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映画『ジャンプ(2017)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ジャンプ(2017)』の概要:世界大戦にて70億人が死滅した近未来。世界では新たな未来を作ろうとする陰謀団と、過去を変えて未来を塗り替えようとする反逆軍が争い合っていた。そんな中、反逆軍に所属する恋人同士の隊員が未来を塗り替えるため、過去へジャンプすることに。

映画『ジャンプ』の作品情報

ジャンプ

製作年:2017年
上映時間:84分
ジャンル:SF、アドベンチャー
監督:ニコール・ジョーンズ=ディオン
キャスト:アンナ・ハー、マーク・グロスマン、フィリス・スピールマン、ティアナ・マサニアイ etc

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映画『ジャンプ』の登場人物(キャスト)

シアトル / エヴァ(アンナ・ハー)
反逆軍の隊員で、2017年のエヴァという15歳の少女の体へとジャンプして来る。ランサーとは恋人同士で深く愛し合っている。エヴァは現在、反抗期で夜遊びばかりしており、母親とも喧嘩ばかりしていた。シアトルに身体を奪われ、取り戻そうとする。
ランサー(マーク・グロスマン)
シアトルの恋人で戦闘能力に優れている。大学生の体へとジャンプして来る。シアトルを守ることだけを考えている節があり、一度は未来を放置して逃げ出そうと考える。

映画『ジャンプ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ジャンプ(2017)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジャンプ』のあらすじ【起】

最後の世界大戦で70億人が消滅。その後、放射能汚染や伝染病の流行、日照りが発生し長い年月をかけて多くの生命が死滅した。
2067年、地球。生き残った人類は少数で未来に向けて選べる選択肢は2つだけ。死にゆく地球で新しい未来を切り開くか、過去の世界に戻り未来をやり直すかだ。反逆軍遺留地を目指し、生き残りであるシアトルとランサーは歩を進めた。彼らは反逆軍の隊員で、過去へジャンプするためにこの地へとやって来たのだ。

過去へ戻るには精神体を飛ばす必要があり、過去の誰かの体を借りることになる。任務が成功した場合は戻って来られるが、失敗すれば身体だけが残され死んでしまう。シアトルとランサーは今回が初のジャンプとなる。装置内ではすでに何人かが過去へと飛んでいた。そこへ2人も加わり、先にシアトルが過去へとジャンプ。続けてランサーも同じ時代へと飛んだ。

2017年、夜遊びばかりをするようになった少女エヴァが母親に酷く叱られている。彼女はこっそりと家を抜け出し野外パーティーへ。そこで友人から興奮剤を多めにもらい酒で服用した。男子から声をかけられ、良い雰囲気になったもののここにきて気分が悪くなり倒れてしまう。そこへ、シアトルの精神体が入った。彼女はエヴァの自宅へと早々に帰宅し、仲間の居場所を探ろうとしていた。だが、その様子を混乱しながら、エヴァ本人の魂が見つめている。

2069年、新世界政府の陰謀団司令部では、反逆軍がジャンプする装置ステイシスが発する微弱な磁気を察知。組織は新世界を作るという目的を掲げているが、対して反逆軍は過去へと戻り未来をやり直そうとしている。2つの組織は対立し、互いに牽制し争いを繰り返していた。

映画『ジャンプ』のあらすじ【承】

2017年、ジャンプした翌朝。シアトルはエヴァの魂が見守る中、食糧を漁っていた。母親と仲直りした彼女は、部屋に戻りランサーがジャンプを成功させたという知らせを受ける。幸い彼の到着先はすぐ近く。公園で待ち合わせをし、彼と無事に合流した。ジャンプ先の体はすでに死亡した体であるはずだったが、エヴァの魂はなぜかまだ傍にいるのだった。

シアトルとランサーは反逆軍の潜伏先へ。合言葉で中へと入った。指揮官と対面し、陰謀団についての資料へと目を通す。2人はまだ不完全な陰謀団壊滅の任務を受けることに。反逆軍は無線にて未来の他の基地へと座標を送っていたが、その基地はすでに陰謀団が殲滅しており、座標を奪われてしまう。陰謀団はハンターを同じ座標へと送り反逆軍の企みを阻止することにした。

過去へと飛んだ陰謀団のハンターは、反逆軍の通信係の未来にある本体を特殊な装置で破壊。更に反逆軍遺留地までも突き止めてしまう。
翌日も潜伏先へ向かったシアトルとランサーは、シアトルが傍受した陰謀団の何かの設計図について議論。どうやら魂を閉じ込める装置のようだ。作ることができるとのことだったので製作を頼んだ。同じ頃、通信係が姿を現さないため、不審に思った指揮官は未来へと通信を送りステイシスを確認してもらう。すると、通信係の本体が破壊されていることが分かる。ただちに陰謀団のハンター追跡と抹殺命令が出された。

映画『ジャンプ』のあらすじ【転】

任務の制限時間は翌日の朝まで。ジャンパーの本体を破壊する特殊な装置を持っている。シアトルとランサーは映像検索にてハンターを発見。シアトルはエヴァの魂が傍にいることを感知し、本当は彼女が死んでいないのではないかと思い始める。そこで、ランサーにそのことを相談したが、このことが明らかになればシアトルの方が謹慎処分を受けてしまい、恋人でもあるランサーとは二度と会えなくなってしまう。ジャンプ先の身体を変更する申請が受理されるまで我慢するしかなかった。

一方、未来の反逆軍遺留地では陰謀団の夜襲により基地が破壊されてしまう。このことにより、ステイシスも破壊されシアトルやランサーの本体までもが失われる。最早、戻ることも身体を変更することも不可能となったことが、全てのジャンパーへと衝撃で伝わった。

翌日に基地へと向かい、事の詳細を指揮官から聞く。ジャンパーたちは時代に閉じ込められてしまったが、未来を塗り替えるため、陰謀団を消滅させるしかない。
ところが、ランサーがシアトルへと共に逃げようと言い出す。陰謀団への反撃は失敗すると先読みしたからだ。しかし、シアトルは凄惨な未来がくるのを傍観することができず、彼の申し出を断ってしまうのだった。

同じ頃、エヴァの魂は同年代の恋人と親友が浮気している様子を目撃。傷心した彼女はシアトルを追い出して身体を取り戻そうと考えハンターの元へ。ハンターは魂を見ることができるゴーグルを持っていたため、少女が身体を奪われたという訴えを聞き、エヴァの案内で反逆軍の潜伏基地へと辿り着いてしまうのだった。

映画『ジャンプ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ハンターの襲撃により仲間が次々と死んでいく。シアトルとランサーも反撃したが、ランサーが被弾し負傷してしまう。技術屋が陰謀団の通信網へとウィルスを流した。それが完了するまで時間を稼がなければならない。技術屋はランサーとシアトルを先に逃がし、時間を稼ぐことにしたが、すぐにやられてしまうのだった。

どうにか逃げ出し、帰宅したシアトルとランサー。傷の手当を行おうとしたが、当たりどころが悪い。ところが、そこへエヴァの母親が現れ喚き出す。シアトルは母親を拘束することにしたが、少女がその様子を目にしてハンターを自宅へと招いてしまう。

エヴァの魂は磁気で電子機器を操作することができる。自宅へと彼女が戻って来たことを察したシアトルは、エヴァに未来の映像を見せることにした。少女が陰謀団に手を貸したことで、未来が消滅してしまう。豊かな緑は失われ飲み水も簡単には手に入らず、荒野では絶えず戦争が勃発している。凄惨な未来だ。エヴァは映像を見て愕然とし、自らの行動を深く悔いた。

家にハンターが到着。シアトルとランサーは身を隠したが、見つかってしまいランサーがハンターとの戦いを展開。シアトルも加勢し、どうにかキッチンへ逃れる。ランサーの出血は止まらず彼の命は風前の灯である。ランサーはシアトルに1人で陰謀団のアジトへ向かえと言うが、そこへエヴァの母親を連れたハンターが現れてしまう。

追い詰められたシアトルはハンターへと果敢に挑んだが、少女の身体では敵うはずもない。しかし、そこへエヴァの魂が現れ母親を傷つけたと激怒。ハンターが持っていた特殊な装置を発動させてしまう。すると、エヴァの魂は本体へと戻りシアトルの行方が分からなくなる。ランサーは酷く嘆いたが、ハンターが意識を取り戻したため、彼女から居場所を聞き出そうとした。ところが、意識を取り戻したハンターに入っていたのは、なんとシアトルだった。

少女は母親と仲直りし、ランサーとシアトルはエヴァに別れを告げて陰謀団のアジトへと向け旅立つのであった。

映画『ジャンプ』の感想・評価・レビュー

NETFLIXにて配信されている作品で、過去へ遡って未来を書き換えようという内容だが、突っ込みどころは満載である。設定が面白く精神体、いわゆる魂だけを過去に飛ばし肉体を動かすというのはなかなか良い。未来では2つの勢力が争い合っているというのは、話の流れで分かるものの新世界とはどのような未来になるのか描かれてはいない。ただ、反逆軍を執拗に潰そうという執念のようなものしか見えない。魂だけになった少女が未来の映像を見てすぐに反省するのも釈然としないが、ちゃんと辻褄が合うよう作られた脚本であるためか、なぜか納得してしまう。面白い設定だが、見る人を選ぶ作品ではないかと思う。(MIHOシネマ編集部)


過去にタイムスリップして、今の状況を打破するという作品は沢山ありますが、今作の設定はかなり斬新で面白いなと感じました。肉体は現代に残したまま、魂だけ過去に「ジャンプ」させ、死んだばかりの肉体を借りて過去を行動すると言うのは初めて見ました。これなら身体へのダメージも無いしとても良いと思ったのですが、ストーリーは少し問題でツッコミたくなってしまうシーンが多々ありました。
この面白い設定をもう少し活かしたストーリーだったらより楽しめたと思うのでとても残念な作品です。(女性 30代)

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