映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の概要:前回ロキとその一味を退け地球を滅亡の危機から救ったアベンジャーズ。今回の敵はヒドラの残党と、アイアンマンが誤って作り出してしまった人工知能、ウルトロンと地球の未来をかけて戦いを繰り広げる。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の作品情報
上映時間:142分
ジャンル:SF、アクション
監督:ジョス・ウェドン
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス etc
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の登場人物(キャスト)
- アイアンマン / トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
- 自主開発のスーパースーツを着用して戦う天才発明家。天才ではあるがややナルシストの一面も強い。
- キャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャーズ(クリス・エヴァンス)
- 世界大戦の頃人体実験で生み出された世界最古のスーパーヒーロー。長年眠りについていたが、復活を遂げる。
- ソー(クリス・ヘムズワース)
- 神の国からやってきた時期国王。前回弟のロキが地球を滅ぼそうと侵攻してきたことをきっかけにアベンジャーズに加入。
- ハルク / ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
- 実験中誤って放射線を浴びてしまい、怒りの感情がコントロールできなくなるとハルクに変身してしまう天才科学者。
- ホークアイ(ジェレミー・レナー)
- S.H.I.E.L.D.に所属しているエージェント。弓の名手。
- ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
- S.H.I.E.L.D.に所属しているエージェント。世界最高峰のスパイ。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のあらすじ【起】
かつてロキという神からの侵略から地球を救う為、S.H.I.E.L.Dの長官ニック・フューリーが、個別に活動していたスーパーヒーロー達を招集して作り上げたスーパーヒーローチームが「AVENGERS」です。個性の強すぎる彼らは仲違いをしながらも芯では互いを信頼しており、ロキと彼が引き連れてきた地球外生命体を撃ち破り、地球を救ったという功績がありました。
フューリーが呼び寄せた人材は以下の通りです。天才発明家であり、自身に特別な力はないもののその圧倒的頭脳で作り上げたスーパースーツで戦うアイアンマン、世界大戦の際に生み出された世界最古のスーパーヒーローであり、70年の眠りから目覚めたキャプテン・アメリカ、侵略者ロキの兄であり、神の国の時期国王であるソー、こちらも天才科学者であるが、かつて実験中に誤って浴びてしまった放射線によって、怒りを覚えるとハルクに変身してしまうブルース・バナー、そしてS.H.I.E.L.D.に所属するスパイである、狙ったものは絶対に外さない射手のホークアイ、幼少期からあらゆる訓練を受けてきた最強のスパイ・ブラックウィドウです。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のあらすじ【承】
ロキの脅威が去ったからと行って、この世が安全になったというわけではありません。アベンジャーズは軍隊などでは解決ができない様な規模の事件が生じた時、依然として集合し活動を続けていました。
そんな時、アベンジャーズの個々メンバーも幾度も退治したことのある、悪の結社「ヒドラ」の残党の動きを耳にします。ロキが使用していた特別な力を持つ杖を用い、ヒドラの残党、ストラッカーが何かの実態実験をしているというのです。そのストラッカーの研究施設に向かった一行でしたが、その前に彼らと同様の力を持つ双子が立ちはだかります。マインドコントロールを得意とするワンダ、目にも留まらぬ速さで移動するピエトロです。
ワンダの力によって、アベンジャーズのメンバーは幻影に陥ります。そんな中アイアンマンが見たものは、自分を除くメンバーが倒され、キャプテン・アメリカが彼に「君なら世界を救えたのに」と告げるものでした。ロキの杖の奪取には成功したものの、その幻影はアイアンマンの心内に深く残りました。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のあらすじ【転】
自分の見た幻影を現実のものとしない為、アイアンマンことトニー・スタークは同じく天才であるハルクことブルース・バナーと共にロキの杖を研究する事にしました。そして研究の中で、ロキの杖に埋め込まれたキューブは人工知能としての役割を果たしている事に気が付いたのです。
この人工知能を用い戦いに利用する事で平和を維持しようと考えたスタークは、ウルトロン計画をバナー博士と独自に進めていきます。まずは人工知能をより研究する為、スタークは自分の人工知能であるJ.A.R.V.I.S.にそれを託します。
しかし、急に目覚めた人工知能がジャーヴィスを破壊し、彼を取り込んでしまいます。更に、他の研究者を脅し実際の体を手に入れました。そして体を手に入れたウルトロンはアベンジャーズの前に立ちはだかり戦争となります。しかし、ウルトロン側についているワンダの幻覚により、再度アベンジャーズは混乱「陥り、結果として街を壊滅状態に落とし込んでしまいます。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の結末・ラスト(ネタバレ)
その事をきっかけに、アベンジャーズに対する世間の顰蹙はより強いものとなりました。行き場を失ったアベンジャーズは、ホークアイの家族が住む隠れ家に一行を連れていきます。一方で、バナー博士は再びハルクに変身し周りを傷つけてしまった事に恐怖します。その他のメンバーも、今回の戦いで思う事があり口を閉ざしたままです。
しかしウルトロンは戦いの手を止めません。その中で、ウルトロンの目的が人類滅亡と知ったワンダとピエトロが寝返り、アベンジャーズ側に着きます。そして最終戦、アベンジャーズは総力を挙げてウルトロンと相対します。その中でピエトロを失うという痛手を追った一行でしたが、辛くもウルトロンに勝利をおさめます。
しかしホークアイは家族の為にも引退を決意、ハルクもこれ以上誰も傷つけなくていいようにも、1人レーダーも届かない何処かに消えてしいます。メンバーが変わって新しい体制が求められるアベンジャーズでしたか、今後も事件がある限り、アベンジャーズの役目は終わりません。
映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の感想・評価・レビュー
アメコミ映画はアイアンマン、キャプテン・アメリカをはじめ様々にアクション映画の金字塔になってきているなかで、それらを集結させるという滅茶苦茶に興奮する内容の今作品。
2作品目となる今作品は以前よりもパワーアップしていることはもちろんのこと、次回への伏線もしっかり盛り込んでいるため、どのシーンも見逃せない展開になっていました。
新キャラも増え、中二病をくすぐる展開の中で童心を持っている方にはぜひおすすめしたい作品です。(男性 20代)
地球や人々を守ってきたが故に起きてしまうスーパーヒーローたちの影の部分に焦点を当てた作品。
単純な勧善懲悪として片付けられるワケではなく、本作に込められた悪役のウルトロンが持つ思想である「世界平和」はある意味理に適っている。しかし、それは人間的な道徳心や感情を抜きにした人工知能らしい結論で、人類を守るアベンジャーズは見事に止めた。
ただ、そこで生じた犠牲は非常に大きく、これまで明るい部分しか見せなかったシリーズの影を表現する事で、後続の作品に多大な影響を与えた作品である。(男性 30代)
アベンジャーズのメンバーが打ち上げのようなパーティーを開いていて、意外と仲が良いんだな…と驚きました。ソーの斧を持ち上げようとするゲームをするなど、子供のようです。
アベンジャーズ側にもビジョンという味方が登場し、敵側にもツインズが登場します。
俊足のクイックシルバーがホーク・アイと打ち解けたところで戦死してしまったのはとても残念でした。
今まで全然気にしたことはありませんでしたが、スーパーヒーローが戦い、去った後、残ったものは…?と、その後のことをきちんと描いてくれていて、それで心揺れ動いたり、運命が変わってしまった登場人物達がいることも良かったです。(女性 30代)
今回のアベンジャーズの敵にはウルトロンという人工知能が立ちはだかる。高い知能故、アベンジャーズもかなりのピンチを迎えるのだが、そもそもウルトロンは、ハルクとトニースタークがロキの杖を元に作ってしまった存在であり、何とも作品自体に矛盾を感じてしまった。この作品では後々アベンジャーズの重要なメンバーの一人ワンダが敵として登場する。又、アベンジャーズと政府の確執が深まり、続編への布石となる部分も見逃せない作品である。(男性 30代)
アベンジャーズ シリーズは主役級の登場人物が多く見どころ盛り沢山。
その中で僕が注目したのは、今回登場したピエトロとワンダ。最初はアベンジャーズの妨害のために立ちはだかっていたけれど、最終的には一緒に戦い、バートンを庇って犠牲になってしまう。正しいもののために戦い犠牲になっていたその勇姿が印象的でした。
またワンダによってスティーブが見せられた幻影の中にペギー・カーターが登場する場面が良かった。スティーブが大切にしている女性の姿が再び見られるというのは幻影とは言え、嬉しい場面だったのでは、と僕自身まで嬉しくなってしまいました。(男性 40代)
前作の「アベンジャーズ」を超える多くの能力者が登場しているのにも関わらず、すべてのキャラクターに活躍の場面が設けられているところが映画製作会社の技量を感じ取ることができた。さらにこの作品では人工知能が敵として登場するため、発達した人工知能の恐ろしさも垣間見ることができた。
多くのヒーローが活躍する作品であるため、視聴にはそれぞれのヒーローについて知っておくとさらに作品を楽しめることができる。(男性 20代)
アメコミ作品が苦手な私は、この大ヒット作品にも少々否定的です。まずヒーローの寄せ集めに疑問を感じます。それぞれが主役だったヒーローを集めて、その中にはチームのリーダー的なキャラクターが存在する。その設定が納得いかないんです。力を合わせてとか、結束しないと倒せない敵というのがどうもしっくり来ませんでした。
お金持ちや天才が作るものって本当に善と悪が紙一重だったりしますよね。(女性 30代)
『アベンジャーズ』シリーズの第二弾。アクションも更にパワーアップなのだが、前作に比べてどうにも盛り上がらない。理由は脚本がやや単調なのと、今回登場した脅威が完全にトニーのやらかしの結果だからである。そのため、自分のしたことの尻拭い感がつきまとう。
とはいえ、明言はされていないが『X-MEN』のキャラクターもMCUに初登場した点は、これからの展望に大いに期待を沸かせた。それと、弓おじさんこと『ホークアイ』の家族にも触れられるので、彼のファンとしては見逃すわけにはいかない。彼の「外に出たら戦え」は名シーン。(男性 30代)
再度集結したアベンジャーズに期待と興奮が隠しきれない!新たな脅威はアイアンマン自身が創り出した知能であったというジレンマが、現代の核兵器や戦争のジレンマと重なり他人事には思えないところもMCUらしい追求の仕方である。
前作よりさらに、ヒーローたちの私生活が垣間見えそうな所も良かった。家族愛がヒーロー自身のものになることで、戦いに込められた思いに余計感動してしまう。本作も相変わらず最高だった。(女性 20代)
関連作品
次作 アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
前作 アベンジャーズ(2012)
みんなの感想・レビュー
今後のアベンジャーズのあり方に大きくかかわる重要な作品。またヒーローの自己犠牲のシーンもあり、ヒーローとはどういう存在であるべきなのかということも考えさせられるストーリーだった。キャラクターの何気ないセリフがそれぞれの考え方を表していて、以降の作品で起こる確執に繋がっているのが面白い。バトルシーンの迫力はもちろん圧巻だが、アベンジャーズメンバーたちが集まってお酒を飲みながら他愛もない話をしているシーンは新鮮で見ている方も楽しかった。
アベンジャーズにとっての2回目の戦いが始まります。さらにパワーアップし、チームとして団結した姿が見られます。
今後の話にも繋がる重要なキャラクターや話も登場し、見逃せない展開となっています。それぞれのキャラクターの個性が光り、とてもかっこいいヒーローたちの姿が描かれている何度見ても飽きない作品です。
現実の世界では起こりえないことだからこそ、ワクワクし展開が読めずどんどん画面に引き付けられ、終わった後には満足感で満たされることでしょう。