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映画『PSYCHO-PASS サイコパス』あらすじとネタバレ感想

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』の概要:「踊る大捜査線」シリーズの本広克彦総監督と塩谷直義監督が描く、テレビアニメ「サイコパス」の劇場版(14)。潜在犯罪者をシビュラシステムで選別する近未来警察ドラマ。出演は花澤香菜、野島健児、関智一。

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』 作品情報

PSYCHO-PASS サイコパス

  • 製作年:2014年
  • 上映時間:113分
  • ジャンル:アクション、SF
  • 監督:塩谷直義
  • キャスト:花澤香菜、野島健児、佐倉綾音、伊藤静 etc

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』のあらすじを紹介します。

シビュラシステムで、性格や潜在犯罪度を数値化できるようになった近未来。主人公、常守朱(花澤香菜)は公安局刑事課の優秀な監視官。3年前まで、公安課刑事課の執行官だった狡噛慎也(関智一)と共に行動していたが、彼は現在逃亡中。
2116年。日本はついにシビュラシステムを海外へ輸出し、世界の平和を守る最先端の国だと誰もが考えていた。日本のシビュラシステムを導入したのは、Seaun(東南アジア連合/シーアン)のハン議長。長く続く内戦を収めるためだった。
ところが、日本の警備システムを難なく突破して、武装集団が密入国する事件が発生。武装集団は、テロを起こそうと暗躍しはじめます。公安局刑事課も直ちに出動するが、その犯罪者リストに常守朱のよく知る人物が!常守朱音は、彼の正義を見定めようと単独で捜査に乗り出す。

テレビシリーズ第1期(全22話)を編集し、新たな物語とアクション・シーンを加えた大迫力の113分。主なキャラクターは第2期メンバーであるが、物語の基本は第1期をベースに構成しています。

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映画『PSYCHO-PASS サイコパス』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

踊る×刑事アニメの人気作!

「サイコパス」の主人公、常守朱(つねもりあかね)って、ガンダム世界でいうところのニュー・タイプに近いような感じがします。友達の死に際しても、犯罪係数が上昇しない点がスゴイ。今回はもっと辛いことに直面してゆきます。アクションシーンに加えて、常守朱の成長が感じられる作品です。

まず、アニメシリーズを見ていなくても、踊る大捜査線の本広監督がアニメ界に進出したというだけで見たくなりますね。そして、なによりも社会的反応が強い作品なんです。長崎で起きた未成年者の殺人事件を覚えているでしょうか?その事件後、「サイコパス」第2期の数話が放映中止になったのです。

その件がなければ、興味を持たなかったかもしれない。「サイコパス」は、恐ろしい近未来を描いています。シビュラシステムといって、性格や適性を数値化できる機械が導入され、それにより潜在犯罪者かどうか分かるようになります。もし、自分が潜在犯罪者と選定されたら?殺されるのかなぁ。

本作では、これまで日本国内だけの近未来システムが海外へ輸入されるという驚きの展開です。劇中のドローン偵察機がとてもリアルで、監視されている緊張感で苦しいほど。劇場版は、もう既にアニメの世界を超えて現実の戦争を体験させてくれます。この臨場感は大画面でないと味わえない!

宜野座伸元(ぎのざのぶちか)に注目せよ!

宜野座伸元はクールで、常守朱にとってお母さんのような存在な人。本作では、ポニーテールに結んだ後ろ姿が女子に大人気。見守り役だが、第2期の槙島事件から執行官に降格したという危険な匂いを漂わせる一面を持つ男。筆者は、宜野座伸元役を演じる、野島健児の大ファン。ドラマCD「天使禁漁区」からずっと注目してきた声優なんです!

代表作は、「シスタープリンセス」(01)や「灼眼のシュナ」(05)の佐藤啓作役など、繊細な少年を演じることが多い。また父(野島昭生)も兄(野島裕史)も声優という芸能一家に育ち、家族で共演することもあるらしい。彼の温かく包み込むようなボイスにハマりますよ。最新作は、「干物妹!うるまちゃん」(15)の土間タイヘイ役。


『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がアニメ界に進出ということで、アニメーション作品は苦手ですがこれなら見られるかもと思って鑑賞しました。
正直な感想としては、とてもよく出来たお話だなと思いました。TVシリーズで描かれていた内戦状態を、この劇場版で統治しようというストーリーなのですが、そこに使われるのが「シビュラシステム」。
全てを監視され、仕事や生き方を決められてしまうこのシステムは正義と言えるのか…と考えながら鑑賞していました。
狡噛推しの私としてはもう少し出番が欲しかったなと感じます。(女性 30代)

映画『PSYCHO-PASS サイコパス』 まとめ

犯罪係数や人の幸福が機械(シビュラシステム)で量ることができるのか?また、潜在犯罪者とされてしまった人の人権はないのか?という疑問のなかで格闘するのがアニメ版「サイコパス」でしたが、劇場版では、個人対社会の構図がより強くなり、”正義とは何か?”という思いに突き進んでゆきます。

脚本を書いている虚淵玄と深見真が、1期でできなかったことをおもいっきりやろうと取り組んだのが本作です。そして、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督がアニメ界とタッグを組んだとなれば観ないわけにはいきません。社会のシステムがどう変化しようとも、人の心は不変的なもの。

劇場版の見どころは、リアルすぎる戦闘シーン。超人的な動きやドローン偵察機など細部にわたる描写に注目して下さい。そして、主人公常守朱を見守り、相談役として支える宜野座伸元の存在感に癒されますよ。常守朱たちの前に立ちはだかる、狡噛慎也との再会&激闘シーンも見逃せない!ぜひ、アニメ版第1期も併せてご覧下さい。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. 名無し より:

    のぶちかさん、ポニーテールじゃないと思いますよ