この記事では、映画『ライトスタッフ』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ライトスタッフ』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ライトスタッフ』の作品情報
上映時間:160分
ジャンル:ヒューマンドラマ、アドベンチャー
監督:フィリップ・カウフマン
キャスト:サム・シェパード、スコット・グレン、フレッド・ウォード、エド・ハリス etc
映画『ライトスタッフ』の登場人物(キャスト)
- チャック・イエーガー(サム・シェパード)
- アメリカ空軍のパイロット。第二次大戦時には、1日に5機の敵機を撃墜したと言われる。公式記録で世界初の音速飛行に成功。自身の最速記録が塗り替えられるたびにその記録を更新し、1953年には、当時前人未踏のマッハ2.5を記録した。
- アラン・シェパード(スコット・グレン)
- アメリカ海軍のパイロット。マーキュリー計画に選ばれた7名の宇宙飛行士のうちの1人。アメリカで最初の宇宙飛行に成功する。自身のことを、当時流行っていたコメディアンの演じる「ホセ・ヒメネス」だと言って、おどける。
- ヴァージル・“ガス”・グリソム(フレッド・ウォード)
- アメリカ空軍のパイロット。マーキュリー計画に参加し、アメリカで2人目の宇宙飛行を経験。しかし、帰還時にトラブルで宇宙船のカプセルを海中に沈めてしまい、英雄から一気に失敗者の烙印を押されてしまう。後にアポロ計画の火災事故で死亡。
- ジョン・グレン(エド・ハリス)
- アメリカの海兵隊パイロットで、5度の叙勲も受け、初の音速大陸横断を成し遂げるなど、輝かしい功績を残した。弁舌もさわやかで国民の人気も高い。マーキュリー計画に参加し、アメリカで初の地球周回飛行に成功。
- ゴードン・クーパー(デニス・クエイド)
- アメリカ空軍のパイロット。愛称は「ホットドッグ」。イエガーらに憧れてエドワーズ空軍基地のテストパイロットになるが、その後、マーキュリー計画に参加。同計画最後の宇宙船で地球を22周回るという快挙を成し遂げる。
- グレニス・イエーガー(バーバラ・ハーシー)
- チャック・イエーガーの妻。常に危険にさらされるテストパイロットの夫を待ち続ける、真の強い女性。馬術が上手で、チャックも追い付かないほどの速さで馬を疾駆させる。
- トルーディ・クーパー (パメラ・リード)
- ゴードン・クーパーの妻。グレニスと対照的に、危険な夫の仕事に対する不安を常に表に出していた。しかし、ゴードンが宇宙飛行士になってからは、マスコミの攻撃に晒される仲間の宇宙飛行士の家族を守るなど、真の強い一面も見せる。
- アニー・グレン(メアリー・ジョー・デシャネル)
- ジョン・グレンの妻。言語に障害を持つが、夫の愛に支えられて、力強く生きる。副大統領の強引な面会要求も、夫の指示で拒否する。
- リンドン・B・ジョンソン(ドナルド・モファット)
- ケネディ大統領時代の副大統領。ソ連(当時)への対抗意識を露わにして、アメリカ宇宙計画を半ば強引に推進する。
映画『ライトスタッフ』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ライトスタッフ』のあらすじ【起】
第二次世界大戦後のアメリカ。最新鋭機の試験を行うテストパイロットの間では、大空の悪魔に挑んだ者は死ぬという伝説があった。その伝説どおり、「音の壁」と呼ばれるマッハ1の速度に挑んだパイロットたちは、スピードに耐えきれない機が墜落し、命を落としていった。
エドワーズ空軍基地に所属するテストパイロットが集まる酒場、通称「パンチョの店」では、軍関係者が、新型戦闘機X-1で音速に挑戦するパイロットを探していた。狙いを付けていたのは、エースパイロットのスリック。しかしスリックは、15万ドルという、当時としては破格の金額を要求する。
あまりの法外な金額に、パイロットのスカウトを諦めようとした関係者の1人が、酒場の隅にいたイエガーを発見する。1日に5機の敵機を撃墜したこともある英雄は、意外にも簡単にその挑戦を受ける。しかも、報酬は給料の中に含まれているという。イエガーの給料は週283ドルと聞き、関係者はほくそ笑む。
イエガーは、店にいた女性に声をかけ、馬で競走をしようと誘う。実はその女性は、イエガーの妻のグレニスだった。仲の良い2人は馬上で荒野を駆ける。しかし、グレニスに追い付こうとスピードを上げたイエガーは、サボテンの枝に引っかかって落馬する。
翌朝。テスト飛行にやってきたイエガーは、肋骨を数本、骨折していた。それが露見すると、別のパイロットに交代させられてしまうため、仲間の協力を得て、そのままテスト飛行に向かった。
母機からX-1が切り離され、いよいよ音の壁に挑むイエガー。徐々に速度は上がり、マッハ1の直前で計器が故障。轟音が鳴り響き、機影が消える。テストは失敗だったと誰もが諦めかけたその瞬間、イエガーから通信が入る。計器は故障、しかし、マッハ1の速度は確実に記録されていた。

映画『ライトスタッフ』のあらすじ【承】
1953年。エドワーズ空軍基地に向かう車の中には、ゴードンと妻のトルーディ、そして、子供たちの姿があった。ゴードンは、ホットドッグという愛称で、命知らずの新進気鋭のパイロットだ。イエガーらに憧れ、トップパイロットになることを夢見ていた。
ある日、ゴードン夫妻はパンチョの店を訪れ、そこでガス・グリソムら有名なテストパイロットと出会う。店内では、パイロットの妻が夫に「36週間で62人が死んだ」という危険な仕事を辞めるよう説得している。それを聞いたトルーディの不安はさらに深まる。
イエガーは、「音の壁」を破った後も、5年間トップパイロットの地位に君臨していた。記録を破られると、すぐにその記録を破り返す。しかし、ついにマッハ2の壁を破るパイロットが現れる。
イエガーは、マッハ2の壁に挑むため、再び最新鋭機のコクピットに入った。機体が切り離され、人類未到の世界に挑戦、そしてイエガーは、マッハ2の壁を超える。しかし、彼はそこで挑戦を止めなかった。マッハ2.1、2.3・・・・・・。
そのときイエガーには、「空の悪魔」が見え、機は制御不能になる。キリモミ状態で落下し、朦朧とする意識。しかし、イエガーは途中で意識を取り戻し、機体を元に戻す。計測記録はマッハ2.5。地上では仲間がその快挙を称え、沸き立っていた。
映画『ライトスタッフ』のあらすじ【転】
1957年10月、ソ連が世界で初めて、人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功した。ワシントンDCでは、大統領、副大統領はじめ、政府高官が危機感をあらわにしていた。航空技術で最先端を走っていると思っていたアメリカが、共産主義国に宇宙開発で先を越された。そのうち核爆弾が雨のように降ってくる。そんな妄想を口にするものもいた。
そこで政府は、翌年NASA(アメリカ航空宇宙局)を創設して、宇宙計画の推進に本腰を入れ始める。そして、優秀なパイロットの中から宇宙飛行士を選別することになった。
エドワーズ基地にもスカウトがやってきた。テストパイロットは、言うことをきかない頑固者が多いため、スカウトを渋る者もいたが、スカウトの1人は、彼らが「正しい資質(Right Stuff)」を持っていると言う。「正しい資質」とは、勇気やヒロイズムを超越したものだと、そのスカウトは説明した。
だが、大学を出ていないイエガーや、身元調査の必要な民間パイロットは対象外とされ、結局エース級のパイロットは選抜されなかった。
空軍のテストパイロットからはガスやゴードンなど数名、そのほか、海兵隊や海軍のパイロットも選抜された。厳しいテストを繰り返した後、最終的に7名が宇宙飛行士として「マーキュリー計画」に参加することになった。
アメリカの宇宙計画の担い手として、7人の元には報道陣が多数押しかけ、一躍、国中の注目の的になる。しかし、7人がいくら厳しい訓練を繰り返しても、なかなか宇宙へ飛び立つチャンスは巡ってこなかった。国の宇宙船の技術が追いつかず、なかなか打ち上げに成功しなかったからだ。
アメリカがぐずぐずしているうちに、ソ連は宇宙飛行士ガガーリンを乗せた世界初の有人宇宙飛行船の打ち上げに成功してしまう。焦るアメリカ政府は、さまざまな課題を残しながらも、有人宇宙船を打ち上げる決断を下し、第1号の宇宙飛行士にはアラン・シェパードが選ばれた。
いよいよ宇宙に飛び立つ日。宇宙船に乗り込んだアランだったが、予定時刻を過ぎても打ち上げが始まらない。あまり待たされたアランは尿意をもよおし、司令部の許可を得て宇宙服の中で用を足す。しかし、逆にそれで落ち着きを取り戻したアランは、宇宙に飛び立ち、15分の宇宙飛行の後、無事帰還する。
アメリカ初の宇宙飛行に成功したアランは、一躍国民の英雄となった。ホワイトハウスにも招かれ、勲章も授与される。アランの妻は、ファーストレディーと会話できたことに感動し、次回宇宙に飛び立つガスの妻に、「次はあなたよ」とバトンを渡す。
2ヶ月後、宇宙に飛び立つ2番目の宇宙飛行士に選ばれたガスは、飛行の前日から浮かれていた。宇宙からお土産を持ってくるといって、バーの店員の女性を口説くガス。一緒に飲んでいたゴードンも、ガスの宇宙飛行の成功を信じて疑わなかった。
そして、当日。ガスの宇宙飛行は成功し、無事に帰還した。しかし、着水した海の中でトラブルが発生し、宇宙船のカプセルのドアが回収前に爆発で開いてしまう。海水が浸入して重くなったカプセルは、貴重なデータと共に海中に沈んだ。
ガスは英雄どころか、カプセルと大事なデータを失った失敗者としての烙印を押されてしまう。ホワイトハウスに招待されることもなく、ファーストレディーとの会話を楽しみにしていた妻は、ガスの失敗をなじった。
ガスの失敗をテレビで見ていたイエガーは、パイロット仲間がガスを馬鹿にする中、1人だけガスの活躍を称えた。「命を捨てる覚悟で任務に就く男は立派だ」と。
後日、パンチョの店は火事で焼けてしまい、壁に貼ってあったエースパイロットたちの写真も、灰燼に帰した。
映画『ライトスタッフ』の結末・ラスト(ネタバレ)
米ソの宇宙開発競争は、その後もソ連が先手を取り、今度は丸1日という長時間の宇宙飛行に成功する。それに対抗してアメリカも長時間の宇宙飛行をすぐに行うことになり、宇宙飛行士にはグレンが選ばれた。
飛行当日、グレンの家には大勢の報道陣だけでなく、ジョンソン副大統領がやって来る。副大統領は、グレンの妻アニーを励ますシーンをテレビで放映させ、自身と宇宙開発計画の評判を高めようとした。しかし、言語に障害があり、人に会うことが嫌いなアニーは、大統領への面会を拒否する。
結局、その日のグレンの飛行は中止となる。副大統領は急遽、アニーを慰めるシーンを撮影してテレビ局に報道させようと試みるが、アニーが頑なに拒否するため、NASAに電話して、グレンからアニーを説得するよう圧力をかける。
しかし、グレンはアニーに電話で、会いたくなければ会わなくていい、自分の思い通りにしろ、と告げ、アニーを励ます。副大統領は宇宙計画の最高責任者である。これにはグレンの上官も怒り、グレンの宇宙飛行の順番を後回しにすると脅す。それを聞いた仲間の宇宙飛行士は、「やれるものならやってみろ」と上官に反発し、上官はしぶしぶ引き下がった。
その後、グレンは再び地球周回の宇宙飛行に挑戦する。しかし、規定の周回を終えた後、地球の司令部から、地球を3回周回するよう、指令が出る。理由は明らかにされず、不審に思ったグレンだったが、指令どおりに地球を3たび周回する。
そして任務を終え、地球に再突入するが、耐熱シールドの不具合で、カプセルは火ダルマ状態になる。それでもカプセルをコントロールし、グレンは何とか地球に帰還した。
グレンも英雄となった。彼の功績を称えるパーティーには、ゴードンたちも参加していた。この後、宇宙でのミッションが待っているゴードンに、インタビューのマイクが向けられ、「最高のパイロットは誰か?」と聞かれる。
ゴードンは、とっさにパンチョの店に写真が飾ってあるエースパイロットの名前を出そうとする。しかし、ゴードンの発言は、他の放送局の質問にかき消される。しかたなくゴードンは、「最高のパイロットなら、目の前にいるだろう」と言って、おどけた。
ゴードンが名前を挙げたかったのであろう、エースパイロットのイエガーは、その頃、ソ連が持つ高度記録に挑戦していた。最新鋭機でどこまでも上昇していくイエガー。しかし、機は途中で制御不能になり、墜落する。イエガーは負傷したが、生きて脱出した。
ゴードンはその後、マーキュリー計画最後の宇宙船で、地球を22周する。ゴードンの快挙をもって、マーキュリー計画は終了し、アポロ計画に移行される。ガスはアポロ計画の中で火災事故に遭い死亡。最初の宇宙計画による犠牲者となった。
映画『ライトスタッフ』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
アメリカ凄いでしょ映画の一種ではあるけれど、本当に凄いのでこれは嫌みとは言わない。文字通り命を懸けた兵士たちの宇宙開発への献身の歴史。今日ではもっと安全対策が取られるのだろうが、それでも死と隣り合わせの危険性が大きく変わったわけではないだろう。宇宙開発への理解が薄れる昨今ではあるが、未来への挑戦心をこそ彼らより学ぶべきだろう。英雄となり帰ってこなかった夫を待つ妻たちの姿が何よりも印象的な映画だ。(男性 30代)
アメリカ初の宇宙飛行士たちの挑戦と苦悩を描いた本作は、圧倒的なリアリティとスケール感に驚かされました。特にチャック・イェーガーの孤高な姿が印象に残りました。彼が宇宙飛行士には選ばれないという事実が皮肉であり、だからこそ胸に迫るものがありました。飛行機の爆音や広大な空の描写にも圧倒されます。長尺ですが、最後まで見応え抜群です。(20代 男性)
当時のアメリカの熱狂と緊張感がリアルに伝わってきて、歴史好きとしては大満足でした。マーキュリー計画の裏側をこんなに丁寧に描いてくれた映画は珍しいと思います。宇宙飛行士たちの栄光だけでなく、家族との葛藤や個人の苦悩まで描かれていて、単なる英雄賛歌に終わらないのが素晴らしいです。音楽も壮大で、すごく余韻が残る作品でした。(40代 女性)
スペースレースの裏側を、こんなにもリアルに、そして人間ドラマとして描いていることに驚きました。特にガス・グリソムの悲劇的な描写には心を打たれました。失敗を恐れず挑戦する人たちの強さと脆さが、丁寧に描かれていて素晴らしい。英雄とは何かを深く考えさせられる映画でした。長いですが、その分しっかり心に残ります。(30代 男性)
女性の立場から見ると、飛行士たちの妻たちの葛藤が非常に興味深かったです。夫の命を心配しながらも、表では支え続けなければならないプレッシャーがリアルに描かれていました。ヒーローを支える影の存在に、もっと注目してほしいと思いました。単なる宇宙モノではなく、家族ドラマとしても楽しめる作品だと思います。(30代 女性)
チャック・イェーガーという存在がこの作品の真の「ライトスタッフ」だったと思います。宇宙には行けなかったけど、彼の自由で誇り高い精神は、宇宙飛行士たち以上に輝いていました。ヒーローとは何かを問うラストシーンには、言葉にできない感動がありました。派手な演出はないけど、心の奥にずっしり響く名作です。(50代 男性)
昔のアメリカ映画ってやっぱりスケールが違うなと感じました。特に、飛行シーンやロケット発射のリアリティがすごいです。CGに頼らない分、逆に臨場感がありました。若き日の宇宙飛行士たちが、不安や恐怖を抱えながらも未知に挑戦する姿に胸が熱くなりました。特にジョン・グレンの描き方がとても好感持てました。(20代 女性)
宇宙モノの映画はいろいろ観てきましたが、『ライトスタッフ』は別格ですね。単なる冒険映画ではなく、アメリカという国が「英雄」をどう作り上げていくか、その裏側をしっかり描いているのが面白かったです。政治、メディア、そして国民の期待に押しつぶされそうになりながらも飛び続ける彼らに、胸を打たれました。(40代 男性)
長い映画なので観る前はちょっと身構えましたが、気づけば引き込まれていました。飛行士たちの個性が豊かで、誰に感情移入するかで見え方が変わるのが面白いです。特にスコット・グレン演じるアラン・シェパードのくだりがユーモラスで好きでした。宇宙への情熱と人間らしさのバランスが絶妙な、最高の群像劇です。(30代 女性)
ライトスタッフ=「適性」というテーマが全編にわたって語られていて、考えさせられました。ただ勇敢なだけではなく、強い精神力、冷静な判断、家族を守る覚悟…。本当に「選ばれし者」たちの物語だと実感しました。航空機の歴史を学びながら、熱いドラマを楽しめる、まさに一粒で二度おいしい映画です!(50代 男性)
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