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映画『先輩と彼女』あらすじネタバレ結末と感想

映画『先輩と彼女』の概要:2015年公開の日本映画。別フレの人気漫画の映画化で、高校入学で恋をした先輩を一途に思う女子高生の姿を爽やかに描いた青春ラブストーリー。

映画『先輩と彼女』 作品情報

先輩と彼女

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:池田千尋
  • キャスト:志尊淳、芳根京子、小島梨里杏、戸塚純貴 etc

映画『先輩と彼女』 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『先輩と彼女』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『先輩と彼女』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『先輩と彼女』 あらすじ【起・承】

新入生の都築リカは高校で淡い恋をするのが夢である。
そんなある日、友人と部活動を見に行った。
そこで男子の先輩二人に勧誘された「現代文化調査部」に入部することにする。
何だかわからない適当な活動をする部活であったが、勧誘してきたミノ先輩が気になってしまったからだ。

歓迎会の席で、前部長の葵さんの話を耳にしたリカ。
容姿端麗で何でも出来るスーパーガールの葵さんは、部の人気者だったようだ。
ミノ先輩もどうやら葵さんが好きなようで、リカは気になりだしてしまう。
しかし諦めるどころか、リカの気持ちはどんどん大きくなっていった。

ある部活の日、リカはアイスの差し入れを持って部室に入る。
するとそこには部に遊びに来ていた葵さんの姿があった。
大学近くで買ったというオシャレなアイスを喜ぶ男子部員の中にはミノ先輩の姿もあり、自分の差し入れが恥ずかしくなったリカは思わず部室から出て行ってしまう。

土手で何となく時間をやり過ごしてリカは、葵さんとミノ先輩の姿を見つける。
ふたりはキスをしていた。
しかし葵さんには大学生の彼氏がいることは周知の事実。
リカはこれに激怒し、その後葵さんにキスのことを問い詰めるが返答が曖昧なことに腹を立て葵さんの頬を平手打ちした。
これに対し葵さんもお返しだとリカの頬を叩き返す。

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映画『先輩と彼女』 結末・ラスト(ネタバレ)

夏、ミノ先輩は結局葵さんに振られていた。
大学見学の日、それを聞いたリカは素直に先輩に自分の思いを告白する。
先輩はリカを受け入れ、キスをした。
ミノ先輩の中にはまだ葵さんへの思いが捨て切れていないことが分かっているリカだったが、全て納得した上でのことだった。

付き合い始めた二人の前に再び現れた葵さん。
この日は高校の進学相談会の日で、葵さんは先輩としてアドバイスするために学校から呼ばれていたのだ。
そこで彼氏と別れたことを知った二人。
それを知ったミノ先輩の動揺した様子を見て、リカはやはり先輩の中には葵さんがいると痛感し、「大好きでした」と別れることにした。
この日以来、リカは部室に来ることも無く先輩から逃げるように生活をしていた。

卒業式。
他の先輩達の卒業を祝っていたリカは忘れ物をとりに部室にやってくる。
そこで窓を開けたリカは、外に先輩が立っていることに驚いた。
先輩は「ここにくれば会えると思った」と言った。
先輩が本当に好きなのはリカだと気がついたのだった。

映画『先輩と彼女』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『先輩と彼女』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

学芸会

どんなに人気があった漫画なのかは知らないが、ありがちすぎる内容だし何しろ演技が酷い。
若手俳優を起用したら確かにこのくらいの実力であるのだろうが、果たして原作のファンはこれで、良いのだろうか?

特にヒロインのリカ役は表情が乏しく、恋愛をしているあの初々しさが感じられない。
これだったらそこらの演劇部の方がまともな演技を見せてくれるのでは無いかとさえ思ってしまうほどである。

ミノ先輩役の彼は、女子ウケするのもわかる。
整った顔立ちに子犬のようなキュートさは、まさに甘いマスクの男子という感じ。
意識的に演出した壁ドンも彼のためのものだろう。

意外と良かったのが主役二人以外の俳優たちだ。
ミノの親友を演じた青年、リカの親友、また葵を演じた彼らは大根なりにも中々期待値の高い演技を見せてくれた。

波のある展開を

この作品に物足りなさを感じるのは、恋愛特有の波の無さである。
いまいち盛り上がりに欠けてしまうのだ。
男女の喧嘩のシーンや誤解を必死に解くシーンは恋愛映画の醍醐味であり、そこを楽しみにしている人も多いはず。

しかし本作品にはそれが足らず、残念ながら何の共感もできない。
ただひたすらヒロインの感情の起伏に振り回され、下手な恋愛芝居を見させられている感覚から抜け出せないのだ。
この波をうまく利用すればもう少し何とかなっただろうことは明白。
勿体無かったと残念さが付きまとう。


高校生が思い浮かべる妄想のようなラブストーリーを映画化してしまった今作。好きな俳優が出ていれば楽しめるのかもしれませんが、青春ラブストーリーを楽しみたいならわざわざこの作品を見る必要はありません。
先輩に憧れる気持ちは分かりますが、わざわざ敵を作るようなことをしなくても良いのになと大袈裟な設定に苦笑いしてしまいました。
最後は主人公を選ぶという王道な展開なので、あまり波のないハッピーエンドを期待している方にはおすすめの作品です。(女性 30代)


大人気少女コミック『先輩と彼女』を実写映画化した作品。王道少女漫画といったあらすじになっているので、少女漫画が好きな人にはたまらない作品になっているが、苦手な方には受け入れられない作品だろう。初恋のピュアさや、好きな人がいる人を好きになってしまう苦しみが感じられ、胸が痛くなるシーンが多数あった。結末も王道パターンでありきたりだが、こういうベタな作品もたまに観て癒されたくなる。ときめきやいわゆるキュンとするシーンはあまりないが、キャストも良く、好きな作品。(女性 20代)

映画『先輩と彼女』 まとめ

ありがちな恋愛青春映画はある意味これで良いのかもしれない。
むやみに想像を超えられるとびっくりするし、どこかB級の初々しさみたいなものを期待している自分のいるのだ。
アイドル達の売り出しに必要な爽やかな恋愛映画はいつの時代もあるものだし、この下手さ具合も新鮮で良いのかもしれない。

本作品に出てくる俳優陣にもノビシロがある。
主役二人の下手さ具合は酷いが、そこが新鮮でもあるのだ。
今後の二人の演技に期待することにして、ここはひとまず納得するしかない。

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