この記事では、映画『ザ・バニシング 消失』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ザ・バニシング 消失』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0049224
製作年 | 1988年 |
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上映時間 | 106分 |
ジャンル | サスペンス ノワール |
監督 | ジョルジュ・シュルイツァー |
キャスト | ベルナール・ピエール・ドナデュー ジーン・ベルヴォーツ ヨハンナ・テア・ステーゲ グウェン・エックハウス |
製作国 | オランダ フランス |
映画『ザ・バニシング 消失』の登場人物(キャスト)
- レックス・ホフマン(ジーン・ヴェルヴォーツ)
- 恋人であるサスキアとのフランス旅行中、彼女が突然と姿を消す。以後3年間にわたり、彼女の捜索を続ける男性。
- サスキア・ワグター(ヨハンナ・テア・スケ―テ)
- レックスの恋人である女性。フランス旅行中に忽然と姿を消し、以後3年間にわたり行方不明。
- レイモン・ルモン(ベルナール・ピエール・ドナデュー)
- 妻と二人の娘をもつ大学教授。
映画『ザ・バニシング 消失』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・バニシング 消失』のあらすじ【起】
オランダ人カップルのレックスとサスキアは、ツールドフランスが開催される7月、自転車を載せた車に乗ってフランスへと旅立つ。
旅の途中、トンネルを走る車中でサスキアは昨夜見た夢の話をする。「金の卵に閉じ込められ、永遠に宇宙をさまようの。とても孤独に。そこへもう一つの卵が遠くから現れ、やがて2つの卵がぶつかるときすべてが終わるの」
話していると不意に車がガス欠を起こしてしまう。トンネル内は見通しが悪いため、このまま停車していると追突されるかもしれない。レックスは車を降りようとサスキアに言う。しかし、夢のこともあってか暗闇を怖れるサスキアは、懐中電灯を探すと言ってなかなか車を降りようとしない。口論の末、怒ったレックスは彼女を車に残して、一人でガソリンを取りに出て行ってしまう。彼女は「いかないで」と彼の名を呼ぶ。
レックスが戻ると車中に彼女の姿はなかった。焦るレックスだったがトンネルの外まで車を走らせると、そこには彼女の姿があった。
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映画『ザ・バニシング 消失』のあらすじ【承】
ドライブイン。怪我をしてもいない腕にギプスをはめる怪しい眼鏡の男がいた。
二人の車もやがてそのドライブインにたどり着く。レックスは車へ置き去りにしたことをサスキアに詫びる。すっかり仲直りした二人は、旅の記念にとコインを広場にあった木の根元に植える。
ドライブインを出発する前、サスキアは飲み物を買いに売店へ行く。しかし、いつまで経っても彼女は帰ってこない。心配したレックスは写真を見せながら彼女を必死に探す。だが、「自販機の前で男と話していた」という以外に目撃情報はなく、彼女はそのまま失踪してしまう。
サスキアが失踪するよりも少し過去の話。ドライブインにいた眼鏡の男は、購入したばかりの山荘で妻と二人の娘と団らんの時を過ごしていた。男の名はレイモン。彼には家族に知られてはいけない計画があった。それは女性の誘拐である。
映画『ザ・バニシング 消失』のあらすじ【転】
サスキアの失踪から3年が経った。ある日レイモンは街中で、サスキアの写真に「3年前行方不明に」という言葉が添えられたポスターを見つける。レックスはサスキアの捜索を諦めていなかった。
レックスのもとへは幾度も犯人と思われる人物から手紙が送られてくる。新しい恋人であるリネカと共に指定された場所へと向かうが、犯人は現れない。しかし、確実に何者かの視線を彼は感じる。
業を煮やしたレックスは、フランスのテレビ番組に出演し「犯人がもし見ていたら言いたい。君に会いたい。恋人の身に何があったのか知りたい」と訴える。
なおも有力な手掛かりが得られないレックスは、精神的にも次第に追い詰められていく。どうしてもサスキアの幻影から逃れられないレックスを見かねたリネカは彼のもとを去る。そんな中、突如としてレイモンがレックスの前に「私こそ君が探していた犯人だ」と現れる。
「真相が知りたければフランスへ一緒に来い」と告げるレイモン。怒りのあまり一度はレイモンに殴る蹴るの暴行を加えるレックスだが、真相を知る誘惑には抗えず二人はレイモンの車でオランダからフランスへと向かう。
映画『ザ・バニシング 消失』の結末・ラスト(ネタバレ)
車が国境を越えたあたりからレイモンは犯行に至るまでの動機と、ことの真相を自らの人生を回顧しつつ語る。
レイモンは「真の英雄は悪事とは無縁である。では悪とは何か?最もひどい悪とは?それは殺人ではないはずだ」という思想のもと、自身の正しさを証明するため女性の誘拐を企てる。不運にもその標的となったのがサスキアだったのだ。
レイモンはサスキアの誘拐を詳しく語るが、彼女の生死については話さない。彼はレックスに「彼女の最後を知りたければこれを飲め。同じ目に遭わせてやる」と、睡眠薬入りのコーヒーを差し出す。真相を知る覚悟をしたレックスはコーヒーを飲み干し、レイモンの待つ車に乗る。
眠りから覚めたレックスは、地中に埋められた棺の中で目を覚まし、助けを求めて叫ぶ。そこはかつてサスキアが話した夢の中、金の卵のように孤独な場所だった。
山荘で家族と過ごすレイモン。その下にはおそらくレックスとサスキアが埋められている。レイモンの車に造作なく置かれた新聞には「恋人を捜していた男性 行方不明に」の文字が二人の写真とともに記されていた。
映画『ザ・バニシング 消失』の感想・評価・レビュー
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映画『ザ・バニシング 消失』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ザ・バニシング 消失』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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