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映画『ザ・フラッシュ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

ドラマ版や『ジャスティス・リーグ』などで既に世間から認知され始めているヒーロー、フラッシュの単独映画が誕生。超最速のヒーローが、音速を超え時空を越えて世界を救う。

映画『ザ・フラッシュ』の作品情報

ザ・フラッシュ

タイトル
ザ・フラッシュ
原題
The Flash
製作年
2023年
日本公開日
2023年6月16日(金)
上映時間
134分
ジャンル
アクション
監督
アンディ・ムスキエティ
脚本
クリスティーナ・ホドソン
製作
バルハラ・ムスキエティ
マイケル・ディスコ
製作総指揮
ウォルター・ハマダ
ゲイレン・ベイスマン
マリアンヌ・ジェンキンス
キャスト
エズラ・ミラー
ベン・アフレック
マイケル・キートン
サッシャ・カジェ
マイケル・シャノン
ロン・リビングストン
カーシー・クレモンズ
アンチュ・トラウェ
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画

映画『ザ・フラッシュ』の作品概要

既に『ジャスティス・リーグ』でその存在を世間にアピールしているヒーロー、フラッシュの単独映画。世界最速という非常に高い能力を持ちながらも、その若さとキャラクター故何かとメンバーを苛立たせてしまうシーンも多かったフラッシュ。そんな彼が、とうとう1人で世界を背負うこととなる。近年では、あらゆる次元を超越する、いわゆる『マルチバース』を取り扱う作品が増えてきた。本作もその一つで、それ故に通常ではあり得ないほどの規模での豪華な戦いが可能となっている。『ジャスティス・リーグ』でお馴染みの豪華メンバーに加えて、本作ではマイケル・キートンらサプライズゲストも明らかになっている。D.C.コミックスが全力を注いで作り上げた意欲作。

映画『ザ・フラッシュ』の予告動画

映画『ザ・フラッシュ』の登場人物(キャスト)

バリー・アレン / フラッシュ(エズラ・ミラー)
ジャスティス・リーグの一員。地上最速のスピードを誇るヒーロー。
ブルース・ウェイン / バットマン(ベン・アフレック)
ジャスティス・リーグのリーダー。フラッシュがよく知る方のバットマン。
ブルース・ウェイン / バットマン(マイケル・キートン)
もう1人のバットマン。長年その世界軸のゴッサム・シティを守り続けてきた。

映画『ザ・フラッシュ』のあらすじ(ネタバレなし)

ジャスティス・リーグの一員としても活躍する世界最速のヒーロー、フラッシュ。彼は普段は非常に明るく振る舞う青年であるが、とある悲しい過去を背負っていた。彼の母が亡くなり、父が妻殺しの容疑者として服役していたのだ。最愛の母の死を悲しむフラッシュは、母を想うあまり過去へと遡り彼女の命を救ってしまう。しかし、過去の改変は大きな代償を伴ってしまった。過去が変わったことで、現在が大きく変わってしまったのだ。変わってしまった後の世界では、なんとスーパーマンらが存在せずにジャスティス・リーグも結成されていなかった。つまり、彼らが倒したはずのゾッド将軍ら宿敵達が野放しになってしまったのだ。自身が招いてしまったこの事態を、彼はどのように対処するのだろうか。

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映画『ザ・フラッシュ』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『ザ・フラッシュ』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『ザ・フラッシュ』の感想・評価

エズラ・ミラー

近年、様々な話題作に出演し続けている新進気鋭の俳優、エズラ・ミラー。そんな彼を一言で説明するならば、お騒がせ俳優という言葉が適切なのかもしれない。レッドカーペットを奇抜なファッション、メイクで歩いたり、時には逮捕および起訴事件を引き起こしたりなど話題に事欠かない人物。しかし、そんな側面がどうしても目立ってしまうエズラだが、やはり彼の魅力は圧倒的なカリスマ性とその整った顔立ち。若者を中心に高い人気を誇り、唯一無二の存在としてハリウッドのスター街道を駆け上っている。そんな彼も、とうとう30歳を迎えた。新たなステージへと踏み出した彼の、更に飛躍した演技が堪能できるだろうか。『ファンタスティック・ビースト』に次ぐ代表作で、さらに彼の名前を刻みたいところ。

マイケル・キートン版バットマン

1939年に初登場と、非常に長い歴史を誇るバットマンシリーズ。その長い歴史の中で、これまで数多くの俳優がバットマンを演じてきた。クリスチャン・ベールやロバート・パティンソン、アダム・ウェスト、そして、マイケル・キートンもその1人。彼がバットマンを最後に演じたのは1992年のこと。まさに30年以上ぶりに、彼はバットマン役に返り咲いたのだ。マイケル・キートン自身も自身のカムバックを大いに喜んでおり、本作に対して非常に前向きな姿勢を見せている。勿論、彼が演じるバットマンで育った世代には、これ以上ない喜ばしいことはないだろう。渋みを増したマイケル・キートン版バットマンを堪能したい。

女性版スーパーマン

D.C.コミックスを語る上で外すことができない存在がスーパーマン。最古のヒーローとして今も尚語り継がれる、伝説のスーパーヒーローである。本作では、そんなスーパーマンが何と女性として描かれる。勿論、女性のヒーローが男性に劣るということは一切ない。ワンダーウーマンやスカーレットウィッチ、キャプテン・マーベルなど、中には男性をも遥かに凌駕する圧倒的な力を持つヒーローもいるほど。きっと、女性となったスーパーマンにも観客を魅了する力があることは明瞭。上記したように、バットマンもマイケル・キートン版が登場するなどサプライズ出演が多い本作。一体彼女が本作でどのような活躍を見せるのか、注目が集まる。

映画『ザ・フラッシュ』の公開前に見ておきたい映画

映画『ザ・フラッシュ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ザ・フラッシュ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ジャスティス・リーグ

エズラ・ミラー演じるフラッシュが、初めて視聴者にお披露目となった作品。一世を風靡した『アベンジャーズ』は、大手漫画会社MARVELが誇るスーパーヒーローチーム。そして、アメリカにもう一つ存在する大手漫画会社こそがD.C.コミックス。そこから生まれたスーパーヒーロー達のチームがジャスティス・リーグなのである。現時点で所属しているのは、世界最古のスーパーヒーローことスーパーマンや、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグ、そして、フラッシュ。『アベンジャーズ』にも負けず劣らずの超豪華メンバーである。世界は、スーパーマンの尊い犠牲の末に再び平和を取り戻した。その平和を守り抜くべく、バットマンは世界各地に散らばるスーパーヒーロー達を集結させる。

詳細 ジャスティス・リーグ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

本作で主演を務めているエズラ・ミラー。彼の存在を本シリーズで知ったという人も多いのではないだろうか。しかし、本作で彼が演じているのは周囲から虐待を受ける陰鬱な青年。短めに切り揃えられた前髪と猫背な姿勢、黒で纏めた暗い服装。普段の彼とは全く違う様相に、彼のカリスマ的な魅力、そもそも彼の顔が非常に整っていることにさえ中々気が付かなかった人も多いと思われる。本シリーズはあの『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフとして大きな注目を集め、エズラ・ミラーは、シリーズ全体を通してのキーマンを演じている。これまでに合計3作が製作されており、今ハリウッドで最も注目されているシリーズの一つ。

詳細 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

ヒーローも、必ずしも完璧な存在ではない。特に年若いヒーローであれば尚更。最新作の主人公フラッシュも、本作の主人公スパイダーマンも、ヒーローらの中でも年若く、チームの中でも何かと子供扱いされる場面が多い存在。彼らは時に失敗をし、自らの境遇を嘆くこともある。いずれの主人公も、過去を嘆き現状を変えるべく、過去の編纂を試みてしまう。今や新時代のアベンジャーズの顔となったスパイダーマン。前作で戦った敵のせいで、自らの素性が世界中に知れ渡ってしまう。そのため、彼から平穏な生活は一切失われてしまった。そんな今を嘆き、仲間のドクター・ストレンジに頼み過去を変えようとするスパイダーマンだったが…?自らの行動で引き起こしてしまった大事件を解決し、世界を救うことができるのか。

詳細 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

映画『ザ・フラッシュ』の評判・口コミ・レビュー

映画『ザ・フラッシュ』のまとめ

D.C.コミックスを題材とした作品の中で、最も高く評価されている作品はなんだろうか。そう問われて、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』と答えるファンも多いのではないだろうか。故ヒース・レジャーの名演もあり、その年のアカデミー賞8部門にノミネートされるという偉業を果たした名作。まさに、D.C.コミックスとしてだけではなく、映画史の中でも非常に高く評価されている作品であると言えよう。そして、本作は実は試写会でこの『ダークナイト』以来となる最高スコアを記録したのだ。非常にシビアな目で作品を評価する視聴者からの高評価。次なる『ダークナイト』が生まれるか、期待せずにはいられない。

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