映画『ソルジャー・ボーイ』の概要:ベトナム戦争の最前線から帰還した四人の兵士。彼らは、気持ち新たに仲間の持っている牧場で働こうとしていた。戦争で受けた心の傷を抱えながら、牧場のあるカリフォルニアへと向かう四人を待ち受けていた悲劇とは。
映画『ソルジャー・ボーイ』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:アクション、戦争
監督:リチャード・コンプトン
キャスト:ジョー・ドン・ベイカー、ポール・コスロ、ジェニファー・ビリングスリー、ビリー・グリーン・ブッシュ etc
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映画『ソルジャー・ボーイ』の登場人物(キャスト)
- ダニー(ジョー・ドン・ベイカー)
- 元アメリカ兵。最前線から帰還し、そこで出会った友人のキッド達と牧場を経営して儲けようと考える。両親からの反対を受けながら、キッドの故郷であるカリフォルニアへと向かう。リーダー的存在で、戦争で人殺しをしていた自分を責めている。
- キッド(アラン・ビント)
- 元アメリカ兵。ダニーの友人。牧場を持っていると嘘をつき、ダニー達に牧場経営の話を持ちかける。牧場経営は父の夢で、それを果たしたいと思っていた。どこかミステリアスで、背の小さい男。
- ファットバック(エリオット・ストリート)
- 元アメリカ兵。ダニー達の友人。体が大きく、騒ぐことが大好きな男。ダニー達と一緒にカリフォルニアを目指すが、道中で警察に殺されてしまう。
- シューター(ポール・コスロ)
- 元アメリカ兵。ダニー達の友人。中肉中背で、あまり目立たない男。ファットバック同様カリフォルニアを目指すが、道中で警察に殺されてしまう。
映画『ソルジャー・ボーイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ソルジャー・ボーイ』のあらすじ【起】
ベトナム戦争で、長期間最前線にいたアメリカ兵四人がいた。ダニー、シューター、ファットバック、キッドという名前のその四人のアメリカ兵は、任務を終えてアメリカ本国へと帰国する。
除隊手続きのために、アーカンソー州の復員センターへと向かった一同。彼らはカリフォルニアへと向かおうとしていた。
センターを出た彼らは、一台のキャデラックを買うことにする。彼らは、カリフォルニアで牧場を営んでいるキッドのところへ行く予定だった。そこで、四人で牧場を経営する夢を持っていたのだ。四人は車の売人に、キャデラックを安く買うために交渉を始める。彼らの交渉はハチャメチャで、自ら車のパーツを分解して値段を値切る。
ダニーが実家へと寄る。母と再会し、二人は抱きつき喜ぶ。ダニーは仲間の三人を、一番の友人達だといって母親に紹介する。
自分の部屋を懐かしむダニー。母親は、何一つ物を動かさないでいた。そこへ、父親が帰ってくる。父親も、笑顔でダニーの無事を喜ぶ。
映画『ソルジャー・ボーイ』のあらすじ【承】
ダニーの親族が続々と集まり出す。みんな、ダニーの帰還を待ちわびていたのだ。その夜、ダニーは親族と仲間達を交えて夕食を摂る。ダニーはそこで父親達に、キッドの持っている牧場で働くのだと言う。父はキッドに、どうやって水を引くのか尋ねる。キッドは、井戸を掘って地下水を利用すると言う。いくらかかるのか知っているのかとキッドに尋ねる父だったが、キッドは答えることができない。父は、ダニーが牧場で働くことを許そうとはしなかった。
結局、無理矢理家を出たダニーと仲間達。彼らはキャデラックに乗って、再びカリフォルニアへと向かう。
道中、四人はモーテルへと向かう。大金を見せた四人に、モーテルのオーナーは上機嫌になる。オーナーは四人に、女を紹介する。彼らは、女達と馬鹿騒ぎを始める。
ダニーは、テキサスからきたという女を口説こうとする。女はダニーに、今まで何してたのかと尋ねる。ダニーは、人殺しだと答える。
キッドは一晩を共に過ごした女に、一緒に行きたいと言われる。しかし、キッドはそれを断る。
映画『ソルジャー・ボーイ』のあらすじ【転】
翌朝、再び四人はカリフォルニアへ向かうために車へと乗り込む。その道中、車が故障してしまう。しかし近くにある修理場は、どこか信用ができない。周りに他の修理場がなく、仕方なくその修理場に車を預ける。その後、バーへと足を運ぶ四人。ファットバックは、モーテルでお金をふんだくられたことを嘆いている。
バーで町の住民と喧嘩した四人は保安官に捕まってしまう。刑務所で一晩を過ごした四人は、預けていた車を受け取りにいく。車は直っていたが、莫大な費用を請求される。納得のいかない四人だったが、保安官に脅されてお金を支払う羽目になってしまう。
ガソリンスタンドへと寄った四人。キッドはそこで、刑務所でお金を盗まれてしまったことに気づく。彼らの所持金は、ほとんど残っていなかった。ギリギリのガソリンを補給し、彼らは再び走り出す。
小さなレストランに寄った四人。そのレストランに置いてあったくじ引きを引く。すると50ドルの当たりくじが当たる。ハズレしかないと聞いていた店主は、そんな金はないと言う。キッドは、金がないならありったけの食べ物を持ってこいと店主に言う。
映画『ソルジャー・ボーイ』の結末・ラスト(ネタバレ)
再び走り出した四人。途中でガソリンが切れてしまう。明け方になってガソリンスタンドへと寄った四人だったが、そこには人気がなかった。開店を待ちきれなかったダニーは、ガソリンを盗もうと機械を壊し始める。そこへ警察がやってくる。
ガソリンスタンドにいた人間が、ダニー達に発砲する。それをきっかけに、壮絶な打ち合いが開始する。ダニー達は、ベトナムから持ち帰っていた手榴弾などを使って応戦する。結果、集まってきた人達にも攻撃してしまい、村の住民を皆殺しにしてしまったダニー達。
軍隊達がダニー達を包囲し始める。ダニーがキッドに、本当に牧場を持っているのかと聞く。キッドは、本当は土地など持っておらず、牧場を持つことが父の夢だったのだと言い出す。それを聞き、ダニーは笑ってしまう。
軍達達が、本格的にダニー達を追い詰め始める。手榴弾が投げ込まれ、大通りまで誘導されるダニー達。そこから、再び壮絶な撃ち合いが始まる。そして、四人は同時に滅多撃ちにされて死んでしまう。
映画『ソルジャー・ボーイ』の感想・評価・レビュー
ラストが近づくに連れて予想外の展開が続くのでどんな風に物語が着地するのかドキドキしながら鑑賞しましたが、唖然として言葉を失う衝撃のラストでした。
戦争から帰ってきた彼らには、新しい人生に対する夢や希望があったはずなのに、戦争で蝕まれてしまった心はなかなか切り替えることが出来ないのかなと感じてしまいました。
死に対する恐怖は全く感じられず、ラストは仕方ないと思っているようにも見えました。行き当たりばったりの若者らしさもありますが、あまりにも救いのないラストに驚いてしまいました。(女性 30代)
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