この記事では、映画『RBG 最強の85才』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『RBG 最強の85才』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0044194
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 98分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | ベッツィ・ウェスト ジュリー・コーエン |
キャスト | ルース・ベイダー・ギンズバーグ ジミー・カーター ビル・クリントン バラク・オバマ |
製作国 | アメリカ |
映画『RBG 最強の85才』の登場人物(キャスト)
- ルース・ベイダー・ギンズバーグ(本人)
- アメリカ合衆国最高裁判所陪席判事。80歳を過ぎてもなお精力的に活動を続け、若者たちから絶大な支持を集めている。
- マーティン・D・ギンズバーグ(本人)
- ルースの夫。弁護士として有能であるだけでなく、公私共に彼女を支える。
映画『RBG 最強の85才』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『RBG 最強の85才』のあらすじ【起】
アメリカに、80代になってもなお連邦最高裁判事として活躍する女性がいる。その名は、ルース・ベイダー・ギンズバーグ。時にノートリアス(悪名高い)と形容されることもあるが、彼女は女性の地位向上に大きく貢献した英雄であり、若者たちにも人気がある。
ルース・ベイダー・ギンズバーグは、1933年ブルックリン生まれ。両親共にユダヤ系で、17歳の時に亡くなった母からは、淑女であることと自立することを教えられた。生涯の伴侶となるマーティンとは、コーネル大学で出逢った。マーティンは社交的なのに対し、ルースは引っ込み思案だったが、二人は不思議と相性がよかった。
1950年代は、共産党の台頭により社会が混乱していた。社会を少しでもよくしたいと考えたルースは、弁護士を目指しハーバード・ロースクールに入学する。ルースはマーティンと結婚し、子育てや癌を患ったマーティンの看病をしながら勉学に励んだが、女子学生に対する侮蔑的な行為も多数経験した。
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映画『RBG 最強の85才』のあらすじ【承】
1970年代には、妊娠した女性を解雇できる、夫婦間の性暴力は罪に問われないなど、女性が男性と対等であるとはみなされない法律が多数存在した。そのためルースは、ジェンダーと法について大学で教えながら、性差別の裁判に関わり始めた。
1973年。アメリカ空軍の女性少尉・フロンティエロは、住居手当が既婚男性にしか認められていなかったことから、平等な待遇を求める訴訟を起こした。初の最高裁での口頭弁論は緊張感に包まれていたが、ルースの主張には真実と普遍性があり勝訴した。アメリカの社会が変わった瞬間だった。
その後もルースは、妻を亡くし専業主夫をしていた男性が、女性にしか認められていなかった「ひとり親手当申請」の権利を勝ち取ったり、遺族給付金の男女差別を違反だと認めさせたりするなど、男女平等の概念を少しずつ社会に浸透させていった。時には侮辱されることもあったが、母からの教えに従い怒りを鎮めて冷静に対応した。
映画『RBG 最強の85才』のあらすじ【転】
ジミー・カーター大統領は、連邦裁判所に女性やアフリカ系アメリカ人が少ない状況を改善するために、ルースをD.C.巡回区控訴裁判所判事に指名した。マーティンはNYで弁護士として成功していたが、ルースとともにD.C.へと引っ越した。家庭内では、夫婦が協力して家事や子育てをこなしていた。
クリントンが大統領に就任し最高裁判事を指名することになったとき、ルースは高齢にも関わらず候補者リストの1位にいた。それはマーティンの尽力のおかげであった。クリントンはルースと面談し、即座に合衆国最高裁判事に指名することに決めた。
ルースは女性2人目の最高裁判事として、リベラルな大統領のリベラルな判事の立場を取りながらも、時には保守派と妥協して合意することを優先した。一方で、その後最高裁判事に保守派が多くなったときには反対意見を表明するなど、バランス感覚に優れた人であった。職務上反対の立場にいるスカリア判事と、プライベートでは親しくしていたことからも、常に彼女が公平な立場で物事を判断していたことが伺える。
映画『RBG 最強の85才』の結末・ラスト(ネタバレ)
ユーモアに富んだマーティンと堅物のルースは、生涯幸せな夫婦生活を送った。2010年にマーティンが亡くなった後も、ルースは精力的に仕事を続けた。
若者たちは、長年真実を力強く語り続けるルースの姿に触発され、「ノートリアスRBG」というハッシュタグを作り出した。ルースが反対意見を表明するたびにネット上で拡散され、彼女は大人気となった。グッズやタトゥーの題材となっているだけでなく、ものまねも評判となっている。
トランプ大統領候補に懸念を示したときには、公平かつ公正な立場にいるにも関わらず不適切な発言をしたとして謝罪した。彼女はいつも誠実で、法廷の内外において求心力を持つ人である。高齢のため引退を勧める人もいるが、ルースはジムでトレーニングをしたり、プライベートではオペラを楽しんだりしながら、働ける限り仕事を続けたいと考えている。
映画『RBG 最強の85才』の感想・評価・レビュー
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映画『RBG 最強の85才』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『RBG 最強の85才』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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