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映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0018511

製作年 2010年
上映時間 96分
ジャンル アニメ
伝記
監督 エリック・クー
キャスト 別所哲也
辰巳ヨシヒロ
製作国 シンガポール

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』の登場人物(キャスト)

ナレーター他6役(別所哲也)
辰巳ヨシヒロの伝記的記述を語り、映画作品の中でのアニメーションの登場人物6役を演じた。
辰巳ヨシヒロ(辰巳ヨシヒロ)
「劇画」を考案し、ブームを立ち上げた。この映画の中で、自身の半生を誠実に語る。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のあらすじ【起】

辰巳ヨシヒロは、大人向けの漫画「劇画」の第一人者で、手塚治虫の影響を大いに受けたという。

辰巳の代表作の一つである「地獄」は、原爆が投下された直後の広島から始まる。

従軍カメラマンの小柳は、焼け野原となった広島で撮影をしていた。
ある民家の壁に焼きついた像は、孝行息子が母親の肩叩きをしている様子に見え、小柳は感動しながらシャッターを切った。

小柳がその写真を新聞社に売ると、大きな反響があり、小柳は有名人となった。
小柳が有頂天になっているところに、山田という男が現れ、『孝行息子』は自分だと言った。

しかも小柳が撮った写真の像は、肩叩きではなく殺人の瞬間だという。
山田は友人に母親の殺害を依頼して広島から離れ、友人が山田の母親を殺害する瞬間に、原爆が投下されたのだ。

山田は小柳に、この事実を晒されたくなければ金をよこせと迫った。
小柳は苦悩の末、山田を殺害した。

小柳は自首する決意が固まらないまま、罪悪感と後悔の「地獄」の中で生き続けている。

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映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のあらすじ【承】

辰巳は、少年時代から漫画を描いていた。
肺病を患う兄が、漫画好きであったことも影響していたという。

辰巳は雑誌に自分の漫画を投稿し、次第に掲載される回数も増えて行った。

「天才少年漫画家」として辰巳を取材したいという記者が辰巳の自宅を訪れ、記者の人脈から、辰巳の「手塚治虫に会いたい」という夢を実現するチャンスにも恵まれた。

手塚治虫の居宅を訪れた辰巳は、あたたかく迎えられ、手塚から長編漫画を描くよう助言を受けた。
その後辰巳は、長編漫画「こどもじま」を描いた。

辰巳の作品の一つである「いとしのモンキー」の主人公は、工場に勤める吉田という青年で、アパートで猿を飼っている。

吉田は工場での過酷な労働にストレスを感じていた。
ある朝、通勤列車を途中下車し、上野公園でサボタージュしていたところ、美しい女性と知り合う。

その後吉田は、工場で、不注意による事故で片腕を失い、失職した。
美しい女性と再会するも、女性から金を巻き上げられた。

吉田は猿を手放すことにし、上野の猿山に猿を放ったところ、吉田の猿は他の猿たちに攻撃され、死んだ。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のあらすじ【転】

辰巳がはじめての長編漫画を発刊した2年後、辰巳は、日の丸文庫の漫画家たちと共にアパートの一室を借りて、貸し本雑誌を製作した。

「男一発」という作品は、定年退職を目前に控えた男・花山が主人公だ。

花山には、職場にも家庭にも居場所がない。
しかし、女性社員の大川だけは、花山に優しく接してくれる。

ある日花山は、大川から夕食の誘いを受けた。
恋人に去られたという大川を慰めるために、花山は大川とホテルに行ったものの、花山はEDで、彼女を満足させられなかった。

この作品発表の後、辰巳は大人向け漫画の「劇画」を考案し、劇画工房というチームを立ち上げた。
劇画はブームとなり、人気を博す。

この時期に辰巳が描いた作品の中に「はいってます」がある。
この作品の主人公は、漫画家・下川で、腹痛に悩まされている。

ある日下川が駆けこんだトイレには、猥褻な落書きがあった。
その後落書きを再見したくなった下川が、そのトイレに行くと、新たな猥褻な落書きがあった。
下川は興奮し、自分も卑猥な落書きをしようと決め、女性の裸体を描いているところで逮捕された。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』の結末・ラスト(ネタバレ)

辰巳は劇画という新しいジャンルを立ち上げ、注目されてはいたものの、収入の向上にはなかなか結び付かなかった。
 
喫茶店で働いている女性と結婚し、家庭を持った辰巳には、新たな構想が生まれていた。

「グッドバイ」という作品の主人公は、娼婦のマリコ。
マリコは米軍の兵士を客にしているが、客の中には本気で惚れ込んだ相手がいる。

マリコのもとを度々訪れる父親は、マリコに金を要求してくるので、マリコは父親が来た際には、雑な扱いをする。

しかしある日、マリコは惚れ込んだ米軍の男性に別れを告げられ、自暴自棄の状態となった。
そこへ金をせびりに来た父に、肉体関係を持たないかとマリコは持ち掛けた。

父親と関係を持ったマリコは「グッドバイ」と囁き、父親との縁を断ち切った。

辰巳は75歳。
漫画・劇画の表現の手段を使って、これからも作品を創りたいと語っている。

映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』の感想・評価・レビュー

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映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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