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映画『ポンヌフの恋人』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ポンヌフの恋人』の概要:フランスの有名観光地であるポンヌフ橋。そんな橋を舞台に、とある男女の恋が激しく燃え上がる。製作費に32億円も要した、レオス・カラックス監督による渾身の一作。

映画『ポンヌフの恋人』の作品情報

ポンヌフの恋人

製作年:1991年
上映時間:125分
ジャンル:ラブストーリー
監督:レオス・カラックス
キャスト:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、クラウス=ミヒャエル・グリューバー、ダニエル・ビュアン etc

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映画『ポンヌフの恋人』の登場人物(キャスト)

アレックス(ドニ・ラヴァン)
天涯孤独の青年。ポンヌフ橋でホームレスをしている。その生まれが故に、人を愛することを知らずに育ってきた。
ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)
ある日突然アレックスの前に現れた美女。目に爆弾を抱えている画学生。アレックスの猛アプローチを受ける。
ハンス(クラウス=ミヒャエル・グリューバー)
アレックスと共に、ポンヌフ橋で暮らすホームレス。ミシェルの身を案じて、彼女に橋から出ていくよう伝える。

映画『ポンヌフの恋人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ポンヌフの恋人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ポンヌフの恋人』のあらすじ【起】

『愛の南京錠』でたちまち有名になった、フランスにあるポンヌフ橋。閉鎖中のそのポンヌフ橋で、一人の青年がホームレスとして暮らしていた。彼の名前はアレックス。天涯孤独で、毎晩酒に溺れる日々を送っていた。

そんなアレックスは、ある日酔ったままパリの街を放浪していた。すると、なんと猛スピードで走っていた車に、足を轢かれてしまったのだ。そんな彼の前に、一人の女性が現れる。彼女は画学生である若い女性で、ミシェルというらしい。彼女は眼を患っており、片目にアイパッチをつけていた。彼女は失明の危機に陥っており、さらに、失恋という悲運も重なり、家出をしてパリの街を彷徨っていたのだという。

足の治療を受けたアレックスは、ポンヌフ橋へと帰り着いた。すると、なんとそこに猫を抱いたミシェルが眠っていたのである。アレックスは、その場にあったミシェルの画帳をこっそりと盗み見た。すると、そこにはアレックスの姿が描かれていたのだった。

映画『ポンヌフの恋人』のあらすじ【承】

アレックスは、ミシェルをポンヌフ橋で生活させてやろうと考える。しかし、橋には彼以外にハンスという住人もおり、彼はミシェルの居住に大反対するのだった。アレックスはそんなハンスをなんとか説得し、こうして二人の奇妙な共同生活が幕を開けるのだった。

そして、ミシェルと共に過ごすうちに、今まで他人との関わりを持つことがなかった彼が知ることのなかった、とある感情を抱くこととなる。それは、ミシェルに対しての恋心だった。愛を知らない彼の行動は狂気的で、彼は次第にミシェルをストーキングするようになる。

ある日、地下道を歩いていたミシェルはチェロの音色を耳にする。その音色を聴いて思い出したのは、彼女を捨てた恋人、ジュリアンだった。ジュリアンはチェロ奏者だったのだ。必死にジュリアンを探すミシェル。そんなミシェルの様子に、アレックスは激しい嫉妬を覚えるのだった。しかし、ミシェルもまた、自分を捨てたジュリアンに対して強い恨みを抱いていたのだった。

映画『ポンヌフの恋人』のあらすじ【転】

ある日、パリでは革命200年を記念する祭りが開かれていた。ミシェルを楽しませようとするアレックスが奮闘したこともあり、二人の距離は次第に縮まっていく。しかし、そんなミシェルに対して、ハンスは橋を出ていくように告げるのだった。女性のホームレスの未来が殊更明るくないことを、ハンスはよく知っていたのである。

ハンスは、目が見えなくなる前に美術館で絵を見たい、というミシェルの願いを叶えることとする。ハンスは元々ガードマンをしていたため、道を知っていたのである。そして、念願の美術館で、ミシェルは夢のような時間を過ごすのだった。

しかし、そんなミシェルに対して強い嫉妬心を抱いたのがアレックスだった。ミシェルとアレックスは殴り合いの大げんかへと発展してしまう。そして、ハンスはテーヌ側に沈み、命を落としたのだった。季節は巡り、秋がやってきた。アレックスはある日、街にミシェルのポスターが貼られていることに気がつくのだった。

映画『ポンヌフの恋人』の結末・ラスト(ネタバレ)

ポスターを貼ったのは、空軍大佐であるミシェルの父親だった。父親は必死でミシェルの眼を治す方法を探しており、そして、とうとうその方法を見つけたのである。ミシェルに帰ってきてほしい彼は、ポスターを街のあらゆる場所に貼ったのであった。

しかし、アレックスがミシェルを手放せるはずもない。そこで、彼は町中のポスターに火をかけるのだった。また、なんとアレックスは、ポスターを貼っていた業者をも燃死させてしまう。しかし、アレックスの必死の行動も虚しく、ラジオを聴いていたミシェルは、父親が自分を探しているという放送を耳にしてしまう。目が治ると聞いたミシェルは、喜んで家へと戻っていくのだった。

ミシェルを失ったアレックスは愕然とし、そして、さらに彼はポスター貼りの男を殺した罪で、そのまま逮捕されてしまうのだった。それから3年間、彼は牢屋に閉じ込められた。そんな彼の前に、目を完治させたミシェルが再び姿を現した。彼女はアレックスに、アレックスが仮出所を迎えたらもう一度愛し合おうと伝えるのだった。そして、クリスマスの夜、二人はポンヌフ橋で再会するのだった。

映画『ポンヌフの恋人』の感想・評価・レビュー

レオス・カラックスの映画の主人公、ほぼドニ・ラヴァンでありアレックスの恋愛には生活感がない。
結婚して、お金を稼いで、生活して、そういう想像が一切できないところ、そこがいい。
ドニ・ラヴァンの非現実感、その存在感故に。

今はこの映画を居眠りしないで観られる自信はないが、映画にどっぷりハマっていた頃は、観終わった後何かを得られたと強く感じられる映画だった。
映画にハマり始めた頃、この映画に出会えてなかったらその後の映画人生は今と違っていたかもしれない。(女性 40代)

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