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映画『新聞記者(2019)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『新聞記者(2019)』の概要:東都新聞の記者、吉岡の元に、新設される医療大学の資金繰りに内閣が関わっているとリークする匿名のファックスが送られてきた。一方で、政権に不都合な情報を操作している内閣情報調査室に在籍する杉原は、自らの仕事に疑問を抱いていた。

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映画『新聞記者』の作品情報

新聞記者

製作年:2019年
上映時間:113分
ジャンル:サスペンス
監督:藤井道人
キャスト:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音 etc

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映画『新聞記者』の登場人物(キャスト)

吉岡エリカ(シム・ウンギョン)
東都新聞に勤める記者。日本人の父と韓国人の母を持つ。記者である父は、かつて誤報を報じたとして世間からバッシングを受け、その後自殺している。今となっては、真相は誰にも分からない。匿名で送られてきた医療大学建設計画の情報を調査する内、計画を担当する都築という男に辿りつくが…。
杉原拓海(松坂桃李)
外務省からの出向で内閣情報調査室(内調)に在籍している官僚。元上司である神崎からの教え「誠心誠意国民に尽くす」をモットーに、懸命に仕事に励む。しかし、冷徹な上司、多田の過度な情報操作に疑問を抱き、知り合った吉岡に協力する。
神崎俊尚(高橋和也)
外務省時代の杉原の上司。新設される医療大学建設計画の担当者だったが、建設計画が外部へ漏洩した矢先に自殺してしまう。

映画『新聞記者』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『新聞記者(2019)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『新聞記者』のあらすじ【起】

2月20日深夜。東都新聞の社会部に羊のイラストをあしらった匿名のファックスが届いた。

同時刻。霞ヶ関にある内閣情報調査室に待機していた杉原の元へ、白岩元大学教育局長の不倫現場を押さえた写真が送られてきた。彼はかつて、大臣の息子を不正入学させて職を辞した際、官邸からの指示だったと告白した過去を持つ人物だった。翌日、内調は各新聞社に写真を流し、日本全国全ての記事に彼の不祥事を掲載させた。

出社した吉岡は、白岩の記事を見て「反逆者は殺せ、それに新聞が加担したということですか」と呟いた。陣野編集長は、そう考えるのが妥当だと結論付けた。そして、彼女へ深夜に送られてきた匿名ファックスの送り主を調べるよう資料を渡した。ファックスの内容は医療大学の建設計画書であり、認可先は内閣府と記されていた。送り主は、建設費用の出所をリークするために極秘資料を送ってきたのだ。陣野は「ひょっとしたら政権がひっくり返るかもしれないぞ」と俄かに興奮していた。

翌日の週刊誌に、“総理ベッタリ記者”の辻川和正が、官邸のもみ消しによりレイプ事件での逮捕が見送られたとの記事が載った。杉原は多田から、一般人の被害女性を野党と繋がりのある人間に仕立て上げ、ハニートラップだったことにしろとの指示を受けた。さらに、彼は被害女性が不利になるような事件当時の状況を捏造すると、杉原をはじめ内調のスタッフ全員にハッシュタグ付きのツイートを連投させた。ツイッター上は彼女へのバッシングで溢れた。

映画『新聞記者』のあらすじ【承】

杉原が帰宅すると、妊娠中の妻がレイプ事件の報道をテレビのニュースで観ており、レイプされたのにバッシングを受けるなんて分からないと憤慨していた。

大使館時代の上司である神崎と再会し食事をした杉原は、多田を知っているか尋ねた。神崎は、「多田を知らない人はいないだろう。大変だな」と彼に同情した。

吉岡は関係筋の人間に、新設される大学の件を取材していた。彼は、内閣府主導なのは間違いなく、情報をリークした人間がいるとすれば出向している人間だろうと語った。調査を進めた吉岡は、計画の担当者である都築という男に辿り着いた。彼女は都築を捕まえ話を聞こうとしたが、前任者の方がよく知っていると言われたため、さらに調べを進めて前任者である神崎へ連絡を取った。しかし、神崎は「療養中」とのことで連絡がつかなかった。

社員食堂で都築と顔を合わせた杉原は、彼が神崎に代わって大学建設計画を進めていると知らされた。都築は「神崎さんのことマークしてたのお前らだろ?」と笑ったが、杉原が何も知らないとみると慌てて彼の前を去った。

杉原は、電話が繋がらない神崎を心配し彼の自宅を訪れようとしていた。そこへ当の神崎から電話が入り、彼は覇気の無い声で「俺達は一体何を守ってきたんだろうな」と呟くやいなや、ビルの屋上から身を投げた。杉原は電話越しで必死に彼へ呼び掛けたが、無意味だった。

吉岡は、神崎の通夜へ参加した。式場から出た彼の娘がマスコミに囲まれる姿を見て、過去の自分の姿と重なった彼女は記者達を一喝した。杉原はそんな吉岡を見て「新聞記者ならあっち側だろ」と冷たく声を掛けた。

映画『新聞記者』のあらすじ【転】

翌日、新聞には新大学の計画が頓挫したとの記事が載った。陣野は吉岡に「もう追うなということだ」と説明したが、彼女は神崎の自殺には何か理由があると感じ、真相解明を諦めなかった。

吉岡は、オフィス前で偶然再会した杉原へ件のファックスを見せた。吉岡は、ファックスは神崎が送ったものだと踏んでおり、杉原もまたその可能性を思い付いた。二人は尾行を警戒しながら情報交換を行い、神崎が他にも情報を持っている筈だと結論付けた。

吉岡は、陣野へ大学の計画が建設場所を変えて依然進行中であると告げた。しかし、陣野は内調から「大学の件はガセだから発表したら誤報になる」との圧力を受けていた。暗に「父親の二の舞になりたいのか」という脅しを受けても尚、吉岡は神崎邸に向かった。

吉岡は取材を拒む神崎夫人へ、インターホン越しにファックスに添付されていた羊のイラストを見せた。夫人は、それが娘を喜ばせるためによく描いていた夫のイラストだと気付き、招き入れた吉岡へ夫の書斎の鍵を渡した。

書斎には、ファックスと同じ羊の絵が表紙になった資料が置かれており、内容を呼んだ吉岡は杉原を呼んだ。

神崎が本当に伝えたかった大学建設計画の真相は、医療目的と称して、軍事目的の生物兵器を造る実験場を備えた施設の建設計画であった。吉岡は杉原に協力を仰ぎ、二人は神崎の無念を晴らそうと決意した。

杉原は、都築との打ち合わせのため彼のオフィスを訪れた。彼は都築が吉岡の質問攻めによって足止めを食っている間に、デスクから現行の建設計画書類を探し出しカメラに収めた。

映画『新聞記者』の結末・ラスト(ネタバレ)

吉岡は、陣野と杉原を引き合わせた。杉原はハングアウトした資料を提示し、毒ガス研究の証拠を示した。官邸が、戦争に用いる兵器を開発しようとしていることを知った陣野は逡巡した。杉原は、内調からデマだと言われたら自分の名前を出すよう彼を説得し、陣野は意を決して記事の作成を決断した。

翌日の朝刊には、吉岡の書いた記事が一面で載った。

杉原は、放置していた郵便ポストを確認した。中には神崎からの手紙が紛れており、そこには神崎からの謝罪と自殺の真相が綴られていた。

大学を建設する民間企業は、やはり総理の友人の会社であった。そこへ大量に流れた建設費用は国民の金である。神崎は、上に指示されるがまま決算印を押したという。神崎は、杉原へ宛てた手紙に「もう耐えられない」と書き残していた。

読売、朝日、毎日などの新聞大手は、みな吉岡の記事を追った。しかし、「捏造記事だ」との報道も出始めたため、吉岡は杉原の実名入りで続報を出そうと決めた。そんな彼女の元へ着信があり、相手は「良い記事でしたね、お父様そっくりだ。あなたのお父さん、誤報じゃなかったんですよ」と不気味に真実を告白した。多田からの電話であった。吉岡は、慌てて杉原の元へ向かった。

多田に呼び出された杉原は、毅然とした態度で彼と向き合った。しかし、多田から静かに脅迫を受け「撤回することは別に恥ずかしいことじゃないぞ。この国の民主主義は形だけでいいんだ」と言われると、完全に心が折れてしまった。

ふらふらと霞ヶ関を歩く杉原は、横断歩道の向こうにいた吉岡と目が合った。やつれた彼が声もなく「ごめんね」と言うと、程なくして吉岡は目を見開いて息を飲んだ。

映画『新聞記者』の感想・評価・レビュー

ノンフィクションであると思わざるを得ない内容だった。現実の政権がこんなに長期間続いているのも、M友学園も桜に関する疑念も、全て内閣が操作して有耶無耶にしたり、他所に目を向けさせて攻撃の的をすり替えたり、一定の投票者層に好印象を抱かせたりしていそうだ。

これはあくまで“映画”なのであまり真に受けるのも良くないが、作中にもあったように、自分で自分を疑わなければこの国では真実が見えないのかもしれない。政治に関わっている人間が、僅かでも「民主主義は形だけでいい」などと考えている国はもはや衰退してしまうなと恐ろしくなった。(MIHOシネマ編集部)


サスペンスとしてのエンターテイメント性は確保されている。主演二人の熱演も手伝って、次に何が起こるのだろう、最後どうなるのだろうとハラハラドキドキ楽しめた。そしてラストシーン、余韻を残す絶妙な終わり方ではなかろうか。
原作はノンフィクションではあるものの、映画自体はオリジナルストーリーとのこと。観る側もその点には留意が必要だ。「こんなことがあったのか」「こんなことあるわけがない」ではなく、他の映画同様作り手の想いを受け止めたい。結局は何事も「リテラシー」が求められる時代なのだろう。(男性 40代)


本作は、官邸とメディアの裏側を描いた社会派サスペンス作品。
政府による揉み消しなどといった欲望に狂って国民を支配する権力ある人間たちを鋭い視点から照射していて、日本の現状と重なる部分もあり、フィクションとは思えない程意味深くリアリティーを感じずにはいられなかった。
葛藤に苦しむ女性記者と官僚の人間心理が繊細に描かれていて、雰囲気の重さや緊張感、闇の部分に非常に見応えを感じ、また、正義のために己が壊れることに恐怖と疑問を抱いた。(女性 20代)


日本アカデミー賞を総なめにしたこの作品、納得の一作でした。
権力や組織に支配された人間の葛藤を描いた作品で、あまりの緊迫感に目が離せません。中でもSNSを利用した情報操作は、このSNSが当たり前となった今、実際に行われているのではないかと疑ってしまう程。どこまでが現実でどこまでが嘘かは分かりませんが、この作品が現実だとしたら本当に怖い。とても考えさせられる作品で、誰もが一度は観てほしい、そんな作品でした。(女性 20代)


大きな規模で描いているから映画として成り立っていますが、どこの職場でも、どんな世界でもこういうことって有り得るよなと、この世の中の「嫌な部分」を見てしまった気がします。
個人的には、シム・ウンギョンの演技が素晴らしかったと思います。最近ドラマや映画でよく見る女優さんですが、クールで芯のある雰囲気が本当に好きです。言い方は悪いかもしれませんが、日本の女優にはこういう表現をできる人はなかなかいないだろうなと感じます。
ストーリー的にはそれほど難しくないので社会派の作品が苦手な方にも見やすくなっていると思います。(女性 30代)

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