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映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の概要:シビル・ウォーから月日が流れ、事実上の解散状態となったアベンジャーズ。そんな中、6つあるインフィニティ・ストーンを揃え、世界の人口を半分にしようと画策する宇宙最強の敵、サノスが現れる。絶望へのカウントダウンが遂に幕を明ける。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の作品情報

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

製作年:2018年
上映時間:150分
ジャンル:SF、アクション
監督:アンソニー・ルッソジョー・ルッソ
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス etc

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の登場人物(キャスト)

アイアンマン / トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
アベンジャーズの主要人物。ドクター・ストレンジやスパイダーマン等今までとは異なる仲間と協力しサノスに立ち向かう。キャプテン・アメリカと仲違いしたまま。
ドクター・ストレンジ / スティーブン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
インフィニティ・ストーンの1つタイム・ストーンを所持する魔術師。元々医者でもあったためプライドが高く少々気難しい。
ソー(クリス・ヘムズワース)
神々の国アスガルドの王子で雷の力を司る神。ハルクに匹敵する力を持つ力の持ち主だが、少々脳筋寄り。
ハルク / ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
普段が大人しい生物学者であるが怒ると別人格ハルクに変身する。ハルクとバナーは別人格でありそれぞれ異なる意思を持つ。
キャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)
正義感が強いアベンジャーズのリーダー。政府と対立したことで追われる身となっている。
ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)
ガーディアンズのメンバーの一人でサノスの義理の娘。サノスへ恨みがあるガーディアンズのメンバーとは家族のような関係を築いている。
サノス(ジョス・ブローリン)
インフィニティ・ストーンを狙うヴィラン。資源難を救うべくストーンを揃え人口を半分にすることを目的とする。パワー・ストーンは既に入手済み。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のあらすじ【起】

6つ揃えると宇宙の全人口の半分を消滅させる力を手にするとされているインフィニティ・ストーン。その力を狙うタイタン族の戦士サノスは、宇宙各地に散らばったインフィニティ・ストーンを回収するため活動を開始する。

空間を操るスペース・ストーンを所持していたロキが乗船する宇宙船を襲撃したサノス。宇宙船にはアスガルドの王ソーやハルクもいたが、サノスの圧倒的戦闘スキルに歯が立たなかった。サノスの不意打ちを狙ったロキであったが、見破られてしまい、スペース・ストーンは奪取され殺害されてしまう。サノスは去り際にソーが乗っていた宇宙船を破壊しその場を去った。

アスガルドの戦士ヘイムダムの最後の力によって辛うじてサノスの脅威から脱出したハルクは地球へ送られていた。タイム・ストーンを所持するドクター・ストレンジの住処に転送されたハルク。彼を見つけたストレンジは、アベンジャーズの一員トニー・スタークのところに向かうのであった。

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映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のあらすじ【承】

ハルクの姿から戻ったバナーから事情を聞いたトニーとストレンジ。ストレンジが所有するタイム・ストーンをめぐり、サノスに奪われる前に破壊すべきと提唱するトニーと力を行使し対抗すべきと主張するストレンジの意見は割れ、喧嘩をしてしまう。その最中、サノスの手下エボニー・マウとブラック・ドワーフが地球に襲来する。

マウとドワーフとの交戦を開始するトニー達。トニーと異変に気付き駆けつけたスパイダーマンのピーターの活躍により、ドワーフを撃退することに成功する。だが、ストレンジはマウによって捕獲され敵宇宙船へ運ばれてしまう。救出に向かったトニーとピーターは敵宇宙船へ侵入する。

一方ソーは、サノスに敗北し宇宙を漂っていたところをガーディアンズに救出される。サノスとの因縁が深いガーディアンズは、ソーから聞いた情報をもとにインフィニティ・ストーンの回収チームとソーの新たな武器の生成に加担するチームに分かれ行動を開始する。

ソーの武器作成のため惑星ニダベリアへ到着したソーとガーディアンズのメンバーロケットとグルート。だが、ニダベリアはサノスの襲撃に遭っており壊滅状態に陥っていた。唯一の生き残りエイトリに協力を仰ぎ、ソーは新たな武器の生成に着手する。

その頃、恋人関係となっていたマインド・ストーンの所有者ヴィジョンとワンダのもとへサノスの手下が襲い掛かってくる。

追い詰められるヴィジョン達であったがそこへスティーブとナターシャ、ファルコンが駆けつけ窮地を救われる。

マインド・ストーンを所持しているヴィジョンを守るべくスティーブ達は、戦いの準備を整えるべくワカンダ王国へ向かう。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のあらすじ【転】

一方、タイム・ストーンにかけられた保護呪文を解除しようとするマウによって拷問を受けていたストレンジ。そこへトニーとピーターが駆けつけマウを撃退しストレンジを救出することに成功する。

ストレンジは地球へ戻るつもりであったが、トニーは地球へ帰還することで発生する被害を懸念していた。トニーの意見に賛同したピーターとストレンジは、宇宙船の終着地である惑星タイタンにてサノスを迎え撃つことを決意する。

その頃、リアリティ・ストーンがある惑星ノーウェアに着いたガーディアンズ。だが、一足早くサノスが到着しており、ストーンは回収されていた。さらにガーディアンズの一人でサノスの義理の娘であるガモーラも捕まり、サノスとともに姿を消してしまう。

ソウル・ストーンの在り処を知っていたガモーラから無理やり場所を聞き出したサノスは、惑星ヴォルミールに向かう。そこには過去スティーブに敗北し死んだと思われていたレッドスカルがいた。

ソウル・ストーンを手にするための条件として最愛の人を失う必要があることをレッドスカルから聞いたサノスは、涙ながらにガモーラを崖から突き落とし殺害する。その結果、ソウル・ストーンを手にしたサノスはタイム・ストーンの入手に向かうのであった。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の結末・ラスト(ネタバレ)

惑星タイタンに到着したトニー達は、同じくサノスを追いかけていたガーディアンズの面々と鉢合わせる。共通の敵であるサノスを倒すため作戦を考える両軍。そこでタイム・ストーンの力を使い未来を見たストレンジは、トニー達にサノスを倒す道は1つしかないことを告げるのであった。

地球ではマインド・ストーンを狙うサノスの手下とスティーブ達含むワカンダ王国の戦士との決闘が始まった。ワカンダの防衛線を突破してきたサノス軍に対し次第に劣勢となっていったが、そこへ新たな武器を持ったソーとロケット、グルートが駆けつけ形勢を立て直す。

その頃、惑星タイタンに到着したサノスとトニー達との交戦が始まる。圧倒的な力を持つサノスであったが、トニー達の作戦が功をなし、ガーディアンズの1人マンティスの能力によってサノスを催眠にかけることに成功する。だが、意識が朦朧とするサノスからガモーラが死んだ事実を聞いたガーディアンズのリーダースターロードは、怒りに自我を失い催眠にかけていたサノスを殴って叩き起こしてしまう。

目が覚めたサノスによって再度窮地に陥ったトニー達。次々とサノスによって倒されていく中、トニーは最後まで粘り強く立ち向かっていたが敗北してしまう。トニーが止めを刺される寸前のところでストレンジは、タイム・ストーンをサノスに差し出しトニーを救う。

タイム・ストーンを手にしたサノスは、地球へ移動しマインド・ストーンを持つヴィジョンを狙う。ヴィジョンを守るべくスティーブ達も抵抗するがほとんどのストーンを手にしているサノスには叶わず、ヴィジョンの持つマインド・ストーンも奪われてしまう。

全てのインフィニティ・ストーンを手にしたサノスであったがその直後、ソーが現れ深手を負わせることに成功する。だが、一歩遅くサノスは、インフィニティ・ストーンが納められているインフィニティガントレットを装着していた左手で指を鳴らす。その瞬間、世界に異変が起き始めた。宇宙全体の人口の半分が塵となり次々と消滅し始めたのであった。

地球のワカンダ王国では、スティーブやソー、バナー、ナターシャ、ローディ、ロケット、オコエ以外の主力メンバーは消滅してしまった。

時を同じく惑星タイタンにいたトニー達にも影響が出始める。ストレンジは死ぬ直前トニーへこれしか道がなかったことを告げ、塵となってしまう。結局惑星タイタンで生き残ったのはトニーとガモーラの義理の姉妹ネビュラだけであった。

人口が増えたことにより世界で起きた食料難や資源難を救うべく人口を半分にしたサノス。彼なりの正義感のもと成し遂げたサノスは、目的を達成した満足感とガモーラを失う等多大な犠牲を払ったことへの哀愁が入り混じった表情で夕日を眺めていた。

映画『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の感想・評価・レビュー

本作を鑑賞した人は口を揃えて正義のヒーローが勝つはずなのに…と嘆く。だが、私はその発言を聞くといつも疑問に思う。なぜなら本作はある意味では正義が勝っているのだ。サノスはたしかに最悪だ。だが、彼は慈悲深く彼なりの信念があった。資源難という普遍的な問題を解決するため、ある意味みんながシンプルに思いつくが避けている1つの応えを実行したのである。道徳的に道を外れた行為だが、悲しいことにそれによって生き残った人たちは裕福な生活を送れることも確か。だからこそヒーロー映画史上最も複雑かつ説得力のあるヴィランである。

だが、当然このままでは終わらない。恐らくここまではストレンジが見たまだ未来の途中段階。ここからさらにサノスとの戦いは激化していくはず。個人的には初期アベンジャーズメンバーが全員生き残っているのは次回作を期待せずにはいられない。本作はアメコミ映画の中でもかなりエモーショナルである。加えて語られる資源難等の内容は、映画だけの話だけでなく現実問題でもあることを鑑賞者にも突き付けてくる。

2018年に公開された映画で一番衝撃を受けた作品。この衝撃作、観ない手はないだろう。(MIHOシネマ編集部)


ある意味「絶望」を感じる作品です。MARVELシリーズの1つである『アベンジャーズ』は実はディズニー作品なんです。海外のディズニーパークにはアベンジャーズのアトラクションがある施設も少なくありません。ディズニー作品といえば「ハッピーエンド」ですよね。必ずと言っていいほど、皆が幸せになるラスト。
この作品は完全な例外と言えます。ハッピーエンドの感じ方は人それぞれだとしても、とても「幸せ」を感じるラストではありませんでした。ぜひその目で結末を確かめて欲しい作品です。(女性 30代)


『アベンジャーズ』シリーズをけん引してきたビックスリーである『アイアンマン』『キャプテンアメリカ』『ソー』のラストを締めくくる物語の前半。前後編ということもあって、物語はヒーローほぼ壊滅という最後で幕を閉じる。

これはヒーロー側というより、敵役であるサノスに感情移入して見た方がすっきりするのかもしれない。何故なら、サノスがどうして宇宙を巻き込む非道な行為におよんだのかについても説明され、彼なりの信念を感じられるからだ。

そう考えると、ラストシーンのサノスの晴れ晴れした「やりきった」という表情が、実に味があるものに見えてくる。この作品は、敵側が主人公なのだ。(男性 30代)


アベンジャーズ含む人類が半分消滅してしまうという、ヒーロー映画では考えられないエンディングを迎えたのが衝撃的だった。実際、公開当時は次の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が待ちきれなかった。

本作が公開するまでに、『アントマン』や『スパイダーマン:ホームカミング』など他のヒーローたちの単体映画も公開されており、徐々に加わっていく仲間が集結した時はそのスケールの大きさに圧倒されるばかりか、マーベルがもっと好きになった。最強の敵、サノスにも注目である。(女性 20代)

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