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映画『ラマになった王様』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ラマになった王様』の概要:ディズニーが世に送る、長編アニメーション映画。傲慢な性格のため、動物に変えられてしまった主人公、という美女と野獣に似通っている設定。しかし、本作ではコメディ色が強く、子供から大人まで、幅広い世代が楽しめる作品となっている。

映画『ラマになった王様』の作品情報

ラマになった王様

製作年:2000年
上映時間:78分
ジャンル:アドベンチャー、アニメ
監督:マーク・ディンダル
キャスト:デヴィッド・スペード、ジョン・グッドマン、アーサ・キット、パトリック・ウォーバートン etc

映画『ラマになった王様』の登場人物(キャスト)

クスコ(デヴィッド・スペード)
南米にある、とある国の若き王様。傍若無人な振る舞いから周囲に嫌われている。
パチャ(ジョン・グッドマン)
村の村長。クスコに無下に扱われていたが…?
イズマ(アーサー・キット)
長年クスコの元に仕える相談役。
クロンク(パトリック・ウォーバート)
イズマの部下。少々マヌケ。

映画『ラマになった王様』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラマになった王様』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラマになった王様』のあらすじ【起】

南米のとあるジャングルの奥深くに、一つの国が成り立っていた。その国を統治するのは、まだ若き王、クスコ。クスコは豊潤な富だけでなく、幸いにも美貌にも恵まれていた。しかし、彼には一つ問題があった。クスコは、他者のことを全く顧みない、酷く傲慢な性格をしていたのである。そのため、彼は国民だけでなく、自分の配下にも嫌われてしまっていた。

ある年、クスコの誕生日が訪れる。クスコは農村の村長、パチャを城へと呼びだすと、一方的に要求を突きつける。それは、パチャの暮らす村に、クスコ用のリゾート地を建設するというものだった。自分たちの住処を追われることとなるパチャは、当然その要求を拒否するが、クスコは聞く耳を持たなかった。

さらにクスコの横柄な態度は終わらず、なんと彼は気紛れで、長年彼に従事してきた相談役のイズマという老女をクビにしてしまったのだ。長年の恩を仇で返すその行為に、イズマは怒り狂う。そして、イズマはクスコを亡き者にすることとしたのだった。

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映画『ラマになった王様』のあらすじ【承】

イズマは、毒薬をクスコに飲ませ彼を抹消しようとする。そこで、自分の部下のクロンクにそれを命じるのだった。しかし、ここでクロンクが一つミスを犯してしまう。彼は毒薬の投与を誤り、クスコは命を落とさなかったのだ。しかし、違った症状がクスコに現れる。なんと、薬の影響でクスコはラマの姿になってしまったのだ。

さらに最悪なことに、クスコを入れていた袋をクロンクは落としてしまう。その袋はたまたま近くにあった荷馬車に乗った。その荷馬車は、以前クスコがぞんざいに扱ったパチャが引くものだった。パチャはそれに気づかず、城から遠い場所にある自分の村へと、そのままクスコを運んでしまう。

そして、とうとうパチャは荷台に見知らぬ荷物があることに気づく。そして、中身を開けるとラマになったクスコが飛び出してくるのだった。いまいち事情を把握できていないクスコは、自らが誘拐されたのだと思い込み城へ帰ろうとする。しかし、既に辺りは暗くなっていた。

映画『ラマになった王様』のあらすじ【転】

辺りはジャングルで、夜のジャングルは危険だとパチャが制止をかける。しかし、傲慢なクスコはそれを聞こうとはしない。そして、そのままジャングルに入ったクスコは、クロヒョウの大群に命を狙われてしまうのだった。絶体絶命、そう思われた時に現れたのがパチャだった。彼は命がけで、クスコを助けに来てくれたのだ。

クスコの話を聞いたパチャは、クスコが城へ帰れるようにと尽力してくれる。しかし、その途中、クスコはイズマとクロンクに遭遇するのだった。彼らはクスコを始末するために彼を探していたのだが、クスコにそれを知る由も無い。クスコは今まで助けてくれたパチャに、イズマらと帰るため既にパチャは用済みだ、と高圧的に告げてしまう。流石の穏やかなパチャもこれには怒り、彼は自分の村へと帰っていった。

しかし、クスコはふとしたことからイズマ達が自分の命を狙っていることを知るのだった。クスコは必死でパチャを探す。そして再会した2人は、再び城を目指すのだった。

映画『ラマになった王様』の結末・ラスト(ネタバレ)

なんとか城へとたどり着いたクスコは、イズマの研究所に潜り込む。しかし、イズマとクロンクがそこまで迫っていた。追い詰められたパチャとクスコ。しかし、パチャの必死のサポートもあり、クスコは研究所にあった薬でとうとう人間に戻ることができたのだった。そして、彼らは薬の力でイズマを猫へと変えてしまう。

パチャとの交流を通して、人の優しさと暖かさに初めて触れたクスコ。クスコは村の取り潰しをやめ、リゾート地は違う場所で作ると宣言する。しかし、そんなクスコにパチャはとある提案をするのだった。それは、パチャの家の近くに小さな別荘を建てることだった。こうすれば彼らは定期的に会うことができる。

クスコは喜んでその提案を受け入れ、早速別荘を建設した。そして、クスコはパチャの家族達と楽しい時間を過ごすことになる。今まで横柄だったクスコの態度も徐々に変わり、彼の配下や国民達もそんなクスコを受け入れ、彼に対する考えを改めるのだった。

映画『ラマになった王様』の感想・評価・レビュー

あまり有名ではないのだが、ディズニーにしては珍しいギャグ中心の映画。ミュージカル部分もヒロインもいないので本当にディズニーらしくない。吹き替えをクセのある藤原竜也が担当しているのも面白い。意外と思っていたよりキャラにハマっていた。

パチャという、頭がおかしいのかと思うほど人がいいキャラクターが強烈。

我儘な性格の因果応報でラマにされてしまった王様が心を入れ替えるという単純な物語だが、若干ブラックなコメディー部分で子供だけでなく大人も楽しめる。(男性 30代)


展開が早く、終始コメディなのでずっと笑っていられる作品。子供でも大人でも楽しめますが、会話のスピードはとても速いので注意が必要です。プリンセスものではないので、王道のストーリーではないものを観たい方には非常におすすめです。
クスコの性格は自己中心的でどうしようもないですがなぜか憎めないキャラで、そんなクスコを見捨てないパチャの優しさに泣けます。ディズニーなのにミュージカル要素がほとんどないのも新鮮です。(女性 30代)

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