アントニオ・バンデラスやダニー・トレホという役者を多用していることからも理解出来るのだが、南米のどこかに静かに潜んでいる、闇の部分から滲み出る雰囲気を引きずり出して披露してくれるというところは、他の監督の着目しない部分だろう。この作品においてもテキサスが舞台でありながら、ロドリゲス監督の出身地であるメキシコの国境に近いサンアントニオという原風景が見えてくる。普通の脳ミソでは作れない映画の背景にも一貫した風景は存在するのである。エログロバイオレンスでもその風景が後ろにあるからこそ、どことなく画面が美しい。

みんなの感想・レビュー

  1. 影山 美穂 より:

    はじめまして。いつも当サイトをご覧いただき誠にありがとうございます。
    大変申し訳ございませんが、ブログの運営サポート等はおこなっておりません。
    また、お恥ずかしながらサポートをできるだけのスキルは持ち合わせていないため、キャラメル様のお役には立てないかと思います><

  2. キャラメル より:

    始めまして!凄く見やすいサイトと文章でいつも拝見させていただいております。
    ブログ運営のコツなどをぜひご教授いただければと思いますが、そういうことは難しいでしょうか?