映画『ライジング・サン(1993)』の概要:1993年製作のアメリカ映画(原題:Rising Sun)。ショーン・コネリーを主演にした日本企業によるアメリカ企業買収の問題をテーマにした作品。日米経済サスペンス映画として注目された。
映画『ライジング・サン』 作品情報
- 製作年:1993年
- 上映時間:128分
- ジャンル:サスペンス
- 監督:フィリップ・カウフマン
- キャスト:ショーン・コネリー、ウェズリー・スナイプス、ハーヴェイ・カイテル、ケイリー=ヒロユキ・タガワ etc
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映画『ライジング・サン』 評価
- 点数:55点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ライジング・サン』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ライジング・サン(1993)』のあらすじを紹介します。
日経企業のナカモトがロサンゼルスに進出し、ついにビルが完成。
そのパーティーが行われた夜、コールガールの女性が性交中に殺害されビル内で死体が発見される。
殺人事件の捜査を始めたのはスミス(ウェズリー・スナイプス)警部補とコナー(ショーン・コネリー)警部だった。
彼らは外国人が絡んだ事件を担当している部署にいたのだ。
コナーは日本通のところがあり、友好的な捜査を進めていたがよく思わない同僚もいる。
ナカモトでは最近、米国軍事開発に携わっているマイクコロン社を買収しようと動いていた。
捜査が進んでいくある日、ナカモトのライバル会社の御曹司の姿が映っている防犯カメラを入手する。
その映像にははっきり殺害する現場が撮影されていた。
早速御曹司の逮捕に向かう2人だったが、御曹司は逃走中に車が大破し焼死体となって発見される。
エディとコナーは更に詳しく解析するため、大学教授のところにこの映像を持ち込む。
するとその映像は特殊な技術で加工され、別の人物が写りこんでいたことが判明したのだ。
事実が明らかになってきている時、死んだはずの御曹司が2人の刑事の前に姿を現した。
以前の焼死体はナカモトの社員だったのだ。
しかし2社が用意したマフィア同士の抗争に巻き込まれ、御曹司が死亡。
スミスとコナーは彼から渡されていた映像をナカモトの会議に持ち込む。
その映像には買収を進めていたナカモトの社員が賄賂として議員に女性を提供。
性交中に女性を気絶させ、その後別の人物が彼女を殺害する映像が残されていた。
それをライバル会社の御曹司のせいに仕立て上げたというわけだ。
会議で明らかになった殺人事件。
犯人と思われる「交渉人」として勤めている社員がその場から逃走。
しかし御曹司の仲間たちに殺されてしまう。
こうして真犯人だと思われた人物の死亡で、真相が明らかにならないまま闇に消えてしまった。
映画『ライジング・サン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ライジング・サン(1993)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
海外から見た日本の滑稽さ
本作品の気になるところ、それは日本の描写である。
言葉使いのおかしさから仕草、または言い伝えのようなものまですべてがおかしい。
ハリウッドで日本人が描かれる時は大抵おかしな誤解が入っているものだが、それにしても笑ってしまうほどの滑稽さだ。
冗談でも何でもなくショーン・コネリーたちがいたって真剣に演技をし映画を撮っているからまた面白い。
いつの時代の話をしているのかよくわからない事も多いのだが、このように見られているのだということは知ったおくべきことなのかもしれない。
意外とスケールの小さな結末
日米間の経済摩擦がテーマとなっているということもふまえての殺人事件だと、最後はかなり大きなスケールの物語になりそうなものだと期待する。
しかしどうだろう。
犯人こそはうやむやになり何となくしっくりこないまま終わってしまうが、全体的なストーリー構成はかなりスケールが小さいままだ。
あれだけ散々引っ張って、最初のコールガールの殺人事件だけが解決されて終わるというもの。
日米間の摩擦だの、経済問題が絡んでいそうなのに驚きが隠せない。
今いちパっとしない
この映画を見終わって感じたこと。
それは地味さが印象的だということである。
出演している俳優もまあまあ良く、題材もそれなりのように感じるが何かが足りないし華やかではない。
全体的にトーンも暗く、どこかB級の臭いがするところも否めない。
何が悪いのかはわからないが、もう少し華やかさをプラスしていたら豪華な作りになったかもしれない。
もう少し国と国の問題にでもなりそうな大きな事件に発展していっても良かったのかもしれない。
映画『ライジング・サン』 まとめ
社会派問題を取り上げる映画は少なくない。
そもそも、そういったものを題材に描くものが映画であるとも言える。
映画というものはその時代の社会問題や風刺を描きメッセージ性の強いものであってよい。
日米間の経済摩擦という大きなスケールのものを取り上げたわりにどこか自分達のものに出来ていない、そんな感じもうける。
内容が難しいわけではなく、撮りたい画に演出の実力が追い付かないとでも言うべきか。
ショーン・コネリーの演技も良く見所はあるが、若干誤解された日本人像に不愉快になる人もいるのかもしれない。
社会問題を描きたかったのか、もっと他に目的があったのか定かではないがもう少しやりようがあったはずであると悔やまれてならない。
みんなの感想・レビュー
ビデオを見たところです。
ありがちでした。
複雑な様でそうでも無かった。
中途半端なヤクザの行動にも残念な感じ。