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映画『エレメント・オブ・クライム』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『エレメント・オブ・クライム』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『エレメント・オブ・クライム』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0092565

製作年 1984年
上映時間 103分
ジャンル サスペンス
監督 ラース・フォン・トリアー
キャスト マイケル・エルフィック
メ・メ・レイ
エスモンド・ナイト
製作国 デンマーク

映画『エレメント・オブ・クライム』の登場人物(キャスト)

フィッシャー(マイケル・エルフィック)
エジプトのカイロで生活している刑事。恩師のオズボーンが担当していた未解決事件の任務を命じられヨーロッパに舞い戻る。オズボーンの主著「犯罪の原理」に心酔しており、自らもかつてのオズボーンの捜査手法を用いるが、次第にアイデンティティーを見失っていく。
キム(ミー・ミー・レイ)
殺人事件の犯人の足取りを追うフィッシャーが訪れた売春宿の娼婦。フィッシャーと行動を共にし、犯人の行動を再現するという捜査方法を手伝うようになるが、妄想に取り憑かれた彼に疑いを向けられる。
オズボーン(エズモンド・ナイト)
元刑事でフィッシャーの警察学校時代の恩師。自身の著書「犯罪の原理」で独自の論理を展開し、自らの捜査でも実践。しかし、担当していた事件が未解決なまま引退してしまう。その後、妻に先立たれひっそりと暮らしている。
クレイマー(ジェロルド・ウェルズ)
警察署長。未解決事件となっていた「宝くじ殺人事件」の捜査のため、フィッシャーをカイロから呼び戻す。自らも事件の指揮を執る。フィッシャーとは警察学校の頃からの知り合いだが、鬱陶しがられている。

映画『エレメント・オブ・クライム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エレメント・オブ・クライム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エレメント・オブ・クライム』のあらすじ【起】

警部のフィッシャーは、ヨーロッパである事件の捜査を終え、生活の拠点を置くエジプトのカイロに戻っていた。しかし、事件の後遺症で頭痛に悩まされ、精神科医の治療を受けることになった。催眠治療を施され、二ヶ月前に意識を巻き戻していくフィッシャー…

13年ぶりに警察学校時代の恩師であるオズボーンを訪ねたフィッシャー。オズボーンの著作である「犯罪の原理」は、フィッシャーに多大な影響を及ぼしていた。オズボーンは既に引退しており、家政婦と幼い子どもが一緒に暮らしていた。家政婦によると、オズボーンは妻を亡くして久しかったが、二ヶ月前に急に別の女性と結婚。しかし、相手はすぐに出て行ったとのこと。子供はその女性の連れ子だと言う。

そこへ、警察署長のクレイマーから連絡が入る。フィッシャーは「宝くじ殺人事件」と呼ばれる猟奇的な少女連続殺人事件の捜査を担当することになった。宝くじ殺人事件はオズボーンが以前担当していたが、彼が引退したことにより未解決となっていた。そして、また新たにくじ売りの少女が殺されたことで捜査が再開されることになり、クレイマーがその指揮を担当することになる。

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映画『エレメント・オブ・クライム』のあらすじ【承】

オズボーンは、当初から一連の事件は「ハリー・グレイ」という男が起こしたものだと目星をつけていた。しかし、オズボーンによるとグレイは死亡し、事件は迷宮入りになってしまったという。フィッシャーはオズボーンが何かをつかんでいたはずだと考え、本署で事件の捜査報告書を探し、グレイの記録がないか調べるが何も残っていなかった。被害となった少女は、殺された後にガラス瓶でバラバラにされているという共通点があった。

グレイの手口は猟奇的で残忍そのものだったが、法則性があり整然と行われているという特徴があった。少なくとも3年前から入念に計画を立てていたはずだというオズボーン。しかし、ようやく追い詰めたグレイを追っている途中に、彼は事故で死んでしまったらしい。グレイが死んだ時の事故写真を見せられるフィッシャーだったが、煙に包まれており特定できなかった。グレイはもういないと繰り返すオズボーン。フィッシャーは半信半疑のまま捜査を開始する。

映画『エレメント・オブ・クライム』のあらすじ【転】

しばらくしてからグレイの捜査報告書を、偶然オズボーンの家で発見したフィッシャー。それはグレイが各地を転々としていた様子を、オズボーンが調べ上げて記録したものだった。フィッシャーは記録をもとにグレイの足取りを辿ることにする。

グレイが泊まっていたハルベスタットホテルに向かったフィッシャーは、ロッカーで彼の荷物を見つける。フィッシャーは「犯罪の原理」の捜査メソッドに従い、聞き込みをしながらグレイと同じ行動を再現していく。

その後、ホテルの近くにあるゲルダの売春宿で娼婦のキムという女性に出会う。彼女はグレイと接触したという。その後、フィシャーはキムと、グレイが泊まったというフリーディゲンのホテルへ泊まる。フィッシャーはグレイが服用していたという頭痛薬を飲んだり、オズボーンの記録通りに女と行動したりするなどして、彼に同化しようと試みる。

映画『エレメント・オブ・クライム』の結末・ラスト(ネタバレ)

フィッシャーは事件の核心に迫っていると確信するが、いつしかグレイと自分の境目が分からなくなり、自我を見失い始める。妄想に取り憑かれてしまったかのようにグレイに執着するフィッシャーを心配するキム。

次に向かったのはハーラの宿。いよいよフィッシャーの妄想は酷くなり、誰かと仕組んで自分をはめようとしているとキムを疑い始める。その後、フィッシャーはオズボーンの孫娘がくじ売りをやっているという投書を受けて、彼女を預かってグレイを誘き出そうとする。しかし、フィッシャー本人が犯人だと娘に勘違いされ、現実と妄想がますます混濁していく。

フィッシャーは、クレイマーからオズボーンが自殺したことを知らされる。オズボーンは捜査の過程でグレイと同化するあまり、彼の計画を完成させなければならないという思いに駆られた。グレイが死んだため、残りの殺人計画を遂行したとクレイマーに告白したのだった。グレイの旅の記録とされていたのは実際はオズボーンのもので、フィッシャーは奇しくも彼と同じ手法を使い、同じ運命を辿ろうとしていたのだった。

映画『エレメント・オブ・クライム』の感想・評価・レビュー

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映画『エレメント・オブ・クライム』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『エレメント・オブ・クライム』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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