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映画『スターゲイト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スターゲイト』の概要:ピラミッドから発掘された星間移動装置“スターゲイト”。スターゲイトを抜けてたどり着いた惑星で米軍の探査チームが見たものは、巨大なピラミッドだった……。ローランド・エメリッヒ監督のSFアドベンチャー。

映画『スターゲイト』の作品情報

スターゲイト

製作年:1994年
上映時間:121分
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
監督:ローランド・エメリッヒ
キャスト:カート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー、ジェイ・デヴィッドソン、ヴィヴェカ・リンドフォース etc

映画『スターゲイト』の登場人物(キャスト)

ジャック・オニール大佐(カート・ラッセル)
スターゲイトの先にある惑星へ派遣された米軍部隊の指揮官。銃の暴発で幼いひとり息子を亡くし除隊、生きる希望を失っていた。
ダニエル・ジャクソン(ジェームズ・スペイダー)
古代エジプトを研究する考古学者。その知識を買われて、政府の“スターゲイト”プロジェクトに参加することとなる。言語学にも通じる天才だが、学界からは異端に見られていた。
シュリ(ミリ・アヴィタル)
スターゲイトでつながった惑星に住む女性で、カザフ族長の娘。村民達は「神」ラーの奴隷として暮らしている。ジャクソンへの貢物に選ばれたのを機に彼と次第に心を通わせていく。
スカラ(アレクシス・クルス)
スターゲイトでつながった惑星に住む少年。カザフ族長の息子でもある。オニール大佐と仲良くなり、武装蜂起を先導するようになる。
ラー(ジェイ・デビッドソン)
永遠の命を得るため宇宙を旅し、古代地球人の1人に乗り移って神として君臨した王。スターゲイトの作り主。スターゲイトで地球人を奴隷として送り、今でもその末裔に魔力のある鉱石を掘らせている。
カザフ族長(エリック・アヴァリ)
スターゲイトでつながった惑星の村民を取りまとめる族長。ジャクソン達を神の使いと勘違いし歓迎する。

映画『スターゲイト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スターゲイト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スターゲイト』のあらすじ【起】

変わりものの考古学者ジャクソンは、謎の老女キャサリンに突然スカウトされる。それはアメリカ政府の“スターゲイト”プロジェクトだった。古代のピラミッドから発掘された星間移動装置“スターゲイト”に描かれた記号を見せられ、ジャクソンはそれを解読する。スターゲイトから送られた無人探査機は、はるか遠くの惑星にたどり着いた。

オニール大佐率いる米軍部隊が探査に乗り出すが、ジャクソンはゲートの向こう側に使われている記号を解読せねば地球側に戻ってこられないことに気づく。そこでジャクソンも部隊についていくことになった。キャサリンはジャクソンに、遺跡で見つかったというラー神(古代エジプトの神)のネックレスを渡す。

スターゲイトを抜けた部隊は、謎の遺跡に到着する。記号の手掛かりを得るため遺跡の外に出た一行は、その遺跡が巨大なピラミッドであることに気づく。オニール大佐はこっそりピラミッドに爆弾を仕掛ける。

砂漠にキャンプを張った一行だが、ジャクソンが見慣れぬ生き物に引きずられて行ってしまった。後を追ったオニール大佐達部隊の半分は、人類と見た目の全く同じ人々が鉱石を掘っているところに遭遇する。

人々はスターゲイトと同じ物質を掘っていた。言葉は太古のエジプト語に似ているようだがうまく通じない。ジャクソンの首にかけたラー神のネックレスを見て、人々は一行を崇め始める。カザフ族長が彼らを歓迎し、一行は人々とともに集落へ案内されることになった。

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映画『スターゲイト』のあらすじ【承】

キャンプの待機組はひどい砂嵐に襲われ、ピラミッドのなかに避難する。

ジャクソンたちはカザフ族長たちに歓待を受けていた。ジャクソンが通された部屋に、若いシュリが授け物として入ってきた。ジャクソンは彼女を外に出そうとするが、当惑するシュリとカザフ族長を見て、慌ててシュリを部屋へ戻す。ジャクソンは彼女と何とか絵を使って会話しようとする。どうやらシュリは記号が書かれている場所を知っているようだ。ジャクソンは彼女に、その場所へ案内してもらう。

ピラミッドに異変が起きていた。一回り大きなピラミッドが空から降りてきて、元のピラミッドに重なったのだ。ピラミッドに避難していた隊員達は、何者かに襲撃を受ける。その姿はエジプト神話に出てくる神のようだった。

オニール大佐はライターの火をきっかけに、カザフ族長の息子スカラと仲良くなる。しかし銃を触ろうとするスカラに過敏に反応してしまい、怖がらせてしまった。

ジャクソンとシュリは古い遺跡で、次第に心と言葉を通わせ始める。後を追ってきたオニール大佐達に、ジャクソンは遺跡の絵の内容を説明する。この星の王ラーは死を前に、遠い地球へやってきた。そこで原始的な生物(人類)を見つけ、彼に乗り移り自ら神と名乗った。そして故郷の星に奴隷として地球人を連れて来た。しかし地球側で反乱がおこり、スターゲイトは閉じられてしまったのだ。ジャクソンはこちらの惑星側のスターゲイトの記号を見つけるが、最後の1個が破壊され読めない。

映画『スターゲイト』のあらすじ【転】

オニール大佐達は解読をあきらめ、ジャクソンをピラミッドへ連れていく。スカラは友人たちとこっそり後を追うが、中の様子はわからなかった。隊員たちは神に扮した護衛にすさまじいパワーの武器で襲われ、残ったのはオニール大佐とジャクソンだけになってしまう。護衛は2人を王の間へ連れていく。そこへラーが、オニール大佐の仕掛けた爆弾を持って現れた。ラーも護衛も仮面をかぶった人間だった。反抗も空しく、オニール大佐は他の隊員とともに幽閉されてしまった。

ピラミッドから放たれた戦闘機が集落を襲う。集落に戻ったスカラたちは、その甚大な被害を見て呆然とする。

ジャクソンは王の間に残され、回復装置を目にする。ラーはスターゲイトで爆弾を送り返し、地球を滅ぼそうとしていた。そしてジャクソンにその手でオニール大佐達を処刑するよう命令する。

自分達の出自を知ったシュリは、生き残った村民達を集め、蜂起を呼び掛ける。処刑の儀式が始まり、ラーの前に人々が集められた。武器を手にしたジャクソンに、スカラはオニール大佐達の遺した銃を見せ合図する。ジャクソンとスカラたちが護衛に向かって発砲した。場の混乱に乗じ、スカラたちはオニール大佐やジャクソンたちを救い出した。

爆弾が地球を攻撃するのを阻止するには、こちら側のスターゲイトを破壊するほかない。生きる希望を失っていたオニール大佐は、始めから爆破のため惑星に残るつもりだったのだ。

ジャクソンはシュリに夫がいることを知り、彼女を問いただす。シュリはジャクソンが自分を望まなかったと誰にも言っていなかった。ジャクソンはシュリと想いを遂げる。ジャクソンはスカラの落書きに、求めていた最後の記号を見つけた。これで地球に帰れる。

映画『スターゲイト』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジャクソンは「神」の正体が人間であることを皆に教える。人々は立ち上がることを決意した。爆弾がスターゲイトの前に設置される。オニール大佐や村人たちは攻撃を仕掛ける。ピラミッドの扉が閉じられ、外の者達は爆撃機に襲われる。中に残されたオニール大佐・ジャクソン・シュリはスターゲイトへ急ぐ。オニール大佐は「自分だけが残ってこちら側のスターゲイトを爆破する」と爆弾を起動した。そこへ護衛が現れ、シュリが撃たれてしまう。ジャクソンは彼女を救うため、王の間の回復装置に入れる。一方オニール大佐は護衛と戦っていた。

ピラミッド外での戦いは劣勢。隊員とスカラ達は降参を呼び掛ける。一方シュリの傷は癒えたが、ジャクソンはラーに見つかってしまった。ジャクソンがラーに殺されそうになった時、オニール大佐が護衛を殺し、ラーが異変に気付く。降参したスカラ達の目の前に、蜂起した奴隷たちが大勢詰めかけて来たのだ。外での戦いを制したスカラ達の目の前で、ピラミッドの王の間部分だけが宇宙へと逃げ出した。

オニール大佐は爆弾のタイマーを止めようとするが止まらない。ジャクソンは王の間とスターゲイトの部屋を結ぶワープ装置で爆弾を送り込む。爆弾はラーもろとも、宇宙で爆発した。

戦いが終わり、地球に帰る時がきた。ジャクソンはシュリとともにこの星に残ることに決める。一方オニール大佐は、命を無駄にせず、地球で人生を全うすることを決意したのだった。

映画『スターゲイト』の感想・評価・レビュー

ローランド・エメリッヒ監督によるSF映画。
スターゲイトと呼ばれる謎の物体が、地球と別の惑星とを繋ぐ装置だったという設定がポイントである。
主人公の考古学者・ジャクソンがスターゲイトを通って他の惑星へとワープし、原住民たちと協力して、その惑星の支配者であった異星人と戦うのだが、行動を共にしていたオニール大佐とジャクソンの関係がまた面白い。まったく違う畑の二人が文句を言いながらも共通の敵に対し、最後は協力するのだ。
そしてスターゲイトを壊すという時、地球に戻るオニールと、異星に残るというジャクソンとの互いのリスペクトは、特に男性ならたまらないシーンだろう。(男性 40代)


映画だから見られるストーリーや世界観で好きが詰まった作品でした。ピラミッドから発掘された環でタイムトラベルするストーリーなのですが、宇宙と古代の組み合わせは最高すぎます。大人になってもこんなにワクワクするのだから、子供が見たら堪らないのではないでしょうか。
カート・ラッセルがもの凄く若いので時代を感じますね。普通だったらシリーズ化してもおかしくないクオリティなのに120分の作品としてギュッとまとめているので終始ワクワクドキドキしながら楽しめました。(女性 30代)

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