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映画『ソウ5』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ソウ5』の概要:毎回、残虐で革新的な拷問ゲームが登場することで有名な『ソウ』シリーズ。今迄の一連の事件の黒幕、ジグソウは前作で死亡。しかし、ジグソウの意思を継ぐ後継者が存在した!恐怖のゲーム、再び。

映画『ソウ5』の作品情報

ソウ5

製作年:2008年
上映時間:93分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:デヴィッド・ハックル
キャスト:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル etc

映画『ソウ5』の登場人物(キャスト)

ジョン・クレイマー / ジグソウ(トビン・ベル)
末期癌患者。生きられない自分がいる一方で、命を粗末にする者がいる現状を許せず、残虐なゲームに彼らを巻き込んでいた。前作にて死亡。
マーク・ホフマン(コスタス・マンディロア)
ジグソウの後継者。うまく立ち回っていたが、ストラムに疑われ焦りを感じている。
ピーター・ストラム(スコット・パターソン)
ジグソウに関する真相を追っていた捜査官。ホフマンが怪しいと感づいている。
ダン・エリクソン(マーク・ロルストン)
ストラムの上司。ホフマンの罠にはまり、ストラムに一連の事件の疑いを向けてしまう。
セス・バクスター(ジョリス・ジャースキー)
ホフマンの最愛の妹を殺した殺人犯。ホフマンの恨みを買い、彼の残虐なゲームに参加させられてしまう。

映画『ソウ5』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ソウ5』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ソウ5』のあらすじ【起】

今まで、命を粗末にする者を残酷なゲームに巻き込み、その命を奪ってきたジグゾウと彼の後継者、アマンダ。しかし、前作でその両名が死亡したことによって、連続殺人は終わりを迎えたかのように思われた。しかし、なんとジグゾウのもう一人の後継者、ホフマンが全てを引き継いでいたのであった。まだ、連続殺人は終わってはいなかったのである。

一方、前作で真相に迫ったストラム捜査官が、新たなゲームに巻き込まれていた。しかし、彼は不屈の闘志でゲームクリアを果たすのだった。そして、ストラム捜査官の生還は、ホフマンにとっては非常に都合の悪いことだった。その頃のホフマンは、ゲームに巻き込まれたジェフという人物の娘を助け出した英雄、という扱いを受けていた。

そして、ホフマンの悪い予感は当たることになる。ジグゾウが死に、連続殺人は終わったと世間が考える中で、自分は新たにゲームに巻き込まれたのだ。ストラムは、ジグゾウの後継者が他にもいると考え、そして、その容疑をホフマンに向けたのだった。

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映画『ソウ5』のあらすじ【承】

そもそも、ホフマンとジョンがともに行動しだしたのは、かなり前からのことだった。ホフマンには、最愛の妹がいた。しかし、その妹は突如としてホフマンの前から姿を消すことになる。セス・バクスターという男が、妹の首を掻き切って殺してしまったのだ。

当然、セス・バクスターは殺人罪で警察に逮捕されることになる。しかし、なんと彼に与えられた罪はたったの5年だったのである。最愛の妹を殺した罪が、たったの5年。ホフマンはどうしてもその結果に納得がいかず、法に代わって自分が裁きを下すことにしたのだった。当時から、ジグゾウの事件は世間を騒がせていた。そこで、ホフマンはジグゾウの手口を真似して、ジグゾウの犯行に見せかけセス・バクスターを殺したのである。

しかし、自身の模倣犯をジグゾウが許すはずもない。なんと、ホフマンは本当にジグゾウに捕らえられてしまったのだ。しかし、ジグゾウはゲームをクリアした人間には必ず更生の機会を与えていた。そして、ホフマンはジグソウによって、更生の手ほどきを受けたのだった。

映画『ソウ5』のあらすじ【転】

そして、ジグゾウのゲームはもう2度と起こらないと大衆が思っていたところで、再び狂気のゲームが始まった。今回のゲームの参加者は5名。いずれも、8人もの被害者を出した放火殺人事件になんらかの形で関与する人物だった。

一つ目のゲームでは、彼らは全員首にコードが接続された状態だった。ゲームのクリア条件は、目の前にある瓶の中の鍵をとること。5人は一斉に瓶に向かって手を伸ばす。誰かが前に出ると誰かが後方に下がってしまうその装置で、後方にあった刃に首を刺され、参加者の一人が絶命するのだった。次の部屋では、20個ある瓶のうち、鍵の入った瓶を探さなければいけなかった。そして、そのゲームでもまた一人、脱落者が出てしまう。さらに、次のゲームでは、なんとゲームをクリアするために、参加者が他の参加者を殺すという事態にまで至ってしまうのだった。

最後のゲームでは、箱の中に一定量の血液を入れなければいけなかった。5人いれば容易にクリアできるそのゲームも、2人しか残っていない今、クリアは難しい。しかし、彼らは自らの腕を電動ノコギリで真っ二つにすることで、なんとかゲームをクリアするのだった。

映画『ソウ5』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、そのゲームが行われている頃、ストラム捜査官がジグゾウの一連の事件についてもう一度洗い直しをしていた。そして、ストラムの目が一件のゲームに止まった。そして、それはホフマンがジグゾウの仕業を装って殺した、セス・バクスターに関するゲームだった。ホフマンが恨みを抱いている人物が被害者になっているということもあり、ストラムは益々ホフマンへの嫌疑を強めるのだった。

自分を疑っているストラムを疎ましく思ったホフマンは、ストラムを陥れるための罠を張り始める。ホフマンはストラムの上司のエリクソンに、ストラムが怪しいという印象を少しずつ植え付け始めるのだった。そして、まんまとホフマンに嵌められ、エリクソンはストラムが怪しいと考えるようになる。エリクソンがGPS機能を用いてストラムの居場所を辿ると、それは例の5人がゲームをさせられている会場の場所を示していた。勿論これも、ストラムの携帯を盗んだホフマンの仕業である。しかし、実際にストラムはホフマンを追って、その会場に辿り着いていた。そして、2人は改めて相対することとなる。しかし、ストラムはホフマンに嵌められ、迫り来る壁に圧迫されてしまうのだった。

映画『ソウ5』の感想・評価・レビュー

5人が協力し合えば簡単にゲームがクリア出来たというオチは、絶望で溢れていますが、そこがソウシリーズらしくて、とても気に入っています。自分がもしこういう場面に遭遇したら、そんな悠長なことは言えないかもしれませんが、どんでん返しの予想のつかないラストは好きです。
ゲームをプレイした5人が、もし協調的な性格で、最初から力を合わせられる人達であったのならば、そもそもゲームのプレイヤーには選ばれていないだろうなと感じました。しかし、ブリットとマリックが終盤でやっと協力し合う関係になり、ゲームに打ち勝とうとする場面は、確かな絆が生まれていて、頑張れと応援したくなりました。(女性 20代)


人気が衰えることなく続くスリラー映画『ソウ』シリーズのパート5。今回は連続殺人犯・ジグソウのグロいゲームだけでなく、後継者となったホフマン刑事のその経緯と、彼を追うストラム刑事のサスペンスストーリーが加わっている。
そして、ジグソウが過去に仕掛けたゲームでは、いつものように疑心暗鬼になった人間たちが互いを落とし込めるのだが、今回はテイストが違い、「全員で協力しなければ助からない」というものだった。そうした人間の愚かさを嫌というほど見せつけられ、戒めとなるような映画である。(男性 40代)


新たなジグソウとなるホフマンが登場した今作。これまでジョンが行なってきたデスゲームのもともとの理由を考えると後継者は必要ないんじゃないかと思っていたので、何故ホフマンが後継者となったのかが描かれていたのはとても良かったです。
これまでのデスゲームと異なり、今作は参加者が「協力」すれば簡単にクリア出来るものでした。ジョンの時の残虐さは少し減ったように思いますが、それでもソウらしい過激なシーンは多く5作目となってもまだまだ楽しませてくれました。(女性 30代)

関連作品

次作 ソウ6
前作 ソウ4

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