リーアム・ニーソン主演のサバイバルアクション。冬の嵐で墜落してしまった小型航空機。生き残った人々が雪原で生き延びようとする姿を描く。監督は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のジョー・カーナハン。
映画『THE GREY 凍える太陽』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:117分
- ジャンル:アクション
- 監督:ジョー・カーナハン
- キャスト:リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダーモット・マローニー、ダラス・ロバーツ、ジョー・アンダーソン etc…
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映画『THE GREY 凍える太陽』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『THE GREY 凍える太陽』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『THE GREY 凍える太陽』のあらすじを紹介します。
アラスカの採石場に、野獣から作業員を守るために雇われた射撃のプロ・オットウェイ(リーアム・ニーソン)。愛妻が亡くなり、居場所を探し求めるかのように各地を転々としていた。ある日、休暇を使って家族たちの元へ帰る作業員と共に小型飛行機に乗り込むも、冬の嵐に遭遇し、アラスカの山中に墜落してしまう。生存者たちは、極寒の雪原で生き延びなければならなくなってしまった。最初はバラバラになった飛行機の周辺で救助を待つつもりだった彼らだが、この地は狼の縄張りであるということが判明する。オオカミの修正を理解しているオットウェイはこの地から離れることを提案し、手探りで移動を始める一行。食料も手に入らず、一人、またひとりと減っていく生存者たち。絶望的な状況下で、彼らはどのように生き延びるのか?
映画『THE GREY 凍える太陽』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『THE GREY 凍える太陽』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
どう考えてもアクションのはず……しかし
騙されてはいけない!本作は決してサバイバルアクションなんかじゃないんです。でも、監督はジョー・カーナハン、主演はリーアム・ニーソン。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』でタッグを組んだ二人が再びタッグを組むのだから、そりゃアクションだと思うでしょ!でも全然違う。辛いことばかりの人生をどう生きるのか?最悪の状況下でどう行動していくのか?この2点を観客に問いかける哲学的な映画だったんです。良くも騙してくれたな!
とはいえ、メッセージが伝わってくれば十分じゃないですか。思っていた映画じゃなかったけど、面白ければそれでよし。本作がダメなのは、面白くないことです。メッセージがイマイチ伝わってこないのです。ラストで1匹のオオカミが登場しますよね。意味ありげにこちらも向いているオオカミ……から、啓示を受けろってか?オオカミが何を言いたいのか、想像しろというのか……それはいいですけど、ジブリ映画のキャッチコピーみたいな感じの事しか想像できませんでした。キリスト教敵価値観を持たない日本人には、このシーンを正確に解釈するのは無理に等しいのでは無いか?アメリカではそこそこ評価されている一方、日本では可もなく不可もなしといった評価を受けている作品です。まあ、人によって評価が異なる典型的な映画なんじゃないかな……アクション目的で観た方はご愁傷様でした。大したアクションはありませんでしたね。リーアム・ニーソンもあまり魅力的ではありませんし、サバイバル感もない。ああ、無念……。
リーアム・ニーソンと言えば寡黙で強い男の役が多いイメージですよね。いつも何かに追われているような彼ですが、今作は雪山で遭難してしまいます。極限状態に陥った彼らは一体どうやって生き延びるのか、生還するためのサバイバル・アクション作品だと思って見始めると痛い目に遭います。
今作は、生き延びる術というよりも、極限状態に陥った時にどのような行動を取れば良いのか教示するような作品でした。
派手なアクションは無く、ストーリーに大きな盛り上がりも無いので途中で飽きてしまうかもしれませんが、雪山の怖さや自然の恐怖を強く感じられる作品になっています。(女性 30代)
映画『THE GREY 凍える太陽』 まとめ
アクション映画の監督が、無理して賢く振る舞おうとして失敗してしまった感じかな……。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』はとっても頭の悪い映画でしたから。大好きだけどね。リーアム・ニーソンのアクション俳優としての魅力に欠け、なんでこんな作品に出演してしまったのか、と思ってしまいます。ジョー・カーナハンを気に入ったが故なんでしょうけど、ちょっと勿体無いかなぁ。共演者も目立った活躍を見せているわけじゃないし、映像的にも、誰が撮ってもこの程度のクオリティになるんじゃないか?と思います。私は途中で興味を失ってしまったので、ひたすらオオカミを愛でるために画面を眺めていました。オオカミだって犬だもの、かわいいよね。
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