12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『探偵はBARにいる3』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『探偵はBARにいる3』の概要:ススキノのバー「ケラーオオハタ」を根城にする探偵のもとに、女子大生・麗子の捜索依頼が持ち込まれる。相棒の高田と捜査に乗り出した探偵は、麗子が所属していたモデル事務所のオーナー・岬マリに出会う。

映画『探偵はBARにいる3』の作品情報

探偵はBARにいる3

製作年:2017年
上映時間:122分
ジャンル:コメディ、ミステリー
監督:吉田照幸
キャスト:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子 etc

映画『探偵はBARにいる3』の登場人物(キャスト)

探偵(大泉洋)
ススキノのバーを拠点に活動する探偵。相棒の高田とともに依頼に取り組む。幅広い人脈を持っている。高田もいるのに自分だけ殴られたり、腐れ縁のヤクザに拷問まがいのことをされたりと損な役回りが多い。
高田(松田龍平)
探偵の相棒で、運転手兼ボディガード。北大農学部で助手を務めている。飄々としており眠そうだが、探偵のピンチの際には遅れつつも駆けつける。
岬マリ(北川景子)
モデル事務所「ピュアハート」のオーナーを務める美女。北城グループの北城仁也と関わりがあり、麗子の行方も知っているようだが…。
北城仁也(リリー・フランキー)
北城グループの社長。暴力団の花岡組と盃を交わした人物だが、表向きは慈善活動に勤しんでいる。
諏訪麗子(前田敦子)
失踪した女子大生。高田の後輩の恋人。モデル事務所「ピュアハート」に所属している。計算高いところがある。

映画『探偵はBARにいる3』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『探偵はBARにいる3』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『探偵はBARにいる3』のあらすじ【起】

ススキノのバー「ケラーオオハタ」を拠点とする探偵のもとに、人探しの依頼が舞い込む。探偵の相棒である高田の後輩・原田からの依頼だった。恋人の諏訪麗子と4日前から連絡が取れないのだという。合鍵を持つ原田とともに麗子の自宅へ向かう探偵と高田。通帳を見つけた探偵は、「ピュアハート」という会社から定期的に振り込みがあることを知る。

翌日、探偵は「ピュアハート」へ調査に出向いた。表向きはモデル事務所だが、個人撮影と称してモデルを派遣し、本人の合意があれば何でも可の風俗というのが実態のようだった。社内を探っていると、事務所のオーナー・岬マリに止められたため、大人しく帰ることにした。探偵はどこかでマリと会ったことがあるような気がしていた。

さらに調査を進めると、「ピュアハート」のバックには北城仁也が率いる北城グループがついているということが判明する。北城は暴力団の花岡組と盃を交わした人物だった。また、探偵は北城グループの椿秀雄が殺害され、運転していたトラックから毛ガニが盗まれたというニュースを新聞で知る。知り合いの新聞記者によると、椿は昔から北城の右腕だった男だという。そして、麗子と思しき女子大生と一緒にいたという目撃情報もあった。北城の右腕を務めるほどの男が毛ガニの運び屋をするとは思えない。毛ガニの中には覚醒剤が隠されていたのではないかと探偵は疑い始める。

映画『探偵はBARにいる3』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『探偵はBARにいる3』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『探偵はBARにいる3』のあらすじ【承】

数年前、モンローという風俗嬢に頼まれ、マリを助けたことを探偵は思い出した。探偵はマリのことを尋ねるため、モンローのもとへ向かう。すでに風俗嬢をやめていて、現在は所帯を持っていた。4年前、マリは妊娠していた。結婚すると言っていた相手には捨てられたが、産むつもりで幸せそうに準備をしていた。しかし、流産してしまったのか、その後モンローがマリに会うとお腹は凹んでいた。

それからのマリは抜け殻のようで、どんな仕事でも受けてボロボロになりながら働いた。探偵がマリを助けたのはその頃のことだった。そのとき探偵は、いつか命を燃やせるものに出会えるはずだ、とマリを励ました。

北城グループの工藤が拳銃自殺をしたとの情報を得た探偵は、再び新聞記者と会った。拳銃は椿の殺害に使われたのと同じもので、部屋からは現場に残されていた足跡と一致する登山用ブーツも見つかった。工藤が北城グループを裏切って覚醒剤を奪ったものの、どうすることもできず自殺した。それが事件の真相かのように思われたが、新聞記者は気になる情報を警察から入手していた。現場の足跡は工藤の身長の割には歩幅が狭かった。誰かが罪を着せた可能性があるのだ。

映画『探偵はBARにいる3』のあらすじ【転】

探偵は、マリが工藤と共謀して椿から覚醒剤を奪い、その後仲間割れして工藤を殺害したと確信していた。探偵が真実を問い詰めると、マリは笑いながら否定した。その後探偵はマリと酒を飲んで楽しみ、勢いで一晩をともにする。しかしこれはマリが仕組んだことで、翌朝目覚めるとマリの姿はなく、探偵の家のあらゆる所に覚醒剤が隠されていた。

探偵は大慌てで高田に助けを求めるも、押しかけてきた波留ら北城グループの者たちによって北城のもとへ連行された。そこにはマリの姿もあった。マリと関係を持ったこともあって北城は激怒しており、探偵に拳銃を向けてきた。探偵に騙されたのだと言って逃げ出そうとしたマリも捕まる。絶体絶命の状況となるが、2人は高田に助け出された。

マリは、盗んだ覚醒剤を1億円で北城と取引しようとしていた。そして、受け渡しの際の付き添いを探偵と高田に依頼する。危険な仕事であるため、探偵はクビにすると伝えて高田を帰らせた。取引場所はショッピングモールだった。イベントが行われており、たくさんの人で賑わっている。北城たちも到着し、取引が終了する。周囲には探偵とマリを捕らえようとする北城の部下が大勢いた。金が入った鞄を抱え、探偵はマリを連れて急いで逃げようとするが、マリは1人で逃げてと言った。そして、広場で空に向けて拳銃を発砲する。北城に迫り、引き金を引こうとしたそのとき、警官に捕らえられた。

映画『探偵はBARにいる3』の結末・ラスト(ネタバレ)

全速力で逃げていた探偵は、波留に行く手を阻まれた。すると、いつの間にか駆けつけていた高田が横から現れる。高田は波留と一対一で殴り合い、激闘の末勝利した。その隙に逃げていた探偵は、追っ手に捕まり鞄を奪われる。しかし、途中で鞄を入れ替えていたため1億円は無事であった。マリの事件をきっかけに北城グループは花岡組から見放され、北城らは逮捕された。麗子は解放され、原田と再会した。

マリからの依頼を遂げるため、探偵はとある病院に向かっていた。発砲する直前にマリが探偵に渡した手紙には、ある少女に1億円を寄付してほしいと書かれていた。その少女は、マリが入院していたときに出会った、マリの出産予定日に産まれた少女だった。少女に寄付をすること、それがマリにとって命を燃やせることだったのだ。マリもまた病に冒されていることを知っていた探偵は、彼女の境遇を思って涙を流した。

すべての依頼を終えた探偵は、ニュージーランドへ酪農を学びにいくという高田に餞別を渡し、別れを告げた。しかし後日、探偵は隣町の江別で高田に再会する。どういうことか尋ねる探偵に、ニュージーランド留学ではなく江別でニュージーランド人に酪農を教わるのだと高田は平然と言ってのけた。

映画『探偵はBARにいる3』の感想・評価・レビュー

生い立ちからして壮絶で、つらい経験をたくさんしてきているマリは最後まで救われないままだった。しかし、病気の少女に寄付をするという彼女の望みは叶えられたので、本人は穏やかな気持ちでいるのかもしれない。独房の中で涙を流すシーンがとても美しかった。大泉洋演じる探偵と、松田龍平演じる高田の掛け合いはいつ見ても軽妙で面白い。どんな状況でも慌てることなく、緩い雰囲気のまま探偵のピンチを救う高田は魅力的なキャラクターだった。(MIHOシネマ編集部)


探偵はBARにいるシリーズ最新作ともあってか印象深かった作品。すすきのや札幌の街を端から端まで使っているのがシリーズファンや道民にとって嬉しい作品となっているのではなかろうか。全作通して言えるのは大泉洋が生粋の道民とあって、松田龍平の訛りに不自然さを感じてしまうところにやはり残念ではあった。また、北川景子演じるヒロインの存在が非常に良かった。大泉洋にはヒロインが付き物で無くてはならないものだなと改めて思わされる。(女性 20代)


シリーズ第3弾。ほぼ完成された安定感、お馴染みの顔ぶれ、お馴染みの展開。前2作の雰囲気が好きだった人にもぴったり。ただ何故か後で振り返ろうとすると脳内で前2作とミックスされていくのだ。足して2で割ってふるいにかけた感じと言うか。「男はつらいよ」シリーズ同様にどうしてもパターンは固定化されていくのは仕方ないし、逆にそこを貫くというのもありはありだろう。意外性はなくても、完成度は上がっていく。
他の作品では見たことないくらいに血が通っている北川景子の表情を見れた気がしたのは良かった。(男性 40代)


シリーズ全てがおもしろい作品。探偵と高田のちょっとくすっと笑えるやり取りがあるのが良いと思う。大泉洋さんと松田龍平さんの雰囲気が、絶妙にキャラクターと合っている。
簡単な人探しから始まるのだが、調査が進むにつれてどんどんきな臭い匂いがしてくるので、どうなっていくんだとストーリーにのめり込めた。北川景子さんの演技も素晴らしかったと思う。美しいのにどこか影がある雰囲気が、見終わった後も印象に残っている。(女性 30代)


最初はあまり期待せずに鑑賞したこのシリーズでしたが、探偵と高田掛け合いや、そのキャラクターが本当に魅力的でどんどんとハマっていってしまいました。
今作のヒロインは北川景子。登場するキャストも回を重ねるに連れて豪華になっていくので見応えがあります。
これまでの作品同様、ちょっとカッコつけている探偵と気だるそうな雰囲気の高田。ピンチの時に駆け付けてはくれるけどちょっと遅い高田。いつものこの感じが本当に好きなので、今作もかなり楽しめました。
大泉洋ファンや北海道民は特に面白く見られるのではないでしょうか。(女性 30代)


題名は知っていましたが、初めてにして3から観るという異例の鑑賞になりました。大泉洋さんの映画はいくつか観ていましたが、どちらかというとバラエティ番組に出演しているイメージが強かったので、役者の顔はまた少し違って見えました。特に格闘シーンなどは観たことがなかったので新鮮でした。ふざけたシーンやシリアスシーンなどもありバランスよく飽きずに観ることのできる作品です。3でも楽しめたので、それ以前の作品も観てみたいです。(女性 40代)

関連作品

前作 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

みんなの感想・レビュー