この記事では、映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0051572
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 132分 |
ジャンル | コメディ アドベンチャー |
監督 | テリー・ギリアム |
キャスト | アダム・ドライヴァー ジョナサン・プライス ステラン・スカルスガルド オルガ・キュリレンコ |
製作国 | スペイン ベルギー フランス イギリス ポルトガル |
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の登場人物(キャスト)
- トビー・グリソーニ(アダム・ドライバー)
- 名の知れたCM監督だが、本人はすっかりやる気を失っている。ドン・キホーテのファン。10年前まだ学生だったころ、卒業制作として映画「ドン・キホーテを殺した男」をスペインの村で撮影した。
- ハビエル・サンチェス(ジョナサン・プライス)
- 村の住民。元々はおとなしい性格の老人で、靴職人だった。トビーの卒業制作映画で主役のドン・キホーテ役を務める。その後、自分自身をドン・キホーテだと思うようになった。以後剣を持ち、騎士のような格好をしている。愛馬の名前はロシナンテ。
- アンジェリカ(ジョアナ・ヒベイロ)
- ラウルの娘。トビーの卒業制作映画「ドン・キホーテを殺した男」でドゥルシネア姫を演じる。トビーと初めて会った時彼女はまだ10代だった。
- ボス(ステラン・スカルスガルド)
- トビーの雇い主でジャッキの夫。トビーが撮影するCMに期待している。
- ジャッキ(オルガ・キュリレンコ)
- ボスの妻。トビーに好意を抱いており、度々彼を誘惑する。美しくてセクシーな女性だが、トビーからはあまり興味を持ってもらえない。
- ラウル(ホヴィク・ケウチケリアン)
- アンジェリカの父親。硬派で気難しく荒っぽい性格。小さな酒場を経営している。
- アレクセイ・ミシュキン(ジョルディ・モリャ)
- ウォッカで財を築いたロシア人の富豪。スペインの古い城を買い、そこを自分の屋敷にしている。
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のあらすじ【起】
無気力なCM監督のトビーは、ドン・キホーテのパロディのCMを撮影するためスペインにいた。砂漠には大きな風車があり、巨人のセットが組まれている。
撮影は難航し、トビーのボスはホテルで会議を交えた食事会を開く。そこでトビーは、着想を得るためジプシーからDVDを購入した。それは偶然にも、10年前トビーが作った映画「ドン・キホーテを殺した男」のDVDだった。
その晩トビーはボスの妻ジャッキに誘惑されるが、例のDVDが観たくなり彼女の部屋で鑑賞しながら思い出に浸る。この映画は村の一般人を起用し作られたのだ。トビーは、靴職人の老人をドン・キホーテ役にスカウトした。
外出中のボスが戻ってきたので、トビーは慌てて部屋を飛び出した。
翌日ボスはトビーに対して友好的に話しかけてくる。昨晩、ジャッキの部屋にいたのはジプシーだと勘違いしているようだ。
トビーが映画を撮影した村は、CMの撮影現場の近くにあった。彼はバイクを借り思い出の地へと向かう。その村にはアンジェリカという美しい娘がおり、映画の中ではドゥルシネア姫を演じた。
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映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のあらすじ【承】
トビーはアンジェリカの父親ラウルが営む酒場へ着くが、娘は不在だった。彼女は映画の出演後、女優に憧れ都会へ出ていったのだ。
またドン・キホーテ役だった老人ハビエルは、自身をドン・キホーテだと思い込む狂者と化していた。小屋に閉じ込められていたハビエルは、トビーを従士のサンチョだと勘違いし、ここから出してくれと懇願する。その騒動から小屋は火事になり、トビーは慌ててバイクで撮影現場へ戻った。
撮影現場にはボスが呼んだパトカーが来ていた。ボスから泥棒だと誤解されたジプシーが、逮捕されたのだ。さらにトビーの乗っていたバイクのナンバーが、村の火事の現場で目撃されたものと一致し、トビーも捕まってしまう。
しかし護送中、突然馬に跨り鎧を着たハビエルが現れトビーを助け出した。ハビエルはトビーをすっかりサンチョだと思い込んでおり、彼が10年前映画監督だったことなど、覚えていないようだ。
その後風車を巨人と見間違えたハビエルは、通りかかった女性を助けようとして逆に怪我をした。結果、ハビエルたちはその女性の集落で一晩世話になる。
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のあらすじ【転】
その後の道中でハビエルとはぐれ、洞窟の中に落ちたトビーはアンジェリカと再会した。彼女はスターを目指し、都会を転々としたと話す。しかし今は、ロシア人の富豪の情婦になっていた。そこへいきなりハビエルが現れ、2人の会話に割り込む。トビーはムッとするが、アンジェリカはこの老人に敬意を持って接した。しかし3人が盗撮されているのに気づいた彼女は、顔色を変えその場を去る。
残された2人はその後、ハビエルを村に連れ戻そうとする人々と遭遇する。ラウルたちはトビーに「お前と映画が、娘や善人を破壊した」と言った。トビーは自己嫌悪に陥るが、そんなときもハビエルはストイックに身体を鍛えた。トビーはハビエルの狂気に気が滅入る。
その後ジャッキと再会し、2人はアレクセイの城で行われる仮装パーティに招待された。アレクセイはロシアの富豪で、ボスの新しいクライアントになったのだ。
城ではアンジェリカが囲われていた。ボスはアレクセイに、CM監督のトビーを紹介する。洞窟での写真を見てトビーに嫉妬したアレクセイは、アンジェリカに屈辱を与えた。
映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の結末・ラスト(ネタバレ)
ハビエルの存在を面白がったアレクセイは、城内に巨大なドン・キホーテのセットを作り皆でからかった。笑いものにされたハビエルは、ふさぎ込んでしまう。トビーはアレクセイの失礼な態度に腹を立てた。
トビーはアンジェリカを連れ城から逃げ出そうとするが、ハビエルは部屋に引きこもったままだ。
その後アンジェリカが火炙りにされるショーを見て、これを現実だと勘違いしたトビーは混乱した。その上ハビエルをボスと間違え、攻撃してしまう。そのせいでハビエルは建物から庭へ転落した。
トビーは弱ったハビエルの元へ駆け寄った。これまで狂人扱いされてきたハビエルだが、驚いたことに彼は自分が何者であるかを分かっていた。死に際に「わしの名はハビエル、靴職人で忘れられた老人だ」と言い残し、剣をトビーに渡したのだ。
トビーとアンジェリカは城を離れ、ハビエルを葬るため村を目指した。しかしトビーは、突然目の前の風車を巨人と錯覚しはじめる。新しいドン・キホーテが誕生したのだと気づいたアンジェリカは、自分をサンチョと名乗った。
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映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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