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映画『スリング・ブレイド』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『スリング・ブレイド』の概要:少年期に母親とその愛人を殺したカールは、精神病院を退院した後に、家庭問題に悩む少年フランクと出会う。フランクと彼の母親を守るため、カールはある決断をする。名優ビリー・ボブ・ソーントンが、自ら監督・脚本・出演を手がけた。

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映画『スリング・ブレイド』の作品情報

スリング・ブレイド

製作年:1996年
上映時間:134分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ビリー・ボブ・ソーントン
キャスト:ビリー・ボブ・ソーントン、ロバート・デュヴァル、ドワイト・ヨーカム、J・T・ウォルシュ etc

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映画『スリング・ブレイド』の登場人物(キャスト)

カール・チルダース(ビリー・ボブ・ソーントン)
軽度の障害を持つ男性。子供の頃に母親とその愛人を殺し、それからの25年間は精神病院に収容されていた。表情に乏しく独特の話し方をするが、大変に心優しく、皆から好かれる。聖書の教えを守っている。力持ちで手先が器用。
フランク・ウィートリー(ルーカス・ブラック)
カールの故郷の町に住んでいる利発な少年。父親は自殺しており、現在は母親と暮らしている。カールとは初めて会った時から気が合い、友情を育む。カールの話し方が好き。粗暴な男と付き合っている母親を心配している。年に似合わず、人生について達観した考えを持っている。
リンダ・ウィートリー(ナタリー・キャナディ)
フランクの母親。思いやりのある優しい女性。町のスーパーマーケットで働いている。フランクを何よりも大切に思っており、フランクには父親的存在が必要だと考えている。フランクが好意を寄せるカールを信頼する。
ドイル・ハーグレイヴス(ドワイト・ヨアキム)
リンダの恋人。建設現場で働いている。自宅があるにも関わらず、生活費も払わずにリンダの家に入り浸って支配的に振る舞う。激しやすく、興奮すると暴力を振るう。
ヴォーン・カニンガム(ジョン・リッター)
リンダが勤めるスーパーマーケットの店長。物腰柔らかな気弱な男性。リンダとフランクを家族同然に思っている。同性愛者。
ウールリッジ(ジェームズ・ハンプトン)
カールが入院していた精神病院の院長。カールのことをよく理解しており、退院後のカールに働き口を紹介する。
ビル・コックス(リック・ダイアル)
ウールリッジの旧友の修理店店主。気前の良い中年の男性。ウールリッジに頼まれ、カールを雇う。
メリンダ(クリスティ・リード)
リンダの同僚。ごく軽度の障害があり、いつも気難しい顔をしている。
カールの父親(ロバート・デュヴァル)
幼少期のカールを虐待していた。カールが母親を殺した後は、一人で貧しく暮らしている。

映画『スリング・ブレイド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スリング・ブレイド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スリング・ブレイド』のあらすじ【起】

軽度の障害を持つカールは、子供の頃に母親とその愛人を『スリング・ブレイド(カイザー・ナイフの一種)』で殺し、精神病院に収容されている。退院直前、カールは、ある女子大生から学校新聞用の取材を受ける。インタビューの中で、カールは自分が精神病院に入ることになった経緯を語る。

幼少期、父親から嫌われていたカールは、母屋に入ることを許されず、庭の小屋で寝起きしていた。カールの母親は、カールの父親が働いていた製材所社長の息子と関係を持っており、その場面を目撃したカールは、スリング・ブレイドで母親と愛人を惨殺した。

カールは、病院で読み書きを習い、聖書を始め多くの書物を読んだ。カールは、今後の生活に不安を覚えながら、所持品の数冊の本だけを持って退院する。

故郷へ戻ったカールは、身寄りも住むところもなく、町をただ彷徨い歩く。カールは、ファーストフード店でポテトを買い、コイン・ランドリーの前に腰掛けて食べる。カールは、ランドリーから重い洗濯物を引きずって出てきた少年フランクと言葉を交わし、フランクの手伝いを申し出る。

フランクの家へ向かう道中、カールは殺人を犯して精神病院に入っていたことをフランクに話すが、フランクは全く恐れない。フランクの自宅の前で、二人は再会することを約束して別れる。

行き場のないカールは、病院に戻る。出所者を病院に泊めることは禁じられているため、院長のウールリッジはカールを自宅に連れて帰る。

映画『スリング・ブレイド』のあらすじ【承】

翌日、ウールリッジは、知人の修理屋店長のコックスにカールを紹介する。コックスはカールを雇い、修理店の納屋に寝泊まりさせる。コックスは、カールの人柄と修理工としての腕の良さを知ってカールを信用し、納屋を自由に出入りできるよう鍵を渡す。

ある日、カールは、約束通りにフランクに再び会いに行く。カールとフランクは、スーパーマーケットで働いているフランクの母親リンダを迎えに行く。フランクは、カールをリンダとスーパーの店長のヴォーンに紹介する。リンダは、フランクがカールを信用していることを知り、カールに自宅のガレージに住むよう提案する。

カールとフランクは、フランクの秘密の場所である湖の畔を散歩する。フランクは、生活力の無さを苦に自殺した父親を恋しく思っていることや、ヴォーンが同性愛者であることをカールに話す。

リンダにはドイルという恋人がおり、フランクは、家に入り浸ってフランクやリンダに当たり散らすドイルを嫌っている。カールが、母親とその愛人を殺したことをフランクに打ち明けると、フランクは、善人ほど早く死んでしまう、と大人びた意見を述べる。

カールは、フランクの家のガレージへ移り住む。ある夜、リンダはカールをドイルに紹介する。ドイルはカールを侮辱し、フランクに暴力的な言葉を投げつける。ガレージの中で、フランクはドイルへの憎悪をカールに打ち明け、カールはフランクを宥める。二人は、お互いへの信頼を一層深める。

翌日、ヴォーンはカールをランチに誘い、自分が同性愛者であることを告白する。フランクとリンダを家族同然に思っているヴォーンは、ドイルに気をつけるようカールに忠告し、フランク達を守って欲しいと頼む。

映画『スリング・ブレイド』のあらすじ【転】

ある夜、ドイルは友人達をリンダの家に招き、カールやフランク、リンダ、ヴォーンを巻き込んで大騒ぎをする。突然、些細なことで不機嫌になったドイルは、大声を上げて当たり散らし、友人達を追い出す。ドイルはリンダに手を上げようとするが、リンダを守ろうとしたフランクに攻撃され、ドイルはフランクに脅迫めいた言葉を残して出て行く。

カールは、眠れずに一人で過ごしているリンダに話しかけて心を和ませる。リンダは、カールへの礼にビスケットを焼き始める。カールが精神病院に入っていた理由をリンダに打ち明けると、25年前の事件を知っていたリンダは、驚かずにカールに同情を示す。カールはリンダに、フランクとリンダを決して傷つけないと誓う。

ある日、ウールリッジは、カールの様子を見にコックスの店にやってくる。カールが周囲と上手くやっていることを知り、ウールリッジは安心する。

ある夜、リンダは同僚のメリンダ、ヴォーンと彼の恋人を夕食に招く。リンダに勧められ、カールはメリンダと夜道を散歩する。翌日、メリンダはカールの職場を訪れ、昨夜の礼にと花束を渡す。

カールはフランクと共に湖の畔へ行き、幼い頃の出来事を語る。ある時、カールの父親は、カールの母親が中絶した胎児をどこかへ捨ててくるよう、カールに命じた。胎児が男で、まだ息があることに気付いたカールは、胎児を空き缶に入れて埋めて墓を作った。カールは、弟の命を救えなかったことを今でも悔いている。カールはフランクに、子供に悪いことをさせてはいけない、と話す。

映画『スリング・ブレイド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドイルは、リンダと夫婦になると宣言し、リンダの家にますます入り浸る。ドイルは、家族になるためと称して、フランク達に一層支配的な態度を取る。フランクは、今後の生活への不安と、ドイルへの憤りを覚える。

カールは、フランクに誘われて子供達のアメフト試合に参加する。カールは、フランクが活躍できるよう、フランクに積極的にボールを回す。

ある日、カールは廃墟同然となっている生家へ行き、まだそこに住んでいる父親と25年ぶりに対面する。息子だと名乗るカールに対し、父親は息子などいないと言ってカールの存在を否定する。カールは父親に向かって、自分を虐待していたことと弟を殺したことを非難し、弟の墓参りをする。

ある日曜日、カールは、フランクやリンダ、ヴォーンに付き添われ、町の牧師から洗礼を受ける。カール達が帰宅すると、ドイルはリンダに用事を言いつけて外出させ、家長である自分に従えとフランクに命令し、カールを追い出そうとする。ドイルは反発したフランクを殴ろうとするが、カールに止められる。フランクは家を飛び出す。

フランク達の負担にならないよう、カールはフランクの家を出ようと決意する。カールはリンダに別れの挨拶をし、所持品の本を手に、湖の畔までフランクに会いに行く。カールとフランクは固い友情を誓い合い、カールは本の束をフランクに贈る。

カールは、今夜はリンダと共にヴォーンの家に行って自宅には帰るな、とフランクに告げる。フランクは、普段と違う様子のカールを心配する。カールはフランクの肩を抱き寄せた後、その場を去る。

カールはヴォーンの家へ行き、今夜はフランクとリンダを泊めてくれるよう頼む。カールは今までの給料をヴォーンに預け、リンダに渡すよう言付ける。カールは、リンダの家のガレージにかかっていたスリング・ブレイドを丁寧に研ぐ。

その夜、カールはスリング・ブレイドを手にフランクの家に戻る。カールはドイルから警察の呼び方を聞き出した後、スリング・ブレイドをドイルの頭に振り下ろす。ドイルを殺した後、カールは自分で警察を呼ぶ。

再び精神病院に収容されたカールは、他人との関わりを避け、長く孤独な時を過ごす。

映画『スリング・ブレイド』の感想・評価・レビュー

内容もさることながら、とにかくビリー・ボブ・ソーントンの素晴らしい演技力だけでも一見の価値があります。
知的障がいを持つ男と家庭に事情がある少年との友情を描くこの作品ですが、観る人によって様々な感情が生まれるのではないかと思います。
私には怒りと恐怖が強く残りました。
よくある泣かせる映画とは一線を画した考えさせられる良作です。
多少の暴力的描写もあるため、子を持つ親に“大人だけで”観ていただきたいと思います。(女性 20代)


本作は、12歳の時に母と愛人を殺害した後に出所した知的障害の男と彼が生まれ故郷に戻った時に出会った家庭問題に悩む孤独な12歳の少年との交流を描いたヒューマンドラマ作品。
ただの友情物語ではなく、自分の心の在り方を考えさせられる非常に重みのある作品で、胸の内に抱えているものが繊細で丁寧に描かれた描写が印象的だった。
ラストは、やっと幸せになれると思っていたのに切なくて怒りがこみ上げてきたけれど、好きな作品。(女性 20代)


ハッピーエンドの幸せな物語が好きな人にはおすすめできない今作。結論から言うと、今作は怒りや悲しみが込み上げてくるようななんとも言えないラストになっています。しかし、「見なければよかった」と思うようなストーリーではなく、この作品を見て、彼の行動に共感していたからこその感情だと思うんです。
自分は悪いことをしていない、それだけで十分なのですが純粋すぎるが故に、悪いやつが多すぎることが許せなくなってしまう。単なる殺人ではなくて、その奥底にある真実をしっかり読み取って欲しい作品です。(女性 30代)

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