この記事では、映画『旅のおわり世界のはじまり』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『旅のおわり世界のはじまり』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0046550
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 120分 |
| ジャンル | ドラマ |
| 監督 | 黒沢清 |
| キャスト | 前田敦子 加瀬亮 柄本時生 染谷将太 |
| 製作国 | 日本 |
映画『旅のおわり世界のはじまり』の登場人物（キャスト）
- 藤田葉子（前田敦子）
- テレビレポーター。東京に消防士の恋人をもつ。テレビレポーターの仕事を楽しんではいるが、本当の夢は歌手になること。複雑な心境で、今回の撮影に挑む。ネガティブな性格。
- 吉岡（染谷将太）
- ディレクター。ぶっきらぼうな性格。いい番組を撮らないと、と今回の撮影にプレッシャーを感じている。
- 佐々木（柄本時生）
- AD。葉子の衣裳の洗濯等の雑用をこなす。気が利き、陽気な性格。
- テムル（アディズ・ラジャボフ）
- 通訳。葉子の様子を気にかけてくれる。優しい性格。
- 岩尾（加瀬亮）
- ベテランカメラマン。口数は少ないが、周りがみえる優しい性格。
映画『旅のおわり世界のはじまり』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『旅のおわり世界のはじまり』のあらすじ【起】
葉子を含む撮影クルーは、ウズベキスタンはサマルカンドへ来ていた。番組の目玉は、巨大な湖にいるとされる「幻の怪魚」を探すこと。
撮影日、地方のホテルで泊まっていた葉子は、撮影クルーより遅れて宿を出発する。メンバーに取り残され、不安な気持ちを抱えつつも撮影場所の湖へ到着する。カメラが回ると不安な表情は一切見せずにレポートをする葉子。しかし、なかなか怪魚は現れない。
撮影場所を市内の食堂に移し、名物のプロフを食レポすることに。移動車の中で着替えをする葉子を、外から住民がじろじろと見ている。準備が完了するが、突然の訪問のため米が固いまま食べざるをえなかった。葉子は、笑顔で食事しレポートした後すぐに胃薬を服用する。撮影が終わった後に、店主がしっかりと米が炊けたプロフを持って来てくれたが、葉子はとても食べる気にならなかった。
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映画『旅のおわり世界のはじまり』のあらすじ【承】
撮影が終わり、葉子はホテルでひと息をつく。東京の恋人に連絡する時間が唯一、異国に来た葉子を安心させた。葉子は、夕食を求めて一人バザールを目指す。言葉がわからない中、バスに乗り何とかたどり着く。日も落ちた帰り道、葉子は見知らぬ地で迷子になる。異国の夜道で不安に駆られる葉子は、さまよう中でヤギが一匹飼われている家の裏庭につく。首をひもで繋がれたヤギを見て、自由になれない自分と重ねる。なんとか、ホテルに帰り着く葉子。
翌日は街中の遊園地で、絶叫マシンのリポートをする。撮影の為3回もマシンにのった葉子は、撮影後吐いてしまう。それでも撮影は続くが、その日は湖での撮影ができなくなってしまった。代わりに、葉子が昨夜旧市街地のはずれで出会ったヤギを買い取って、草原に放す映像を撮ることに。ヤギの名はオクーと言った。しかし、オクーを無事に草原に逃がした後、売った飼い主が車でオクーを連れ去ろうとする。撮影が出来たからヤギはもういらないだろうというのが彼らの言い分だった。さらに金を払って解決し、無事にオクーを草原に逃がすことが出来た。
映画『旅のおわり世界のはじまり』のあらすじ【転】
一行は首都タシケントに移動する。そこはサマルカンドより都会で、葉子を安心させた。葉子は、街へ出かけた途中で歌声を聞き、その声がする建物へ入っていく。そこは広い舞台がある大きな劇場だった。葉子はそこで、舞台に上がり「愛の賛歌」を歌う。我に返ったところで警備員に見つかり、劇場を後にする。
翌朝、朝食会場で岩尾に会った葉子は、「実は本当にしたい仕事はリポーターではなく歌うことだ」と話す。葉子は、日本に帰ったらオーディションで「愛の賛歌」を歌う予定だった。しかし、彼女には自信がなく不安な思いを募らせていた。
翌日、葉子が自らカメラを持ってバザールを取材することになった。しかし、葉子はネコを追いかける途中で撮影クルーとはぐれてしまう。撮影禁止場所を取っていた葉子を、怪しく思った警察官が葉子を追いかける。葉子は言葉も分からないため、走って逃げさまようが、結局捕まってしまう。警察署に着いたあと、テルムが来てくれたお陰で事なきを得た。葉子は警察官に、「話し合わなければ知り合うこともできない」と逃げたことを指摘され、涙して謝罪した。
映画『旅のおわり世界のはじまり』の結末・ラスト（ネタバレ）
警察署を出る途中で、葉子は東京湾が火災しているニュースをみつける。恋人と連絡が取れない葉子は取り乱す。一行は一度ホテルへ戻ることに。葉子は絶望の淵に立たされる思いだったが、夜に恋人から連絡があった。彼の無事を知り、葉子は安堵する。
翌日、岩尾と葉子以外の撮影クルーは一時日本へ帰国することに。岩尾と葉子は、再度湖へ行くが怪魚はやはり捕まらない。漁師が葉子たちに、友人が謎の哺乳類を見たという話をする。葉子たちは漁師の友人に連れられて丘を登る。外景を撮影するスタッフを置いて、葉子は先に丘を登る。
その先に見えたのは、草原を歩く一匹のヤギだった。それはオクーだろうか。葉子はそこで「愛の賛歌」をのびのびと歌い、映画は幕を閉じる。
映画『旅のおわり世界のはじまり』の感想・評価・レビュー
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映画『旅のおわり世界のはじまり』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『旅のおわり世界のはじまり』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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