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映画『REC レック ザ・クアランティン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『REC レック ザ・クアランティン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『REC レック ザ・クアランティン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『REC レック ザ・クアランティン』の結末までのストーリー
  • 『REC レック ザ・クアランティン』を見た感想・レビュー
  • 『REC レック ザ・クアランティン』を見た人におすすめの映画5選

映画『REC レック ザ・クアランティン』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0017464

製作年 2008年
上映時間 89分
ジャンル ホラー
監督 ジョン・エリック・ドゥードル
キャスト ジェニファー・カーペンター
スティーヴ・ハリス
ジェイ・ヘルナンデス
ジョナサン・シェック
製作国 アメリカ

映画『REC レック ザ・クアランティン』の登場人物(キャスト)

アンジェラ(ジェニファー・カーペンター)
TV局レポーター。好奇心旺盛でコミュニケーション能力が高い。男勝りな性格。
スコット(スティーヴ・ハリス)
TVカメラマン。何があってもカメラをまわし続け、アンジェラをサポートする。
ジェイク(ジェイ・ヘルナンデス)
消防士。アンジェラ達の取材に協力し、行動をともにする。
ローレンス(グレッグ・ジャーマン)
獣医師。普段は犬猫専門だが、人間の治療を任される。

映画『REC レック ザ・クアランティン』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『REC レック ザ・クアランティン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『REC レック ザ・クアランティン』のあらすじ【起】

ロサンゼルス消防署前、TVレポーターのアンジェラとカメラマンのスコットは、消防士の密着取材をしていた。消防士のジェイクを紹介されたアンジェラ達は、ロッカールームやシャワールームなどを案内してもらい、レポートしていた。

突然、消防署内にサイレンが鳴り響いた。アンジェラとスコットは消防士達とともに、消防車に乗り込んだ。

通報のあった建物に到着すると「上階から尋常じゃない叫び声がする」と聞く。ジェイク、アンジェラ、スコットは先着していた警察官とともに上階の部屋に突入した。部屋にいたのは発狂している老婆だった。警察官が落ち着くよう説得していると、老婆はいきなり警察官の首を噛みちぎった。負傷した警察官を救助しようと、あわてて部屋を出るアンジェラ達だったが、なぜか玄関ロビーの扉は開かなかった。

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映画『REC レック ザ・クアランティン』のあらすじ【承】

噛まれた警察官は重傷だった。外からは、緊急サイレン、ヘリコプターの音が響き、警光灯の光も見えていた。「誰もこの建物からは出ないように」と警告されたが、アンジェラは大声で叫んでドアを叩き、怪我人がいるとうったえた。獣医師のローレンスは、警察官の応急処置をはじめた。ジェイクや残った警察官が、無線で状況を確認しようとしていると、突然ジェイクの同僚が上階から落下してきたのだった。ジェイクは無線を通して、DNC(細菌、核、化学の類の感染)を疑われていることを知った。

建物にいた人々は、何かがおかしいと感じはじめる。窓から脱出を試みるも、外にはたくさんの軍人が、こちらに銃を向けていた。完全に隔離された建物内の様子すべてを、アンジェラとスコットは撮影していたのだった。

電気も切られた真っ暗な建物内、アンジェラは小さな女の子にインタビューしていた。女の子は、「飼い犬の具合が悪いから、お父さんが病院に連れて行っている」と話した。その頃、住人達は次々と狂人となっていた。ローレンスは、「これは狂犬病の症状なのではないか?」と疑い始めていた。

映画『REC レック ザ・クアランティン』のあらすじ【転】

完璧な防護服を着て、CDCと呼ばれる疾病対策センターの隊員が建物内に入ってきた。感染を調べるため、CDCはローレンスと患者がいる部屋に入り、施錠した。アンジェラとスコットは、その様子を撮影しようと隣の部屋からカメラをまわした。検査中、CDCの1人が感染した患者に襲われ噛まれてしまう。まだ部屋の中にいるローレンスを助けようとするジェイクだったが、その部屋のガラスドアには血しぶきが散った。

部屋から逃げ出したCDCから、「女の子の飼い犬がこの感染の原因だ」と伝えられる。それを聞いた母親が震えていると、女の子は突然発狂し、母親の首に噛みついた。女の子を追った住人も噛まれ、狂人となって他の住人を襲う。建物内は感染者だらけになっていた。

スコットはカメラをまわし続けていた。アンジェラ、スコット、ジェイクは感染者から逃げながら、地下室へと向かった。地下室の下水管から逃げられるかもしれない。

映画『REC レック ザ・クアランティン』の結末・ラスト(ネタバレ)

建物内すべてに感染者がいた。3人は感染者を倒しながら、やっとの思いで地下室までたどり着いた。しかしジェイクはそこにいた感染者に噛みつかれてしまった。

アンジェラとスコットは、最上階の部屋に逃げ込んだ。気味の悪いその部屋には、沢山のケージ、何かの実験のような記録、古いレコーダーなどがあった。アンジェラは、この建物内でおきた異常な事態に混乱し取り乱していた。なんとかアンジェラを落ち着かせ、2人は屋根裏へとのぼった。真っ暗な屋根裏を、スコットはカメラをナイトモードし、見渡した。そこに何かが映ると「逃げろー!」と叫んだ。

真っ暗の中アンジェラは何も見えなかった。スコットの声も聞こえない。這いつくばり必死に逃げるアンジェラもまた、暗闇の中に消えていった。

映画『REC レック ザ・クアランティン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

POV(主観映像)の臨場感がものすごく、まるで自分が建物内に閉じ込められているかのような感覚になりました。エレベーターの中での緊迫シーンや、最後の夜間カメラの映像には思わず息を呑みました。オリジナルのスペイン版『REC』のリメイクと聞いて期待しましたが、予想以上に怖かったです。(20代 男性)


記者のアンジェラがカメラを持ちながら恐怖に飲み込まれていく様子がリアルで、ただのホラーじゃなく“体験型パニック”映画という印象。序盤の平和な雰囲気がどんどん崩れていく緩急のつけ方が上手で、気付いたら最後まで手汗が止まらなかった。ホラー好きにはたまらない一作。(30代 女性)


パンデミックというテーマが今の時代にリンクしていて、より現実味を感じた。感染した人々の暴走、軍の封鎖、情報の遮断。すべてが本当に起きそうな恐怖で、精神的にゾワッとする。正体不明のウイルスに立ち向かうのではなく、逃げるしかないという絶望感が容赦なく襲いかかる。(40代 男性)


ホラー映画は苦手だけど、友人にすすめられて観たら見事にハマりました。手持ちカメラの映像って酔いやすいかな?と思ったけど、それよりも「次に何が来るのか」という緊張感が勝ちすぎて、途中からそれどころじゃなかったです。最後のアンジェラの絶叫が耳に残ります…。(20代 女性)


パニックが徐々に拡大していく描写がうまくて、一人ひとりが感染していく過程がリアル。密閉されたマンションという舞台設定も効果的で、狭さと逃げ場のなさが見ている側の恐怖を増幅していた。原作の雰囲気も踏襲しつつ、ハリウッドらしいテンポ感もあって見やすい。(30代 男性)


感染がテーマの映画なのに、ゾンビ的でもあり悪魔憑きっぽくもある。その曖昧さが逆に不気味さを増していたと思います。夜間モードのカメラだけで映し出される終盤は秀逸で、視覚的な恐怖がダイレクトに伝わる。演出がかなり工夫されていて、ハリウッドリメイクの中でも高評価の部類。(40代 女性)


ホラーとしての怖さだけでなく、マスコミの視点から描かれている点が面白い。最初は単なる取材だったのに、いつしか命がけの記録者となる。カメラは止めることができない、その使命感と狂気の境界線が怖かった。アンジェラのキャラがただのヒロインで終わらなかったのが印象的でした。(50代 男性)


観ていて「いつ感染するのか」「誰が次なのか」がずっと気になって、常に緊張感が張り詰めていた。特に子どもが感染して暴れ出すシーンは本当に怖かった。生き延びたかと思ったら…というラストのアンジェラの絶望もトラウマ級。ホラー初心者でもがっつり引き込まれます。(20代 女性)


この映画の何がすごいって、“閉鎖された空間”だけで全編が成り立っていること。飽きさせないカメラワーク、登場人物たちの動き、音の使い方が完璧。明かされない恐怖に観る者が支配される感じがして、観終わったあともしばらく不安な気持ちが残った。良い意味で後味悪い作品。(30代 男性)


最初は静かな事件として始まり、次第に混乱と恐怖が支配していく。その変化の描写がとてもリアルでした。誰も信用できない空気、感染の正体が分からない焦燥感、すべてがじわじわと恐怖を高めていく構成がうまい。カメラ越しの映像が“現実との境界”を曖昧にしてくる感じが不気味でした。(50代 女性)

映画『REC レック ザ・クアランティン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『REC レック ザ・クアランティン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

REC/レック

この映画を一言で表すと?

“すべての始まり――戦慄の原点がここにある”

どんな話?

スペイン製ホラーの傑作。テレビレポーターと撮影クルーが消防士の密着取材中、アパートの異常事態に巻き込まれていく。正体不明の感染症が蔓延し、次々と住人が狂暴化していく中、彼らは出口のない地獄に閉じ込められる。

ここがおすすめ!

『QUARANTINE』のオリジナル作品。よりダークで宗教的な要素も含まれており、終盤にかけての恐怖演出はさらに強烈。低予算ながら、リアリティと臨場感では今なお一線を画す傑作ホラーです。

クローバーフィールド/HAKAISHA

この映画を一言で表すと?

“ニューヨークが破壊される瞬間をリアルタイムで体験せよ!”

どんな話?

巨大生物が突如ニューヨークを襲撃。若者たちは手持ちカメラで逃亡劇を記録しながら、友人を助けるため崩壊する都市を駆け抜ける。すべては彼らが残したビデオテープに収められていた…。

ここがおすすめ!

POV(主観映像)スタイルのパニック映画として、『QUARANTINE』と非常に近い臨場感と緊張感を味わえます。圧倒的な破壊描写と、逃げ惑うしかない無力感が心を締めつける傑作モンスター・パニックです。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

この映画を一言で表すと?

“撮られていたのは、恐怖そのものだった――”

どんな話?

若者3人が森に伝わる魔女伝説を調査するため、カメラ片手に森へと入っていく。しかし、やがて彼らは出口のない悪夢へと引き込まれていく。残された映像は、彼らの最後の記録だった。

ここがおすすめ!

手持ちカメラ+低予算ながら、リアルな恐怖と緊張を極限まで突き詰めた作品。『QUARANTINE』が好きな方には、POVならではの不安定な映像と、不可視の恐怖に追い詰められていく展開が刺さるはずです。

ザ・ベイ

この映画を一言で表すと?

“記録された映像が暴く、恐怖のパンデミックの真実”

どんな話?

とある港町で突如発生した感染症。人々の異変と死が広がっていく中、記録されたニュース映像、監視カメラ、携帯動画を通じて全貌が明らかになる。原因は“水”に潜んでいた──。

ここがおすすめ!

POV形式で語られるパンデミック・ホラーであり、『QUARANTINE』のようなリアル志向の恐怖をよりドキュメンタリー風に再構成した作品。日常の中で忍び寄る危機にゾッとする一本です。

アス・アボーヴ・ソー・ビロウ 地下空洞の謎

この映画を一言で表すと?

“地底に広がる悪夢の迷宮、そこはまるで生きた地獄”

どんな話?

考古学者たちがフランス・パリの地下に眠るカタコンベを探索するが、そこには想像を超える異世界が広がっていた。かつての罪と恐怖が現実化し、彼らを蝕んでいく。

ここがおすすめ!

狭い空間、POV視点、視覚的に不安定な構成…『QUARANTINE』のような“閉所×追い詰められる恐怖”を体感できる作品。考古学×オカルト×パニックのハイブリッドがクセになるダークアトラクション的ホラーです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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