この記事では、映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0038398
製作年 | 2008年 |
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上映時間 | 103分 |
ジャンル | スリラー |
監督 | 北村龍平 |
キャスト | ブラッドリー・クーパー レスリー・ビブ トニー・カラン ブルック・シールズ |
製作国 | アメリカ |
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』の登場人物(キャスト)
- レオン(ブラッドリー・クーパー)
- ニューヨークで写真家をしている男。
- マヤ(レスリー・ビブ)
- レオンの恋人。
- ジャーギス(ロジャー・バート)
- レオンの友人。
- マホガニー(ヴィニー・ジョーンズ)
- レオンが地下鉄で見つけた、怪しい男。
- スーザン(ブルック・シールズ)
- 著名な画商で、レオンの撮った写真を展示会で使用する予定。
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』のあらすじ【起】
ニューヨークで写真家をしているレオンは、有名な画商・スーザンの主催する展示会に出品する写真を撮るため、夜の町へ題材を探しに出ていく。そして地下鉄の構内でチンピラに絡まれている若い女性を見つけ、防犯カメラに映っているぞとチンピラに忠告し、女性を助ける。
チンピラが女性を脅す写真をスーザンに見せると、同じような写真がもう何枚かあればベストだと進言される。そしてレオンは新聞の記事で、助けた女性が行方不明になっていることを知る。
再び夜の地下鉄構内に向かったレオンは、黒いバッグを持った怪しい男を見つける。その男は不気味な文様の入った指輪をしていて、改めて行方不明になった女性の写った写真を見直すと、女性が乗り込んだ車両に同じ指輪をした手が映りこんでいるのを発見する。
その日以来レオンは、怪しい男の行動を追い始める。男はバークレーホテルという宿に宿泊していて、昼間は肉の解体工場で働いていることを突き止める。解体工場を出た男は地下鉄のホームへ行き、人通りが減った最終電車を待って車両に乗り込んでいく。
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映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』のあらすじ【承】
レオンも続いて乗ろうとするが、カメラであちこちを撮影していたのを警官に咎められ、乗るタイミングを失ってしまう。地下鉄に乗り込んだ男は、車両に1人きりで乗っていた男を見つけると、バッグから肉をすり潰すミートハンマーを取り出し、男を撲殺する。
更にレオンは過去の新聞記事を検索し、かつて肉の解体屋が連続殺人の犯人として拘留された事件があったことを知る。レオンは怪しい男がその模倣犯ではないかと疑い、恋人のマヤや友人のジャーギスに怪しい男のことを話してみるものの、信用してもらえない。
そしてある日レオンは遂に、地下鉄内で男が若い青年2人を撲殺する場面を目撃する。男は青年を裸にすると、肉屋の冷凍庫に吊るされている精肉のように、青年の死体を地下鉄の車両内に吊り下げる。
レオンはその様子を夢中で撮影するが、男に見つかって殴られ、気を失う。レオンは廃駅となった地下鉄のホームで目を覚まし、そこから階段を上がったところに男の勤める解体工場があった。
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』のあらすじ【転】
アパートに帰ったレオンは、胸に何かの文様が刻まれていることに気付く。そしてマヤに殺人を目撃したことを訴え、証拠となる写真を撮ったカメラが奪われたことを伝える。
マヤは憔悴するレオンを助けようと、ジャーギスと共に男の住むホテルへと向かい、男の留守中に部屋に忍び込んで奪われたカメラを取り戻そうとする。しかしそこに男が戻って来てジャーギスが捕まり、マヤはなんとかその場を逃げ出す。
マヤは地元の警察に怪しい男が連続殺人犯だと訴えるが、話を聞いた女刑事に、不法侵入で訴えると逆に脅される。女刑事も男の仲間ではないかと察したマヤは、ジャーギスはどこにいるのかと問いただすと、女刑事は地下鉄の駅と、その終電時間を伝える。
一方スーザンの展示会に出席したレオンは、展示されていた食肉工場の写真を見て、魅入られたようにその場を離れ、肉の解体工場へ向かう。レオンは工場で肉切り包丁や精肉を吊るす金具などを手に取ると、地下鉄構内と入っていく。そのまま地下鉄に乗ろうとしたレオンだったが、車両は駅に停まらず通過する。そしてレオンは車両の中にマヤの姿を見つけ、走り去る車両に飛び乗る。
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』の結末・ラスト(ネタバレ)
女刑事に指定された車両に乗り込んだマヤは、奥の車両に数名の人間が吊るされているのを見つけ、その中にジャーギスの姿も発見する。ジャーギスを助けようとしたところに解体屋の男が現れ、マヤを殴り殺そうとするが、そこへレオンが助けに入る。
レオンは解体屋と揉みあい、車両の外に解体屋を突き落とす。そして地下鉄は薄暗い廃駅で止まり、人間の肉を吊るした車両に数匹の怪物が乗り込んで来て、肉を貪り出す。
逃げるように車両を降りたレオンとマヤの前に、車両の運転手が現れる。運転手は「マホガニー(解体屋の名前)は潮時だった」とレオンに伝え、レオンが解体屋の後継者であると語る。
人類が生まれる遥か前から地下に住む魔物たちは、運転手や解体屋をしもべにして、食糧である人肉を集めさせていた。レオンは後継者になることを拒むが、運転手はマヤを殺害し、その心臓を抉り出してレオンに差し出す。その魅力に抗えず、レオンは心臓を受け取ると、次の日から新しい解体屋となって、終電での殺戮を始めるのだった。
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
地下鉄で人を屠る連続殺人鬼という設定だけでも衝撃でしたが、ラストで明かされる「人間を供物にする秘密社会」の存在に鳥肌。血みどろのビジュアルも迫力満点で、B級感を漂わせながらも芯の通った作品でした。ホラー好きなら必見!(20代 男性)
前半はサスペンスとしてじわじわ怖がらせ、後半から一気にゴア描写で畳み掛ける構成に驚きました。ラストで主人公が「次の屠殺人」にされる展開も衝撃的。単なるスプラッター映画ではなく、不気味な世界観がクセになります。(30代 女性)
レナード役のヴィニー・ジョーンズの存在感が圧倒的。無言で、淡々と殺戮を繰り返す姿にぞっとしました。最初は単なる連続殺人犯かと思いきや、裏に隠された秘密に愕然。ホラーとダークファンタジーを見事に融合させた珍しい一本だと思います。(40代 男性)
血みどろの描写が想像以上にグロかったですが、それ以上に地下鉄という密室空間が生む不気味さが堪りませんでした。特に、列車が目的地に向かうたびに世界が狂気に飲み込まれていく演出が秀逸。ゾクゾクしたい人におすすめです。(20代 女性)
「見たくない、でも目が離せない」そんな感覚に陥った映画でした。地下鉄という日常的な空間で起こる非日常の恐怖が、とてもリアル。しかも最後、主人公が逆に「屠殺人」になるなんて…。絶望しかない結末が逆に良かったです。(50代 男性)
クリーチャー的な存在が出てくるラストは、好みが分かれそうだけど個人的には大満足。異形のものに人間が屈する、というテーマがダークで良い。地味だけどジワジワ怖い、正統派のホラー映画を求めていた自分にはぴったりでした。(30代 女性)
地下鉄を舞台にしたホラーというアイデアがまず素晴らしい。しかも、ただのスプラッターでは終わらず、都市伝説的な要素を絡めてくるところにセンスを感じました。地味だけど、見終わった後のザラザラした不安感が忘れられない作品です。(40代 女性)
中盤までのじわじわ来る不安感から、後半のスプラッター展開への転換がスムーズで驚きました。ラスト、主人公が生贄側から屠殺者側に転落する絶望感が強烈。ホラーにダークな運命論を持ち込んだ異色作として高く評価したいです。(30代 男性)
ヴィジュアルのインパクトに圧倒されましたが、それ以上に「文明の裏には犠牲が必要」というテーマが興味深かったです。派手なゴア描写の奥にある社会批判に気づいたとき、もう一度見直したくなる映画。怖いけど奥深いです。(50代 女性)
スプラッター描写を期待して観ましたが、それ以上にラストの衝撃が忘れられません。主人公が自ら「屠殺人」として運命を受け入れる姿に、ぞっとしました。単なるホラーではない、絶望的で美しい世界観が魅力的な傑作です。(20代 男性)
映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』を見た人におすすめの映画5選
ヘルレイザー
この映画を一言で表すと?
快楽と苦痛が交差する、究極の異形ホラー!
どんな話?
禁断のパズルボックスを開けてしまった人間が、異次元の拷問者「セノバイト」たちに捕らわれる。愛と裏切り、肉体と魂の破壊をテーマにした、ショッキングで哲学的なホラー映画です。
ここがおすすめ!
血と肉のビジュアルだけでなく、人間の欲望の闇を深く掘り下げたストーリーが圧巻。『ミッドナイト・ミート・トレイン』のダークで美しい絶望感をさらにディープに味わいたい方におすすめです!
ジェイコブズ・ラダー
この映画を一言で表すと?
現実と悪夢の境界が崩壊する、究極の心理ホラー!
どんな話?
戦争から帰還した男ジェイコブが、現実と幻覚の間で揺れ動き、徐々に恐ろしい真実へと近づいていく物語。現実世界が悪夢に侵食される恐怖を徹底的に描いています。
ここがおすすめ!
観る者を不安と恐怖に引きずり込む巧みな演出が光る作品。『ミッドナイト・ミート・トレイン』の「じわじわ来る絶望感」をさらに心理的に突き詰めた、知る人ぞ知る名作です。
デス・トレイン
この映画を一言で表すと?
止まらない列車で繰り広げられる、絶望のバトル!
どんな話?
不死身の殺人鬼が乗り込んだ列車内で、乗客たちが生き延びようと必死に抗うサバイバルホラー。限られた空間での極限の恐怖を描きます。
ここがおすすめ!
「列車」という閉鎖空間で逃げ場のない恐怖に襲われる設定が、『ミッドナイト・ミート・トレイン』好きにはぴったり。スリリングな展開を楽しみたい方に強くおすすめします!
セブン
この映画を一言で表すと?
人間の罪を暴き出す、冷徹で残酷なサスペンス!
どんな話?
七つの大罪になぞらえた連続殺人事件を追う、二人の刑事の苦闘を描くサスペンススリラー。犯人の異常な動機と、逃れられない絶望が容赦なく迫ります。
ここがおすすめ!
重く救いのないテーマと、観る者を突き落とすラスト。『ミッドナイト・ミート・トレイン』の持つ「逃れられない運命感」が好きな人には、間違いなく突き刺さる作品です。
キャビン・イン・ザ・ウッズ
この映画を一言で表すと?
王道ホラーに裏切りを仕掛ける、斬新すぎるトリック!
どんな話?
人里離れたキャビンに集まった若者たちが、想像もつかない仕掛けの中で次々と命を落としていく。しかしその裏には、さらに大きな秘密が隠されていた!
ここがおすすめ!
ホラーの定石を崩しつつ、壮大な陰謀を描く異色の傑作。『ミッドナイト・ミート・トレイン』で感じた「単なるスプラッターではない異様な世界観」が好きな人におすすめです!
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