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映画『先輩と彼女』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『先輩と彼女』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『先輩と彼女』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『先輩と彼女』の結末までのストーリー
  • 『先輩と彼女』を見た感想・レビュー
  • 『先輩と彼女』を見た人におすすめの映画5選

映画『先輩と彼女』 作品情報

先輩と彼女

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:池田千尋
  • キャスト:志尊淳、芳根京子、小島梨里杏、戸塚純貴 etc

映画『先輩と彼女』 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『先輩と彼女』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『先輩と彼女』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『先輩と彼女』 あらすじ【起・承】

新入生の都築リカは高校で淡い恋をするのが夢である。
そんなある日、友人と部活動を見に行った。
そこで男子の先輩二人に勧誘された「現代文化調査部」に入部することにする。
何だかわからない適当な活動をする部活であったが、勧誘してきたミノ先輩が気になってしまったからだ。

歓迎会の席で、前部長の葵さんの話を耳にしたリカ。
容姿端麗で何でも出来るスーパーガールの葵さんは、部の人気者だったようだ。
ミノ先輩もどうやら葵さんが好きなようで、リカは気になりだしてしまう。
しかし諦めるどころか、リカの気持ちはどんどん大きくなっていった。

ある部活の日、リカはアイスの差し入れを持って部室に入る。
するとそこには部に遊びに来ていた葵さんの姿があった。
大学近くで買ったというオシャレなアイスを喜ぶ男子部員の中にはミノ先輩の姿もあり、自分の差し入れが恥ずかしくなったリカは思わず部室から出て行ってしまう。

土手で何となく時間をやり過ごしてリカは、葵さんとミノ先輩の姿を見つける。
ふたりはキスをしていた。
しかし葵さんには大学生の彼氏がいることは周知の事実。
リカはこれに激怒し、その後葵さんにキスのことを問い詰めるが返答が曖昧なことに腹を立て葵さんの頬を平手打ちした。
これに対し葵さんもお返しだとリカの頬を叩き返す。

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映画『先輩と彼女』 結末・ラスト(ネタバレ)

夏、ミノ先輩は結局葵さんに振られていた。
大学見学の日、それを聞いたリカは素直に先輩に自分の思いを告白する。
先輩はリカを受け入れ、キスをした。
ミノ先輩の中にはまだ葵さんへの思いが捨て切れていないことが分かっているリカだったが、全て納得した上でのことだった。

付き合い始めた二人の前に再び現れた葵さん。
この日は高校の進学相談会の日で、葵さんは先輩としてアドバイスするために学校から呼ばれていたのだ。
そこで彼氏と別れたことを知った二人。
それを知ったミノ先輩の動揺した様子を見て、リカはやはり先輩の中には葵さんがいると痛感し、「大好きでした」と別れることにした。
この日以来、リカは部室に来ることも無く先輩から逃げるように生活をしていた。

卒業式。
他の先輩達の卒業を祝っていたリカは忘れ物をとりに部室にやってくる。
そこで窓を開けたリカは、外に先輩が立っていることに驚いた。
先輩は「ここにくれば会えると思った」と言った。
先輩が本当に好きなのはリカだと気がついたのだった。

映画『先輩と彼女』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『先輩と彼女』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

学芸会

どんなに人気があった漫画なのかは知らないが、ありがちすぎる内容だし何しろ演技が酷い。
若手俳優を起用したら確かにこのくらいの実力であるのだろうが、果たして原作のファンはこれで、良いのだろうか?

特にヒロインのリカ役は表情が乏しく、恋愛をしているあの初々しさが感じられない。
これだったらそこらの演劇部の方がまともな演技を見せてくれるのでは無いかとさえ思ってしまうほどである。

ミノ先輩役の彼は、女子ウケするのもわかる。
整った顔立ちに子犬のようなキュートさは、まさに甘いマスクの男子という感じ。
意識的に演出した壁ドンも彼のためのものだろう。

意外と良かったのが主役二人以外の俳優たちだ。
ミノの親友を演じた青年、リカの親友、また葵を演じた彼らは大根なりにも中々期待値の高い演技を見せてくれた。

波のある展開を

この作品に物足りなさを感じるのは、恋愛特有の波の無さである。
いまいち盛り上がりに欠けてしまうのだ。
男女の喧嘩のシーンや誤解を必死に解くシーンは恋愛映画の醍醐味であり、そこを楽しみにしている人も多いはず。

しかし本作品にはそれが足らず、残念ながら何の共感もできない。
ただひたすらヒロインの感情の起伏に振り回され、下手な恋愛芝居を見させられている感覚から抜け出せないのだ。
この波をうまく利用すればもう少し何とかなっただろうことは明白。
勿体無かったと残念さが付きまとう。


高校生が思い浮かべる妄想のようなラブストーリーを映画化してしまった今作。好きな俳優が出ていれば楽しめるのかもしれませんが、青春ラブストーリーを楽しみたいならわざわざこの作品を見る必要はありません。
先輩に憧れる気持ちは分かりますが、わざわざ敵を作るようなことをしなくても良いのになと大袈裟な設定に苦笑いしてしまいました。
最後は主人公を選ぶという王道な展開なので、あまり波のないハッピーエンドを期待している方にはおすすめの作品です。(女性 30代)


大人気少女コミック『先輩と彼女』を実写映画化した作品。王道少女漫画といったあらすじになっているので、少女漫画が好きな人にはたまらない作品になっているが、苦手な方には受け入れられない作品だろう。初恋のピュアさや、好きな人がいる人を好きになってしまう苦しみが感じられ、胸が痛くなるシーンが多数あった。結末も王道パターンでありきたりだが、こういうベタな作品もたまに観て癒されたくなる。ときめきやいわゆるキュンとするシーンはあまりないが、キャストも良く、好きな作品。(女性 20代)


中高生時代の“まっすぐすぎる恋”を思い出して胸が痛くなりました。都筑先輩を一途に想うリカの姿が切なくて、でもどこか眩しい。先輩が片思いを引きずりながらも前に進もうとする姿もリアルでした。ラストの文化祭での涙の告白シーンは、淡い青春のひと幕として心に残りました。恋に不器用な人たちの純粋さに涙。(20代 女性)


恋愛映画としては王道だけど、だからこそ安心して観られました。広瀬すずさんの演技がとても自然で、リカのまっすぐな感情にすごく引き込まれました。都筑先輩の優しさと優柔不断さの間で揺れる感じがすごくリアルで、最後にリカを選んでくれたときにはホッとしました。高校生ならではの感情の揺れがよく出ていて、懐かしさも感じました。(30代 女性)


主人公リカの一途な気持ちがとても印象的でした。恋愛経験が浅い分、まっすぐぶつかっていく姿には応援したくなる気持ちと、見ていてちょっと痛々しい気持ちが交錯しました。先輩が元カノに未練を残している描写もリアルで、簡単にいかない恋のもどかしさを感じました。青春時代の恋ってこうだったな…と自分と重ねてしまいました。(30代 男性)


リカの恋心が、まるで初恋のときの自分のようで思わず泣いてしまいました。相手の気持ちがわからない苦しさや、何度も諦めようとしても諦めきれない切なさが、本当に丁寧に描かれていました。特に、リカが都筑先輩に振り向いてもらえたあとの涙には共感しかありません。ピュアな恋愛映画が好きな方にはぜひ観てほしいです。(40代 女性)


正直、少女漫画的な内容には期待していなかったのですが、意外と感情移入できました。都筑先輩が元カノにこだわりすぎなのがちょっとイライラしましたが、それもまたリアルな高校生の未熟さだと思います。リカの前向きさが後半で報われたのは良かったです。恋愛はタイミングと勇気だなと再認識しました。(20代 男性)


高校生の時に観ていたら、きっともっと共感して泣いていたと思います。大人になった今は、リカの気持ちがわかる反面、都筑先輩の立場にも共感してしまう…。失恋の傷が癒えないまま新しい恋に進む難しさが描かれていて、大人が観ても学べる作品だと思います。純粋な気持ちを思い出させてくれる映画でした。(40代 男性)


リカの「好き」という気持ちが純粋すぎて、応援したくなるし切なくもありました。誰かを好きになることの楽しさと苦しさ、その両方が詰まっていて、観ていてとても懐かしい気持ちになりました。都筑先輩の決断がもう少し早ければ…と思わなくもないですが、リアルな人間模様を描いていて共感しやすい作品でした。(50代 女性)


娘が好きで一緒に観たのですが、意外にも良い映画でした。リカのまっすぐさと、それに揺れる都筑先輩の優しさが、青春のもどかしさをよく表現していました。こういう恋愛を誰もが一度は経験するんだろうなと、自分の学生時代を思い出しながら観ました。親子で観るにも安心できる、爽やかな恋愛映画でした。(50代 男性)

映画『先輩と彼女』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『先輩と彼女』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

近キョリ恋愛

この映画を一言で表すと?

クール女子×俺様教師の禁断の恋が、胸キュンと切なさを届ける学園ラブストーリー。

どんな話?

英語が苦手な天才女子高生・ゆにが、イケメン英語教師のハルカと補習をきっかけに心を通わせていく物語。年の差・教師と生徒という障害を乗り越えていく2人の関係に、ドキドキと感動が詰まっています。

ここがおすすめ!

甘酸っぱさ全開のやりとりと、教師×生徒という禁断の関係性がドラマチックに描かれます。王道ながらも繊細な心の揺れが丁寧に描かれており、『先輩と彼女』のように、ひたむきな恋を応援したくなる作品です。

一週間フレンズ。

この映画を一言で表すと?

記憶を失くす彼女との“毎週始まる恋”に涙する、ピュアで切ないラブストーリー。

どんな話?

月曜日になると友達の記憶を失ってしまう高校生・藤宮香織と、何度も彼女にアプローチし続ける長谷祐樹の関係を描く青春恋愛映画。限られた時間の中で育まれる想いが、静かに心に響きます。

ここがおすすめ!

“忘れられてしまう”という苦しさと、それでも想いを伝えようとする健気さが感動的。純粋な気持ちを描いた恋愛映画が好きな方にぴったりで、涙腺を刺激されること間違いなしです。

君の膵臓をたべたい

この映画を一言で表すと?

余命わずかな少女と無口な少年の、心がふれあう美しく切ない物語。

どんな話?

クラスメイトの秘密の日記をきっかけに、病気で余命を宣告された少女・桜良と、目立たない少年が心を通わせていく姿を描いた感動作。生と死をテーマにした深いラブストーリーです。

ここがおすすめ!

恋愛映画でありながら、生きる意味や人とのつながりを描く哲学的な一面も。『先輩と彼女』のような高校生同士の心の距離感が丁寧に描かれており、観終わった後に温かさと涙が残る一作です。

好きっていいなよ。

この映画を一言で表すと?

恋を知らない少女が初めての恋に踏み出す、胸キュン青春ラブストーリー。

どんな話?

人付き合いが苦手な女子高生・めいが、学校一のモテ男・大和に告白されるところから始まる物語。ぎこちない2人の恋が少しずつ進展していく様子が丁寧に描かれています。

ここがおすすめ!

誰かを好きになることの“初々しさ”と“不安”がリアルに描かれた作品です。『先輩と彼女』のようなピュアな片思いに共感した人には、めいの成長と大和の優しさにきっと心を奪われるはず。

君に届け

この映画を一言で表すと?

人見知りな少女が真っ直ぐな恋に出会い、自分らしさを見つけていく成長の物語。

どんな話?

地味で暗いと思われていた少女・爽子が、クラスの人気者・風早くんとの出会いをきっかけに少しずつ心を開き、恋と友情を育んでいく姿を描いたラブストーリー。友情描写も丁寧で、心温まります。

ここがおすすめ!

人との距離を少しずつ縮めていく“もどかしさ”と“愛おしさ”がつまった作品。『先輩と彼女』と同様に、ピュアで真っ直ぐな気持ちを描く物語で、観る人の心を優しく包み込んでくれる映画です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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