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映画『シャークトパスVS狼鯨』あらすじネタバレ結末と感想

映画『シャークトパスVS狼鯨』の概要:サメとタコを合体させた生物兵器シャークトパスと、オオカミとシャチのDNAを合わせたホエールウルフの戦いを描いた、B級モンスターパニック映画。「シャークトパス」シリーズの3作目。

映画『シャークトパスVS狼鯨』 作品情報

シャークトパスVS狼鯨

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:87分
  • ジャンル:SF、アクション、コメディ
  • 監督:ケヴィン・オニール
  • キャスト:キャスパー・ヴァン・ディーン、キャサリン・オクセンバーグ、イギー・ポップ etc

映画『シャークトパスVS狼鯨』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『シャークトパスVS狼鯨』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『シャークトパスVS狼鯨』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『シャークトパスVS狼鯨』 あらすじ【起・承】

ドミニカ共和国で、船上葬儀のために船を貸し出していた船長レイと助手のパブロは、触手を持つ謎のサメの襲撃を受けた。
留置所に入れられるが保釈金を払う余裕も無く、借金をして外に出るレイ。
そしてお金を借りた相手であるブードゥー教の神官フランソワ・タイニー首長から、シャークトパスの心臓を手に入れるよう命令される。

一方、DVなどの問題を起こした元野球選手ローサは、遺伝子操作での若返り治療のためにラインハルト博士の元を訪ねる。
シャチのDNAを体内に注入するが失敗、と思われたが、彼は海中でゾンビとして蘇るとラインハルトの元へ。
そして体は変化し続け、月が影響を与えて狼鯨(ホエールウルフ)に変貌した。

レイがシャークトパスの目撃情報を伝えていたニータ警部補は、実際にシャークトパスに遭遇し、成り行きでレイの船に。
すぐにシャークトパスと遭遇したものの、ニータが海に落ちてしまう。
彼女を助け出した時、海中でシャークトパスは狼鯨と戦っていた。

船が故障してしまい修理をするパブロ、レイとニータはいいムードになる。
しかしシャークトパスは、着々と被害者を増やし続けていた。
やがてニータは現場へ呼び出され、船を飛び出す。
レイとパブロは逃げ出すつもりだったが、ブードゥー教の呪いで逃げ出せなくなっていた。

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映画『シャークトパスVS狼鯨』 結末・ラスト(ネタバレ)

ニータが向かった乱闘現場に現れたシャークトパスだったが、そこに狼鯨も現れ、2匹は大乱闘をはじめる。

ニータは正体を知るためネットを開くが、シャークトパスの情報はあっても狼鯨の情報はゼロ。
だがシャークトパスを作り出した研究所に勤めていた過去を持つ、ラインハルトに目をつける。
しかし看護師を食べ続ける狼鯨になったローサを捨て、海外に逃げようとしたラインハルトは狼鯨に食べられてしまった。

一方、買い出しに行こうとしてシャークトパスに襲われたレイだったが、パブロの協力で足を1本手に入れる。
それでタイニー首長に許してもらうが、二度と島に足を踏み入れないことを約束させられる。
別れの挨拶をとニータに電話すると、彼女は狼鯨に襲われていて、慌てて助け出したレイとパブロ。
走って追ってくる狼鯨だったが、海岸で鉢合わせしたシャークトパスと再び大乱闘。

レイとニータは狼鯨の目的を探り、元野球選手のローサなら野球場に向かうだろうと予想して、強力な電流が流れる金網を設置。
シャークトパスを操れると豪語するタイニー首長に協力を頼むが、断られてしまったレイはブードゥー人形を盗み出す。
追ってきたタイニー首長はシャークトパスに食べられ、人形も効果が無い。

だがうまくシャークトパスと狼鯨を野球場に誘導し、シャークトパスは人形と共に感電死。
ニータが要請していた爆撃により、狼鯨も消え去った。

映画『シャークトパスVS狼鯨』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『シャークトパスVS狼鯨』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

適当な合成が最強のシャークトパスシリーズ第3弾

サメ(シャーク)とタコ(オクトパス)を合体させた生物兵器の「シャークトパス」、古代の翼竜プテラノドンとバラクーダの合成生物を登場させた「シャークトパスVSプテラクーダ」に続き、シャチ(ホエール)と狼(ウルフ)の合成生物ホエールウルフを登場させた作品。
「シャークトパス」シリーズ独特の、見た目がツヤツヤでCG技術丸出しのシャークトパスと共に、完全に犬のような見た目のホエールウルフが笑いを誘う。

シャチのDNAを埋め込まれて死んでゾンビになったローサが、月といえば狼、シャチは満ち潮に反応するというこじつけで狼鯨になるのは適当すぎる。
普通ならツッコミどころだが、サメとタコなのに陸でも普通に動けること、狼とシャチなのにシャチ要素が少ないといったトンデモ設定は無視するべき。

B級パニックムービーだがギャグ満載

B級パニックムービー定番の、水着のお色気たっぷりの女性たちが襲われるシーンは変化し、ラインハルト博士やコスプレとしか思えないナースのお色気女性陣が殺されるシーンがたっぷり。
しかし海に向かってハイヒールで走るナースと、彼女を追う狼鯨の姿はギャグでしかない。

シャークトパスのSNSアカウントがあったり、トレンドになっていると騒ぐのもギャグ丸出し。
バッタリ遭遇して戦い出し、いつの間にか終わっているシャークトパスと狼鯨、野球場ではゴングまで鳴り出す。

なぜかシャークトパスと握手をする、主人公レイの姿も滑稽でバカバカしい。

テンポが良くてバカバカしいストーリー

シャークトパスと狼鯨以外にも、進展しないレイとニータの恋、いかにも怪しげなタイニー首長のよくわからない思惑など、飽きないストーリー。
様々な要素を詰め込み過ぎているように見えるが、テンポが良くて薄っぺらい中身なので、ただただ面白がって見ることができる。

ラストシーンで、DNA操作で生まれたシャークトパスを、ブードゥー教の呪術で蘇らせるのは無理やりすぎるだろう。


初めて見た人は何これ!?と驚いてしまうかもしれませんが、この「シャークトパス」シリーズは今作が3作目。B級作品でありながらコアなファンにはかなりの人気を誇っています。
そもそも、サメとタコが融合って何事?と思うのですがそんな事を気にしている暇が無いくらい、何でもありの作品になっています。
海の生物なのに陸上で戦うし、人間のような仕草をして笑いを誘うシーンもあったりして、バカバカしいと思いつつも、つい見てしまいます。(女性 30代)

映画『シャークトパスVS狼鯨』 まとめ

B級映画の名手ロジャー・コーマンとジュリー・コーマン夫妻が製作した、ハイブリットサメ映画シリーズ「シャークトパス」第3弾。
シリーズ2作目「シャークトパスVSプテラクーダ」も手掛けた監督ケビン・オニールと、マット・ヤマシタの脚本。
「スターシップ・トゥルーパーズ3」のキャスパー・バン・ディーンが、主人公レイのダメ男っぷりを熱演した。

1作目と2作目に出演したマッドサイエンティストたちの肖像画や、SNSアカウントを持つシャークトパス、トレンド入りしているという時代に乗ったギャグもある。
完全にペット扱いでトイレシートを渡されたり、ミックスだが引き取ってほしいと業者に連絡されてしまう狼鯨も笑いどころ。

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