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映画『セブンティーン・アゲイン』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『セブンティーン・アゲイン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『セブンティーン・アゲイン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『セブンティーン・アゲイン』の結末までのストーリー
  • 『セブンティーン・アゲイン』を見た感想・レビュー
  • 『セブンティーン・アゲイン』を見た人におすすめの映画5選

映画『セブンティーン・アゲイン』 作品情報

セブンティーン・アゲイン

  • 製作年:2009年
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー
  • 監督:バー・スティアーズ
  • キャスト:ザック・エフロン、レスリー・マン、トーマス・レノン、ミシェル・トラクテンバーグ etc

映画『セブンティーン・アゲイン』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『セブンティーン・アゲイン』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『セブンティーン・アゲイン』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『セブンティーン・アゲイン』 あらすじ【起・承】

37歳のマイク(ザック・エフロン)は、愛妻のスカーレットから離婚を切り出されている。
彼には娘のマギーと息子のアレックスがいる。
バスケに一生懸命だった学生時代、スカーレットの妊娠が判明し進学してバスケをすることを諦め結婚したマイク。
当時は格好良く、好青年だった。
しかし今は家庭を顧みず無関心なマイクは妻どころか、子供達からも軽蔑されていた。

ある日、不思議な出来事がマイクの身に起こる。
何と17歳の姿に戻ってしまったのだ。
驚き戸惑うマイクだったが、学生時代からの親友ネッドに相談しに行く。
発明好きで映画オタクのネッドに真実を説明するが、当然最初は信じてもらえない。
しかし二人だけの思い出を語ると、目の前にいる17歳の青年がマイクだと信用してくれた。
せっかく17歳に戻ったのだから、人生をもう1度やり直してみようと思いつくマイク。
通っていた高校に編入するため、ネッドを父親代わりにして校長に会いに行くことにする。

この学校にはアレックスとマギーも通っていた。
食堂でお昼をとろうと思った時、アレックスが虐めにあっている現場を見つける。
虐めている相手はスタン。
彼は体が大きく、口だけの男でマギーのボーイフレンドだった。
アレックスに素知らぬ同級生の振りをして事情を聞くと、頭にきたマイクはスタンを懲らしめる。
その説教は誰が聞いてももっともな内容で、スタンを良しとしない周囲の人間もスッキリさせた。

このことで友人関係になったアレックスとマイク。
ある日マイクはアレックスの自宅に招待される。
当然アレックスの母親はスカーレット。
久しぶりに見た妻の姿に愛を再確認した。
スカーレットもまた、昔の夫にそっくりのマイクに動揺する。

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映画『セブンティーン・アゲイン』 結末・ラスト(ネタバレ)

スタンとマギーが付き合っていることにも難色を示すマイクは、マギーに「スタンは止めた方が良い」と何度も忠告する。
最初は嫌悪感を露わにしていたマギーだったが、スタンの裏切りに合いマイクが正しかったと認める。
そして、マイクは自分に好意があるから忠告したのだと勘違いしてしまう。
強引に誘われるマイクは、冗談じゃないとマギーを拒んだ。
「僕には昔から愛している1人の女性がいる」と。
もちろんそれはスカーレットだった。

学生パーティーの夜。
子供達を心配して会場に現れたスカーレットを見つけたマイク。
スカーレットは「虐めにあっていたアレックスが明るくなったのは、マイクのおかげ」と感謝する。
良い雰囲気になった二人。
思わずマイクはキスをしてしまった。
事態が飲み込めないスカーレットは急いで帰る。

遂に離婚調停の日。
17歳になった姿ではもちろん出廷は出来ない。
しかし離婚したくない気持ちは伝えたいと、マイクから手紙を預かっていると嘘をつき証人として裁判に参加する。
そしてスカーレットに手紙を読むマイク。
その内容は彼女とマイクしか知らないことばかりだった。
「離婚したくないが、君を縛りたくはない」と告げる。
そして読んでいた手紙を落としたことに気がつかず、その場を去った。

スカーレットは裁判長に判決の延長を申し出、落とした手紙を拾いに行く。
するとその手紙には何も書いてない。
「もしかしたらマイク本人なのかもしれない」と思うスカーレットだった。
17歳の高校生として再びバスケに熱中するマイク。
かつてプロになれると言われていたがスカーレットを選んだマイクは、今回はもうバスケしかないと将来が決まる試合に懸けることにした。

試合の日。
同じバスケ部に入っていたアレックスを見に来たスカーレットを探し、観客席に向かって
二人にしかわからない合図を送るマイク。
「彼がマイクだ」と確信に変わったスカーレットは思わずその場から逃げだす。
それを見たマイクはボールをアレックスに託し、もう1度スカーレットを選んだ。
試合を放棄し彼女を追ったのだ。
再会したスカーレットとマイク。
もうマイクの姿は37歳に戻っている。
やり直そうと決めた二人だった。

映画『セブンティーン・アゲイン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『セブンティーン・アゲイン』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

アイデア勝ちの淡い恋愛ドラマ

本作品は脚本の内容の良さが見所である。
37歳の冴えない離婚目前の男が、17歳の一番良い時代に戻ってしまう。
通う学校には娘と息子、そして妻とも息子の友人として再会するという、簡単そうでいながら非常に良くできたわかりやすい物語なのだ。

しかも20年前にタイムスリップするわけではないから、また良い。
17歳の姿になるのは自分だけで、周囲はそのまま。
だからこそ子供たちの今の生活を助けることが出来たし、妻ともやり直せたのだろう。

ザック・エフロンの新魅力

ハイスクール・ミュージカルシリーズで、一躍人気を博したザック。
彼の主演映画とあって、女子は黙ってはいなかった。
どうせアイドル出身のコテコテ演技なのだろうと期待せず見たが、中々上手くて良い。
しかも娘のボーイフレンド・スタンを打ち負かす時の、バスケのバールさばき。
ザックファンでも無いのに、「おぉ!」と思ってしまった。
笑顔もキュートで嫌味を感じさせないので、これからも俳優として活躍できるだろう。

わかりやすくて感動のオチ

誰にでも想像できるオチが用意されている。
途中から「そうなるだろう」と思って見てはいるが、やはり幸せな気分になる。
人はやり直しが効かないもの、だからこそきちんとその日を生きなくてはいけないのだと痛感させられもする。

裁判に出廷し、あるがままの自分の気持ちを妻に伝えたマイク。
ありふれた演出シーンではあったが、この手の映画はこのくらいわかりやすいのが魅力だ。


ザック・エフロンと言えばディズニーチャンネルの『ハイスクール・ミュージカル』のトロイで大ヒットしましたが、個人的にはこの作品も大好きです。バスケと言うトロイとの繋がりもありますが、キャラクター的には今作の方が若干自信家でチャラついた雰囲気があるのですごく好きなんです。
簡単に言うと、17歳をやり直すストーリーなのですが主人公以外の登場人物がとにかく個性豊かで愛すべきキャラクターなので見ていて自然と笑みがこぼれてしまうでしょう。
最後もしっかりハッピーエンドにしてくれるのでサクッと見られるおすすめの作品です。(女性 30代)


人生をやり直せたら…という誰もが一度は考えるテーマを、明るく楽しく描いた作品。ザック・エフロンのキラキラした存在感とコミカルな演技が印象的でした。主人公マイクが17歳の姿で自分の子どもたちと関わりながら、父親としての責任や愛を再認識していく過程には、感動もありました。ラスト、再び大人に戻り妻と和解するシーンには、家族愛が詰まっていて涙ぐみました。(30代 男性)


ティーン向けかと思って観たら、意外と大人に響く映画だった。過去に戻って自分の選択を振り返るマイクの姿が、コミカルだけど切なくもありました。高校生活を通じて、娘や息子の悩みに向き合う姿は、親としての自覚を持ち直すきっかけになっていて、心が温まりました。青春×人生ドラマの絶妙なバランスが良かったです。(40代 女性)


ザック・エフロンのカッコよさに惹かれて観たけど、内容も予想以上に深かった。父親であるマイクが過去の自分に戻ることで、家族との関係を修復していく流れは感動的だった。娘との恋愛未遂シーンはちょっとヒヤッとしたけど(笑)、その後の展開でしっかり笑いに変えていたのもセンスが良かった。元気が出る一本!(20代 女性)


最初はコメディタッチの青春映画かなと思っていたけれど、見終わった後は家族っていいなと思える温かい映画だった。ザック・エフロンが演じる若きマイクが、年齢を超えて子どもや妻を愛しているのが伝わってきて、じんわり泣けました。自分の人生に後悔がある人にこそ観てほしい映画だと思います。(50代 男性)


シンプルな“人生やり直し”ものだけど、脚本とキャラクターが魅力的だから全然飽きなかった。大人としての記憶を持ったまま高校に戻るマイクが、娘の恋愛トラブルに悩んだり、息子をいじめから救ったりするシーンは、笑えるだけじゃなく、ちゃんと感動もある。テンポがよくて、観ていて気持ちいい作品でした。(30代 女性)


学生時代の栄光を引きずっていた主人公が、再び若返ることで“本当に大切なもの”に気づく展開がよかった。特に、離婚寸前の妻スカーレットとの関係が丁寧に描かれていて、再生のドラマとしても完成度が高い。最終的に試合中に気づきを得て、自分の未来を選び直すシーンは泣けた。コメディとヒューマンドラマのバランスが絶妙。(20代 男性)


ザック・エフロンの見せ場がたくさんあって、ダンスシーンやアクションっぽい動きも含めてエンタメとして楽しかった。けれど、それだけじゃなく、マイクが「子どもたちを守りたい」「妻とやり直したい」と真剣に思う姿がすごく良かった。父親としての成長物語でもあるから、親子で観ても楽しめると思います。(30代 男性)


思ってた以上に心が温かくなる映画でした。元妻への未練や、子どもたちとの距離感に悩む姿は現実の悩みに通じるものがあって、マイクに感情移入しっぱなしでした。リセットじゃなくて「やり直す」ことで、今の人生の大切さに気づいていくのが素敵。途中のギャグもテンポ良く、最後まで飽きずに観られました。(40代 女性)


「もし自分が高校生に戻れたら?」という設定だけでワクワクしますが、その中で人生の教訓をしっかり伝えてくれるところが素晴らしい。家族への愛、自分の未熟さ、そして“本当に大切な瞬間”とは何かを考えさせられる作品でした。ザック・エフロンが単なるイケメンじゃなく、演技でも魅せてくれたのが良かった!(20代 男性)

映画『セブンティーン・アゲイン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『セブンティーン・アゲイン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

13ラブ30(原題:13 Going on 30)

この映画を一言で表すと?

13歳の少女が30歳の大人に一夜で大変身!?笑って泣けるラブコメディ。

どんな話?

1980年代に生きる13歳の少女が、突然30歳の自分にタイムスリップしてしまう。成功しているはずの未来の自分が、実は本当に欲しかった人生とは違っていたことに気づき、やり直しを図ろうと奮闘する姿を描く。

ここがおすすめ!

大人になってからの後悔と、自分らしい人生を選ぶことの大切さが明るく描かれています。『セブンティーン・アゲイン』と同じく、やり直しのチャンスを通じて“本当に大切なもの”に気づいていく感動作です。

もしも昨日が選べたら(Click)

この映画を一言で表すと?

人生のリモコンを手に入れた男が、巻き戻せない現実に涙する。

どんな話?

忙しい毎日にうんざりしていた主人公が、未来や過去を自由に操れるリモコンを手に入れる。最初は便利に思えたが、やがてそれが人生において何を失うかを突きつけられていく。

ここがおすすめ!

笑えるシーン満載ながら、終盤にかけて一気に感動へと持っていく構成が秀逸。『セブンティーン・アゲイン』と同様に、「時間の価値」と「家族の大切さ」に気づく過程が心に残る一作です。

天使のくれた時間(The Family Man)

この映画を一言で表すと?

もしあの時、違う選択をしていたら?という“もう一つの人生”を描く感動作。

どんな話?

成功した金融マンが、目覚めると突然“結婚して家庭を持つ男”としての生活を送ることに。かつて別れた恋人と結ばれた別の人生で、愛や幸せの価値を見つめ直していく物語。

ここがおすすめ!

現実に起こることはない“もしもの人生”が、人間としての本質を炙り出します。『セブンティーン・アゲイン』と同じく、“人生で本当に大切なもの”を選び直すというテーマが深く響く大人のファンタジーです。

17歳の処方箋(The Edge of Seventeen)

この映画を一言で表すと?

青春の不安定さと孤独をリアルに描いた、切なくも温かいティーンドラマ。

どんな話?

友達も家族も信じられなくなった17歳の少女ネイディンが、思春期の葛藤と向き合いながら少しずつ自分を取り戻していく姿を描く、青春の成長物語。

ここがおすすめ!

『セブンティーン・アゲイン』が大人視点なら、本作は等身大のティーン視点で“17歳”の心の揺れを描く作品。どちらも、家族や周囲との関係を通じて、自分の居場所を見つけていく過程が感動的です。

スクール・オブ・ロック(School of Rock)

この映画を一言で表すと?

落ちこぼれバンドマンが、子どもたちにロック魂を注ぎ込む大逆転劇!

どんな話?

夢破れたロックバンドマンが、なりすましで入った名門校で音楽の授業を始め、個性的な子どもたちとともにバンドを結成してコンクールに挑むハートフルコメディ。

ここがおすすめ!

やり直しや自分の本質を取り戻すというテーマは『セブンティーン・アゲイン』と共通。音楽×教育×成長の三拍子揃った、元気と勇気がもらえる作品です。ジャック・ブラックの熱演も必見!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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