この記事では、映画『ルチオ・フルチの クロック』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ルチオ・フルチの クロック』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060913
製作年 | 1989年 |
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上映時間 | 83分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | ルチオ・フルチ |
キャスト | キース・ヴァン・ホーベン カリーナ・ハフ パオロ・パオローニ ピーター・ハインツ |
製作国 | イタリア |
映画『ルチオ・フルチの クロック』の登場人物(キャスト)
- ヴィットリオ・コルシーニ(パオロ・パオローニ)
- 屋敷の老主人。大量にコレクションしている時計を我が子のように可愛がっている。温厚そうに見えるが、財産を狙う甥夫婦を妻のサラと共謀して殺害し、邸内の礼拝堂に隠している。押し入ってきたトニーたちに妻を殺され、自らも撃たれて死亡するが、時間の逆行によって生き返る。
- サラ・コルシーニ(ベティン・ミルン)
- ヴィットリオの妻。夫と同じく普段は柔和で笑顔を絶やさない人物だが、甥夫婦の死体を発見したメイドのマリアを惨たらしい方法で殺害するなど突如豹変する。トニーたちとピーターが乱闘になった際、誤射で銃弾を受け死亡するが、夫同様に時間の逆行で生き返る。
- トニー(キース・バン・ホーヴェン)
- 恋人のサンドラ、友人のポールと行動を共にする若者。郊外にある老夫婦が住む屋敷へ強盗に入る。金品だけ盗んで逃げるつもりだったが、結果的に老夫婦を殺してしまい動揺していると、屋敷内の時間が逆行するという奇妙な現象に遭遇する。
- サンドラ(カリーナ・ハフ)
- トニーの恋人。色目を使って男を油断させておいて、万引きなどの悪事を働くというのが常套手段。同様の手段で屋敷へ強盗に入るが、時間の逆行によって生き返った死者たちに命を狙われる。
- ポール(ピーター・ヒンツ)
- トニーやサンドラとつるむ若者。サンドラの手引きで屋敷に押し入るが、乱闘の末ヴィットリオを撃ち殺してしまう。時間の逆行に気づいたあと、ピーターに銃撃され瀕死状態に陥る。
- ピーター(アル・クリバー)
- 屋敷の庭師。老父婦のボディガード的な役割も兼ねている。片眼が潰れているが、原因は不明。強盗に押し入って来たトニーたちに猟銃を向けるが、乱闘になり気絶させられる。
- マリア(カーラ・カッソラ)
- 屋敷で老夫婦に仕えるメイド。邸内の礼拝堂でヴィットリオの甥夫婦の死体を発見し、怖くなってサラに辞職を申し出るが、木の杭で腹を刺されて死亡。その後、庭に埋められる。
映画『ルチオ・フルチの クロック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ルチオ・フルチの クロック』のあらすじ【起】
イタリアの郊外にひっそりと佇む古めかしい屋敷。ここにはヴィットリオとサラの老夫婦、メイドのマリア、庭師のピーターが住んでいた。ある時、邸内の見回りをしていたマリアは階段で血痕を発見。あとを辿るとある部屋の前に続いていた。錠を破壊して中へ侵入すると、礼拝堂に一組の男女の死体が横たわっていた。マリアは驚いて部屋を飛び出した。
ヴィットリオは時計の愛好家で、屋敷中にコレクションがあり、まるで我が子のように大切にしていた。朝食の席で、ヴィットリオとサラは、ひどく動揺しているマリアの様子を怪しむ。
礼拝堂の死体はヴィットリオの甥夫婦で、財産を奪われるのを恐れたヴィットリオとサラに殺されてしまったのだった。マリアに秘密を知られたため、サラは彼女を温室に呼び出し、木の杭で腹を刺して殺害。その後、庭師のピエロが掘った穴にマリアは埋められてしまった。
同じ頃、トニーとサンドラ、ポールの若者三人は、老夫婦の屋敷へ向かって車を走らせていた。トニーは以前屋敷で働いていたというメイドと知り合いで、老夫婦しか住んでいないと聞いて強盗に入る計画を立てていた。
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映画『ルチオ・フルチの クロック』のあらすじ【承】
屋敷に到着すると、車が故障したので電話を貸してほしいと嘘をついてサンドラが中へ招き入れられる。その間に男たちは、助けを呼べないよう電話線を切断した。そして、老夫婦が油断しているところで二人も中に侵入する。トニーはモデルガンで老夫婦を脅すが、そこへピーターがやって来てトニーたちに猟銃を突きつけた。トニーが隙をついてピーターを殴り倒すが、その拍子に銃弾が発射されサラに直撃。怒ったヴィットリオはトニーに掴みかかり乱闘になった。慌てたポールは、躊躇いながらもピーターの猟銃でヴィットリオを撃ち殺してしまう。
殺人を犯すつもりはなかったため激しく動揺する三人。不思議なことにヴィットリオが死ぬと同時に、屋敷にある全ての時計が止まってしまうが三人は気づかない。とにかく金目のものを奪って逃げようとすると、屋敷で飼われているドーベルマンに退路を絶たれる。ひとまず死体を片付けることにした男二人。すると、止まっていた屋敷内の時計が一斉に逆回転し始めた。
映画『ルチオ・フルチの クロック』のあらすじ【転】
二階の部屋で朝まで待つことにした三人だったが、サンドラとトニーはポールを追い出してお楽しみを始める。ポールが仕方なく一階に降りていくと、床の血痕が消えている。また、浴室に運んだはずの遺体が元あったところに戻っており、訳が分からず混乱状態に陥る。ピーターも消えてしまい怯えるポールは、ドアの向こうから突如発射された銃弾によって腹を撃ち抜かれてしまう。
銃声を聞いたトニーとサンドラも、一階に降りて老夫婦の遺体が消えていることに気づく。部屋の状態も乱闘が起こる前の綺麗な状態に戻っている。サンドラがキッチンに様子を見にいくと、生き返ったサラに襲われて手の甲をナイフで突き刺される。トニーはサンドラを救出し、二人で地下へ逃げ込んだ。
窓の鉄格子を外して脱出を図ろうと外を見ると、夜中のはずが明るく、異変を察知する二人。そこへポールが瀕死の状態で現れ、続けてピーターと老夫婦が突入してくる。ポールは逃げられず犠牲となってしまうが、トニーとサンドラは何とか脱出する。しかし、庭に埋められたマリアが蘇り、捕まったトニーは穴に引きずり込まれてしまった。
映画『ルチオ・フルチの クロック』の結末・ラスト(ネタバレ)
サンドラは礼拝堂へ逃げ込むが、甥夫婦も時間の逆行により復活。サンドラが襲われそうになっていると、そこへ追って来たピーターと老夫婦が現れる。甥は猟銃を奪いピーターを射殺、ヴィットリオも鋭利な突起が付いた調度品で押しつぶされ殺されてしまった。甥夫婦の妻の方は、サラをドレスのベールで締め殺した。もはやこれまでと覚悟を決めたサンドラは意識を失う。
気がつくとサンドラは車の中にいた。トニーとポールも生きており、これから屋敷へ押し入ろうとするところだった。奇妙なことに二人もサンドラと同じ悪夢を見たと口々に話している。強盗は中止し、引き返すことにする三人。
一方、屋敷では生き返った甥夫婦が、マリアと食卓を囲んで和やかに朝食を取っていた。
夢の話で談笑する三人だったが、車の中にいた黒猫が突然飛び掛かってくる。運転していたポールはハンドルを誤り、車は崖の下へ転落。三人は結局命を落としてしまったのだった。
映画『ルチオ・フルチの クロック』の感想・評価・レビュー
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映画『ルチオ・フルチの クロック』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ルチオ・フルチの クロック』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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