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映画『最強のきずな』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『最強のきずな』の概要:2009年のアメリカ映画。久しぶりに実家に帰って来た妹と余命を宣告された父、胡散臭い愛人と妹を大事にして苦労してきた姉が騒動を起こす、コメディありのヒューマンストーリー。

映画『最強のきずな』 作品情報

最強のきずな

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ミッチェル・リヒテンシュタイン
  • キャスト:パーカー・ポージー、デミ・ムーア、リップ・トーン、エレン・バーキン etc

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映画『最強のきずな』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『最強のきずな』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『最強のきずな』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『最強のきずな』 あらすじ【起・承】

ジェインは親の資産を受け継いだ現代画家と結婚、金に困らない生活を送っている。
しかし子供は授からない。
最近夫との間に溝が出来てきたジェインは、日常に悩んでいた。

ある日姉のローラから、父の様子がおかしいから家に戻るよう連絡が来る。
ヒールの高いお気に入りの紺色のブーツを履いて現れたジェイン。
父は認知症らしく、時々ぼけてしまう。
トイレもたまに漏らしてしまって、ふろ場で姉妹に現れる始末だ。
母は既に他界。
ジェインはこの家の母の思い出、肩身のネックレスなどを見るのが好きだった。

病院で父の検査の診断を聞く。
認知症が進んでいる父の余命は1,2年ほどだと言う。
父には愛人がいた。
いかにも胡散臭い彼女をナースだと信じ込む父。
そんな彼女を毛嫌いするローラだったが、ジェインは比較的話が合うようになっていく。

映画『最強のきずな』 結末・ラスト(ネタバレ)

父親を施設に入れようと思っているローラに、反発するジェイン。
彼女が「施設は可愛そうだから自分の家に来ないか」と言う。
「行きたいが街で暮らすのは難しい」と難色を示す父。

そんな矢先、愛人が突然消える。
ジェインは心配になり、父の寝室にある母のネックレスを見に行くと無くなつているではないか。
激怒するジェインだったが、自分が買ったネックレスを愛人にあげて何が悪いのだと反論する父だった。

空港まで行く車の中で、ジェインのおめでたい頭にいらついたローラは父の秘密をばらす。
それは小さい頃ローラに公園に連れていかれた思い出の話である。
「何故いつも公園に連れて行ったのか知っている?」と聞いた。
「自分と遊びたかったからでは?」と聞くジェインに、「父が女を家に連れ込んでいたから、公園に連れて行っていたの」だと聞いた。
あまりのショックに言葉を失うジェインは、運転が一気に荒くなりそのまま交通事故を起こしてしまった。

気が付くと病院だった。
奇跡的に怪我をしていなかったジェインはすぐに退院しろと言われる。
姉と父は経過観察だった。

結局父を施設に入れようと、家の物をフリマのようなものを開いて販売する家族。
その夜父は突然トラクターを動かし始めた。
そして埋まっていた大量のコインを掘り起こし、みんなで大騒ぎだ。

その後自宅から離れたジェイン達。
彼女は妊娠している。
夫との子である。
父は施設でそれなりに幸せに暮らしている。
ローラもまた家族で平凡な日常を楽しんでいるようだ。

皆で集まる夕食会。
家族の団らんを絵に描いたような素敵な時間であった。

映画『最強のきずな』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『最強のきずな』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

とりとめのない物語

これを鑑賞した正直な感想はよくわからないということである。
全編においてまさに「とりとめの無い作品」という言葉がぴったりの映画で、何を表現したいのかが伝わらない。
最初からダラダラと、それでいて変にクリエイティブな感じを出したい作風で、あまりはまれず詰まらなささえ感じてしまった。

結局何が言いたかったのかは、見終わってもわからず理解に苦しむ。
ヒューマン系なのかと思いきや、突然ファンタジー色が強くなり妄想ワールドへ突入。
そのシーンと現実のシーンの切り替えがうまくいかないのだ。
そうすると余計に混乱し、グチャグチャしている。

もう少し内容的にまとまりが欲しいのと、構成能力のある人間が演出をしたら違う結果になっていたに違いない。

デミ・ムーアの謎のファッション

この映画に出てくる彼女のスタイルは思わずクスッとなってしまうようなものが多い。
突然髪を三つ編みや二つ結びにしたりと、一瞬?が付くようなものばかり。
それが気になって仕方なく、中々家族の物語に馴染めなかった。
何よりデミ・ムーアはこの映画に馴染めていない。
だから違和感を感じ、まったく映画が頭に入ってこない。
印象が弱いのか強いのかよくわからない作品である。

テーマは何なのだろう?

大きくとらえてこの映画のテーマは何なのか?
そこが最初から最後まで解決することなく終わる作品だった。
面白味が無いわけではないのだが、面白くも無いのだ。
テーマをはっきり表現して、作品の中心を作って欲しい。


最強の絆と呼べるような繋がりが出てきたかな…とモヤッとしてしまう作品でした。家族の中にある秘密や揉め事って他人が見ても何も面白くないと思うんです。それを観客が興味を持てるように描くのが映画だと思うのですが、今作はその「面白くない」ストーリーから出ていないなと感じてしまいました。
自分の家族だからできるだけそばにいてあげたいと思うのは当然ですが、もう少しお父さんに優しくしてあげたら良いのにと思ってしまいました。本音をぶつけ合える関係というところが最強の絆に繋がるのかもしれませんね。(女性 30代)

映画『最強のきずな』 まとめ

見ていて頭に入らない映画は久しぶりだ。
ただ見ているだけで興味も持てず、面白さも感じず、なぜこの映画が製作されたのかさえ謎である。

キャスティングに関しても中々良かったのかもしれないが、デミ・ムーアの強烈な違和感のある印象は映画には要らなかったのでは?
もう少し当たり前の日常に注目し、人間の細やかな心情の変化を描くことが出来たら、コメディ要素の強いヒューマン作品になっていたはず。
荒いのか、狙ってなのか不明だが、人に何かを発信する以上は誠実に作品制作に着手してほしいものである。

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