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映画『とべない風船』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『とべない風船』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『とべない風船』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0079608

製作年 2022年
上映時間 100分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 宮川博至
キャスト 東出昌大
三浦透子
小林薫
浅田美代子
製作国 日本

映画『とべない風船』の登場人物(キャスト)

小島凛子(三浦透子)
希望していた教職に就いたが、教員2年目で問題のある生徒を抱えて悩み、保護者からの理解も得られずに苦しんだことからうつ状態となり、退職した。その後派遣の仕事に就いたが、契約が切れたのを機に、父の暮らす下蒲刈島に滞在して今後についてゆっくり考えることにする。常識人で穏やかな性格だが、思ったことははっきりと口に出す。
小島繁三(小林薫)
教師を定年退職し、凛子が独り立ちした後、妻と2人で下蒲刈島に移住する。島の住民たちからは先生と呼ばれ、慕われている。温厚な性格で人あたりが良いが、久々に会う娘との会話がぎこちないなど、不器用な面もある。
村田憲二(東出昌大)
下蒲刈島の漁師。繁三の家にその日釣れた魚を届けている。
片足が悪く、いつも暗い表情を浮かべ、言葉が少ない。自ら孤立している点や、自宅の物干しに黄色い風船を括り付けていることから、島を訪れて間もない頃の凛子から不気味がられる。

映画『とべない風船』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『とべない風船』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『とべない風船』のあらすじ【起】

2021年の夏の終わり、陽光あふれる瀬戸内海の下蒲刈島に、小島凛子がフェリーで降り立つと、父・繁三が迎えに来ていた。
凛子と両親は関東地方に住んでいたが、凛子が教師として独り立ちした後、両親は下蒲刈島に移住した。
凛子の母・さわは病気で亡くなり、凛子はうつ病で教師を辞めた後、派遣の仕事に就いたが、契約が切れた。
凛子は友人から教職に戻らないかと誘われているが、決断できずにいる。

凛子が繁三の家に着いて間もなく、雨が降り始めたので外の様子を見に行こうとすると、玄関に島の漁師・憲二が無言で立っていた。
凛子が驚きのあまり言葉を失っていると、憲二は繁三に釣ったばかりの魚を手渡し、足が悪いのか、片足を引き摺りながら無言で去った。

翌日、繁三は凛子を、さわが好きだった浜辺に連れて行った後、島を回り、島の暮らしと住民たちを紹介した。
定年まで教師を続けた繁三を、島の人たちは先生と呼び、慕っている。
凛子は、小学生の咲、繁三のいきつけの居酒屋「ひらの」の女将・マキ、漁業組合の人たちとすぐに打ち解け、漁師の潤は初対面の凛子に好意を抱いた。

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映画『とべない風船』のあらすじ【承】

繁三の体調不良に気付いた凛子は、病院に行ってちゃんと調べてもらうよう強く言い「母さんだって、もっと早く病院に行っていれば助かったんじゃない?」と責めるような口調で続けた。
病院のない島に移住したことで受診と診断が遅れ、助かる可能性のあった母の命が失われたのだと、凛子は思っていた。
その夜、凛子は一人で「ひらの」に行き、マキに父との会話が進まないと愚痴ると、マキは、常連だった繁三とさわの思い出を話し始めた。
さわは、島に移ったときには既に余命宣告を受けた後で、余生を過ごすために島に来たのだという。
また、繁三が、凛子を島に呼ぼうとするのを、さわが「凛子の夢を叶えるのを邪魔したくない」と止めていたことも分かった。

その夜、島の放送で、咲が行方不明であることが報じられた。
咲の捜索本部に繁三と凛子が駆けつけると、島の住民が一丸となって捜索にあたっていた。
捜査の指揮を執る漁業組合長が指示を出したところで、捜査本部に、咲を連れた憲二が現れた。
憲二は、咲の母親を含む島民たちから感謝と尊敬の言葉を受けた。

映画『とべない風船』のあらすじ【転】

凛子と繁三は海釣りに出かけ、その帰りに咲とその母・涼香に会い、立ち話をした。
その中で涼香が憲二のことを「昔はあんなじゃなかった」と言ったことが気になった凛子は、帰宅してから繁三に尋ねた。

繁三は、3年前の集中豪雨で憲二が妻・幸と息子・コウタを失った時の話をした。
その日、幸は父・宇壱の安否確認をしに宇壱の家に行くと言い、コウタも一緒に行くと言い始めた。
憲二は自分が行くと言ったが幸は「漁で疲れているのだから、ビールでも飲んで待っていて」と断ったので、憲二はコウタに「ママを守るんだぞ」と言って2人を送り出した。
その後、2人の帰りが遅いことを心配した憲二が宇壱に電話をすると、2人は既に帰路に就いたと言う。
憲二が2人を探しに行くと、2人は土砂崩れに巻き込まれて亡くなっており、助けようとした憲二も再度の土砂崩れに巻き込まれ、足を悪くした。

憲二はそれ以来、自ら孤立するようになり、宇壱は幸とコウタの遺骨を墓に入れずにただ悲しみに暮れる憲二に「お前がいると、幸を思い出して辛い。遺骨を墓に入れて、お前は島から出ろ」と言う。

映画『とべない風船』の結末・ラスト(ネタバレ)

ある日、憲二が繁三の家を訪ねると、繁三が倒れ、凛子が必死に繁三に声を掛けていた。
憲二は漁師仲間と連携を取り、船を出して繁三を病院に運び込んだ。
一命を取り留めた繁三は、凛子と共に上京して治療を受ける決意をし、凛子は教職に復帰することを決めた。

憲二の家に遊びに来た咲は、物干しに黄色い風船が括り付けられているのを見て、それをほどいて飛ばそうとしたところ、憲二が慌ててそれを止めた。
かつて、コウタの誕生日の飾りの黄色い風船を、さわが「大切な人に帰って来て欲しい、待っているという印に、黄色いハンカチを飾る映画があるのよ」と言ったことから、コウタが、憲二が漁から無事に帰って来て欲しいからと、物干しに風船を括り付けたのだった。

凛子と繁三が島を発つ日、島の皆は見送りに集まったが、憲二の姿はない。
咲は憲二の家に行き、玄関のドア越しに「ちゃんとさよならを言って」と訴えた。
憲二は凛子と繁三のために2つの風船を飛ばした後、ちゃんとさよならを言えずにいた妻子のために、物干しに括り付けていた風船も空に放った。

映画『とべない風船』の感想・評価・レビュー

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映画『とべない風船』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『とべない風船』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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