映画『スリー・リバーズ』の概要:ブルース・ウィリス主演。三つの川が合流するピッツバーグを舞台に、警官一族の刑事が2年前の連続殺人事件の犯人を追う姿を描く。水と橋の都ならではの渋いボート・アクションが満載。
映画『スリー・リバーズ』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ローディー・ヘリントン
キャスト:ブルース・ウィリス、サラ・ジェシカ・パーカー、デニス・ファリナ、トム・サイズモア etc
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映画『スリー・リバーズ』の登場人物(キャスト)
- トム・ハーディ(ブルース・ウィリス)
- ピッツバーグ市警の殺人課の刑事。父親も親戚も警察官という警察一族。いとこで元相棒のジミーの暴行容疑に関して証言をしたことで一族から恨みを買い、水上ポリスに配属替えとなる。
- ジョー・クリスマン(サラ・ジェシカ・パーカー)
- 水上ポリスでトムの相棒となる警察官。男のような名前だが女性。トムと行動を共にするうちに彼に惹かれていく。バツイチで4歳の娘がいる。
- ニック・テディロ(デニス・ファリーナ)
- トムの叔父でダニーとジミーの父親。殺人課の主任。周りからは警察署長の後釜と言われながら、本人はイタリア系であるからありえないと思っている。
- ダニー・テディロ(トム・サイズモア)
- ニックの次男。兄のジミーが投身自殺を図った後は警察官を辞めて地元を離れていたが、最近ピッツバーグに戻ってくる。
- ジミー・テディロ(ロバート・パストレリ)
- ニックの長男。トムが殺人課にいた時代の相棒。暴行事件の裁判でトムの証言によって実刑が決まる直前に、橋の上から身投げをする。
映画『スリー・リバーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スリー・リバーズ』のあらすじ【起】
1991年。ピッツバーグでは女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生していた。警察一族の一員であるトム・ハーディ刑事は、警察官の父ヴィンスとパトロール中に不審な車を発見。激しいカーチェイスの末に車は横転し、父は命を落としトムも大怪我してしまう。乗り捨てられた不審車からは女性の遺体が発見された。
トムは松葉杖をつきながら、いとこのジミー刑事の暴力事件を認める証言をするために、ペンシルベニア州裁判所へ入った。正義のためなのに、親戚の警察官たちからは裏切り者呼ばわりされる。その場で偶然、連続殺人事件の容疑者がトムの横を通り過ぎた。それは見るからに小男で、とても大胆な犯行を犯すようには見えなかったが、証言者が現れたことで逮捕されたようだ。裁判に被告人のジミーは現れなかった。その夜、父親のニック刑事やトムたちの目の前で、ジミーは橋の上から投身自殺を図った。
2年後。トムは水上ポリスに異動となっており、ハウスボートで猫と暮らしていた。水上パトロール中に事件発生の連絡が入り、川沿いの鉄鋼所で女性の水死体を発見する。
映画『スリー・リバーズ』のあらすじ【承】
トムのハウスボートにジミーの弟ダニーが訪れた。彼は兄が飛び降り自殺して以来地元を離れていたが、最近戻って来たと近況を語った。
翌日、トムは新しい相棒として配属されたジョー・クリスマンの能力を疑いながら、2人で水上パトロールに出た。すると貨物船の乗っ取り事件が発生。彼らは連携プレイで速やかに事件を解決し、トムはジョーを相棒として認めることとなった。
ある夜、看護師のポーラが帰宅途中で何者かに拉致される。犯人はトムに電話をし、ポーラを射殺する様子を聞かせて電話を切った。トムは2年前の連続殺人事件の犯人が再び事件を起こしていると直感し、2年前の事件を洗い直すため警察署にやって来た。すると叔父のニック刑事に見つかり、事件を蒸し返すなと追い出される。
トムは2年前に犯人を目撃したという証人を脅して真相を聞き出そうとしたが、ジョーに止められた。そこに、川で女性の水死体が上がったと連絡が入る。殺されたポーラはトムの元恋人であったため、トムはニックから事情を聞かれた。トムは犯人から事前に電話があった旨を答える。
映画『スリー・リバーズ』のあらすじ【転】
ジョーはトムを市警のパーティに誘った。久しぶりに親戚の警官たちと会うトムだったが、相変わらず冷ややかな目で見られる。そこへ酒を飲んだダニーも乱入し、パーティをめちゃくちゃになった。トムはハウスボートに戻り酒を飲み直そうとすると、ジョーに酒を取り上げられる。彼女はトムを慰めながら、2人は愛し合った。
翌日、トムとジョーが水上パトロールをしていると、橋の上から人のようなものを投げ込む車を目撃する。水上からその車を追跡していたが、やがて車は横転し、運転手は逃げて車体は炎上した。橋から落とされたものを引き上げると、それはただの絨毯であった。トムは殺人課のメンバーから、行き過ぎた行動だと激しく非難される。トムは犯人が自分を陥れるために罠を仕掛けたと推理し、相手はパトロール区域をよく知る警察官ではないかという疑いを強めていった。
さらに新たな殺人事件が発生する。今度の被害者はトムの高校時代の恋人であった。トムの関係者が次々と殺害されているため内務調査会が開かれることになるが、証人として現れたのはジョーだった。彼女は内務調査局員で、トムの内偵をしていたのだ。ジョーはトムを冷静で優秀な警察官だと証言。身分を隠していたことを詫びた。その夜、帰宅したジョーは犯人に襲撃され、拉致されてしまう。
映画『スリー・リバーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
トムの同僚の死体がハウスボートの近くに上がった。トムはダニーが犯人ではないかと疑い、子供の頃一緒に遊んだ小屋へ行くが、何者かにスタンガンで襲われる。
トムは手錠を嵌められ椅子に縛られた状態で目が覚めた。目の前に立っていたのは、2年前に投身自殺で死んだはずのジミーだった。彼は自分に不利な証言をしたトムをずっと恨んでいたと言う。トムの隣ではジョーとダニーも椅子に縛られて身動きが取れない状態にあった。
一人ずつ殺されそうになった時、ジミーの父ニックが現れる。彼は2年前の真相を明らかにした。トムと父ヴィンスが追跡したのは連続殺人の真犯人であるダニーであり、その姿を見たヴィンスを口封じするため、現場に駆け付けたニックが殺したのだと言った。
話を終えたニックは息子のジミーを射殺しようとするが、反撃されて殺される。ジミーはボートで逃亡を図り、トムは手錠をしたままボートで追跡した。ボートで激しくぶつかり合った後、線路の上で格闘して川に落ち、最後はスタンガンでジミーを感電死させた。
その後、トムは父の墓前に事件が解決したことを報告し、ジョーの娘を孫だと紹介するのだった。
映画『スリー・リバーズ』の感想・評価・レビュー
スリー・リバーズとは三つの河川が合流するオハイオ川のこと。トムのイタリア系の親戚一族が多過ぎて、ジミーだのダニーだの名前も顔も似ているためしばらく混乱するが、見ていくうちに整理できるので、断念せずに見続けてほしい。
終盤の追跡シーンでは犯人があまりにしぶとくて、ブルース・ウィリスの映画らしい展開となる。水上ボートのジャンプシーンや線路上の格闘など、期待に応える連続アクションを楽しめる。若いサラ・ジェシカ・パーカーは化粧が薄めで誰か分からなかったが、特徴のある声で本人だとわかった。(MIHOシネマ編集部)
一昔前のこういう、分かりやすいキャラクター設定に良い具合に盛り込まれたアクション、そしてギュッとまとめられたストーリーのさくっと見られる作品が本当に好きです。ブルース・ウィリスが出ていることでダイ・ハード感が出てしまうので、展開は「いつものやつ」になってしまいますが、その分安心して見ていられます。
ブルース・ウィリスもサラ・ジェシカ・パーカーもめちゃくちゃ若いので時代の流れを感じますがカーチェイスの迫力は抜群。ちょっと笑える要素もあるので、映画の良い所をぎゅっと詰め込んだような作品でした。(女性 30代)
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