この記事では、映画『ダブル・サスペクツ』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ダブル・サスペクツ』の作品情報
出典：https://www.video.unext.jp/title/SID0054101
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 118分 |
| ジャンル | サスペンス |
| 監督 | アルノー・デプレシャン |
| キャスト | ロシュディ・ゼム レア・セドゥ サラ・フォレスティエ |
| 製作国 | フランス |
映画『ダブル・サスペクツ』の登場人物（キャスト）
- クロード（レア・セドゥ）
- 同性カップルの女性。マリーの恋人。6歳の息子がいるシングルマザー。
- マリー（サラ・フォレスティエ）
- 同性カップルの女性。クロードの恋人。
- ダウード（ロシュディ・ゼム）
- ルーベの警察署長。
- ルイ（アントワーヌ・レナルツ）
- ルーベ警察署の新人警部補。
- ファリッド（イリス・ベンサレム）
- 容疑者として名前があがった男。
- コバルキ（アンソニー・サラモーネ）
- 容疑者として名前があがった男。
- スフィア（レミ・ギスラン）
- 17歳の少女。
映画『ダブル・サスペクツ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ダブル・サスペクツ』のあらすじ【起】
フランス北部のルーベは、ベルギーとの国境付近にあることで移民が多くフランスで最も貧しい街と言われていた。ルーベでは凶悪犯罪の発生率も高く治安も悪いことで知られていた。
ある年のクリスマスの夜、ルーベ警察署の警察署長ダウードは車両火災の現場に遭遇した。警察署ではアラブ系の4人組に襲撃され車を奪われたという男が証言をしていたが、ダウードは男の嘘を見抜き、事件が男の自作自演であったことを解明した。ダウードは北アフリカの移民であり、家族を北アフリカに住まわせて自分だけルーベに留まっていた。ダウードは孤独であったが、競馬の予想だけが楽しみであった。
次の日、ルーベ警察署に新人警部補のルイが赴任してきたことで、ダウードは警察署員たちに担当事件を振り分けた。ルイは前日に発生したヴィーニュ通りで発生した放火事件を担当することになった。
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映画『ダブル・サスペクツ』のあらすじ【承】
放火された家は、工事中の中庭を囲む形で建てられた一軒家であった。ルイが近隣住民に聞き込みをすると、中庭に面した家に住んでいるのは一緒に住んでいる同性カップルの女性、クロードとマリーとクロードの6歳の息子であることがわかった。彼女たちの家の周辺には若い男がよく出入りしていたという証言も存在した。
ルイが身の安全を保証すると約束すると、クロードは証言に協力することにした。警察署にて前科者の写真による面通しが行われると、クロードとマリーはファリッドとコバルキという二人の男を指さした。警察が男たちのアリバイを調査すると、コバルキは事件当時のアリバイが証明され、ファリッドも事件に関与していないことがわかった。
その頃、ダウードは家出した17歳の少女スフィアの捜索をしていた。ダウードはスフィアは18歳の誕生日を目前にしており、フランスの法律上で成人となる18歳になると強制的には連れ戻せないことを知っていた。ダウードは彼女の父親から相談されたことで、スフィアを探していた。しかし、ダウードが目星をつけた彼女の友人の家にはスフィアはいなかった。
映画『ダブル・サスペクツ』のあらすじ【転】
スフィアの叔父はダウードの兄の友人であったため、ダウードは彼女の叔父に聞いてみることにした。するとスフィアは三週間前に恋人とともに叔父宅を出ており、ベルギーに渡って恋人と暮らすつもりであると聞き出した。ダウードはホテルで恋人といたスフィアを見つけると、未成年のうちはあまり勝手な行動で心配をかけないようにと伝え、両親のもとに連れて帰り和解させた。
一方、放火事件に進展はなかった。その時、クロードから中庭に面した一軒家の扉が壊されていると通報が来た。警察が駆けつけると、そこの住民の83歳の老女の他殺体が発見された。そのことからダウードが放火された家を確認すると、放火を通報したのもクロードとマリーであり二人に老女の殺害疑惑が浮上した。クロードとマリーは空き巣を繰り返し、証拠隠滅のために放火して、その後自分たちで通報していたのではないかという疑惑が上がった。
映画『ダブル・サスペクツ』の結末・ラスト（ネタバレ）
クロードとマリーは重要参考人として拘留されることになった。48時間の拘留時間のうち、ダウードはクロードを担当し、ルイはマリーの聴取を担当することになった。
マリーはクロードと空き巣を働き、放火と老女殺害についても自供した。しかし、マリーは左手に怪我を負っており彼女一人で被害者を絞殺することは不可能ではないかとルイは疑問を感じた。クロードは空き巣については認めたが、殺人についてはなかなか認めようとしなかった。しかし、ダウードの執念の取り調べによってクロードはついに自供した。マリーはクロードを庇うほど愛していたが、クロードはマリーと馴れ合いで一緒にいるだけだという事実がわかった。クロードはマリーと出会ったことで人生が壊されたと冷酷に吐き捨てた。
クロードとマリーは殺人罪で逮捕され、一人息子は施設に預けられることになった。ダウードは自分の家族の姿と重ねて複雑な心境になった。翌日、クリスマスのイルミネーションが撤去された街並みで行われた現場検証でも、クロードとマリーの証言は最後まで食い違っていた。
その後ダウードは久しぶりに競馬場に行って、レースを見ていたルイと合流し競馬を楽しんだ。
映画『ダブル・サスペクツ』の感想・評価・レビュー
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映画『ダブル・サスペクツ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ダブル・サスペクツ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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