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映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の概要:風邪を引いていた猫のルナは、道路で倒れてしまい車に轢かれそうになる。そんなルナを救ったのは、宇宙翔という名の男性だった。ルナは翔に思いを寄せるようになる。そんな中、翔は宇宙から落ちてきた結晶によって、体調を崩してしまう。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の作品情報

美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人

製作年:1994年
上映時間:60分
ジャンル:アクション、ファンタジー、アニメ
監督:芝田浩樹
キャスト:三石琴乃、潘恵子、荒木香恵、菊池正美 etc

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の登場人物(キャスト)

月野うさぎ(三石琴乃)
中学3年生で高校受験を控えている。ドジで間抜けで鈍感。食い意地が張っている。友達思いで優しい女の子。セーラー戦士として悪と戦っている。
ルナ(潘恵子)
うさぎのパートナー。猫。うさぎの世話を焼いており、お姉さん的な役割を果たす。
宇宙翔(菊池正美)
宇宙開発事業団に勤務する。様々な分野で博士号を取得しており、優秀な人物。宇宙飛行士になりたいという夢を持っていたが、体が弱かったせいで断念する。宇宙に対して幻想的なロマンを抱いている。
名夜竹姫子(林原めぐみ)
翔の幼馴染。翔のことが好き。宇宙飛行士。宇宙に対する翔の幻想的なロマンを、受け入れられないでいる。
プリンセス・スノー・カグヤ(増山江威子)
地球を手に入れるため、氷漬けにしようと画策する。スノーダンサーと呼ばれる手下を生み出すことができる。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のあらすじ【起】

月の探査を目的としたルナフロンティアプロジェクトに、パイロットの1人として名夜竹姫子が選ばれた。月野うさぎはそのニュース報道を見ながら、恋人の地場衛と宇宙旅行がしたいと想像を膨らませた。猫のルナは呑気なうさぎに呆れ、高校受験の勉強をしなければいけないと苦言を呈した。うさぎは拗ね、ルナは恋をしたことがないから気持ちが分からないのだと言い返した。

ルナは風邪を引いて体調が悪かったため、1人で先に家に帰ることにした。友人で猫のアルテミスは送って行こうとするが、ルナに断られてしまう。ルナは熱でフラフラになりながら歩いていたが、横断歩道の途中で動けなくなり車に轢かれそうになる。そんなルナを1人の男性(宇宙翔)が助けた。ルナは寝ずに看病してくれた翔に胸をときめかせる。

姫子は1年ぶりに日本に帰国し、翔の元を訪ねた。パイロットに選ばれたことを伝えるが、翔はあまり喜んでくれなかった。姫子は肩を落として落ち込んだ。姫子は話題を変え、何か変わったことはなかったか尋ねた。翔は新しい彗星を見つけ、月の側にあったことからプリンセス・スノー・カグヤと名付けたことを話した。NASAでそんな情報を聞いていなかったため姫子は存在を疑うが、翔は間違いなく見たと譲らなかった。しかも、翔は彗星の一部かもしれない結晶を手に入れていた。それは、彗星を見つけた夜に降ってきた物で、美しく光り輝いていた。

姫子は宇宙に対して幻想的なロマンを持っている翔に苦言を呈し、口論になってしまう。すると、彗星の一部かもしれない結晶が光り輝き、翔の具合が悪くなってしまう。翔は姫子を追い返した。翔はルナを抱き締めると、姫子がパイロットに選ばれたことを喜んであげられなかった後悔の念を呟いた。翔は子供の頃から、月に女神のような生命を感じていた。周囲には理解されなかったが、お伽噺の「竹取物語」に登場するかぐや姫のような存在が月にいる気がしていた。部屋の外で、姫子は翔の話を聞いていた。

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映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のあらすじ【承】

プリンセス・スノー・カグヤは地球を手に入れるため、手下のスノーダンサーを生み出した。そして、地球を氷漬けにするよう指示した。ルナを探していたうさぎとちびうさ(未来のうさぎの娘)は、人々を氷漬けにしているスノーダンサーを目撃する。うさぎの仲間である亜美・レイ・まこと・美奈子・はるか・みちる・せつなもその現場を目撃し、セーラー戦士に変身して戦った。

うさぎとちびうさもセーラー戦士に変身してスノーダンサーと戦うが、反撃されピンチに陥る。そこに、タキシード仮面(衛)が現れ助けられる。うさぎはスノーダンサーに止めを刺した。すると、氷漬けにされていた人々が元に戻った。プリンセス・スノー・カグヤは自分の計画を邪魔されたことに腹を立てながら、日本エリアに撒いた結晶を探すようスノーダンサーに指示を出した。その結晶を使い、世界を一気に凍りつかせるつもりだった。

うさぎの元にルナが帰ってきた。ルナの首元には、翔が着けてくれたリボンがあった。ルナは翔のことをうさぎ達には話さず、月の近くに謎の彗星が接近していることを教えた。亜美は調査を行うが、彗星を見つけることができなかった。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』のあらすじ【転】

翔の体調が悪化していた。ルナは看病をしてあげたかったが猫の姿だったため、姫子に邪魔者扱いされてしまう。夜、ルナはポプリの香りを身に纏い、翔の元を訪ねた。翔は宇宙飛行士になる夢を持っていたことをルナに話した。体が弱かったため、断念せざるを得なかったのだ。翔はせめて姫子の旅立ちを見送りたいと願っていたが、それもままならないほど体調は優れなかった。ルナは眠ってしまった翔にキスをした。

うさぎはルナの後をつけ、翔の部屋に辿り着く。そして、ルナの様子を確認し、翔に思いを寄せていることに気づく。その時、翔の部屋に姫子が訪ねてきた。姫子は翔に思いを伝えようとするが、拒絶されてしまう。ショックを受けた姫子は部屋を飛び出していった。翔は姫子と一緒に写る写真を見ながら涙を流した。ルナは翔の姿を見て、本当は姫子のことが好きなことに気づく。

うさぎは翔の部屋の外でルナのことを待っていた。ルナは涙を流しながら翔への思いを語り、人間の女の子になりたいと願った。うさぎは何も言えず、ただルナを抱き締めた。その時、翔の部屋の前にスノーダンサーが現れた。

プリンセス・スノー・カグヤは翔の部屋にあった結晶を手に入れた。その結晶は翔の生体エナジーを吸い取り、力を増幅させていた。プリンセス・スノー・カグヤは結晶と共に姿を消すが、翔の体調は悪いままだった。あの結晶がこの世にある限り、翔は元に戻らないのだった。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の結末・ラスト(ネタバレ)

アルテミスは昔、古文書で読んだことを思い出す。そこには「太古の昔、現れし邪悪な星、氷の結晶を舞い散らす、地球を覆いし結晶、大地を凍らせ闇と化す。だが、多くの愛と友情の力シルバークリスタルパワー、闇を溶かし地球を救いたり」と書かれていた。亜美達はルナが言っていた彗星とは邪悪な星のことで、地球を奪いに来たのだと気づく。うさぎは姫子に会いに行き、彗星から氷の魔女がやってきたためプロジェクトを延期して欲しいと頼んだ。だが、信じてはもらえなかった。姫子は車に乗って去って行ってしまう。

亜美達は敵の居場所を見つけ、セーラー戦士に変身して戦った。しかし、プリンセス・スノー・カグヤが次々とスノーダンサーを生み出すため、苦戦を強いられる。一方、翔は姫子に危機を知らせに行こうとして、ボロボロの体なのに外へと飛び出していった。ルナは道に倒れている翔を発見する。

亜美達のピンチにうさぎが現れる。うさぎは自分の勝手で地球を氷漬けにしようとしているプリンセス・スノー・カグヤに怒りを向け、戦った。うさぎが銀水晶の力を使おうとしたため、亜美達はうさぎを守るために立ち上がった。銀水晶に皆の力が集まり、プリンセス・スノー・カグヤを打ち破った。

うさぎは銀水晶に、一晩だけルナを人間の女の子にして欲しいと願った。すると、天から光が降り注ぎ、ルナは人間の女の子の姿に変わった。ルナはかぐや姫の振りをして、翔の前に現れた。そして、愛する人のために生きなければいけないと諭した。翔は首についているリボンや額のマークから、かぐや姫がルナだと気づく。宇宙にいた姫子は、光輝く女神のような存在が駆け抜けていったところを目撃する。

翔は戻ってきた姫子を出迎え、抱き締め合った。アルテミスは落ち込むルナに優しく寄り添った。うさぎと衛はルナ達を見守った。

映画『美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の感想・評価・レビュー

みちるやはるかなど、色んなセーラー戦士が登場する豪華な作品だった。一瞬だけだが、ルナの人間の女の子になった姿が登場するため、他の回にはない特別な物語だったと言える。恋をする猫の姿のルナも可愛かったが、人間の女の子の姿になったルナもとても可愛かった。ドジで間抜けなうさぎが、敵と戦うときはカッコよくなるところも変わらず素敵だった。欲を言えば、もう少しうさぎと衛が一緒にいるとこを見たかったなと思う。(MIHOシネマ編集部)

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