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映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』の概要:ブロージャー刑事は、赴任した町でおきた覆面の2人組みによるコンビニ強盗事件を捜査していた。手掛かりであるストリップバーを訪れたブロージャーは、ストリッパーのニコールと知り合い親密な関係になる。一方で、ギャング達は大金の輸送を計画していた。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』の作品情報

リベンジ・ショット 最後の賭け

製作年:2017年
上映時間:73分
ジャンル:アクション
監督:ジェイコブ・クーニー
キャスト:トム・サイズモア、ジョーダン・ラッド、ニッキー・ムーア、ケヴィン・ナッシュ etc

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』の登場人物(キャスト)

ブロージャー刑事(トム・サイズモア)
田舎町に赴任してきた刑事。コンビニ強盗事件の捜査中に、ストリッパーのニコールと関係を持つ。事件を解決したら一緒に町を出ようと約束する。
リンジー・ウォルターズ(ジョーダン・ラッド)
ギャングを取り仕切るセス・ウォルターズの妻。短気で暴力的なセスから暴行を受けており、日々耐えている。ニコールとは古くからの友人で、セスの金を奪うために協力して貰う。
ニコール(ニッキー・ムーア)
ストリッパー。リンジーとは古くからの友人で、銃の扱いに長けている。奪ったセスの金を山分けすることを条件に、彼女の手助けをする。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のあらすじ【起】

ある朝、エルム通りのコンビニへ覆面をした2人組みが強盗に押し入った。ギャングのセスはその店の売り上げの35%を所有しており、自分の金を盗まれたことで不機嫌だった。妻のリンジーはただでさえ気が短く暴力的な夫に怯え、彼のご機嫌を伺う。セスはリンジーに八つ当たりしながらも、今日の商談がまとまれば俺達の生活は変わるぞと息巻いて家を出た。

町に新しく赴任してきたブロージャー刑事は、コンビニ強盗の捜査に当たっていた。犯人達が使用したとみられるレンタカーは燃やされ、証拠として機能していなかったが、後部座席には手つかずの現金とベリー・ルームという店のチラシが残されていた。彼は店へと向かう。

ベリー・ルームは、場末のストリップバーだった。バーテンダーのマギーからニコールを紹介して貰ったブロージャーは、彼女から強盗事件の犯人について心当たりはないか聞き出そうとする。しかし、ニコールとリンジーこそ彼が探している犯人であった。ニコールは、嘘の情報を伝えると同時にブロージャーをデートへ誘い会話をすり替える。ニコールに惚れたブロージャーは彼女を友人であるリンジーの家まで送ると、未だ真相に至っていないため満更でもないような表情を見せる。

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映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のあらすじ【承】

犯罪に手を染めたリンジーは、気が立っていた。ニコールを送ってきた男が刑事だと分かるとリンジーは激しく取り乱したが、セスの金を奪い2日後には町を出る計画を見直し希望を見出す。ニコールは、リンジーの顔にできた新しい痣を見て、セスへの復讐心を強めた。

ブロージャーは、監視カメラに映った強盗達の新たな情報を得ていた。部下からの報告によると、犯人の内の1人は背が低く、2人ともボイスチェンジャーを使っていたことから女性である可能性もあるという。また、どちらか一方が洗脳されている可能性も視野に入れていた。その他にも、セス・ウォルターズが違法行為に手を染めているが証拠を掴めないこと、次の土曜日に大金を運ぶと言いふらしていることを知る。

その夜、ブロージャーとニコールはデートを楽しみ、モーテルで一夜を明かした。ニコールはブロージャーに、古い友人が「優越感を得るためだけに私を利用しているの」と相談。すっかりニコールに惚れこんだブロージャーは、強盗事件が解決したら2人で町を出ようと約束する。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』のあらすじ【転】

セスの金を根こそぎ奪う計画を立てていたニコールとリンジーは、セスのポーカー仲間、シスコを狙う。2人はシスコ達が違法ポーカーをしている最中に不意をついて乗り込むと、銃で脅し金を奪おうとする。ところが、途中でボイスチェンジャーが不調を起こし、シスコ達に自分達が女であることがバレてしまう。銃を撃てずにいたリンジーに代わり、ニコールがシスコの肩を撃ち2人は逃走、予定通り、セスが大金を用意しているシダー通りのアジトへ向かった。

ブロージャーはシスコ達に聞き込みをし、彼らを襲った犯人がコンビニ強盗と同一人物であることと女であることを聞き出した。また、セスが大金を運ぶことを言いふらしているので、彼に直接忠告しに行った。セスは全く相手にせず、ブロージャーを追い返す。

リンジーは、ブロージャーが、自分達が犯人でないことに本当に気付いていないのか探るため、カフェで彼らの会話を盗み聞く。警察は、犯人はセスを怒らせたいだけなのではないかと笑い話にしていた。安心したリンジーは、予定通り翌日の犯行に臨む。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、アジトに乗り込んだ2人はボイスチェンジャーを使わず彼らを銃で脅したが、ニコールがうっかりリンジーの名前を呼んでしまいセスに正体がバレてしまった。さらに、セスは携帯の通話をオンにしたまま彼女らと会話しており、通報されてしまったのだ。それに気付いたニコールはセスを射殺、リンジーに「セスが死んで嬉しくないの?」と聞くと、金を奪って逃げようと言った。

通報を受け駆けつけた警官達は覆面の2人に発砲するが、近くにいたチアリーダーを人質に取られてしまい取り逃がした。2人はカーチェイスの末隠れ家に到着すると、チアリーダーを解放。リンジーは計画通りにニコールと逃げようとするが、ニコールは彼女に銃を向ける。感情的になっているニコールは「見下されるのはもういや」と言いながらリンジーを殺そうとする。

そこへ、追いついたブロージャーが突入し、銃を構える人影に発砲。ニコールは彼に撃たれ死んでしまった。リンジーは金の入ったボストンバックを抱えてさらに逃亡し、長距離バスの乗り場へと向かう。ブロージャーはバス乗り場でリンジーを追い詰めたが、彼女は犯行動機を全て告白。それを聞いたブロージャーは、ボストンバックを置いて町を出るよう促し彼女を見逃す。ところが、バスに乗り込んだリンジーのコートの下には大量の札束が隠されており、彼女は笑顔で町を後にした。

映画『リベンジ・ショット 最後の賭け』の感想・評価・レビュー

スピード感のないストーリー展開と弱いキャラクター設定、迫力のない銃撃戦に頭を使うまでもない謎解きのフルセットである。

刑事と関係を持つニコールの真意やリンジーへの負い目の理由が最後まではっきりせず、なんで喧嘩してるの?なんで死んだの?と違和感だらけだ。

刑事も無能で、特に感動的なエピソードを聞いたわけでもないのに独断でリンジーを逃がしてしまう。そしてまんまと金を手にしたリンジーは、自分に利益があるように率先して計画を練っていたわけでもなく、うっかりお金が手に入った、という体たらくである。

せっかくトム・サイズモアを起用しているのに、名優の無駄遣いだ。(MIHOシネマ編集部)

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