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映画『セブン・シスターズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『セブン・シスターズ』の概要:人口増加の問題が深刻となった世界。政府は1家1子という児童分配法を施行。そんな中、七つ子の姉妹は1人の人間として生きることで法の統制から逃れてきた。だがある日、姉妹の1人が帰宅せず、平穏だった生活が一変していく。

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映画『セブン・シスターズ』の作品情報

セブン・シスターズ

製作年:2016年
上映時間:123分
ジャンル:SF、アクション、サスペンス
監督:トミー・ウィルコラ
キャスト:ノオミ・ラパス、マーワン・ケンザリ、ウィレム・デフォー、クリスティアン・ルーベク etc

映画『セブン・シスターズ』の登場人物(キャスト)

マンデー / チューズデー / ウェンズデー / サーズデー / フライデー / サタデー / サンデー(ノオミ・ラパス)
カレン・セットマンという人物を七つ子の姉妹が一日交替で演じている。日曜は優しく可憐な性格。月曜は清廉で時間にきっちりした性格。火曜は茶髪で薬物依存に陥っている。水曜は肉体派で髪型はボブ。自らの肉体を鍛えることに余念がない。木曜は短髪で男勝り。リーダーシップを持つ。金曜は非常に賢く、オタク気質。土曜は金髪で奔放。
ニコレット・ケイマン(グレン・クローズ)
児童分配法の施行を推進した女性議員。七つ子を見逃していた責任を問われまいとし、密かに姉妹の始末を企む。
テレンス・セットマン(ウィルム・デフォー)
七つ子の祖父。娘の忘れ形見である姉妹を育て、児童分配法から逃れる方法を考案し徹底して教育する。木曜が指を失くした折には、他の姉妹の指をも切断するなど子供達の安全のためには厳格な面も見せる。
エイドリアン・ルス(マーワン・ケンザリ)
児童分配局、職員。月曜と恋人関係にあり、真実を知った後は姉妹へ協力してケイマンの所業を明らかにする。
ジョー(クリスティアン・ルーベック)
児童分配局、局員。ケイマン直属の部下。命令の遂行には忠実で容赦がない。

映画『セブン・シスターズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『セブン・シスターズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『セブン・シスターズ』のあらすじ【起】

人口増加に伴い、地球の温暖化が進むと同時に食料難へと陥った人類は、遺伝子組み換え野菜にて食糧難を賄おうと考える。だが、それが人体へと影響を及ぼし、今度は世界各地で多生児が相次いで誕生。更に増加を促す結果へと繋がってしまう。そこで政府は、1家庭につき1子のみを認める児童分配法を施行することにした。
人口統制のため、検問所を設置しIDリストバンドの着用を義務化。違法にて発見された子供達は、政府によって取り上げられ人口問題が解決するまで、クライオススリープという刑に処され半永久的に冬眠させられることになる。

そんな中、テレンス・セットマンの娘に七つ子が誕生。テレンスと娘は長い間、疎遠だったため、子供の父親も分からず娘も出産の際に亡くなってしまう。娘の忘れ形見を守りたいと考えたテレンスは、孫たちに曜日の名前をつけ違法と分かりつつ、回避する方法を考案するのであった。

30年後、七つ子はそれぞれに成長。彼女らはカレン・セットマンという人物を7人で演じ、生活している。そのための知恵は祖父であるテレンスが全て授けたものである。テレンスは名前と同じ曜日にだけカレンとして子供達を外出させることにした。1日の終わりには網膜にて録画した映像を7人で観る。そうすることでカレンとしての情報を共有するのだ。

テレンスの教育は徹底していた。幼い頃、木曜が脱走して左手の人差し指の第一関節を失くしてしまう。そのせいで、他の6人も同じ指の第一関節を切り落とす羽目になる。それは、1人の行いは全員の行いとなり、運命は1人のものではないという教訓になるのだった。

政府による人口統制はかなり強固なものだった。その日は月曜日だったため、朝から嘔吐していたにもかかわらず、月曜がカレンとして勤め先の銀行へ出勤。だが、彼女は深夜になっても帰宅せずGPSの信号もなく見つけられなかった。

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映画『セブン・シスターズ』のあらすじ【承】

結局、月曜が帰宅しないまま翌日の朝を迎え、火曜が外出の準備をして不安を抱えたまま出勤。月曜に何があったのか、他の姉妹も火曜の動向を一緒に見守ることにした。
火曜のお陰で月曜の行動が見えてきたが、その途中で児童分配局に連行されてしまう。月曜に次いで火曜までもが行方不明となり、残された姉妹は強い不安に苛まれる。

児童分配局へ連行された火曜は、議員のニコレット・ケイマンと対面。自分達の秘密がすでに知られていることを知る。会話の内容からどうやら、月曜も分配局に連行されたようだった。

その日の夜、残された5人の姉妹は途方に暮れていた。そんな時、アパートメントの監視カメラに不審な男が2人映る。姉妹はすぐさま隠し部屋へと避難するも、アパートメントの部屋へ侵入した男達に発見されてしまい、激しい乱闘となる。男達は政府の暗殺部隊で姉妹の暗殺を企んでいるようだ。5人の姉妹はそれぞれに怪我を負いつつも、どうにか男達を始末するが、日曜が亡くなってしまう。始末した男達の持ち物を探ると、火曜の眼球が見つかるのだった。

水曜日の翌朝、今後のことを相談した姉妹。長年のルールに則って水曜が外出することになった。水曜は男達から入手した銃を持ち、銀行の同僚を訪ねる。同僚の男性とは反目し合い昇進を競う仲であったが、彼の話から姉妹の秘密や、この件にケイマンが関わっていることを知る。その時、同僚が狙撃され水曜の目前で死亡。暗殺部隊のヒットマンが同僚を消したのである。更に追手も投入され水曜も狙撃対象に。袋のネズミとなった水曜はバスルームへ逃げ込み、兵士を撃退。部屋の窓から飛び出して脱出を図った。

映画『セブン・シスターズ』のあらすじ【転】

水曜は姉妹のバックアップを得ながら逃走を開始。建物から飛び出した水曜は、道路を走行して来た車に轢かれそうになるも、車の方が避けて事故を起こす。その車には分配局のジョーが乗っており、彼はケイマンからの命令で姉妹の暗殺を遂行していたのだった。

水曜が必死に逃走している間、自宅へ分配局の職員エイドリアン・ルスが訪ねて来る。対応には土曜が立つことにした。すると、エイドリアンは親密な様子で肉体関係を迫ろうとする。どうやら姉妹の誰かの彼氏だった様子。一旦、他の姉妹と相談するため、土曜は別室へ。金曜がリストバンドへ分配局のサーバーへ入るためのチップを仕込み、土曜は男の自宅へ向かうことになった。

その頃、必死の逃走を続けていた水曜。ビルからビルへ飛び移る際、ジョーに銃撃され落下。死亡してしまう。
同じ頃、エイドリアンの自宅へとやって来た土曜。奔放なように見えて実は純潔を保っていた彼女は、男のリストバンドから局へハッキングするため、行為に対応しつつも通信を開始する。

自宅では金曜がケイマンとの関係について調査を進めている。銀行にて資金運用の契約をしたケイマンは、多額の資金を不正に横流しして自分の口座へと入れていたことが分かった。更に土曜が奮闘したお陰で児童分配局のサーバーへハッキングが可能に。監視カメラから中の様子を探った木曜と金曜は、監禁されている月曜を発見するのだった。

エイドリアンと一夜を明かした土曜は、会話から彼が月曜の恋人だと知る。エイドリアンが出勤した後、姉妹と通信した彼女。しかしその最中、兵に背後を取られ木曜と金曜の目前で殺害されてしまう。

同時刻、自宅へも分配局の襲撃が開始され、いよいよ追い詰められる木曜と金曜。2人は自宅からアパートメントの裏へ逃走。だが、金曜は木曜だけを先に行かせ、自宅へと戻ってしまう。彼女は全ての記録を木曜の端末へ送り、自宅で分配局を迎える準備をした。
そして、奴らが突入して来るタイミングを計り、部屋を爆破させるのだった。

映画『セブン・シスターズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

仕事場へ到着したエイドリンだったが、カレンの自宅が爆発したことを知り、すぐさま現場へと向かう。彼はそこでカレンの遺体を見送るも、車にて現れた木曜に詰め寄られる。死んだはずのカレンが現れたことでパニックに陥るエイドリン。木曜は彼に全てを明かし、分配局に監禁されている月曜の救出に協力を仰いだ。

木曜とエイドリアンは分配局の地下へ。そこでは今まさに、1人の少女がクライオススリープへと入れられるところだった。
世間では捕らえられた子供達は冷凍保存されるという触れ込みだったが、実際は薬剤を投与され装置にて焼却されていた。今まで捕まった子供達は1人残らず、消されていたのだ。未来に希望などなかったのである。

その事実に驚きを隠せない2人は、その場にいた警護兵達を倒す。木曜とエイドリアンはその後、月曜を助けに行ったが、監禁されていたのは左目を抜かれた火曜だった。

木曜は火曜と姿を交換し、カレンになって行動を開始。エイドリアンと火曜は2人で分配局のシステムルームへ。
その日はケイマンの選挙イベントがあったため、会場へ入り込んだ木曜。トイレにて現れた月曜と対峙する。月曜はケイマンと取引し、選挙資金を不正に横流しする手助けをしていたのである。彼女が全てを画策し、家族をも裏切って切り捨てたのだ。

木曜と月曜は激しい取っ組み合いを開始。
その頃、システムルームへやって来たエイドリアンと火曜は、追手に迫られていた。金曜が残したシステムを使って、クライオススリープの真実を明かそうと画策。エイドリアンのお陰で乱闘に勝利し、真実が明らかとなった。

トイレでの決着がつき会場へ戻った木曜は、ケイオスの前で正体を明かす。ケイオスの失脚は確定的となるも、そこへ満身創痍の月曜が現れる。だが、彼女はジョーに撃たれて息を引き取ってしまう。木曜は月曜の傍で遺言を聞いた。月曜はエイドリアンと恋人関係になり、妊娠していたのである。故にカレンというただ1人の存在を欲したのであった。

その後、暴動の拡大により児童分配法は廃止が決定。ケイマンは捕縛した大勢の子供達の命を奪ったとして死刑判決が下された。月曜の子供は助かり、培養液の中で順調に成長。火曜は新たにケリーという名前を得て、木曜がカレンの名を受け継ぐことになった。

映画『セブン・シスターズ』の感想・評価・レビュー

人口爆発に対応するための過激な一人っ子政策とそれに対して隠れ住む姉妹という設定も面白いが、何よりこの映画の見所はノオミ・ラパス。七つ子の姉妹を全員分演じているが、七人全てがきちんと違う人格を持った人間に見えた。セリフではなく表情や姿勢から演じ分けておりもはや芸術。おそらく知らなければもう少し似た女優さんを集められなかったのかな。と思うレベルではないだろうか。この企画が通ったのは一重に彼女の存在があったからだろう。(男性 30代)


イギリス・アメリカ・フランス・ベルギーが制作したSF映画。人気作品『ミレニアム』シリーズにて主人公リスベットを演じ、世界的に注目を集めているノオミ・ラパスが七姉妹を演じ分けている。
7人の姉妹はそれぞれに性格や好みが違い、それらをたった1人で演じ分けるノオミ・ラパスの演技が素晴らしい。彼女の魅力は男性的な面と女性的な面を上手く使い分け、激しいアクションにも挑んでいるところだと思う。更に作中では姉妹が次々に命を落とす。簡単に死んだと思うだろうが、抗う力がない人とは本来、とても弱く銃で撃たれれば簡単に死ぬ。ある意味、リアルだと思うしストーリー展開としても齟齬や違和感がない。緊張感を孕んだ面白い作品だと思う。(女性 40代)


増えすぎた人口のため一人っ子政策をとる社会の中、七つ子の姉妹たちが月曜から日曜までを分担し1人の人物を演じ分けながら生きていく。設定や展開がスリリングで中々面白い作品でした。ラストもどんでん返しの繰り返しでハラハラドキドキさせられ見応えがとてもありました。姉妹たちの一人ひとりがバラバラで、それぞれ個性がしっかりあり、それを主演のノオミ・ラパスが7人を見事に演じきっていて素晴らしかったです。アクションシーンもありスリリングな展開から目が離せず飽きる事なく最後まで楽しめる作品でした。(女性 30代)


人口の増加により「1つの家庭に子供は1人」という法律が施行された世界。街のいたるところに検問所があり人々の生活や行動が厳しく管理される中、とある病院で産まれたのは「七つ子」でした。
7人の女の子に月、火、水、木…と曜日の名前をつけ、7人が週に1日ずつ1人の同じ女の子「カレン」として生きるという手段をとります。
7人のキャラクターを演じ分けたノオミ・ラパス。素晴らしかったです。設定が面白く、ストーリーも飽きない展開でとても楽しめました。(女性 30代)


本作は、人口爆発問題により、1人の人生を生きることで1家1子の児童分配法の厳格な統制を逃れてきた7人姉妹を描いたSFアクションサスペンス作品。
まず、交代で一人の人間になりすますという設定が興味深い。
そして、七つ子役をノオミ・ラパスがたった1人で演じ分けている点も非常に面白かった。
七つ子の存在が政府にばれるのではないかという緊迫感とアクション色のバランスが絶妙で近未来だけれどリアリティー溢れる世界観に最後まで目が離せなかった。(女性 20代)


生きるためとは言え、自由に生活をすることができないマンデー達はとても窮屈そうに感じた。だからと言って、テレンスのやり方を簡単に非難することはできない。彼が孫達を大切に思っていることが伝わってくるからだ。きっと刑に処されないための苦肉の策だったのだろうと思う。
最後は衝撃の展開だった。愛する人と子供のために自分の人生を欲したマンデーの思いが、とても切なかった。人口が増え続ければ、もしかしたら現実の世界でも起こりうる未来かもしれない。(女性 30代)


人口が増えすぎたことにより一家庭に子供は一人までという厳しい法律が定められた世界で、七つ子が毎日入れ替わりながら生活していくという物語。小さい頃から七人で一人として生きていく為の術を叩き込まれ、それぞれが外に出れる担当曜日で呼び合うというなんとも面白い設定。一人が指を失う怪我をしてしまい、全員の指を切り落とすシーンがあるが、これがなかなか衝撃的…。主演のノミオ・ラパスは一人七役を演じているが、それぞれの性格や特徴をしっかりと分けていて素晴らしい演技をしている。オススメしたい作品。(女性 20代)

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