映画『TAXi4』の概要:リュック・ベッソン製作・脚本の大ヒットハイスピード・アクション第4弾。ドジな警察官エミリアンは、移送されてきた極悪犯をうっかり逃がしてしまう。今回も暴走タクシードライバー、ダニエルに助けを求めるのだが……。
映画『TAXi4』の作品情報
上映時間:91分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ジェラール・クラヴジック
キャスト:サミー・ナセリ、フレデリック・ディファンタール、ベルナール・ファルシー、エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド etc
映画『TAXi4』の登場人物(キャスト)
- ダニエル(サミー・ナセリ)
- 改造プジョーを乗りこなす、暴走タクシードライバー。車に詳しく頭が切れる。エミリアンと協力し事件解決に臨む。
- エミリアン(フレデリック・ディファンタール)
- マルセイユの警察官。いつもドジばかりしている。息子に異様なほど過保護。
- ジベール署長(ベルナール・ファルシー)
- マルセイユ警察署長。エミリアンの上司。かなり抜けており、その間抜けぶりはエミリアンのドジがかわいく見えるほど。
- ペトラ(エマ・シェーベルイ)
- マルセイユ警察官で、エミリアンの妻。秘密の任務のため家を空けている。
- ヴァンデンボッシュ / トリブレ(ジャン=リュック・クシャール)
- ヴァンデンボッシュはヨーロッパ中で指名手配されているベルギーの凶悪犯。逮捕され、コンゴへ護送される道程で、マルセイユ警察に一時的に拘束されることに。
トリブレはヴァンデンボッシュの双子の兄。ベルギー王立銀行で働くまじめな男性。アラン(エドゥアルド・モントート)エミリアンの同僚。無茶やドジばかりするジベール署長に振り回される日々。
- アラン(エドゥアルド・モントート)
- エミリアンの同僚。無茶やドジばかりするジベール署長に振り回される日々。
映画『TAXi4』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『TAXi4』のあらすじ【起】
タクシードライバーのダニエルとマルセイユ警察のエミリアンには、同い年の息子が生まれていた。エミリアンは息子を心配するあまり過保護気味だ。息子のサッカーの試合中、エミリアンは署長から呼び出しをくらう。妻のペトラも秘密の任務中で家を空けているため、エミリアンは息子をダニエルに預ける。
マルセイユ警察は、ベルギーの凶悪犯ヴァンデンボッシュのコンゴ移送のため、明朝まで彼を署に拘留することになっていた。ジベール署長のうっかりで、ヴァンデンボッシュの引き渡し場所に1時間遅れで到着したエミリアンたちは、厳重な檻に入れられたヴァンデンボッシュを連れ、警察署にひき返す。そのころマルセイユ警察署前では、怪しげな3人の男が外から様子をうかがっていた。
男たちのうち1人が署内に潜入する。その直後、息子たちを連れたダニエルも警察署にやってきた。男はジベール署長のパソコンにハッキングしようとするが、最新型パソコンをうまく使いこなせない。そこへ、ジベール署長のパソコンでゲームをしようと、息子たちが入ってきた。すると、息子たちは男を疑わず、パソコンの使い方を教えてくれた。男は凶悪犯ヴァンデンボッシュの顔写真を別人のものにすり替える。
映画『TAXi4』のあらすじ【承】
ジベール署長たちが帰ってきた。署長室にいる男を、ジベール署長はパソコンの先生だと勘違い。テトリスの仕方を教わって帰してしまう。ヴァンデンボッシュの檻は署内に運び込まれた。興味にかられたジベール署長は、エミリアン、アランとともに檻の覆いを取る。ヴァンデンボッシュは全身を拘束スーツで覆われ、顔も見えない状態だった。ヴァンデンボッシュはトイレに行きたいと訴える。エミリアンが排泄用のホースを見つけ、トイレにつなぎに行く。その間に署長は自分に麻酔銃を撃ってしまい、眠ってしまった。エミリアンは水道につないで栓を開けてしまったものだから、どんどん拘束スーツが水で膨れていく。焦ったエミリアンとアランは、拘束スーツを解いてしまう。
拘束スーツを脱いだ凶悪犯は、「自分はベルギー大使館員のテレンスという人物で、ヴァンデンボッシュと間違えて拘束された」と訴える。エミリアンは彼を疑うが、大使館の偽サイトで彼の顔を発見し、まんまと騙されてしまう。署長はまだ目覚めそうにない。誤認逮捕ではと焦ったエミリアンは、彼を釈放してしまった。テレンスと名乗る男はダニエルのタクシーをひろい、行ってしまう。
映画『TAXi4』のあらすじ【転】
エミリアンの愚挙に、目覚めたジベール署長は大激怒だ。クビを言い渡されたエミリアンは、ダニエルがヴァンデンボッシュを送迎したと知ってモナコのアジトに連れて行ってもらう。アジトでは、まんまと逃げおおせたヴァンデンボッシュが仲間と合流、さらに金庫破りのプロを雇っていた。アジトに現れた金庫破りは、なんとエミリアンの妻ペトラ。彼女の極秘任務とは、ヴァンデンボッシュを泳がせ、彼の金庫破りに乗じて証拠品の隠された金庫を開けることだった。
ヴァンデンボッシュは老人の変装をし、モナコのベルギー王立銀行に到着する。ここにはヴァンデンボッシュとそっくりのまっとうな兄、トリブレが働いていた。ヴァンデンボッシュはトリブレを脅し、服装を入れ替える。そして後から来たペトラたちを貸金庫室に通した。銀行の前で見張っていたダニエルはペトラに気づくが、エミリアンは全く気付いていない。ペトラは貸金庫を開け始め、ヴァンデンボッシュの見ていない隙に、金庫からある犯罪の証拠品となる手帳を手に入れた。ヴァンデンボッシュは老人に変装させたトリブレを銀行の外に出す。ダニエルの連絡でジベール署長たちが急行するが、トリブレをヴァンデンボッシュと思い捕まえ、署に帰ってしまった。
映画『TAXi4』の結末・ラスト(ネタバレ)
ペトラとともに出てきたヴァンデンボッシュを見て、ダニエルたちはだまされた事に気づく。ヴァンデンボッシュは南米人の邸宅を奪い取り、ペトラを口説き始める。ダニエルとエミリアンは邸宅前にいた。ジベール署長にも連絡が取れ、こちらに向かっているという。エミリアンは単身邸宅に忍び込み、あっけなく捕まってしまう。
ペトラの唇が奪われようというその時、手下がエミリアンを連れてきた。大量の武器を見せてエミリアンを撃ち殺そうとするヴァンデンボッシュを、ペトラは「警察を殴りたい」と止める。間近に来ても自分の妻に気づかないエミリアンにあきれながら、ペトラはエミリアンを投げ飛ばす。やっとペトラに気づいたエミリアンは、ペトラの機転で彼女を人質に取るふりをする。その時ジベール署長らが到着、ジャンピングマシーンで塀をとびこえた。
銃撃戦が始まった。寝室の麻薬の山に墜落したジベール署長は、ハイになってマシンガンやミサイルランチャーを乱射、ヴァンデンボッシュたちは恐怖に震える。その時ダニエルのタクシーが突入し、トランクにヴァンデンボッシュを捕えた。ダニエル、エミリアン、ペトラはコンゴ行きの受け渡し場所へ向かう。彼らは無事凶悪犯を引き渡した。
映画『TAXi4』の感想・評価・レビュー
リュック・ベッソン製作、脚本の大ヒットカーアクション映画、第4弾。国際指名手配犯を追い、モナコを「TAXi」が駆ける。
本作ではダニエルとエミリアンの子供が登場するが子供に接する態度が笑いを誘う。また、捜索ではあるのだが警察の面々のずさんさは実社会の警察組織を皮肉っているように思え、そこもまた笑える。おなじみのカーアクションは秀逸の一言とくにモナコGPに乱入しF1マシンに競り勝ってしまうの笑ってしまうがキレッキレのカースタントが見もの。(男性 20代)
リュック・ベッソンが制作、脚本を手がける大ヒットシリーズの第4弾。おバカでお下品なストーリーは相変わらず。主人公ダニエルの友人エミリアンのポンコツっぷりも変わりません。ダニエルが乗っているTAXiはめちゃくちゃ高性能になってます。フランス映画なだけあってやっぱり車はプジョー。いいですねえ。ド派手な銃撃戦もこの作品にかかれば、なぜかコメディぽくなってしまいます。
カーチェイスシーンよりも、笑えるおふざけシーンの方が多いかもしれません。深く考えずに観ましょう。(女性 30代)
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