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映画『ReLOAD リロード』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ReLOAD リロード』の概要:ゲーム会社のテスターをしている引き籠りでゲーマーの青年。ある日、彼の元に会社から新作ゲームのテスト版が届けられる。ところが、ゲーム内で起こった事件が現実世界でも起こっていることが判明。会社の陰謀を暴くために奮闘する様を描いた作品。

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映画『ReLOAD リロード』の作品情報

ReLOAD リロード

製作年:2016年
上映時間:88分
ジャンル:SF、アクション
監督:ニコラス・ジエニー
キャスト:マヌー・ベネット、ラレンズ・テイト、リンデン・アシュビー、ケヴォン・ストーヴァー etc

映画『ReLOAD リロード』の登場人物(キャスト)

クリード(マヌー・ベネット)
センチネル社に勤めていたが、キンケイドと対立し退社。髭面で眼鏡をかけている。首の後ろに接続機器を移植され、マックスに操作されることになる。元軍人の技術屋で人をコントロールするシステム、コントロールXを作り上げる。
マックス(ラレンズ・テイト)
オタクで引き籠り。センチネル社のゲームのテスターをやっている。ゲーム大会で優勝するほどの腕前を持ち、センチネル社の秘密兵器と呼ばれている。
キンケイド(リンデン・アショビー)
センチネル社社長。クリードが開発したコントロールXを使い、荒廃した世界を破壊後に再建するという野望を抱く。神になると驕り、人を殺すことも厭わない。
ゼイン(ケボン・ストーバー)
センチネル社の裏組織にて、ゲームを履行させるのを目的としている。ゲームの進行係をしているが、知能はあまり高くなく戦闘に特化している。
テクニカルサポート(ブランディ・コップ)
マックスに対し、情報を提供やゲーム進行についてアドバイスをしている女性。本人は本社にて待機しており、マックスとは音声のやりとりだけの関係。
アビー(サラ・コーツ)
クリードの妻で金髪の女性。夫の良き理解者であり、キンケイドの考えを終始否定する。気の強い女性。

映画『ReLOAD リロード』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ReLOAD リロード』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ReLOAD リロード』のあらすじ【起】

ゲーム会社センチネルの社長キンケイドが、トークショーで新作ゲームを開発していることを明かした。元社員であったクリードと妻のアビーはそのテレビを見ながら今まさに出かけようとしていたが、そこへ複数人の強盗が押し入りアビーを捕縛されクリードは意識を奪われてしまう。

同じ頃、センチネル社のゲームテスターであるオタクのマックスは、新作ゲームのテスト版を受け取っていた。彼は家の外へ一歩も出ないオタクの引き籠りであったが、家には常にオンラインで情報を提供するテクニカルサポートが設置されている。彼女が言うには、受け取ったテスト版ゲームは今までにない革新的なものらしい。早速、プレイしようと接続を開始。

その頃、クリードは自宅ベッドで首の後部に何らかの接続機器を移植されていた。暴行されたアビーは銃で脅され、抵抗もできずに夫がされることを見ているしかできない。強盗達は作業を終えるとアビーを連れて家から去った。

接続が完了したところで、ゲームを始めたマックス。画面にはCGでプレイヤーが意識を取り戻した場面が映し出される。しかも、主人公と思われる男性の容貌はクリードだった。どうやら自宅らしく、家には妻アビーとの仲睦まじい写真も飾られている。室内は強盗達に荒らされ物々しい。キッチンでスマホを発見し、動画を再生。攫われたアビーを救いたければ、ミッションをクリアしなければならないらしい。制限時間は90分。これから銀行強盗が行われるので、犯人達に見つからないように銀行へ侵入し貸金庫からある物を入手しろというものだった。

実際、現実でもクリードはマックスによって、体が操作される違和感を覚えつつ、成すがままにされるしかない。首の後ろに移植された通信機器によって意識はあるものの、身体機能の自由や言動を奪われているのだ。彼はマックスに操作されながら銀行へ向かい、密かに侵入して目的の貸金庫を開けた。中には1丁の銃が入っており、犯人達を全員殺して金を奪えという指令のメモが入っていた。

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映画『ReLOAD リロード』のあらすじ【承】

貸金庫内で一瞬、接続が途切れたが、首の後ろの接続機器を取り外すまでには至らず。クリードはナイフを入手し、犯人を暗殺。全員を殺害したところで、金を奪い警察が到着する前に逃走に成功した。

そこで、マックスは一旦、休憩することにしたが、テレビのニュースでも実際に銀行強盗が行われていたことを知る。クリードは銀行強盗を全員殺害し人質を救出した後、金を奪って逃走した。正にゲームで行ったことと同じことが現実でも起きている。恐怖を覚えたマックスはゲームをやめようとしたが、センチネル社の裏組織に所属するゼインによって自宅を包囲され、しかも自分の口座に今し方銀行から奪った大金が入金されていることを知らされる。ゲームをやめればクリードを操って銀行強盗を殺害したことと、大金を奪ったことを通報すると脅されては、続けるしかない。

キンケイドは銃を使いたければゲームをしろと豪語したが、間接的に人殺しをしているのでは、結局は同じである。マックスはクリードを操り、次のミッションへ挑むしかなかった。

近くの高校へ到着。そこでスマホにゼインから指令が入る。建物に銃撃犯が潜伏しており、警備員が捕まえようとしているため、警備員を止めろというものだった。マックスはやりたくないと怒鳴ったが、テクニカルサポートは死にたくないと呟く。彼はクリードに謝罪しながら仕方なくゲームを続けた。室内に入ると少年が銃を持って逃げている。彼が銃撃犯らしいが、母親が人質に取られているらしくやらなければ殺されると悲鳴を上げる。マックスとクリードは仕方なく警備員を止め、泣きながら高校から去った。

車の走行中、またもスマホへ着信が入る。ゼインからだったが、マックスは通話を途中で切って、自分の家へ電話をかける。そして、クリードと協力して状況を覆そうと考えるのだった。

映画『ReLOAD リロード』のあらすじ【転】

マックスはクリードを操作し、自宅へ車を向けた。家の周囲を包囲している男達を倒したが、テスト版であるため、戦闘中に通信が途切れる瞬間がある。だが、どうにか奴らを倒して家の中へ。画面にはマックスもまたゲームの登場人物となっている。彼はテクニカルサポートにクリードが話せるように頼んだ。そして、自室に仕掛けられた盗聴器を全て撤去。

その後、このゲームを開発したのがクリードであり、監視を目的としたコントロールXと呼称される試作品であることを聞いた。クリードはこれが軍でも利用できることに気付いたが、キンケイドによって阻止され会社をクビにされたのである。クリードはこのシステムで人を助けようと考えていたが、キンケイドは会社の利益を考えているらしい。ゼインは奴の手先でゲームの進行役だった。

そこで、マックスはクリードの首の後ろに移植された接続機器が、コントローラーを近づけると通信不和になるのを発見。外に倒れている警備兵の1人を中へ運び入れ、クリードの通信機器を移植し直した。
異変を察したキンケイドがすぐさまマックスへとビデオ通話してくる。奴はマックスのテクニカルサポートを人質に取り、指示に従うよう脅す。どうにか正解を導き出し、テクニカルサポートを助けたマックス。そこへ、クリードのスマホへ動画が届く。ある場所へ来いというものだった。

マックスは自由になったクリードをアビー救出へ向かわせ、自分は警備兵を操作して状況のかく乱を行った。キンケイドの手の者であるならば、容赦はしない。マックスは気にすることなく敵を倒した。

映画『ReLOAD リロード』の結末・ラスト(ネタバレ)

センチネル社へやって来たクリード。正面から堂々と乗り込むとゼインが大勢の警備員を引き連れて待ち構えていた。クリードはアビーを助けるために立ち向かう。これはゲームではなく現実である。元軍人であったクリードは腕に多少の覚えがあった。どうにか全員を倒したが、最後にゼインが立ち塞がる。クリードは激しい戦闘を展開し奴の息の根を止めた。

そうして、社長室へ。アビーを人質に取られたまま、キンケイドと対峙したクリード。キンケイドはゲーマーに人を操作させることによって、世界を変えようとしていた。荒廃した世界を破壊し再建しようとしてコントロールXを利用しているのだ。奴は神になると豪語するが、クリードは人類には荒廃も必要だと言う。人が神になることなどできない。モニターではマックスが警備兵に銃を向けられていたが、彼はプレイヤーとして警備兵を操作して自分を救助。

それをきっかけにクリードもまた行動を開始。キンケイドと激しい戦闘を展開する。
2年間、引き篭もりだったマックスは、クリードと出会うことによって外へと出る決意を固める。そして、車に乗り込みセンチネル社へ。銃を手にしてキンケイドの元へやって来たマックスは、クリードが今にも殺されそうになっている場面に遭遇。彼は決意のままにキンケイドを銃殺した。

その後、マックスはセンチネル社を引き継いで会社の再建を行い、ゲーム社会に新たな方向性を提示するのであった。

映画『ReLOAD リロード』の感想・評価・レビュー

コントロールXは今後、何年かすれば可能になるシステムかもしれないと思う。VRも広がり着実に進化している中、人を操る可能性があるシステムの開発も可能だろう。操られる側となったシステムの開発者は、軍人に接続機器を移植し能力の増強を計れば、多くの人を救えると考えたらしいが、そもそも人を操ること自体がタブーではないかと思う。

ストーリーは突然、捕縛・移植されるという不穏な状態から始まっており、展開としては上々であるが、テスターの青年が引き籠った理由が愛犬の死であることから、少々安易すぎではないかと考える。突っ込みどころは満載であるが、設定や目の付けどころはおもしろいと思う。(MIHOシネマ編集部)

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