この記事では、映画『地獄の門』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『地獄の門』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0060908
製作年 | 1980年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | ホラー |
監督 | ルチオ・フルチ |
キャスト | クリストファー・ジョージ カトリオーナ・マッコール ジャネット・アグレン カルロ・デ・メイヨ |
製作国 | イタリア |
映画『地獄の門』の登場人物(キャスト)
- ピーター(クリストファー・ジョージ)
- 新聞記者。不審死を遂げたメアリーのことを調べるため墓地を訪れ、息を吹き返した彼女を救出。その後、千里眼を持つメアリーが見たヴィジョンをもとに、怪異が起こるダンウィッチの町を訪れ、さまざまな怪奇現象に襲われる。
- メアリー(カトリオーナ・マッコール)
- 霊能力を持つ若い女性。交霊会で、トーマス神父が首を吊って自殺している恐ろしい様子を遠視した後、意識を失い死亡が確認される。しかし、墓に埋められる寸前で蘇生し、ピーターに助けられた。その後、彼と共に「地獄の門」を閉じるため、ダンウィッチへ向かう。
- ジェリー(カルロ・デ・メイヨ)
- ダンウィッチの精神科医。町の異変をいち早く察知、患者であるサンドラの家で怪奇現象が起きたことで謎を調べ始める。町にやって来たピーター、メアリーと悪の元凶であるトーマス神父を撃退するべく墓へ降りていく。
- サンドラ(ジャネット・アグレン)
- ジェリーの患者でカウンセリングを受けている。自宅に突然死体が現れるなどのポルターガイスト現象に襲われ、ジェリーに助けを求める。その後、彼と町の異変を調べ始めるが、悪霊化した知人のエミリーに脳をむしり取られて死亡、自らも悪霊として蘇る。
- ボブ(ジョヴァンニ・ロンバルド・ラディーチェ)
- ダンウィッチに住む知的障害を持った青年。町の人間に忌み嫌われており、性犯罪歴があることから何かと目の敵にされている。町の廃屋で腐敗した死骸を発見した後、女友達の家に忍び込んだところ父親にドリルで頭を串刺しにされて死亡。その後、悪霊化する。
- トーマス神父(ファブリツィオ・ジョヴィーネ)
- ダンウィッチの神父。謎の首吊り自殺を遂げたあと蘇り、次々と町の人々を襲って悪霊に変えていく。なぜ自殺したのか?そもそも何者なのか?といった人物背景などは一切不明。
映画『地獄の門』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『地獄の門』のあらすじ【起】
ニューヨーク。あるアパートの一室で交霊会が行われていた。メアリーという若い女性は、ダンウィッチという場所にある墓地で、トーマスという神父が首吊り自殺している様子を「遠視」する。その後、メアリーは卒倒し、そのまま死亡してしまった。
新聞記者のピーターは不審死を遂げたメアリーのことを調べるため、彼女が埋葬されるという墓を訪れる。今、まさに埋められようとしているところだったが、「定時になった」と言って墓掘人が途中で帰ってしまう。仕方なくピーターも退散しようとしたその時、棺の中から叫び声が聞こえてきた。ピーターはツルハシで棺を叩き割り、生き返ったメアリーを救出する。
ピーターとメアリーは、交霊会を主催した霊媒師テレサの元を訪れた。彼女は、「エノク書」という古代の書物に、メアリーが生き返ることが予言されていたと語る。さらにトーマス神父の死で「地獄の門」が開き、現世と冥界がつながってしまうと二人に警告した。そして、「万霊祭」になる前に地獄の門を閉じなければならないと説明する。ピーターとメアリーはすぐダンウィッチの町へ向かうことにした。
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映画『地獄の門』のあらすじ【承】
その頃ダンウィッチでは、神父が自殺して以来、奇妙なことが頻発し不穏な空気が漂っていた。町の酒場では突然鏡が割れ、壁に亀裂が入るなどの怪奇現象に見舞われ、客たちが恐れ慄いて帰っていく。町のはずれにある廃屋にボブという青年がふらふらと入っていく。彼は腐敗した人の死骸を発見し、驚いて逃げ出した。
町の精神科医であるジェリーは、患者サンドラのカウンセリングを行なっていた。そこへ助手のエミリーがやって来て、これからボブに会いにいくと告げてすぐに出て行った。その夜、エミリーはガレージの隅で怯えているボブを発見。しかし、エミリーを見た途端ボブは逃げ出してしまう。すると、突如トーマス神父の亡霊が出現。ウジに塗れた手を口にねじ込まれたエミリーは窒息して死亡する。
翌朝、エミリーの遺体が発見されると、性犯罪歴のあるボブに疑いの目が向けられる。また昨晩、ホールデン夫人という女性も急死していたことが分かる。エミリーの葬式が終わった後、彼女の弟であるジョン=ジョンは、窓の外にエミリーの亡霊を目撃したと両親に訴える。
映画『地獄の門』のあらすじ【転】
一方、サンドラの家で、台所に突如ホールデン夫人の死体が現れる謎の現象が発生。サンドラはジェリーに連絡して助けを求めるが、彼が駆けつけると死体は消えてしまった。その後、いきなり窓が破裂してガラス片が壁に突き刺さり、そこから人の血が流れてくるなどポルターガイスト現象が連続する。
ボブは知り合いのアンの家にあるガレージに忍び込み身を隠していた。そこへアンがやって来るが、すぐにアンの父親であるロス氏が現れボブを殴り倒す。ロス氏はボブがアンを犯そうとしていると勘違いし、怒り狂って彼の頭を旋盤の上のドリルで突き刺して殺してしまう。
翌朝、ピーターとメアリーはダンウィッチに到着。トーマス神父の墓を探していると、ジェリーとサンドラに出会う。彼らはジェリーのオフィスに戻って、トーマス神父の死と地獄の門の関係について意見を交わす。すると突然窓が開き、突風と共に大量のウジ虫が部屋の中に吹き込んでくる。その後、ジェリーの元にジョン=ジョンから電話が掛かって来て、エミリーが生き返って両親を殺したと訴えてくる。彼らはジョン=ジョンの家に急行。そこへエミリーの悪霊が現れ、サンドラは頭を抉られて殺されてしまった。
映画『地獄の門』の結末・ラスト(ネタバレ)
酒場で飲んでいたロス氏の元に、生ける屍となったボブや、蘇った町の死者たちが押し寄せてくる。ラジオで非常事態宣言が流れている中、ロス氏や酒場の他の客は次々と悪霊の餌食となっていった。メアリーとピーター、ジェリーの三人は墓地に向かい、トーマス神父の墓を探し当てた。彼の一族の遺体が納められていると思しき墓石の蓋をこじ開け、そこから続いている地下へとピーターたちは降りていく。
先へ進むと奥には霊廟が広がっていて、無数の腐乱死体が横たわっていた。そこへ、悪霊と化したサンドラが出現。他の腐乱死体も次々と起き上がり三人に迫って来る。ピーターはサンドラに脳を抉り出されて絶命する。ジェリーとメアリーは奥へと逃げるが、トーマス神父の悪霊が立ちはだかる。メアリーが呪い殺されそうになり、ジェリーは落ちていた木製の十字架をトーマス神父の腹に突き立てた。すると、神父や腐乱死体は炎に包まれ、やがて消滅した。
メアリーとジェリーが地下から脱出するとすっかり明るくなっており、ジョン=ジョンが二人を出迎える。駆け寄って来るジョン=ジョンに笑顔を見せるメアリー。ところが、彼女の表情はみるみる曇っていくのだった…
映画『地獄の門』の感想・評価・レビュー
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映画『地獄の門』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『地獄の門』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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