映画『ザ・プレデター』の概要:傭兵としての任務を遂行しているマッケナ。だが、突如上空から謎の宇宙船が墜落する。宇宙船に搭乗していた地球外生命体プレデターの存在を知ったことがきっかけでマッケナは自身や家族、そして世界をも巻き込む戦いに身を投じていくこととなる。
映画『ザ・プレデター』の作品情報
上映時間:107分
ジャンル:SF、アクション
監督:シェーン・ブラック
キャスト:ボイド・ホルブルック、ジェイコブ・トレンブレイ、オリヴィア・マン、スターリング・K・ブラウン etc
映画『ザ・プレデター』の登場人物(キャスト)
- クイン・マッケナ(ボイド・ホルブルック)
- 元工作員で傭兵。別れた妻との間に息子がいる。圧倒的戦闘能力を持つプレデターに対し、持ち前の戦闘スキルや知恵を使い、対抗する。
- ネブラスカ・ウィリアムズ(トレヴァンテ・ローズ)
- マッケナと一緒に行動する元軍人。軍人時代に精神を病み自殺未遂もしていたが、境遇が似ているマッケナ達と出会い、プレデターと立ち向かっていく。
- ローリー・マッケナ(ジェイコブ・トレンブレイ)
- クイン・マッケナの息子。知的障害を抱えているが、プレデターの技術を解読できる等、特殊な才能がある。
- ケイシー・ブラケット(オリヴィア・マン)
- 生物学者の女性。長年プレデターの調査をしている。クイン・マッケナと出会ったことで地球へ訪れたプレデターの真相に近づいていく。
- ウィル・トレーガー(スターリング・K・ブラウン)
- プレデターの研究施設「スターゲイザー」の責任者。プレデターの研究のため、罪のない人を巻き込むなど、目的のためには手段を選ばない。
映画『ザ・プレデター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ザ・プレデター』のあらすじ【起】
特殊工作員として活動していた経歴もあるクイン・マッケナ。現在は、傭兵として仕事を行っていた。
ある日、メキシコにあるジャングル地帯にて麻薬組織討伐の任務に当たっていたマッケナであったが、突如上空から墜落してくる宇宙船の爆発に巻き込まれる。
マッケナや傭兵仲間は爆発元を調査したところ、宇宙船から出てきた地球外生命体プレデター1号との交戦が始まる。傭兵は次々殺害されたが、唯一生き残ったマッケナは宇宙船にあったプレデターのマスクや武器を証拠品として回収し、退却するのであった。
マッケナが去った後、プレデターを捕らえるため、地球外生命体を専門に研究する組織「スターゲイザー」の責任者トレーガーと傭兵が現場へ到着する。そこでマッケナがプレデター1号を目撃した可能性があるとの情報を入手した得たトレーガーは、マッケナの行方も捜索するのであった。
その頃、マッケナは回収したプレデター1号の武器を別れた妻と息子が暮らす家へ配送し、逃走をする。
映画『ザ・プレデター』のあらすじ【承】
押収したプレデター1号の調査を進めるべくトレイザーは、生物学者として働く女ケイシー・ブラケット博士を招集する。長年プレデターについて研究してきたケイシーは、研究所である「スターゲイザー」の基地へ向かう。
研究所に到着したケイシーは、麻酔で眠っているプレデターの生物調査を開始する。調査を進めるケイシーは、調査対象のプレデター1号のDNAに人間のDNAも含まれているという驚愕の事実を知る。
一方、マッケナはアメリカ政府に確保される。プレデターの情報は機密情報故にマッケナは、いわれのない罪を着せられ収監されることとなる。
傷病軍人が収容される施設へ向かう車に乗車させられたマッケナは、自分の他に5人の元軍人と会う。彼らも軍人として活動していたことが原因としてPTSDと診断され施設へ収容されるところであった。
各々異なる理由で収容されようとしていた元軍人に対し、地球外生命体を発見したことで収容されることとなったことを伝えるマッケナ。だが、その言葉を信じる者はいなく、マッケナを乗せた護送車は、プレデターの研究所に隣接された収容施設へ向かうのであった。
映画『ザ・プレデター』のあらすじ【転】
その頃マッケナの息子ローリーは、父親から送られたプレデター1号の装備品に目を通す。興味本位に送られてきた装備品の1つであるプレデターのマスクを被るローリー。その直後、マスクが起動してしまう。ローリーからのシグナルは、先日地球にきた者とは別の宇宙船に乗っているプレデター2号へ発信された。シグナルを受信したプレデター2号は地球へ向かう事態に発展してしまう。
研究所では、アメリカ軍からプレデター2号を乗せた宇宙船の接近情報をキャッチしたとの情報が入る。直後、研究所にいるプレデター1号の暴走が始まり、研究施設は非常事態に陥る。
収容所へ向かう護送車の中で研究所から脱出したプレデター1号を目撃したマッケナ達。マッケナの言っていたことが本当であったため、護送車に乗っていたネブラスカ達は、車から脱走し、プレデターを追うことにする。
運よく研究所から脱出したケイシーを救出したマッケナ達は、詳細を知るためケイシーから事情を聞く。プレデター1号の狙いは所持品の回収であることをケイシーから聞いたマッケナは、元妻や息子のローリーが危険であることを知り自宅へ向かう。
一方、地球へ降り立ったプレデターの2号は、プレデター1号が墜落した宇宙船の現場へ行き、捜索を始めるのであった。
映画『ザ・プレデター』の結末・ラスト(ネタバレ)
息子がいるローリーの自宅に着いたマッケナ。別れた妻は自宅にいたが、ローリーはハロウィンパーティへプレデターのマスクを持って外出していた。マッケナ達は手分けしてローリーの捜索を始める。
パーティーへ行っていたローリーであったが、被っていたマスクが起動したことで武器を発射し、民家を破壊してしまう。マッケナ達は爆発現場へ急行するが、プレデター1号も同時に駆けつけてしまう。
窮地に立たされたマッケナ達であったが、そこへプレデター2号も到着し、1号を撃退する。プレデター2号の目的は、裏切り者である1号を始末することであった。より強いものを倒し、異種交配を繰り返すことで進化していたプレデター2号は、1号が乗っていた宇宙船へ向かうのであった。
ローリーがプレデターの武器を解読し使えることを知った「スターゲイザー」の責任者トレイザーは、ローリーを攫いプレデター2号が向かった1号の宇宙船へ行く。
後を追ったマッケナ達は現場に到着し、「スターゲイザー」との交戦が始まる。だが、より強いものを倒すことを目的とするプレデター2号が現れ、マッケナとの決闘を申し入れたことで、マッケナとトレイザーは一時休戦する。
マッケナ達はプレデター2号との交戦を開始するが次々と仲間や「スターゲイザー」の傭兵も殺害されてしまう。仲間の犠牲もありながらマッケナは2号を倒すことに成功し、息子ローリーとケイシーは帰還する。
月日が流れ、「スターゲイザー」の研究員として招かれたローリー。軍人として復帰したマッケナはローリーの様子を伺うべく「スターゲイザー」へ訪れる。そこにはプレデター1号が残した1つの箱があった。
箱を開いた研究者は、プレデターが使用する武器が全身を覆い、戦闘用スーツに身に纏う。プレデター1号の目的は地球へこのスーツを渡すことであったと推測したマッケナは、新たな戦いが起きる予感がし、準備を始めるのであった。
映画『ザ・プレデター』の感想・評価・レビュー
長年多くのファンに愛されていたB級映画の金字塔プレデターのリブート作品。度々続編や外伝が作成されているため既存作品との単純比較は難しい。だが、今作の特徴はアクション要素が従来と比較し高いため、従来取り込めていない層を獲得できる作品になっている。
反対に旧作は未知の生命体に突如襲われるホラーチックな要素も強めであったため、ホラー要素を楽しみたい人には物足りないかもしれない。だが、そういった要素は類似シリーズのエイリアンで作られているし、棲み分けするのであればこの路線は個人的にはあり。
従来から言われている、見た目は恐いが、立ち回りはかっこいいと評判のプレデター。今作での無双っぷりも相変わらず。さすがはクリーチャー界きってのイケメンだ。
映画館は当然、VODやレンタルして家で観るもよし。だが、一番しっくりくるのは、午後ローかもしれない(良い意味で…)(MIHOシネマ編集部)
新しい『プレデター』かなり面白かったです。今までの作品を見ている人にとっては賛否両論あるかと思いますが、個人的には今までの『プレデター』よりもあっさり見ることが出来てすごく好きでした。前作までのオマージュもあるのでそういった点に注目しても楽しめるでしょう。
一般的に見たらはみ出し物たちの集まりですが、力を合わせるととんでもない事になるのだと実感します。子供の活躍も素晴らしかったです。(女性 30代)
過去の『プレデター』と比べるとCG技術の向上で映像的な見ごたえは増しているのだが、だがどうしてかコレジャナイ感が漂う。プレデターって誇り高い狩人みたいなものではなかっただろうか。そして、どうしてネタに詰まると人間対人間をやりたがるんだろう。ファンは別にそういうのは期待していないだろうに。
アーノルド・シュワルツェネッガーの、初代作品に思い入れがある人には合わない。そうでなければB級、ないしはC級作品として見れないことはない。(男性 30代)
関連作品
前作 プレデターズ(2010)
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