映画『沈黙の傭兵』の概要:最強オヤジ、スティーブン・セガールが活躍する「沈黙 シリーズ」。CIAの陰謀で仲間を失った傭兵ジョン・シーガーが、南アフリカに投獄されている大富豪の息子を脱獄させるミッションに挑む。
映画『沈黙の傭兵』の作品情報
上映時間:96分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ドン・E・ファンルロイ
キャスト:スティーヴン・セガール、ジャクリーン・ロード、ロジャー・グーンヴァー・スミス、ルーク・ゴス etc
映画『沈黙の傭兵』の登場人物(キャスト)
- ジョン・シーガー(スティーブン・セガール)
- 湾岸戦争で活躍した超一流の兵士で、今は最強の傭兵。CIAのドレシャムの任務で親友ジョーンズを失う。闇のフィクサー、チャペルの指示で南アフリカのミッションに挑む。
- アンソニー・チャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)
- CIAのドレシャムに傭兵を斡旋している闇のフィクサー。ジョーンズの妻子を人質に取り、シーガーに富豪の息子を脱獄させるというミッションを与える。
- ジョン・ドレシャム(ルーク・ゴス)
- CIAの高官。冒頭でアフリカの独裁国家、ガルモラル島で軍事政権と戦うという任務をシーガーに依頼するが、それは石油の利権を得たいがための罠だった。
- マキシーン・バーノル(ジャクリーン・ロード)
- シーガーの元恋人の女スパイ。チャペルに寝返ったように見せかけ、シーガーに関するニセ情報を流す。
映画『沈黙の傭兵』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『沈黙の傭兵』のあらすじ【起】
アフリカの独裁国家、ガルモラル島。湾岸戦争の戦士として活躍した凄腕の傭兵ジョン・シーガーは、CIAのドレシャムの依頼でアフリカの軍事政権から島民を解放するという任務に就いていた。彼の仲間として集められていたのは、天才ハッカーのサミュエル、女スパイのマキシーン、通信の達人のジョーンズなど精鋭たちだ。
ところが、戦闘中にフランス軍が介入したため彼らは苦戦を強いられる。シーガーは依頼人のドレシャムに援軍を要請するが来ず、戦況は苦しくなる一方だった。ジョーンズを戦死させてしまい、シーガーはCIAに裏切られたのだと悟る。彼は怒りに震えながら、ようやく到着したヘリで撤退した。
フロリダに帰国したシーガーはジョーンズの妻子を訪れて、彼が名誉ある死を遂げたと報告する。その直後、シーガーは何者かにプライベート機に乗せられ、そこでマキシーンと再会する。彼は傭兵を斡旋している闇のフィクサー、チャペルに会い、新たなミッションを告げられた。
映画『沈黙の傭兵』のあらすじ【承】
新たなミッションというのは、南アフリカの刑務所に投獄されているギリシャの武器商人の息子を、4日以内に脱獄させるというもの。報酬は2000万ドルと高額だった。シーガーは断ろうとしたが、ジョーンズの妻子を人質に取られたため引き受けることとなった。
シーガーの元に傭兵仲間が再集結する。彼らは南アフリカのケープタウンに到着後、武器が用意された教会で作戦会議を開き、厳重に警備された刑務所から脱獄させる方法を入念に話し合った。
マキシーンはCIAのドレシャムに接近し、シーガーは銀行を襲うというニセ情報を流した。ドレシャムは銀行を訪れるが、警備に自信のある地元警察は強盗なんて無理だと断言する。金庫は堅牢でセキュリティーコードは6分ごとに変わるためだ。マキシーンを味方だと思っているドレシャムは、彼女にシーガーを探るよう指示を出した。
その夜、高級レストランでディナーを楽しむシーガーとマキシーン。2人はかつて恋人同士であった。そこに、刺客が現れるが、シーガーによって次々と倒される。2人は何事もなかったかのように、四重奏の生演奏に合わせてダンスを踊り続けた。
映画『沈黙の傭兵』のあらすじ【転】
翌朝、ドレシャムはシーガーを待ち受けるため銀行に張り込んだ。一方、チャペルは刑務所に傭兵を潜入させ、武器商人の息子を脱獄させようとしたが、牢獄には誰もいなかった。傭兵たちは四方を囲まれて攻撃を受け、罠だと気付いて刑務所から脱出する。
マキシーンはドレシャムに電話をし、シーガーの真の目的は銀行強盗ではなく刑務所だという情報を伝えた。それを真に受けたドレシャムは、全ての警官を刑務所に向かわせる。その情報によって市内は警備が手薄になった。
シーガーとマキシーンは警官を装い、爆破予告があったと嘘をついて巨大金庫に潜入する。天才ハッカーのサミュエルにセキュリティーキーを解除させ、難なく金庫を開けたシーガーは、現金の一部をドレシャムに送金した。それによって不正を暴かれたドレシャムは、地元の警察に逮捕される。
ドレシャムを片付けたシーガーは、チャペルの人質となっているジョーンズの妻子を救出するという最も大切なミッションに挑むことにした。
映画『沈黙の傭兵』の結末・ラスト(ネタバレ)
富豪の息子の脱獄に失敗したチャペルはジョーンズの妻子を殺害するため、監禁場所を灯台から別の隠れ家へ移動させる。そうとは知らないシーガーは灯台に行き、敵を倒しながら踏み込んだ。ところが妻子はいなかったため、シーガーは仲間たちと共に妻子を捜した。
隠れ家を見つけたシーガーは、銃や素手でチャペルの手下たちを次々となぎ倒した。そしてついに、シーガーはチャペルと対峙する。2人は銃で向き合うが、なぜかシーガーは引き金を引こうとしなかった。チャペルは自分が常に雇い主であるから、殺せないのだろうとすっかり安心する。
チャペルは車で去ろうとしたが、車は発車後まもなく大爆発した。それはシーガーが仕掛けた爆弾だった。ジョーンズの復讐を果たしたシーガーは、彼の妻子を無事に救出。炎上するチャペルの車を横切って、その場を去った。
帰国後、シーガーはジョーンズのために立派な葬式を用意した。それは名誉ある戦死を遂げた軍人と同じように、棺に国旗を掛けて空砲を撃つという戦士にふさわしい葬儀であった。
映画『沈黙の傭兵』の感想・評価・レビュー
最強オヤジ、スティーブン・セガールの「沈黙 シリーズ」の2006年の作品。テレ東「午後のロードショー」でお馴染みのシリーズ。登場人物がやたら多くて話の流れが分かりにくいが、話を追えなくても気にしなくていい。敵か味方かは顔つきではっきり区別できるし、セガールは常に最強だから敵が勝手に倒れてくれる。銃撃や殺害シーンは多いけれども映像自体はそんなにグロくないのでお昼時にぴったり。頭を空っぽにして映画が見たいなと思う時にちょうどよい一本だ。(MIHOシネマ編集部)
いかにもな沈黙シリーズの作品なので、あまり頭を使わない作品を見たい時にはぴったりです。スティーブン・セガールの強さに感動しているといつの間にか映画が終わってしまうほど、アクション満載でストーリーは二の次の作品でした。
そもそも、私のように沈黙シリーズが好きな方はストーリーにはあまり拘っていないと思うんです。何故なら強いセガールが見たいだけだから。
シナリオはどうであれ、無敵のセガールが見られる今作は大満足の1本でした。(女性 30代)
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