映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の概要:チェン刑事は麻薬密売を行っているチュウ一味を逮捕するため、他の警察官と共に取引現場を見張っていた。だが、その張り込みが一味にばれてしまい、大乱闘に発展してしまう。チェン刑事は何とかチュウ一味を逮捕するが、検挙するには証拠が不十分だった。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の作品情報
上映時間:106分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ジャッキー・チェン
キャスト:ジャッキー・チェン、ブリジット・リン、マギー・チャン、トン・ピョウ etc
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の登場人物(キャスト)
- チェン・カクー(ジャッキー・チェン)
- 香港国際警察の刑事。口が上手く、明るく陽気な性格。武術が得意。本来は職務に忠実で正義感が強いが、チュウの事件に巻き込まれてしまい、警官殺しの汚名を着せられ怒りを抱えるようになる。
- サリナ(ブリジット・リン)
- チュウの秘書。チュウに気に入られているが、犯罪組織についてはあまり詳しい情報を持っていない。警察の計画により、チュウと敵対するように仕組まれる。
- メイ(マギー・チャン)
- チェンの恋人。間抜けなところもあるが優しい性格で、チェンを一途に愛している。
- チュウ・タオ(チュウ・ヤン)
- 犯罪組織のボス。クラブ経営の他に不動産業など幅広い分野に手を出していたが、経営状態は悪く赤字だった。麻薬の密輸を行っていたが、警察に目をつけられ捕まってしまう。
- 署長(ラム・コーホン)
- 香港国際警察の署長。真面目で堅物な性格。あまり表には出さないが、部下のことをとても信頼している。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』のあらすじ【起】
警察官達が会議室に集められ、チュウ・トウが率いる犯罪組織についての説明が行われた。用心棒のウェンは、表向きは社員だが本業は殺し屋だった。チュウの甥のダニーは常に手下とおり、コウは組織のブレインとして活動していた。秘書のサリナの存在が最近明らかになったが、組織についてどの程度の内情を知っているのかは分かっていなかった。今回警察官達が集められたのは、麻薬の取引現場を押さえ逮捕するためだった。
警察官達が麻薬の取引現場を見張っていたが、チュウの手下に存在がばれてしまう。警察官達とチュウの一味との間で、激しい銃撃戦が起こる。チェン刑事は車で逃走したチュウ達を追うが、村を突っ切って逃げたため、村人達の住む家がめちゃめちゃになってしまう。その後、車を乗り捨ててバスで逃げたチュウ達を追い、チェン刑事は無事に一味を逮捕する。
チェン刑事は計画外の行動をしたため、署長に叱られてしまう。だが、上層部はチェン刑事の活躍を喜んでおり、模範警官として警察官の顔に使おうとしていた。チェン刑事は署長に指示され、今回の事件について記者会見を行うことになる。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』のあらすじ【承】
署長はサリナを検察側の証人と偽ることで、チュウにわざと襲わせようとしていた。チュウを起訴するために十分な証拠が欲しかったのだ。署長はサリナの護衛役としてチェン刑事を指名した。
署長はサリナと共にわざと署長室に籠もることで、チュウの仲間の弁護士に、サリナが警察官側の味方であることを印象づけた。作戦は見事成功し、チュウの仲間達はサリナに不信感を抱いた。弁護士はチュウと面会し、サリナのことを話した。チュウはダニーにサリナの監視をさせるよう、弁護士に頼んだ。
その日の夜、サリナは自宅で刃物を持った男に殺されそうになる。だが、その殺し屋は警察官で、サリナにチュウに対しての恐怖心を抱かせるための芝居を行っているだけだった。チェン刑事は殺し屋を倒した後、協力的ではない女性の護衛で命を落としたくないと嘘を吐き、任務を辞めて帰るフリをした。サリナは1人では身を守れないため、協力することを約束する。
チェン刑事がサリナを連れて自宅に帰る途中、本物のチュウの仲間に襲われてしまう。チェン刑事は1人で数十人の男達と戦うが、なかなか倒せなかった。サリナが銃を発砲したため、手下達は逃げていった。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』のあらすじ【転】
チェン刑事達が家に帰ると、チェン刑事の恋人のメイがサプライズ誕生パーティーを準備していた。だが、メイはサリナの姿を見て浮気をしている誤解し、怒って出て行ってしまう。
サリナはチェン刑事の部屋に飾られていた写真を見て、自宅で襲いかかってきた男が警察官だと知ってしまう。チェン刑事を誘惑する振りをして隙を作り、部屋から逃げ出した。裁判当日。サリナがいなくなってしまったため、チュウに対しての重要な証言が取れなくなってしまう。麻薬取引を行っていた小屋からチュウが逃げ出したことも立証できず、チュウが釈放されてしまう。チェン刑事は責任を感じ項垂れた。
判決が下されるまで、チュウはパスポートも銀行預金も取り上げられたままだった。その間に麻薬が別の組織に流れてしまう。しかも、チェン刑事はサリナのことを諦めておらず、必死に行方を捜していた。チュウは弁護士や手下から、サリナが見つかってしまえば終わりだと忠告を受ける。だが、チュウはサリナのことが気に入っていたため、殺すことを躊躇った。代わりに、内通者のマン刑事にチェン刑事の殺害を命じた。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の結末・ラスト(ネタバレ)
チェン刑事は仲間から連絡を受け、チュウの別荘にサリナが監禁されており、命が危ないことを教えられる。だが、それはチュウの罠だった。チェン刑事の仲間は、チュウの手下に脅されていた。
チェン刑事が縛られているサリナを助け出していると、チュウの手下が突然現れ殴られてしまう。チェン刑事は数人の男相手に戦っていたが、マン刑事の存在に油断してしまい銃を突きつけられてしまう。だが、手下の男達はチェン刑事の銃を使い、マン刑事を殺害した。チェン刑事はサリナを何とか逃がすが、自身は手下に捕まってしまう。
マン刑事の死がチェン刑事の仕業だとされ、捜査がなされていた。状況証拠が揃っていたのだ。チェン刑事はメイに連絡を取り、自分が殺人犯として新聞に載ったことを知る。警察署に行き署長達に潔白を表明するが、署長は第1級殺人罪で逮捕しようとしていた。チェン刑事は署長を人質に取り、警察署から逃げ出した。署長はチェン刑事の無実を信じていたため、気をつけろと声を掛けて送り出した。
サリナはチュウのデータを盗み出すが、チュウ達にそのことがばれてしまう。チェン刑事は事務所を見張っていたため、異変にすぐ気づき、ビル内に乗り込んでサリナを助けた。チュウはデータが入った鞄を奪い逃げようとするが、チェン刑事に捕らえられる。そこに、メイが呼んだ警察官達が現れる。チェン刑事は怒りを抑えられず、チュウ達を殴り飛ばすが、署長は見なかったことにした。
映画『ポリス・ストーリー 香港国際警察』の感想・評価・レビュー
ジャッキー・チェーンが、大好きで映画は全て制覇しています。その中で、この映画はジャッキーの代表作の1つと言ってもいいでしょう。アクション、武道、コメディの全てが詰まっています。
ジャッキーのコメディの一部は、アドリブも多いとも言われています。追う立場から追われる立場になるジャッキーは見ものです。(女性 30代)
いつの時代だかわからないカンフー映画から、現代劇へと作風を移行しだした頃の作品で自動車が使えるのが嬉しいのか予算が増えたのが嬉しいのか、車を使った派手なシーンが増えた。いわゆるお茶の間になじみの深いジャッキー映画の始まりです。特徴はマギー・チャンと最初に組んだ作品というところで、まだ彼女も大物じゃないので無茶苦茶に扱っているところ。正直、今見ると面白いよりも心配が勝ちます。この頃からカンフーを脱出しているのでアイデアのあるアクションの幅が広がっています。(男性 30代)
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