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映画『ロボジー』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ロボジー』の概要:「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」をヒットさせた矢口史靖監督が“もしロボットの中身がおじいちゃんだったら”という奇想天外な物語を痛快なコメディに仕上げた日本映画。2012年公開。

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映画『ロボジー』 作品情報

ロボジー

  • 製作年:2011年
  • 上映時間:111分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:矢口史靖
  • キャスト:五十嵐信次郎、吉高由里子、濱田岳、川合正悟 etc

映画『ロボジー』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『ロボジー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ロボジー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ロボジー』 あらすじ【起・承】

家電メーカーの木村電器社員、小林(濱田岳)と太田(チャン・カワイ)長井(川島潤哉)
は、社長から3か月で二足歩行型ロボット「ニュー潮風」を作るよう命じられていた。
ロボット博覧会に「ニュー潮風」を出品して木村電器の宣伝をするためだ。

なんの知識もない3人は徹夜を続け、形だけのロボットを作ったが、博覧会開催の1週間前、不慮の事故によりロボットは大破。外装だけが生き残る。

3人は苦肉の索で、着ぐるみショーと偽ってオーディションをし、ロボットの中に入ってくれる人を探す。
そこで選ばれたのが、退屈な隠居生活を送る鈴木重光(五十嵐信次郎)という老人だった。

ロボット博覧会だけ乗り切るつもりだった3人の思惑に反して、着ぐるみショーだと思っている鈴木は好き放題動き、さらに女子大生の佐々木葉子(吉高由里子)の危機を救ったことで大きな注目を浴び、「ニュー潮風」は一気に有名になる。

全国から出演依頼が殺到し、引くに引けなくなった3人は鈴木にロボット役の継続を頼む。
鈴木は3人の弱みにつけ込み、わがまま放題の条件付きでロボット役を続ける。

あちこちで大歓迎され、宿では贅沢三昧できる生活に鈴木はご機嫌だったが、3人は金銭的に困窮していく。

そんな中、「ニュー潮風」の追っかけとなっていたロボットオタクの葉子から、大学での講演依頼が入り、3人は金のためにその依頼を受ける。
3人は本気でロボット工学を学ぶ学生たちから刺激を受け、自分たちも本物のロボットを作ろうと努力し始める。

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映画『ロボジー』 結末・ラスト(ネタバレ)

「ニュー潮風」に心酔していた葉子は、木村電器への就職を希望していた。
しかし、自分たちの秘密を知られてしまうのを避けたい太田は、わざと葉子に“君はロボットに向いてない”と告げ、その言葉に葉子は深く傷つく。

葉子は自暴自棄となるが、偶然「ニュー潮風」の中に人間が入っている証拠を見つける。
ロボットを馬鹿にされたと怒り心頭の葉子は、地元ケーブルテレビ局の伊丹に協力を頼み、鈴木の存在をつきとめる。

「ニュー潮風」が偽物ではないかという疑惑の声は他からも上がり始めており、社長は潔白を証明する記者会見を開くと言い出す。

伊丹は鈴木と接触し、その記者会見で「ニュー潮風」の秘密を暴露してくれと依頼する。

記者会見の日、葉子も秘密を暴露する手伝いをするつもりだったが、小林から届けられていた新しい「ニュー潮風」の図面を見て、3人が真面目にロボットのことを考えていることを知り、気が変わる。

葉子は急いで会場に駆け付けるが、すでに鈴木の入った「ニュー潮風」は勝手に会場へ乱入していた。
伊丹は計画通り、ロボットの頭部を取ろうとするが鈴木は逃げ回り、会場の窓から地上へと落下し大破してしまう。
しかし大破したロボットは鈴木の用意したダミーであり、3人は鈴木に窮地を救われる。

1年半後、入社した葉子と3人は国際ロボット会議で発表するため「ニュー潮風2」を開発し、直前にテレビの取材を受けるが、またもや不慮の事故でロボットは大破してしまう。
そして再び、4人は鈴木のもとを訪ねるのだった。

映画『ロボジー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ロボジー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

よくわからないクライマックス

“ロボットの中身がおじいさんだったら”という馬鹿馬鹿しい設定の話を、主人公のロボットに扮する鈴木、木村電器の3人、ロボットオタクの葉子という3者の事情を絡ませ、うまくまとめている。

しかし後半部分では、葉子と3人の交流が物語の主軸となり、主人公であるはずの鈴木と3人はほとんど絡まない。
そのままクライマックスの記者会見に突入して、3人の窮地を鈴木が救うという展開になるのだが、どうもここのトリックがわかりにくい。

記者会見の舞台裏で、鈴木はロボットの衣装を装着してスタンバイしている。
3人は鈴木が来ていることを知らないはずで、どうやって鈴木は衣装を装着したのか?
コスプレ業者から届いていたらしいダミーの存在も唐突で、1回では理解できない。

とってつけたような1年半後のオチより、最後は鈴木と3人がしっかり種明かしをして終わった方が観客はスッキリしただろう。

小ネタが面白い

本作は全体に散りばめられた小ネタが面白い。

特に木村電器のデコボコトリオが醸し出す悲壮感は笑える。
濱田岳、チャン・カワイ、川島潤哉の3人がいい味を出していて、ボケ方もうまい。
濱田岳の達者な演技が他の2人をうまくまとめ、引っぱっている。

他にも、ロボット研究会の学生の感じが理系男子の的をついており、妙なリアル感があってここも笑える。

ワンシーンだけ出演している竹中直人の“呆気にとられた酔っ払い”や、小野武彦演じるバカ社長の能天気さなど、小ネタのオンパレードで、ストーリーそのものの進行より、そっちを楽しむ作品なのかもしれないとさえ思える。

映画『ロボジー』 まとめ

とにかく気楽に笑える映画だ。

難しい主張や社会風刺、人間を深く掘り下げるようなドラマ性も一切ないに等しいので、サラッと観られる。
その割に、話もそれなりに面白いので退屈はしない。
変に難しいテーマを取り上げた自己陶酔型の退屈な映画よりはずっと楽しめるはずだ。

「ニュー潮風」は、本気でロボット工学を学んでいるような人が観たら“こんなの一瞬で気づかれるだろう”で終わってしまいそうなアナログ感満載のロボットだ。
だからこそ“なぜ誰も気づかないの?”という理屈は抜きにして、ゆるい気持ちで楽しんで欲しい。

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