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映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』の概要:ドブネズミのロスキューロは、船に乗りドール王国に辿り着いた。ドール王国はスープが有名な国だった。ロスキューロは城に忍び込み、美味しそうなスープを眺めた。その時、王妃のスープ皿の中に落ちてしまう。驚いた王妃は他界し、大騒ぎになった。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』の作品情報

ねずみの騎士デスペローの物語

製作年:2008年
上映時間:93分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:サム・フェル、ロバート・スティーヴンヘイゲン
キャスト:マシュー・ブロデリック、ダスティン・ホフマン、エマ・ワトソン、トレイシー・ウルマン etc

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映画『ねずみの騎士デスペローの物語』の登場人物(キャスト)

デスペロー(マシュー・ブロデリック)
名誉を重んじ、正直者のハツカネズミ。他のハツカネズミとは違い、勇気があり臆病者ではない。本に興味を持ち、騎士に憧れる。
ロスキューロ(ダスティン・ホフマン)
ドブネズミ。船乗りと仲が良かったため、人をあまり恐れず綺麗好きなところがある。
ピー姫(エマ・ワトソン)
ドール王国の姫。王妃が他界してから悲しみに暮れる国王を心配している。雨が降らなくなった国を憂えている。
ミグ(トレイシー・ウルマン)
農家で働く可哀想な少女。お姫様になることを夢見ている。ピー姫に冷たくされ、彼女のことを憎むようになる。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のあらすじ【起】

ハツカネズミは名誉を重んじ、正直者だった。ドブネズミはハツカネズミとは正反対の性格で、暗闇を好み人間を恐れて逃げ回ってばかりいた。ドブネズミのロスキューロは人間の船に乗り、ドール王国に辿り着く。そこは、スープが有名な国だった。

ロスキューロは仲の良い船乗りの肩に乗り、町へと出かけた。ロスキューロ達が到着した日は偶然にも「スープの日」で、人々は盛り上がっていた。城の台所では料理長のアンドレの指示の元、人々に振る舞うためのスープ作りが行われていた。

アンドレは出来上がったスープを、国王達に振る舞った。ロスキューロは城の中に忍び込み、照明の上に登ってスープの良い香りを嗅いでいた。その時、手を滑らせ、王妃のスープ皿の上に落ちてしまう。驚いた王妃は他界し、周囲の人々はドブネズミを見て嫌悪感を露わにした。国王はロスキューロを始末するよう声を上げた。ロスキューロは逃げ惑い、地下道に落ちてしまう。しかも、逃げ惑っている間に、ロスキューロが乗って来た船は出航していた。

国王は王妃を亡くしたことを深く悲しんだ。悲しみはやがて怒りに代わり、スープの販売や食べることの禁止を決定した。さらに、ドブネズミの存在も違法とし、ドブネズミを所有及び保護する行為は厳罰に処されることになった。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のあらすじ【承】

ドール王国から明るい日差しが消え、灰色の雲が空を覆い尽くすようになった。それなのに、雨は降らなくなった。ドール王国のピー姫は雨を恋しがり、暗い雰囲気が漂う町を悲しそうな表情で眺めた。

ドール王国の台所の壁の奥深くに、ハツカネズミの町が存在していた。ある夜、ハツカネズミの赤ちゃんが誕生した。その赤ちゃんはデスペローと名付けられた。デスペローはハツカネズミの中でも小さな体だったが、自分は大きい体だと思い込んでいたためそのことに気づいていなかった。そして、他のハツカネズミとは違い、怯えたり逃げたりすることがなかった。

ハツカネズミの町の下には、ドブネズミの町が広がっていた。ロスキューロはドブネズミの町の支配者・ボッティチェリに助けられ、町で暮らしていた。だが、地上での生活を恋しがり、生活に馴染むことはなかった。

両親は怯えたり逃げたりしないデスペローの行動を正すため、小心者の兄を見習わせることにした。兄と一緒に町の外に行き、行動を真似ることになった。兄は図書室を訪れ紙を齧るよう指示するが、デスペローは紙よりも本の内容に興味を示した。デスペローは小さな体を動かし、本を読んだ。そこには、城に閉じ込められている美しい姫が、勇敢な騎士の手で救われる日を待っていることが書かれていた。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』のあらすじ【転】

デスペローは本の虜になり、自分が騎士になって戦っている姿を空想した。そんなある日、王妃を恋しがって悲しんでいる国王と、国王を心配しているピー姫の姿を目撃する。デスペローはピー姫に声をかけ、仲良くなった。ピー姫はデスペローが読んでいる姫と騎士の物語に興味を示し、読み終わったら結末を教えて欲しいと頼んだ。デスペローは承諾した。すっかり、ピー姫に心を奪われていた。

ミグは農家で働く可哀想な少女だった。農家のおじさんに扱き使われ、仕事が辛いときはお城に住む日を夢見て耐えていた。ある日、ミグはおじさんに売られ、城で召使いとして働くことになった。

本を読んでいることや人間と話したことがバレてしまい、デスペローは議会で審議にかけられることになった。その結果、町から永久に追放され、地下に送られることになった。デスペローは怯えることなく、井戸から地下へと降りた。

デスペローはドブネズミ達に捕まり、闘技場に出場することになる。そして、ネコに襲われ、食べられそうになる。ロスキューロはデスペローを食べたいので、欲しいとボッティチェリに訴えた。ボッティチェリはドブネズミらしくなったと喜び、ロスキューロの願いを叶えた。

ロスキューロはデスペローを食べる気はなく、匿った。2人は色んな話をして、友情を深めていった。ロスキューロはデスペローからピー姫が怒っておらず、ドブネズミのことさえも恋しがっていたと聞き驚く。ロスキューロ達は姫に忠誠を尽くすことを誓った。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロスキューロはピー姫に謝罪しに行った。しかし、姿を見た瞬間怯えられ、殺されそうになる。ロスキューロは深く傷つき、ピー姫に対して激しい怒りと恨みを募らせた。そんな時、姫に憧れ、ピー姫の存在を憎むミグと出会う。

地下牢の門番をしているグレゴリーは娘を養えなくなり、泣く泣く手放していた。グレゴリーの娘の首には、ハート型の痣があった。そして、ミグの首にもハート型の痣があった。実は、ミグはグレゴリーの娘だった。

ロスキューロはミグを唆し、ピー姫を地下牢に閉じ込めた。デスペローはピー姫の助けを求める声を聞き、様子を見に行った。ピー姫は自分のペンダントを託し、国王に助けを求めるよう頼んだ。デスペローは壁をよじ登り、罠を掻い潜って国王の元に急いだ。その時、ペンダントを落としてしまう。

デスペローは国王にピー姫の危機を訴えるが、悲しみに暮れる国王の耳には届かなかった。ハツカネズミの町に戻り家族に助けを求めるが、幽霊と間違えられて怯えられてしまう。デスペローは町の鐘を鳴らした。一方、アンドレはスープ作りが禁止されていることに我慢ならなくなり、勝手にスープを作った。すると、煙が空へと昇り、雨が降り始めた。

デスペローはスープの匂いを辿り、アンドレに会って助けを求めた。しかし、話を信じてはもらえなかった。アンドレと一緒にいたスープの精霊ボルドーはデスペローの話を信じ、一緒にピー姫の救出に向かうことにした。その頃、ピー姫は闘技場に運び出され、ハツカネズミ達に襲われそうになっていた。

ミグはロスキューロに裏切られ、牢屋に閉じ込められていた。グレゴリーはミグの助けを求める声を聞き、牢屋の扉を開けた。その時、ミグの首にあるハート型の痣を見て、自分の子供だと気づく。

デスペローはネコを嗾け、ドブネズミに襲われそうになっているピー姫の危機を救った。しかし、ボッティチェリに捕まってしまう。ロスキューロは光を使ってボッティチェリの目を怯ませた。ボッティチェリは足を踏み外し、場内に落ちてネコに襲われた。ロスキューロとピー姫は和解した。

ミグは農場に戻り、グレゴリーと幸せに暮らした。国王は悲しみを乗り越え、ハツカネズミ達は勇気を持つようになった。ドール王国の国民はドブネズミと友達になり、ロスキューロは船に乗って海に戻った。

映画『ねずみの騎士デスペローの物語』の感想・評価・レビュー

ドブネズミのロスキューロは自業自得のような気もするし可哀想な気もするし、気持ちが定まらないまま無理矢理ハッピーエンドで終わったような感じだった。ドブネズミというだけで嫌われているのは可哀想だったが、城に忍び込んだりスープ皿に落ちて王妃を他界させたり、悪いところもあったと思う。ミグはなかなか強烈なキャラクターで、お姫様に憧れる気持ちが強すぎてちょっと怖く感じた。全体的に楽しめた作品だったが、子供向けのアニメではないと思う。(MIHOシネマ編集部)

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