映画『富江VS富江』の概要:左目の下のホクロが特徴的な絶世の美女で、男を虜にした後に必ず殺されてしまうが、何度でも生き返ってくる「富江」の恐怖を描いたホラー映画。シリーズ7作目にあたる。監督は久保朝洋。
映画『富江VS富江』の作品情報
上映時間:86分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:久保朝洋
キャスト:あびる優、八戸亮、松岡恵望子、三浦誠己 etc
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映画『富江VS富江』の登場人物(キャスト)
- 梅原一樹(八戸亮)
- 半年前、恋人の尚子を目の前で殺されたと言い張る青年。尚子の遺体が見つからなかったため、一樹は病気と診断されて治療を受けていた。体調が良くなり、マネキン工場に就職した。
- 尚子 / 富江(あびる優)
- 左目の下に特徴的なホクロがある、長い髪の美女。赤い服が印象的。生まれて間もない時にオリジナルの血を注射されて、富江になった。生き延びるためにオリジナルの血を欲しがっている。工場長や大城を虜にして、マネキン工場で女王様生活をしながら、オリジナルの行方を探らせていた。半年前、一樹の目の前で殺されたはずの尚子にそっくり。
- 岸田(三浦誠己)
- マネキン工場に勤める一樹の同僚。
- 富江(松岡恵望子)
- 左目の下にホクロがある、長い髪の美女。黒い服が印象的。工場にいる富江と同じ方法で富江になり、同じ理由からオリジナルを探している。岸田を虜にして利用している。工場にいる富江をオリジナルだと思い込み、生き延びるために血を手に入れようと画策する。
映画『富江VS富江』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『富江VS富江』のあらすじ【起】
半年前、目の前で恋人の尚子を殺されたはずの梅原一樹。
しかし尚子の遺体は見つからず、事件ではなく一樹の妄想と判断された。
そして一樹は、カウンセリングなどの治療を受けていた。
尚子の死に折り合いをつけられるようになり、仕事も見つかったことから、普通の生活に戻ることになる。
帰り道で、ひとり言を呟く不気味な男性を見かけた一樹は、逃げるようにしてその場を去った。
一樹のアパートには、尚子の絵や服を飾った祭壇があった。
花を供え、いつも一緒だと誓う。
そして一樹はマネキン工場で働き始めた。
近くのビルからその姿を眺める美女・富江。
工場長に高圧的な態度で接し、一樹を連れてくるように命令した。
一方、一樹の先輩・岸田の家には、首からもうひとつ首が生えた美女・富江がいた。
体がダメになり、岸田に首と体を切り離すよう命令する富江。
岸田は首だけになった富江を大切に抱え、体を燃やした。
2人の富江は、必死になってお互いを探しあっていた。
映画『富江VS富江』のあらすじ【承】
翌日、会わせたい人がいると言う工場長に連れられ、富江と顔を合わせる一樹。
選ばれた従業員だという大城も付き添った。
尚子に瓜二つの富江の姿に動揺するが、尚子の姿と声が頭をよぎり、その場を去る。
その会話を盗み聞きしていた岸田。
翌日、工場長たちに弄ばれている富江を一緒に助けよう、と一樹に持ち掛ける岸田。
一樹は断るが、岸田に殴られて気を失った。
気付くと富江の部屋にいた。
自分は監禁されている、助けて出してほしいと一樹に迫る富江。
しかし尚子の姿と声が脳裏をよぎり、富江を拒絶する。
その頃、岸田は工場長と大城に対して、富江に利用されて悔しくないのかとけしかける。
だが2人は岸田の言葉よりも富江を信じきっていた。
工場に潜む富江と、岸田のもとにいる富江は、皮膚がボロボロになって髪が抜け落ち、美しさの限界が訪れようとしていた。
完全体ではない富江たちは、オリジナルの血を狙い、お互いを殺しあう計画を立てていた。
そして岸田は自宅にかくまっていた富江を連れて、工場へやって来る。
映画『富江VS富江』のあらすじ【転】
岸田が連れてきた富江は、大城を虜にした。
そして工場に火をつけ、2人の富江は殺し合いを始める。
再びカウンセリングに通うようになった一樹は、工場で働く前にも見かけた不気味な男に話しかけられる。
富江のことを知っていて、ずっと前に一樹に会ったことがあるという男だったが、一樹の記憶には無かった。
火事のサイレンを聞くと、男を振り切って工場へ走り出す。
岸田がかくまっていた富江は、工場に隠れていた富江に火をつけられて死んだ。
岸田と工場長も殺し合いになり、2人とも命を落とした。
工場に来た一樹は、尚子そっくりの富江を助け出し、自分のアパートへ連れ帰る。
自分はもう死ぬと悟った富江は、一樹に泣きつく。
そして不気味な男から連絡が入る。
尚子は生きていると言い、尚子が死んだ場所に呼び出された一樹。
尚子の祭壇を見た富江は、尚子こそオリジナルの富江で、死ぬはずがないと言う。
尚子の服に着替えた富江を連れ、一樹は男との待ち合わせ場所である、尚子が殺されたはずの現場へと急ぐ。
映画『富江VS富江』の結末・ラスト(ネタバレ)
約束の場所で男と会った、一樹と富江。
男はオリジナルの富江との過去を語り始める。
美しい富江を愛するが結局は殺してしまい、それでも美しい姿で生き返って戻ってくる富江。
小児科医をしていた男は、子供に富江の血を注射するという実験をする。
彼女たちは富江になるが、人間の血が混ざっているせいで限界があるのだという。
工場にいた富江は、最後の複製品の富江だった。
そして一樹はかつて、尚子と名乗ったオリジナルの富江の虜にされていた。
その時に男の存在を知り、尚子にけしかけられて自らの手で尚子を殺すと、都合のいい記憶を作り出してしまった。
だがオリジナルの富江は、それから姿を見せることはなかった。
顔が崩れ始めた複製品の富江は、男を巻き添えにして自分に火をつけた。
そして一樹は、尚子を殺した記憶を取り戻す。
尚子を殺して火をつけた一樹は、その遺骨を食べてしまったのだ。
苦しみだした一樹のお腹から、尚子が出てくる。
オリジナルの富江は、怪しげに笑った。
映画『富江VS富江』の感想・評価・レビュー
富江作品は総じて、不気味な描写が多いが、こちらも例外ではなく、富江シリーズらしい展開となっている。そして今回は複数の富江が自らの美貌を維持する為にオリジナルの富江を探すといった内容。富江同士が争うというのは、なかなか大胆な発想で面白かった。ラストもハッピーエンドではなく、なかなか意表を突いた鳥肌物の展開となっていて良い。(男性 30代)
関連作品
次作 富江 アンリミテッド
前作 富江 REVENGE
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