この記事では、映画『RED リターンズ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『RED リターンズ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『RED リターンズ』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:116分
- ジャンル:アクション、コメディ
- 監督:ディーン・パリソット
- キャスト:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、イ・ビョンホン etc
映画『RED リターンズ』 評価
- 点数:80点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『RED リターンズ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『RED リターンズ』のあらすじを紹介します。
元凄腕CIAエージェントのフランクが恋人サラと買い物中、親友マーヴィンが忠告に訪れ、直後に車が爆発してマーヴィンは命を落とす。
やがてCIAに連行されたフランクは、謎の武装集団に襲撃されるが、実は生きていたマーヴィンに助けられる。
マーヴィンが得た情報によると、“ナイトシェイド計画”にフランクとマーヴィンが関わっていたと嘘の情報が出回り、そのせいで命を狙われているようだった。
元MI6エージェントで友人のヴィクトリア、フランクのせいでCIAをクビになった最強の殺し屋ハンが、フランク殺害依頼を受けていた。
冷戦時代にエドワード・ベイリー博士が作った爆弾が手掛かりで、情報を漏らしたのが情報屋カエルだと気づいたフランクたちは、パリへ飛ぶ。
フランクの昔の恋人でロシアの諜報員カーチャの協力を得て、カエルから手がかりを得るが、カーチャの裏切りに合う。
カーチャを罠にはめたフランクたちは、次の手がかりのあるイギリスへ向かう。
ヴィクトリアの助けを借り、死を偽装され32年間拘束されていたベイリー博士を助け出すが、博士は正気を失っていた。
博士を連れてロシアに飛んだフランクたちは、ナイトシェイド計画で作られた爆弾がクレムリンの地下に眠っていると知る。

映画『RED リターンズ』 結末・ラスト(ネタバレ)
作ることは不可能と言われた爆弾、レッドマーキュリーを見つけたフランクたち。
だが、イギリスに残ったヴィクトリアから、黒幕はベイリー博士だと連絡を受ける。
時すでに遅く、カーチャを撃ち殺してフランクの犯罪に見せかけ、ベイリー博士はアメリカ軍と逃走。
だが、アメリカ軍すら裏切った博士はロンドンのイラン大使館に逃げ込む。
一方、カーチャ殺害の罪をかぶせられたフランクたちだったが、ヴィクトリアとロシアの大物イヴァンに救われる。
博士を追いかけようとするフランクの前にハンが現れ襲撃してくるが、世界の危機を知るとフランクと手を組むことを承諾。
ロンドンに向かったフランク、マーヴィン、サラ、ヴィクトリア、ハンは、イラン大使館に忍び込んで博士が奪ったレッドマーキュリーを見つけるが、起爆スイッチが押されていた。
サラを人質に逃げ出した博士をなんとか見つけ出すも、爆破までの時間は残りわずか。
誰もが世界の終わりを確信するが、サラを迎えに行ったフランクが隙をついて博士の飛行機に爆弾を置いてきたので、空中で博士とともに脅威は消え去った。
映画『RED リターンズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『RED リターンズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
豪華キャストが再び集結
前作に続き、ブルース・ウィルス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ヘレン・ミレン、ブライアン・コックスが登場。
フランクの元カノでロシアの諜報部員カーチャ役にキャサリン・ゼダ=ジョーンズ、フランクが手をまわしたせいでCIAをクビになり、世界一の殺し屋になったハン役にイ・ビョンホンが新たに起用された。
そして、「羊たちの沈黙」などのレクター博士役で有名なアンソニー・ホプキンスが、悪役ベイリー博士役として登場。
豪華過ぎるキャストが再び揃い、それぞれの持ち味を壊さずに同じ世界観を築いた見事な作品。
今になって丸くなったREDたち
前作で出し尽くした感が否めない、各々のエキセントリックな様子は控えめになっている。
最も衝撃的だったマーヴィンの奇怪な行動は最小限に抑えられているが、ダイナマイトを肌身離さず持ち歩いたり、やたらとサラに銃を与えたがるという困った行動は笑いを誘う。
一方でサラの奇妙な行動が目立つようになり、銃に異様な執着を見せ、ラストシーンでは楽しげに拳銃を扱ってフランクとマーヴィンを困らせている。
また、自分の飛行機をフランクに盗まれたことに腹を立てたハンが、飛行機を返せと言いながら襲撃してくる様子のギャップが面白い。
爆破シーンやど派手なアクションは健在だが、60歳以上の危険人物たちが、少々丸くなったようにも見える作品。
続編として期待以上のエンタメ感!ブルース・ウィリスを筆頭にした熟練キャストのコンビネーションが抜群で、アクションとユーモアが絶妙に融合している。前作よりも国際色が強く、ヨーロッパを舞台に繰り広げられる展開もスリル満点。ヘレン・ミレンのスナイパーぶりは今作でも健在で爽快!(20代 男性)
1作目に続いて今作もテンポが良くて、観ていて全く飽きなかったです。シリアスな状況でもジョークを飛ばす彼らのバランス感覚が絶妙で、特にジョン・マルコヴィッチの怪演が最高でした。老いてもなお最前線で戦う彼らの姿が、逆にカッコよく映ります。軽快な娯楽作としておすすめ!(30代 女性)
「おじさんたちが無双する映画」ってこういうのだよなって再確認。RED 2ではさらにスケールアップして、MI6やCIAの陰謀も絡んでくるから話がより複雑に。ただ、難解さよりもキャラの魅力とド派手なアクションが勝っていて、とにかく楽しい。カーチェイスもガンアクションも見応えあり!(40代 男性)
スパイ映画好きとしては、REDシリーズのような“ちょっとふざけた大人のスパイごっこ”がたまらない。特に韓国のイ・ビョンホンのアクションがめちゃくちゃカッコよくて痺れました。東洋と西洋のベテランスパイの共演は珍しく、刺激的。ラストのドタバタも笑えて好きです。(20代 女性)
夫婦で観ましたが、気軽に楽しめるアクションコメディとして満点です。前作からのキャラの関係性も進展していて、フランクとサラのカップルぶりも微笑ましい。サラが巻き込まれ型から、だんだんスパイの素質を見せていく展開もニヤニヤしました。ヘレン・ミレンが相変わらず最高!(50代 女性)
前作同様、派手なアクションに加えてブラックユーモアが効いていて、大人向けの痛快映画。特に、死んだと思われていた科学者のベイリーが、実は全ての元凶だったというどんでん返しが面白かった。ラストの宇宙兵器ネタまで突き抜けてて潔い。シリーズの中でもテンポは一番好きかも。(30代 男性)
アクション映画は若者のものじゃないと証明してくれたシリーズ。RED 2ではヘレン・ミレンとジョン・マルコヴィッチの活躍がさらに増えて、まさに“円熟の暴れっぷり”。ちょっとした小道具やセリフにもユーモアがあって、さすがハリウッドのベテランたちって感じ。豪華キャストに拍手です。(60代 男性)
サラの立場の変化がとても良かったです。前作では巻き込まれ系ヒロインだったのに、今回は積極的に作戦に関わっていく姿が痛快でした。女性キャラがちゃんと強くて魅力的なのは、観ていて嬉しい。アクションもほどよくリアルで、ポップコーン片手に楽しめる王道の娯楽映画です。(40代 女性)
物語の構成としてはオーソドックスだけど、それが逆に安心感あっていい。暗殺者、CIA、KGBの亡霊まで出てきて、もう何でもありだけど、それを全部笑って流せるのがREDシリーズの良さ。世界中を駆け巡るスパイ大作戦的ノリが楽しくて、細かいこと気にせず観れるのが魅力。(30代 男性)
個人的にはシリーズの中で2作目が一番好きです。舞台が国際的になり、ロンドン・モスクワ・パリと展開していくテンポが最高。イ・ビョンホンとブルース・ウィリスの対決&共闘にはワクワクしました。敵も味方もクセ者ぞろいで、俳優陣の演技合戦を見るだけでも価値あり!(20代 男性)
映画『RED リターンズ』を見た人におすすめの映画5選
ナイト&デイ
この映画を一言で表すと?
平凡な女性と謎のスパイが繰り広げる、ノンストップ・アクション・コメディ!
どんな話?
カメロン・ディアス演じる普通の女性が、ある日トム・クルーズ演じる謎の男と出会い、命を狙われながらも世界を股にかけた大騒動に巻き込まれていく。
ここがおすすめ!
軽快なテンポと笑いのセンスは『RED』と相性抜群!派手なアクションもありつつ、キャラの掛け合いが楽しい。コメディとスパイ要素をバランスよくミックスした娯楽映画の良作です。
キングスマン(KINGSMAN: THE SECRET SERVICE)
この映画を一言で表すと?
紳士なのに超過激!英国流の粋なスパイアクション。
どんな話?
ロンドンに本部を置く秘密スパイ機関「キングスマン」が、新人エージェント候補を育成する一方で、世界を脅かす巨大陰謀に立ち向かう。
ここがおすすめ!
『RED』が熟練のベテランなら、こちらは若手とのコンビネーションも楽しめる爽快スパイ映画。ファッション、アクション、ユーモアすべてがスタイリッシュで、派手な演出もクセになる一本。
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
この映画を一言で表すと?
クセ者だらけの暗殺者たちが標的を狙って大暴れ!
どんな話?
マフィアに寝返ったマジシャンがFBIの保護下に入るが、彼の命を狙って各国から殺し屋が集まってくる。複数の視点で描かれる群像アクション・サスペンス。
ここがおすすめ!
『RED リターンズ』と同じく、個性派キャラが勢揃いするド派手アクション。混沌としたバイオレンスの中にもスタイリッシュさがあり、痛快でスピーディな演出が魅力。群像劇好きにもおすすめです。
ミッドナイト・ラン
この映画を一言で表すと?
凸凹コンビが繰り広げる、爆笑必至のバディロードムービー!
どんな話?
賞金稼ぎの男が逃亡中の元会計士を護送する仕事を請け負うが、道中はトラブルの連続。警察やマフィアに追われながらも、二人の間には奇妙な絆が生まれていく。
ここがおすすめ!
『RED』のようにキャラ同士の絶妙な掛け合いが魅力。アクションより人間ドラマ寄りですが、テンポの良さとユーモアが光る作品。ロバート・デ・ニーロのコミカルな演技が新鮮!
マイ・インターン
この映画を一言で表すと?
熟年世代が新世代と交わる、“大人の成長物語”。
どんな話?
引退後も何かを求めていたロバート・デ・ニーロ演じるシニアが、若い女性CEOのもとで“シニアインターン”として働き始める。世代を超えた友情と成長が描かれるハートウォーミングな物語。
ここがおすすめ!
派手な銃撃戦はありませんが、『RED』の「年齢はただの数字」というメッセージに通じる作品。経験を積んだ“大人”たちが持つ魅力と、年齢にとらわれない生き方に共感が広がる映画です。
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