映画『スペルズ呪文』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『スペルズ呪文』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『スペルズ呪文』の作品情報
映画『スペルズ呪文』の登場人物（キャスト）
映画『スペルズ呪文』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『スペルズ呪文』の感想・評価・レビュー
映画『スペルズ呪文』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『スペルズ呪文』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0044748

製作年	2019年
上映時間	83分
ジャンル	ホラー
監督	アレキサンダー・ドモガロフ・Jr
キャスト	アンジェリーナ・ストゥレチーナダニイル・ムラヴィエフ・イゾトフウラジスラフ・コノプレフアナスタシア・タリジナ
製作国	ロシア

映画『スペルズ呪文』の登場人物（キャスト）

オルガ（アンジェリーナ・ストゥレチーナ）: 交通事故で母を亡くしてしまう。海外赴任で留守がちの父は、オルガにとっては義理の父であり、弟を気に掛けて欲しいと言われることを鬱陶しいと感じ、反発する。
アルチョム（ダニイル・ムラヴィエフ・イゾトフ）: 母を亡くしたショックからふさぎ込んでしまう。アルチョムは学校で母の気配を感じると言い、不可解な行動を取り始める。
イゴール（ヴァレリー・パンコヴ）: オルガ達が預けられた全寮制の学校の教師。オルガ達を心配し、気に掛ける。

映画『スペルズ呪文』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『スペルズ呪文』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スペルズ呪文』のあらすじ【起】

車で言い争いをする兄弟。喧嘩を止めようとした母は、運転がおろそかになり、前から来たトラックを避けて川に落ちてしまう。その事故で母は死んでしまい、父は海外赴任で家を空けることが多いことからオルガとアルチョムは全寮制の学校へと預けられる。

ベッドで眠るアルチョムは母の幻聴で目を覚ます。学校の中を歩くアルチョムは黒い影
を見つけ、後をつける。

その頃オルガも目を覚ましていた。部屋を出ようとしたところでルームメイトのキリルに驚かされる。脱走を計画するオルガに、アリサは朝食料を乗せたトラックが来たら、荷台に隠れたらいいとアドバイスする。

アルチョムはそのまま声に導かれ足を進めていた。母の声が聞こえる部屋のドアが開かず、オルガの部屋に駆け込んだアルチョムは、ママを見つけたとオルガに訴えるのであった。

オルガとルームメイト達はアルチョムを男子寮へと送り届けようとするが、アルチョムは先ほどの部屋の前にオルガ達を連れて行く。

キリルがドアを開けると、その先に道があり、進んだ先は倉庫のようなところで、埃にまみれ、不気味な空間であった。そして大きな鏡を見つける。

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映画『スペルズ呪文』のあらすじ【承】

ユージンは、鏡に書かれた血文字のようなものを見て、スペードの女王の印だと言う。スペードの女王は願いを叶える代わりに髪を切って殺すらしい。黒魔術だから危険だというユージンの注意を無視して、キリルは呪文を唱え願いを口にする。それは義母の残酷な死であった。ばかばかしいと早々に退出したオルガ。残った者はそれぞれ願いを口にし、部屋をあとにするのであった。

翌日、食料のトラックを見つけたオルガは走り出したところで、教師のイゴールに見つかってしまう。オルガの話を聞いたイゴールはオルガに金を渡し、オルガは礼を言って荷台へと乗り込む。

オルガは荷台から、湖へ入水するアルチョムを発見する。オルガが助けようと駆けつけた瞬間、アルチョムが黒い服の女に引きずり込まれてしまう。そこに偶然イゴールが駆けつけ、アルチョムは一命を取り留める。

校長とイゴールはオルガがアルチョムに湖に入水させたのではと疑うが、オルガは必死に黒い服の女がやったと訴える。オルガはアルチョムにも本当のことを話して欲しいと説得するが、アルチョムは黒い女のことを庇い、何も見ていないと嘘をつく。校長はオルガにアルチョムに近付かないようにと言うのであった。

映画『スペルズ呪文』のあらすじ【転】

窓から荒れた様子のキリルを見かけたオルガ達は駆けつける。キリルの父が愛人を殺して自殺してしまったそうだ。スペードの女王に願ったことだとユージンはすかさず言う。

ユージンはこの建物について調べていた。最初の所有者はオーレン伯爵夫人。自宅で養護施設を始めた彼女は、多くの子供達を殺害した。表向きには金銭目的だと言われていたが、オーレンは自身の死んだ子を蘇らせるために生贄を捧げていたのだ。

1人の少女によりオーレンの悪行が表沙汰になり、地元の農民たちが彼女の髪を切って撲殺したそうだ。その農民を呪って復讐を誓ったとされている。そして魂を鏡の中に移したのだと。その事件以来、彼女はスペードの女王と呼ばれているそうだ。

翌日、キリルが行方不明となってしまう。オルガ達はイゴールを例の部屋へと連れて行き、事情を説明する。辺りを物色している最中にキリルの死体を発見したイゴール達は警察へ通報し、校長は事情聴取のため連行される。それにより学校は一時閉鎖となり、子供たちは皆親元へ返されることとなった。

アルチョムはママとここに居ると学校内へ戻り、オルガ達とイゴールはアルチョムを追いかけて学校内へと足を進めるのであった。

映画『スペルズ呪文』の結末・ラスト（ネタバレ）

オルガ達の前にオーレンが現れ、オルガとイゴールは謎の力により身体を押さえつけられてしまう。その間にアルチョムはオーレンに捕まり、水槽に入水させられる。仮死状態となったアルチョムの元へ駆け寄ったオルガは、鏡の中へとオーレンとアルチョムが歩いていく姿を発見する。オルガはユージンに自分も溺れさせて欲しいと頼み、自ら鏡の世界へと入り込む。

オーレンにより気絶させられていたイゴールが目を覚ますと、ユージンが襲いかかってくる。ユージンはオルガを鏡に入れる代わりに病気の祖母を助けてもらうとオーレンと取引したと言う。イゴールは、悪魔は約束など守らないとユージンを説得する。

その頃、オルガはアルチョムを見つけていた。必死に説得するオルガのおかげでアルチョムはようやく母の死を受け入れることができる。その瞬間、現実世界のアルチョムは蘇生する。隣で仮死状態となったオルガも蘇生し、すぐに鏡を割ってとユージンに指示し、鏡は粉々になる。

学校の外へ出る途中にある鏡を見つめるオルガ。アルチョムが駆け寄り、オルガは優しく頭を撫でる。廊下を進む2人の背後にある鏡の中では、オルガが激しく鏡を叩き、助けてと大声で叫ぶのであった。

映画『スペルズ呪文』の感想・評価・レビュー

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