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映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0060896

製作年 1977年
上映時間 97分
ジャンル ホラー
ミステリー
監督 ルチオ・フルチ
キャスト ジェニファー・オニール
ガブリエル・フェルゼッティ
マルク・ポレル
ジャンニ・ガルコ
製作国 イタリア

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』の登場人物(キャスト)

ヴァージニア(ジェニファー・オニール)
イタリア人の夫フランチェスコと裕福な暮らしを送るイギリス人女性。幼少期に崖から飛び降りる母親の姿を「幻視」してしまった忌まわしい過去を持つ。ある日、悍ましい殺人事件の現場を幻視してしまったことから、知人であるルカの手を借りながら事件の謎を追うことになる。
フランチェスコ(ジャンニ・ガルコ)
ヴァージニアのイタリア人の夫。所有している別荘でヴァージニアが白骨死体を発見したため、出張からとんぼ返りしてくる。しかもその遺体が元恋人のものだと判明し、容疑者として逮捕されてしまう。
ルカ(マルク・ポレル)
自称・超心理学者。ヴァージニアが幻視能力を持っていると知り、当初は半信半疑だったが、別荘で遺体が発見されたことで協力することになる。ヴァージニアの幻視を手がかりに、優秀な助手のブルーナと事件の真相に迫る。
ロスピーニ(ガブリエル・フェルゼッティ)
画廊のオーナー。ヴァージニアが幻視した「足を引きずっている男」という情報から事件の容疑者として浮かび上がる。ヴァージニアから事件への関与を詰問されるが、応答を拒否して追い返す。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のあらすじ【起】

1976年、イタリア。夫のフランチェスコと裕福な生活を送るヴァージニアは、幼い頃に母親が投身自殺する姿を「幻視」した忌まわしい過去があった。ある日ヴァージニアは、出張へ出かけるフランチェスコを見送った後、彼が所有する別荘に向かう。今は廃墟同然になっているが、夫を驚かせようと改装を計画していた。

別荘へ向かう道中、ヴァージニアは突然奇妙な幻覚に襲われる。壁に大きな穴が空いた部屋、足を引きずる男、そして血まみれの年老いた女性。断片的な映像だったが、殺人の現場を「幻視」してしまったとヴァージニアは直感する。彼女は超心理学者を自称する知人のルカに相談するが、真剣には取り合ってもらえなかった。

その後、別荘にやって来たヴァージニアは幻視した部屋と、かつて夫の寝室だったという部屋の光景が酷似していることに驚く。大きな穴が空いていた壁には塞がれたような跡があり、壁を壊すと白骨化した遺体が出てきた。警察の検視結果によると、遺体は25歳くらいの女性で、死亡推定時期は1972年の1月から6月の間頃だという。しかし、ヴァージニアが幻視したのは老女で、その他にも実際の状況と違う点が多かった。

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映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のあらすじ【承】

さらに調べが進み、遺体の身元はアニェーゼ・ビニャルディという女性だと判明。刑事が持ってきたアニェーゼの写真を見て、幻視した雑誌のカバーガールとそっくりなことに気づくヴァージニア。事件を聞いて出張から戻って来たフランチェスコは、アニェーゼが恋人だったことを警察に打ち明けたため容疑者として逮捕されてしまう。時を同じくして、ヴァージニアのもとに匿名の女性から電話が掛かってくるが途中で切れてしまった。

夫の無実を証明するため、ヴァージニアはルカに協力を要請。ルカの助手であるブルーナが調べた情報から、アニェーゼを見たというタクシードライバーが見つかる。運転手は、アニェーゼと髭面の男を一緒に乗せ、ある画廊で下ろしたと証言する。

早速ルカと画廊に向かったヴァージニアは、事件に関係していると思しきロスピーニという画商の男に行き当たる。ヴァージニアはロスピーニの家を訪ね、彼にアニェーゼのことを問い詰めるが追い返されてしまう。その後、ヴァージニアは街でアニェーゼの雑誌を見つけ、ルカの元に持っていくと、写真の端に馬が映っているとブルーナが指摘する。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のあらすじ【転】

写真を雑誌社に提供した馬の管理人の元に赴き話を聞いたところ、映っている横断幕から1973年に開かれた乗馬大会の時のものだと説明を受ける。そうなるとアニェーゼは1973年にはまだ生きていたということになり、その時海外にいたフランチェスコのアリバイを証明できる。ヴァージニアは写真を証拠として警察に提出し、フランチェスコは釈放される。一方、ロスピーニが行方をくらまし、アニェーゼ殺しの真犯人として手配される。

その後、謎の女性から二度目の電話が掛かってくる。今度は「デル・オンブローネ通りの6」という住所が留守録されていた。夫も釈放されたのだからもう忘れた方がいいと義姉のグロリアから宥められ、ヴァージニアはオルゴール付きの腕時計をプレゼントされる。そのオルゴールのメロディには聞き覚えがあり、彼女はルカの元に向かう。

ルカは、アニェーゼの雑誌は今年発刊されたもので4年前にあったはずがないという。つまりヴァージニアの幻視は過去ではなく「これから起こる」出来事ではないかというのだ。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』の結末・ラスト(ネタバレ)

オンブローネ通りに向かったヴァージニアは、血まみれで死んでいる老婆を発見するが、潜んでいたロスピーニに追い詰められる。しかし、ロスピーニは天井から床へ落下。その間にヴァージニアは別荘に逃げ込み、夫に電話して助けを求める。しばらくしてやって来たフランチェスコは足を引きずっていた。

重傷を負ったロスピーニは警察から事情聴取され、1972年にフランチェスコ、アニェーゼと組んで画廊の絵を盗んだと告白する。そして、アニェーゼが独断で絵を売ろうとオンブローネ通りの老女に手紙を書いたため、フランチェスコがアニェーゼを殺したと語った。さらに、口封じのために老女を殺し、窓から飛び降りて逃げる彼をロスピーニは目撃していた。

フランチェスコはヴァージニアに真相を知られたため、彼女を殴って気絶させ、壁の中に埋めこんでしまう。同じ頃、乗馬大会は1972年開催の間違いだったことが判明し、フランチェスコのアリバイは崩れた。それを受けて警察とルカが別荘にやって来るが、フランチェスコは「妻はいない」と言い張る。その時、オルゴールのメロディが鳴り、その音色が聞こえてくる壁の方に皆視線をやるのだった。

映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』の感想・評価・レビュー

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映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ルチオ・フルチの ザ・サイキック』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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