12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ポルカ・キング』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ポルカ・キング』の概要:ポーランドから米国のペンシルバニア州に移住してきたポルカ歌手が高齢者から違法な投資を募っていたという実際に起きた詐欺事件を題材としたコメディ映画。ジャック・ブラックが主役を務める。

映画『ポルカ・キング』の作品情報

ポルカ・キング

製作年:2017年
上映時間:95分
ジャンル:コメディ
監督:マヤ・フォーブス
キャスト:ジャック・ブラック、ジェニー・スレイト、ジェイソン・シュワルツマン、J・B・スムーヴ etc

映画『ポルカ・キング』をフルで無料視聴できる動画配信一覧

映画『ポルカ・キング』をフル視聴できる動画配信サービス(VOD)の一覧です。各動画配信サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。無料期間で気になる映画を今すぐ見ちゃいましょう!
U-NEXT ×
Hulu ×
Amazonビデオ ×
dTV ×
TELASA ×
TSUTAYA DISCAS ×
ビデオマーケット ×
Netflix

※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。

映画『ポルカ・キング』の登場人物(キャスト)

ヤン・レヴァン(ジャック・ブラック)
ポーランド出身のポルカ歌手。ギフトショップの経営など様々な事業を手掛けている。お金に窮して違法に高齢者から投資を募るようになる。
マーラ・レヴァン(ジェニー・スレイト)
ヤンの妻。ヤンの不正行為について一切関知していない。ミセス・ペンシルバニア大会に挑戦しようとする。
ミッキー・スタッツ(ジェイソン・シュワルツマン)
ヤンの親友で、ヤンのポルカバンドに所属するクラリネット奏者。ヤンのお金の出所を怪しむも、ヤンの言いくるめられてしまう。

映画『ポルカ・キング』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ポルカ・キング』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ポルカ・キング』のあらすじ【起】

1990年のアメリカ・ペンシルバニアで、ヤンはポルカバンドを率いてライブを披露する。マーラも登壇し、ヤンが経営するギフトショップについて宣伝する。ライブ後、ヤンとマーラはファンの老婦人に2人の馴れ初めについて話す。ヤンがテレビに初出演した時にマーラと出会ったのだ。ヤンは寝ずに家族のために朝食を用意する優しい夫だった。

ミッキーは金にならないからバンドを抜けたいと言い出し、ヤンはミッキーに何とか解決策を見つけ出すと約束する。そしてヤンはファンの老夫婦に利益12%の投資話を持ち掛ける。老夫婦は1万ドルの小切手を渡す。投資の噂が広がり、ヤンはビジネスを拡大していく。バンドにも賃金を支給できるようになり、ミッキーはバンドを辞めずに済んだことを感謝する。

6か月後、ヤンのことを耳にした役人が訪ねて来る。役人はヤンに州政府に事業登録をしていないのに投資を呼び掛けるのは違法だと警告し、3日以内に出資者に全額を返還するように求める。返済するだけのお金がないヤンは途方に暮れてしまう。

映画『ポルカ・キング』のあらすじ【承】

老夫婦が投資の話でヤンを訪ねてくる。ヤンは身構えるが、老夫婦は投資額を増やしたいと申し出る。ヤンは口外しないように頼んで小切手を受け取る。役人から電話があるが、ヤンは全額を返済したと嘘をつく。ヤンはどうやってお金を工面するか悩み、ローマ法王に謁見できるヨーロッパ旅行ツアーを思い付く。そしてテレビで大々的に宣伝する。

ツアー客がローマに着く。しかし、実はヤンはローマ法王に謁見する段取りができていなかった。そこで大金を持ってローマ法王庁に賄賂を渡しに行く。そして本当にローマ法王との謁見を実現させてしまう。ツアー客は大満足し、皆がもっと投資をしたがる。ミッキーはヤンの強引なやり方に反発するが、ヤンは言葉にして信じれば実現できると説得する。そしてミッキーが「ミッキー・ピザーズ」という芸名にしたいという願いを叶えてあげる。

5年後、ヤンはポルカバンドとしての活動を更に拡大していた。そしてヤンのCDがグラミー賞の最優秀ポルカ・アルバム賞にノミネートされる。

映画『ポルカ・キング』のあらすじ【転】

ヤンはグラミー賞を逃し、マーラは世間が「ヤン・レヴァン夫人」と見なしていることを不満に感じるようになる。マーラはヤンのライブで自分が夢を諦めて生きていることを語り出し、家に戻ってからミセス・ペンシルバニア大会に出場すると宣言する。

ヤンはマーラのためのダンス教室やドレス代に高額を費やす。そしてマーラを応援するためにバス5台も用意してツアーを組む。ミセス・ペンシルバニア大会では12人が競い合っていた。マーラがステージに立つとヤンは皆に拍手を促す。しかし、金髪の美女の方が注目を集めてしまい、ヤンは途中で中座する。結果発表が行われ、マーラは見事にミセス・ペンシルバニアに輝く。

マーラの元にミセス・ペンシルバニア大会の関係者から勝ったのは金髪の美女なので賞品を返すようにとの連絡がある。審査員の1人が買収されていたというのだ。それを聞いたヤンは焦ってしまう。たちまちこの件はニュースで報道される。マーラは反逆のためにテレビに出演して正統性を主張し、ヤンも買収を否定する。

映画『ポルカ・キング』の結末・ラスト(ネタバレ)

大会の影響で出資者がお金の返済を求めてくるようになり、ヤンは窮地に立たされる。老夫婦もヤンのところにやって来て返金を要求してくる。ヤンはもっと利率が高い投資話を持ち掛け、誘惑に負けた老夫婦は再投資することに決める。

役人の元にヤンに関する苦情が寄せられる。ヤンはバンドを引き連れてツアーに向かうが、運転手が居眠りして事故を起こしてしまう。ヤンの息子が重体となり、ヤンは自分の行いのせいで神が罰したと信じ込む。そこに役人がヤンを詐欺容疑で逮捕に現れる。ヤンは自分が罰せられることを喜び、その混乱の中で息子は意識を取り戻す。

ヤンは刑務所に入れられる。同房者から嫌われて喉を切られてしまい、マーラからはもう信じることができないからと離婚を告げられる。5年後にヤンは出所の日を迎える。ミッキーと息子が迎えに来てくれる。ミッキーは面会に来なかったことを謝って仲直りをする。車中でヤンは刑務所で習ったラップを取り入れたポルカを披露してみせる。そして再び舞台に立つようになる。

映画『ポルカ・キング』の感想・評価・レビュー

何とも小気味好い快作で、ジャック・ブラックの魅力が炸裂している。『バーニー / みんなが愛した殺人者』でもそうだったが、ジャック・ブラックは心がピュアで憎めない犯罪者を演じさせるとピカイチだ。これが実話だということが信じられないが、これだけチャーミングなキャラクターだと人々も騙されてしまうのかもしれない。エンド・クレジットではヤン・レヴァン本人が歌っている映像も出てくるので見逃さないでほしい。(MIHOシネマ編集部)


憎めない犯罪者に元気をもらえる作品。ポルカというポップな曲と、陽気なキャラが良く似合うジャック・ブラックの組み合わせが絶妙で、裏の顔を知らなければ本当に良い人にしか見えない。本人に悪意があったのかどうかは意見が分かれるところだと思う。ジャック・ブラック以外の俳優が演じていたら、もっとクズな主人公に見えたはず。パッケージこそコメディでサクセスストーリーを期待して観てしまうと、犯罪クライムドキュメンタリーな物語に驚いてしまうだろう。(男性 20代)

みんなの感想・レビュー